千歌「修羅場を作るよ!」 3
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前回の修羅ライブ
二股する少女のドラマを見て修羅場に憧れ、実践してしまった高海千歌
千歌「修羅場を作ったよ!」
そんな彼女を盲目的に愛し振り回され、精神が不安定になってしまった桜内梨子
梨子「私なんて…死んじゃえばいいのに」
ひと時も高海千歌を忘れられず、思い出にしがみつく渡辺曜
曜「ちかちゃんはわたさない」
そんな2人を助けるために動き出した黒澤ダイヤと小原鞠莉は千歌を敵視し始める
ダイヤ「人の皮を被った悪魔め…」
鞠莉「I'll never forgive you.」
紆余曲折経て千歌は一つの結論にたどり着く
千歌「『私は悪くない、だって私は悪くないんだから』」
そんな最中、Aqours解散を阻止するために傀儡リーダーに抜擢される黒澤ルビィ
ルビィ「がんばるびぃしなきゃ…」
高海千歌のカリスマが負の方向に見事に作用手のひらで転がされるメンバーたち、Aqoursの行方は…?
千歌「0から1へ!1からその先へ!」
前スレ
千歌「修羅場を作るよ!」 2
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1583239252/ 鞠莉「他にもいろいろあるわ、ダイヤと梨子の関係が悪くなるように唆してみたり」
鞠莉「ダイヤがAqoursから逃げられないように…ルビィをリーダーにしてみたりね」
鞠莉「表向きは何事もないように見えても、裏で何があったかあらかた想像できるわ、ダイヤと果南からも聞いてるし」
千歌「………っ」ギクッ
曜「そ、そんな………」
鞠莉「曜と梨子のことを恨むってことは当然……曜と梨子を奪った私たちも恨んでるってこと」
鞠莉「なら千歌は何を考えると思う?」
曜「な、何を………って…?」
千歌「……………」ギュッ 鞠莉「…………」
鞠莉「言葉巧みに人を騙して、ありとあらゆる罠を張って……[罪には罰を]の精神で私達の関係をぶち壊してやる…こう考えるはず」
千歌「……………」ジトリ
鞠莉「そこで繋がっててくるのが今回のネックレスの件……そうでしょう?千歌!」ビシィッ!
曜「ちっ、ちかちゃぁ……そうなの…………?違う……よね…?」ポロポロ
鞠莉(形勢逆転……!けどさすがにここで認めてくるなんてことはないはず)
千歌「……違うよ、違う」
曜「千歌ちゃ…」ホッ
千歌「…………」ゴシゴシ
千歌「………なんでそんなに酷いことが考えられるの鞠莉ちゃんは?」 鞠莉(きたわね…!)
千歌「曜ちゃんと梨子ちゃんをブロックしたのは本当だけど……それ以外は想像じゃん!!」
千歌「そんな適当な理由で曜ちゃんのネックレス壊したりするわけないよ!!」
鞠莉「でも私がやるよりもよっぽど動機があるように思えるけど…?」
千歌「うっ…!でっ、でも……」
鞠莉「千歌なら曜の家に行くついでにネックレスを持ってこれるし、私たちが移動教室の時間を見計らえば仕掛ることだってできる」
鞠莉「……千歌以外に考えられないのよ」
曜「ちかちゃん……」
千歌「違う…違うよ…私じゃない、私じゃないの…信じて……」ポロポロ
鞠莉(このまま押し切れれば…曜を解放できる……!あと少し待っててね曜!) 勝ちを確信したときにまだ何かありそう。何だかんだで決定的な証拠がないのが辛いな これ長く続いてるけど面白いの?
読むかどうか悩んでるからどんな感じなのか聞きたい、さすがに3スレ続いてるのをすぐに読もうってならないから これ長く続いてるけど面白いの?
