あなた「…何しに来たの」

果林「ちょっとしたお知らせよ」
愛「そ、今度スクールアイドル部でライブやるからさ、見に来てよ!」

あなた「…よく、そんな事言えるね」

果林「…えぇ、だって…遂にこの時が来た」

あなた「…皆に、見せ付けてやろうって?」

愛「…違うよ、同好会が、自由になる時が来た」
あなた「は…?」

果林「私達は次のライブでランジュを越える」
愛「そして…スクールアイドルを、認めさせるんだ」

あなた「…何、言ってるの…今更…」

果林「…ランジュのライブを見た時、どう思ったかしら」

あなた「…それは…凄いって、思った」

果林「えぇ…一目見て分かったわ、ランジュは…あんなだけど、実力はホンモノ」
愛「…悔しいけどさ、愛さん達が幾ら頑張った所で…今まで通りの練習じゃ勝てない、絶対に」
果林「だから、ランジュを越える為には…同じステージに立たないといけないって、そう思った」

あなた「だからって…皆は、練習すら出来なかったんだよ!?どうしてそれすら止めてくれなかったの!?」

愛「…ランジュに疑われるワケにはいかなかったんだ…目的の為とは言え、本当にごめん、それは…謝っても謝りきれない」

あなた「…だからって…謝らないのも卑怯だと思う」

愛「…うん、ごめん」

あなた「それに、どうして2人だけで行ったの?」

果林「…勘付かれると思ったのよ…それに、理解は出来ても、納得してくれない子も居るだろうから」

あなた「…それは、そうかもしれないけど」

愛「だから、最低限の人数で完結する必要があると思った…ホラ、私達ってさ、ユニットだから」

あなた「あ…」

愛「2人でこっそり練習してたんだ…新しい曲を」
果林「…ランジュを倒す為の曲よ」

あなた「…」

愛「…許してくれなくたっていい、恨んでくれてもいい」
果林「…皆の為なんて言わないけど…これが、私達DiverDivaに出来る、唯一の事だから」
愛「絶対に、ランジュに勝つ…同好会を、自由にする」
果林「そして、このライブが終わったら…皆が望むなら…私達は同好会を辞める」

あなた「…!」

愛「…罪滅ぼしとか、そんな事言うつもり無いけどさ、最高のライブにしてみせる」
果林「だから…見ていて、あなただけでも」