読むかどうか悩んでるからどんな感じなのか聞きたい、さすがに3スレ続いてるのをすぐに読もうってならないから 面白くはない
続いてるから読んでる
ただキャラ崩壊おっけいで胸糞おっけいなら楽しめるんじゃない? みんなじゃなく作者のやる気を削ごうとしてるのは数人な 今残ってるのはガチで気に入ってるやつかアンチになったやつだろ
面白いかどうかはともかくここまで引き延ばしてて中間層なんていなくなってるんだろうから聞くだけ無駄だぞ
気になったなら読め 3スレ続いてるって言っても面白くなかったらやめればいいだけだけ
面白いなら苦ではないだろうし面白くないのに全部読む苦行をやる必要もないしね 子供の頃から姉のように慕ってきた果南なかせて一年生に責任押し付けて梨子曜を弄んで
、、、、絵としては想像できないわこんな千歌
てかどさくさに紛れてダイマリも守る守るいいながら曜梨子を我が物にしようとしてるところがちらほらと 三日置きに来てるがぐだぐだして展開はなかなか進展せず更新まで遅めじゃな
結末だけ先に書いてくれれば来なくてすむのだがね 310だけど
読んできた、普通に面白かったわ
面白いだけに更新遅くてテンポも悪いって感じだからイライラするのか
なんかもったいないな
でもこの内容で埋め荒らし来ないのは不思議 1です
皆さんありがとうございます、本当に遅くてすいません…
今日の夜か明日更新できると思いますので、お待ちください 2時間ぐらいかけて1から読んできた
気長に待つゾー 千歌「ようちゃん…信じてくれるよね……?」クスン
曜「う、うん…信じたい……信じたいよ」
鞠莉「曜、よく考えてみて欲しいの」
鞠莉「自分の浮気を認めて、他人の浮気を疑って、挙句恨んでLINEをブロックして関係性を壊そうとした千歌と、私。どっちの言うことが信じられる?」
曜「そ、それは……」
千歌「っ!」キッ
ゴシゴシッ
千歌「しょ、証拠は!?」
千歌「そんなに言うなら千歌がやったって言う証拠を出してよ!」バンッ
鞠莉「証拠……たしかにそれがあればすぐに済む話だけど……残念ながらないのよね」 千歌「ほら!証拠もないのに私のことを疑うのはおかしいよ!だってそんなことするわけないもん!」ガウガウ
鞠莉「でもそれは私も同じよ、なんで私だけが疑われなきゃいけないの?」
千歌「だ、だってあったのは鞠莉ちゃんのバッグの中だし……」
鞠莉「……詰めが甘かったわね千歌」ボソッ
千歌「え…?」
鞠莉「そもそも私のバッグにあるのがおかしいってこと」
千歌「………どういうこと?」 鞠莉「もしも自分がやった時の立場になって考えてみて」
曜「自分が…………」
曜「………あっ」ウルッ
曜「あぁ……ち、ちかちゃん………」プルプル
千歌「!?」ギョッ
鞠莉「気づいてくれたみたいで嬉しいわ」ニコ
千歌「私は全然わからないんだけど」
鞠莉「はぁ……仮に私がやったなら……私のバッグに入っているはずがないってこと。本当にやったのなら誰にも見つからないような場所に捨てたりする、少なくとも手元に置いておくなんてありえないわ」
鞠莉「……逆説的にそれが証拠ってことになると思わない?」
千歌「んなっ!?」
曜「うぅ………ひっく………」ポロポロ 鞠莉「これで少なくとも私がやっていないことはわかってくれたと思うけど……そうなると残った容疑者は誰になるかしら?」
曜「ち、ちかちゃぁ…………」ヒック
千歌「そ、そんなの証拠にならないよ!」
千歌「だって、えっと…ほら!もしかしたら鞠莉ちゃんが自分でやったことをアピールしたかったのかもしれないじゃん!」
鞠莉「は…?」
千歌「鞠莉ちゃんは曜ちゃんのことが好きでしょ?だけど曜ちゃんは私と付き合ってるから……私のことが憎いんだよね?」
鞠莉「…………」
千歌「だから!壊したネックレスをあえて自分のバッグに入れておいたんだよ!犯人は証拠を残さないって前提を植え付けた上で私がやったってことにしようとしてるんでしょ!?」
鞠莉「そんな支離滅裂な意見ありえないわ……」 千歌「あっ……ごめん、ちょっと熱くなりすぎちゃったかも」
千歌「一回落ち着くね…」スゥ-ッ ハァ-ッ
千歌「よしっ…そもそも論点がズレちゃってたよね、ごめんごめん」
千歌「どっちがやったか、じゃなくて自分がやってない、ってことを証明するんだもんね」
鞠莉「…………?」
千歌「だから鞠莉ちゃんがやった証拠ってわけじゃないんだけど、さ」スゥッ
鞠莉(!!)ゾワワッ
鞠莉(またさっきの悪寒………?)ブルブル
千歌「もしも私がやったのを鞠莉ちゃんのせいにしたいならさ……」
千歌「話聞いてあげるよ?なんて言わないでしょ?」
鞠莉「!!」
曜「!!」
千歌「ぎゃくせつてきにそれが証拠になると思わないかな?」ニコッ 曜「たしかに……そうかも……」スンスン
鞠莉「曜…っ」
ゴシゴシ
曜「千歌ちゃんがやったなら今こうやって話してる状況にもなってないもんね、放っておけばいいだけだから」
千歌「そうだよ、そうそう!」
千歌「なのになんで私が疑われるのかわけがわからないよ…」ヤレヤレ 曜「やっぱり鞠莉ちゃんが…」
千歌「鞠莉ちゃん、正直に言ってみよ?」
鞠莉「……っ」イライラ
鞠莉(こうなることも予測して私の意見を聞いてたってことね…本当にこいつ……)
鞠莉(返そうと思えば返せるかもしれない、けど決定的な証拠がない限りは永遠と同じことの繰り返し……)
鞠莉「わかった、千歌がそこまで言うならもうこれしかないわね」 千歌「え…?」
鞠莉(これだけはやりたくなかったんだけどね、完全に学校どころか沼津にいることができなくなっちゃうかもしれないし)
鞠莉「指紋鑑定しましょうか」
千歌「んなっ!?」
曜「えっ!?」
鞠莉「だってキリがないもの、もちろん訴訟する気はないけどね、今のところ」
鞠莉(噂は流して旅館は潰すつもりだけどね)
鞠莉「鑑定するだけなら手続きすればすぐできるし、問題ないわよね?」
千歌「さ、さすがにそんな大掛かりなことやったらまずいんじゃ…」
鞠莉「まずいなんてことないわ、まぁ……田舎町だから噂が回るのは早いかもしれないけどね」 鞠莉「でもやましいことが本当に何もないならそんな噂も回らないでしょ」
曜「…………」
鞠莉「まぁもちろん……曜の判断次第ってことにはなるけどね」
曜「……………」
曜「………わかった、やる」
千歌「よ、曜ちゃん!?」
曜「もう私何が正しいかわからないんだもん……」
千歌「信じてくれないの…?私のこと好きじゃなくなっちゃった……?」チカァ? >噂は流して旅館は潰すつもりだけどね
従業員もいるからそれは勘弁してあげてw 曜「私の気持ちは変わらない、どんなことがあっても千歌ちゃんは好き……だけど今は信じられない、かな」ウルッ
曜「だから……私が千歌ちゃんを信じるためにも指紋鑑定したい」
千歌「曜ちゃん………」
鞠莉「……………っ」ウルッ
鞠莉(本当に曜は千歌に一途なのね……信じられないのに信じるために動くなんて……)
鞠莉(私は元々曜の眼中にもなかったってことなのかもしれないわね、すぐに切り捨てられたし……)
鞠莉(それでも……私にとっては可愛い後輩)
鞠莉(千歌との悪い関係は…ここで断ち切ってみせる)
鞠莉(正しい幸せの形を見つけてもらうために…!) ーーーーー
屋上
ルビィ「えっ、そうなの!?」
梨子「うん、それで鞠莉ちゃんが家の送迎の車呼んで千歌ちゃんは付き添いで帰ったみたい」
善子「曜が遅刻したのってそういうことだったのね……」
花丸「タイミングが悪かったね、何事もないといいけど…」
果南(これは……)
ダイヤ(あの関連……ですわね) ルビィ「うん……大丈夫かな、曜ちゃん」
梨子「倒れただけで怪我とかはないみたい」
梨子(あぁ…ごめんねルビィちゃん……本当のことなんて言えないから……)
ルビィ「じゃあ今日は…」チラッ
梨子「………」
ダイヤ「………」
果南「………」
善子「………」
花丸「………」
ルビィ「6人、だね……」 梨子「ご、ごめんねルビィちゃん、せめて千歌ちゃんだけでも連れて来れたら…」アセリコアセリコ
ルビィ「ううん、曜ちゃんが心配だもん!それに鞠莉ちゃんも帰ってきた後お仕事とかあると思うから…今日は6人でガンバルビィだよ!」ガンバルビィッ
善子「ルビィ……」
花丸「…………」
ダイヤ「……っ」
梨子(ごめんねルビィちゃん……) 果南(この感じかなりまずいなぁ……これじゃルビィちゃんが居た堪れないよ)
果南(うーん…気にしないようにして頑張ろうとしてるのに口を挟むのはちょっとどうかと思うけど……この状態で怪我人が出たりなんかしたら……もっとルビィちゃんが辛くなっちゃうかも……よし)
果南「あーっ、ごめんルビィちゃん、ちょっと提案していい?」
ルビィ「ん?どうしたの?」
果南「今日の練習は個人練習にしない?」
ルビィ「えっ………」
ダイヤ「!!」
果南(まずったかなっ…)
果南「あー、もちろんそれはルビィちゃんが判断することなんだけど!あくまでも提案!」
果南「でもせっかくルビィちゃんがリーダーになって初の本練習だしさ、みんな揃っての方がいいかなぁとか、今の雰囲気で練習したら怪我人とか出しちゃった時ルビィちゃんが気に病んじゃうかなぁとか…」
ダイヤ(果南さん……気持ちは嬉しいですが今のルビィにその言葉はダメですわ…) 花丸「………」
トコトコトコ
花丸「………」パンチ ポスッ
果南「え?ま、まる?」
花丸「なんでそんな酷いこと言うの…?ルビィちゃんはどんな状態でも頑張ろうとしてるのに…!」ウルウル
果南「ご、ごめん…ただルビィちゃんが心配で…これからずっとリーダーやってもらいたいし…」
善子「果南、気持ちはわかるけど…少しはルビィのことを信じてあげてもいいんじゃない?」ジッ
梨子(あぁ……私が変な嘘をつかなければこんなことにならなかったのかもしれないのに…ごめんねルビィちゃん……)ハァッ…ハァッ…
ダイヤ「…………」ウツムキ 果南「ごめん、無神経だった……ルビィちゃん」ペコッ
ルビィ「えっ、あぁ、うん、大丈夫…だよ」
ルビィ「…………」
ルビィ「よーし、じゃあ今日は個人練習にしよっか」ニコッ
果南「……!」
ダイヤ「!!」
梨子「!!!」ビクンッ
善子「えっ!?ルビィ?」
花丸「ルビィちゃん!お昼にあんなに練習メニュー考えて…
ルビィ「じゃあ場所はみんなに任せるね!各自練習開始っ!」
花丸「ルビィちゃん………」
トコトコトコ
ダイヤ「ルビィ」
ルビィ「ん?なにおねえちゃん?」 ダイヤ「本当に……よいのですか…?」ジッ
果南「私が余計なこと言ったせいだよね、ごめん…ルビィちゃんがお昼に考えてた練習メニューで練習を…
ルビィ「気にしないでっ!今日は個人練習の方がルビィもいいと思うから!」
ダイヤ「っ…」
ルビィ「屋上だけだと狭いからルビィ中庭行ってくるね!」
タッタッタッタッタッ
ダイヤ「あっ…お待ちなさいルビィ!」
タッタッタッタッ
果南「ごめん、私も追いかけてくる」
タッタッ
ガシッ
善子「待ちなさい果南」グイッ
果南「善子っ…」
花丸「まる行ってくるね」タッタッタッタッ
果南「なんで止めるの善子!」 この果南は動いても動かなくても悪い結果になってしまうな >>344
高海一家以外ホテルオハラに迎え入れれば問題ない 善子「事情を話してほしいから」チラッ
果南「えっ?」チラッ
梨子「はぁっ……はぁっ………ごめんなさい……ごめんなさい………はぁっ……はぁっ……」ポロポロ
果南「梨子ちゃん!?」
タッタッタッタッ
果南「落ち着いて梨子ちゃん、ゆっくり深呼吸しよっか……」
梨子「ひっく……ふぅ……ひっく……はぁっ、はぁっ……」ハァッハァッ
善子「果南、私達に気を使ってくれるのは嬉しいしありがたいと思ってるけど……もう覚悟はできてるから」
善子「何が起きてるのか教えて」
善子「これ以上壊れていくAqoursを…見たくないから…」プルプル
果南「善子……」
果南「わかった、まず梨子ちゃんを落ち着かせて話を聞いてから…ちゃんと話すよ」
善子「……ありがと」
果南(こんなことになるなんて……余計なこと言っちゃったせいだ完全に……)
果南(1年生達は何も気にせずに自由にやって欲しかっただけなのに……なんでこんなことになっちゃったのかな……ごめんねみんな…) 悪いのは千歌だけじゃん!家族他は関係無いだろう?! Aqoursを継続していくと決めた時点で無理があったよね 無能三年組が茶々入れなきゃここまで拗れなかった
旅館潰すとかこの鞠莉は最低だわ金と権力与えちゃダメなタイプ 1です
いつも読んでくれてありがとうございます…!
もう少し書き溜めはあるのですが、まだキリが悪いところなので今日はここまでです
ここからようやく少し話が進展していく予定です。テンポ悪くてすいません、指摘ありがとうございます。
次回更新までお待ちください… いや鞠莉は3年の中じゃ有能やろ
このままいけば千歌を地獄に突き落とせるぞ
家族?知らんわそんなん 3年生っていっても高校生だしなw
ここからどう動いていくのか楽しみ >>361
お前だけなんかズレてね?高校生だからとかいうのは問題じゃないんだが 1です
今日の夜か明日の夜に更新できると思います
もう少々お待ちください 1です
昨日更新できませんでした…待っていてくれた方本当に申し訳ありません…
書き溜めできたので今日の夜にあげます ーーーーー
中庭
タッタッタッタッ
ダイヤ「はぁ…はぁ…ルビィ…」
ルビィ「なんで、付いてくるの…?生徒会長なのに廊下走って……」ポロポロ
ダイヤ「あなたのことが…心配だからです」ハァハァ
ルビィ「ルビィのことは気にしないで、練習しないと…」ゴシゴシ
ダイヤ「ルビィ……少しだけお話をしませんか?」
花丸「はぁ、はぁ、ルビィちゃんっ!やっと追いついたずら」ハァハァ
ダイヤ「花丸さん…」
花丸「あっ、ごめん…取り込み中だった…よね?」アワワ
ルビィ「ううん、大丈夫、今から練習するところだったから!」
ダイヤ「お待ちなさいルビィ、花丸さんもお話があります」 花丸「…………」
ルビィ「でももう大会まで時間がないから、ルビィだけでも練習しないと」
ダイヤ「今後のAqoursにかかわる重要な話なのです……聞いてくださいませんか?」
ルビィ「…………」
ルビィ「ルビィが…私がリーダーだから……?」
ダイヤ「……違います、もっと根本的なお話です」
花丸「ルビィちゃん、きっと…」
ルビィ「うん、千歌ちゃん達の話だよね?」
ダイヤ「……心苦しいですがその通りですわ」
ダイヤ「私達に起きていることと千歌さんのこと……それと…」
ダイヤ「これからのAqoursのことです」 ルビィ「でも……」
ルビィ(千歌ちゃんがリーダーだったらこんなことになんて……)
花丸「…少しだけ聞いてみよう?」ニコッ
ルビィ「うん…わかった」
ダイヤ「ありがとうございます…」ホッ
ダイヤ(これ以上隠すことはルビィ達を傷つけるだけ、ですわよね…)
ダイヤ(ルビィはこう見えても頑固なところがありますし一度やると決めたら無理をしてでもやり通してしまうかもしれません)
ダイヤ(ですが……それではルビィが壊れてしまいます)
ダイヤ(現状を打開するには正直に今の現状を話して……)
ダイヤ(Aqoursを解散にするしかありません)
ダイヤ「まず……今のAqoursに何が起きているのかからお話ししますわね」
ーーーーー ーーーーー
屋上
梨子を保健室に連れて行き戻ってきた善子果南
ガチャッ
善子「…………」
果南「はぁ……あの3人……」ハァ
果南(何かあるとは思ってたけど……喧嘩に発展してたなんて……善子に話したら様子見に行かないと…)
善子「相当疲れてたみたいね、梨子……話終わったと思ったらすぐに寝ちゃうし…」
果南「たぶん睡眠障害…のせいかも」
善子「睡眠障害…?」
果南「うん、ちょっと前まではストレスで1人で寝れなかったらしいから……泣き疲れたってのと…私たちがいて安心して寝られたのかもね」
善子「……それも今回のことに関係してるのよね?」
果南「うん………」 善子「約束通り教えて、何が起きてるのか」
果南「…………」
果南「まず先に謝らせて、本当なら1年生にはこんな話をしたくなかったし、自由にのびのびとやってほしかったのに…こんなことになってごめん」ペコッ
果南「正直今も本当に一部始終を話していいのかどうか考えちゃってるけど……」
善子「果南、さっきも言ったけど…覚悟はできてるわ」
果南「うん、わかってる。ここまでゴタゴタになっちゃったからには言わなきゃだろうし…」
果南「………」
果南「曜と梨子ちゃんが大喧嘩した時のこと覚えてるよね…?」
善子「……忘れられるわけないわよ」
果南「なんとなく察してる…というかわかると思うんだけどね、千歌の浮気が原因なんだよね」
善子「うん、それは私達もわかってるわ」 果南「じゃあなんであの2人がいきなり付き合い始めたかは知ってる?前まではお互いに牽制しあってる感じでなんとかバランスを保ってたのに」
善子「いや、そこまでは……」
果南「そうだよね」
果南「……これを聞いたら正直……千歌の印象はきっと最悪になるだろうしもういままでのAqoursに戻ることは…」
善子「それでも構わないわ、これ以上Aqoursの繋がりを壊さないためにも……真実を知りたい」ジッ
果南「わかった」
スゥッ
果南「きっかけは千歌の軽率な考えが始まりだったんだ」
果南「修羅場を作りたい」
果南「ただそれだけの理由で2人と付き合い始めた」
善子「……………は?」 ーーーーー
中庭
花丸「ダイヤちゃん……それって本当……?」
ルビィ「………」
ダイヤ「残念ながら事実です」
ダイヤ「わたくしも高海千歌という人間はそんなことをしない、するはずがないと思っていました」
ダイヤ「わたくし達3年生が仲直りすることができたのも千歌さんがスクールアイドルを始めたから……恩義がある身としても、そのような人間だと思いたくなかった、と言った方が正しいかもしれません」
ルビィ「……うん、みんなでスクールアイドルできるようになったのも千歌ちゃんのおかげだもんね」
ダイヤ「それについては疑いようもありません」
ダイヤ「………ですがあの方はわたくし達が思っているよりもずっとずる賢く狡猾で…人の気持ちをなんとも思わない、思うことができない人間だったのです」
ダイヤ「現代的表現をするなら……サイコパスというにふさわしいでしょう」
ルビィ「………」 花丸「たしかに修羅場を作りたいからってそんなことをやるのは人道的じゃないずら……」
花丸「でもちゃんと謝ったんだし、仲直り…とまではいかないかもしれないけど、こんなにごたごたになることはなかったんじゃないかな……?」
ルビィ「………………」
ダイヤ「謝った……?千歌さんは謝罪などしていませんよ」
花丸「えっ!?でもバスで会った時……」
ルビィ「千歌ちゃん、梨子ちゃんと曜ちゃんに謝るための菓子折買うって言ってた」
ダイヤ「残念ですが……千歌さんは一度も謝っていません」
ダイヤ「千歌さんのことですから、おそらく1年生からの信頼をなくさないために嘘をついたのかもしれませんわね」
ルビィ「…………」
花丸「でも……嘘をついてるようには見えなかったけど……」
ダイヤ「それなら花丸さん……千歌さんが修羅場を作りたいから、という理由で浮気をするように見えますか?」
花丸「見えない……」ズラァ…
ダイヤ「つまりはそういうことです」
花丸「で、でも、今からでも謝れば……」
ダイヤ「いいえ、ここから先が重要なのです」 保守したらすぐ続き来てた。最初に知った時点で無理矢理でも何でも解散しておくべきだったんだよなw ーーーーー
屋上
善子「重要なこと…?」
果南「うん、これが今のAqoursの不和の根底…になるのかな」
果南「千歌は………梨子と曜に浮気されたと思ってるんだよね」
善子「……ん?」
果南「なに言ってるかわからないよね、それが普通だと思う」
善子「浮気をしてた千歌が逆に浮気されてると思ったからあんな適当な理由で浮気をした、ってこと?」
果南「いや、それは少し違くて……千歌は完全に自主的に浮気をしたんだけど」 果南「うーん……難しいなぁ……」
果南「極端なことを言っちゃうと、自分の浮気を正当化するために2人が浮気してるって思い込むことにした、ってのが1番近いかな」
善子「は、はぁ!?なによそれ!!」
果南「そうなるよね……」ハァ…
善子「信じられない……なんでそんなこと……」
果南「それで…ここからはたぶん、なんだけど」
果南「さっき梨子ちゃんが言ってた鞠莉と曜の喧嘩も、梨子ちゃんがダイヤに冷たかったのも……千歌が1枚噛んでる可能性が高いかなって」
善子「………」
果南「それに加えてあのタイミングでのリーダー交代……」
善子「……」ピクッ
善子「それも何か策略だっていうの?」ジッ
果南「たぶん……」 善子「最低よ………」ボソッ
果南「そうだよね……なんでこんなことを……」
善子「千歌もだけどあんたもよ、果南」キッ
果南「え…?」
善子「いや、あんただけじゃない、ダイヤも鞠莉も……!」
果南「ちょ、ちょっと待って、私は悪いところいっぱいあるけどあの2人は…」
善子「同じよ、全員同じ!!」ガッ
果南「!!」ビクッ
善子「なんでルビィをリーダーにしたのよ!!なんで止めなかったのよ!!そんな状況で……なんで……」ウルッ
善子「ルビィがどんな思いでリーダーを継いだと思ってるのよ!!」ポロポロ
果南「っ………」 善子「Aqoursのことだとか曜と梨子のことだとか……ちゃんとルビィの気持ちも考えてよ!!」ポロポロ
果南「ごめん善子……私……」
善子「………」ゴシゴシッ
善子「今すぐルビィに言わなきゃ……このグループはもうとっくに狂ってるって……」
果南「待って善子、ルビィちゃんがそれを聞いちゃったら……」
善子「ずっとルビィに傀儡リーダーをやれっていうの…?」スッ
果南「いや、そんなことは……」
善子「もしも何も知らない今の状態でAqoursが解散になったら……絶対に自分のせいだって思うに決まってるでしょ!?」ガッ
果南「そうだけど……そうだけどさ……!」 善子「……あんたまさか」
善子「今からでも遅くない……なんて思ってるんじゃないでしょうね?」キッ
果南「………!」
善子「あんたがそんなに口先だけの人間だとは思わなかったわ」
善子「私たちのことを思ってなんて言いながら……結局はAqoursの方が……いや、千歌の方が大事なんじゃない」
果南「んなっ……!」ピクッ
果南「私はAqoursを続ければきっとみんな……善子たちも……」
善子「はぁ……わかった、もういいわ」
果南「善子……」 善子「悪いけど私は友達を……せっかくできた親友を傷つけてまでAqoursにすがりつこうとは思わない」
善子「Aqoursは大切な居場所だったけど……あいつらが一緒にいる場所が私の本当の居場所」
善子「だから私はこのことをルビィに話しに行く」
タッタッタッ
果南「ま、待って善子!」
スタッ
善子「………」
善子「言いすぎたかもしれないけど……いろいろ任せっぱなしにしてごめんなさい」
善子「私たちが頼りなかったのもいけなかったのよね」
果南「そんなこと……」 善子「果南が優しいことは知ってる、だから私達のことも壊れ物を扱うように大切にしてくれた」
果南「………」
善子「でも……私たちは……私はそんな優しさよりも信頼して欲しかった」
果南「善子………」ウルッ
善子「こんなことになる前にもっと話したかったわ」
果南「よ、善子………」ポロポロ
善子「…………」
善子「らしくないこと言いすぎたわね、ルビィのところ行ってくる」
タッタッタッタッ
果南「……………」ポツン
果南(本当に何やってるんだろ、私………) ーーーーー
善子(ルビィは中庭に行くって言ってたわよね)
タッタッタッタッ
善子(ダイヤと花丸も向かってたと思うけど……大丈夫かしら)
タッタッタッタッ
「〜〜っ!……!〜〜!!」
善子「!?」ビクッ
善子(今の声ルビィ……よね!?)
善子(何が起きてるのよ…!!)
ダッダッダッダッ 1です
今日はここまでです
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