船長曜「日差しが暑い」海未「肌が焼けてしまいます」善子「煩わしい太陽ね」かすみ「それどこかで聞いたような気がしますね」9航海目
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三童貞(ようよしうみ)とかすみんが繰り広げる、船上生活9航海目!
https://i.imgur.com/gqeH2Rp.jpg
※前スレ
船長曜「暑くなってきたね〜」海未「ということは……ゴクリ」善子「水着の季節よッ!」かすみ「いや気が早すぎでしょ」8航海目
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1589209764/ >>97
織姫と牽牛になぞらえてあなぽむとは…😢
いいね♡ かすみ「うむむ…」勉強中
善子(勉強かしら? 偉いわね)
かすみ「善子さーん! ここの言葉教えてくださいー!」
善子「ん? この言葉は……」
善子「って自分で調べなさい。じゃないと身に入らないわよ?」
かすみ「そんなぁ〜」ショボン
善子「でも今、辞書貸してあげるからそんなに落ち込まないの」
かすみ「ありがとうございます!」パアァッ
=====
善子「はい」つ📕
かすみ「ありがとうございます!」
善子「いいのよ」スタスタ
かすみ「あれ、これって方言辞典…?」
かすみ「へぇ〜今調べてるこの言葉って方言だったんだ〜」ペラペラ
かすみ(自分で調べなさいって言ってくれてもここまでヒントをくれるなんて……善子さん優しい…♡)キュゥ
かすみ「……ん? これって…////」 曜「おっ! 勉強中? あっ」
かすみ「わーーっ/// 見ないでくださいっ///」
曜「えへへ…よーちゃん目がいいから見えちゃったよ…///」
かすみ「ち、違いますよ!? かすみんが書いてるんじゃないですからね!///」
善子「かすみー!」ドタドタ
かすみ「!」
曜「あー…♡」ニヤー
善子「そ、その反応……見たわね!?///」
曜「善子ちゃん、この方言辞典に〜マーカー引いてるよねぇ〜w」
善子「ううっ…」
曜「おしょすい♡ おまんま♡ じょんじょん♡ つるつるいっぱい♡」ボソホゾ…
善子「!?///」ムクムク
かすみ「はわわ…////」キュン
曜「なんなんだろーねぇ〜 このマーカーの単語」ニヤニヤ
善子「し、知らないっ///」 曜「ちんちんかもかも♡」ボソ
善子「わーーーっ!! もういいから!///」ギンギン
かすみ「これは…」
善子「えっっちく聞こえる語にマーカー引いてました…///」
曜「中学生かなw」
かすみ「はぁ…善子さん、ほんっと童貞なんですね…」呆れ
善子「んんっ!!」グスッ…
曜「私はつるつるいっぱいが好きかな!!」
善子「!?」
かすみ「!?」
善子「わ、私もよ! やっぱり天然つるつるが一番よね!?」
かすみ「!?」
曜「えー? そっち? いっぱいじゃなくて?」
善子「いや、それもそうなんだけどー!」
キャッキャッ♡
かすみ「ええ…」ドンビキ かすみ「でもかすみん、つるつるじゃないんですよねぇ」
善子「なんてことなの……くっ、これも天が与え賜うた試練なのね……」
曜「私はちょっと薄めぐらいが好きかなあ。一本線が見えるぐらいが可愛いと思う!」
海未「私は年相応から少し濃いめぐらいがいいですね。少しはみ出ているぐらいが興奮します」
善子「……かすみんはどれくらいなのよ?」
かすみ「えーっと……」
曜「(知ってるけど黙っとこ)」
善子「なんなら剃ってあげるわよ? 綺麗なつるつるに!」ギンギン
海未「剃毛モノですか!! 三回は抜けますね!!」ギンギン
かすみ「お、お断りします〜!!」ダッ
善子「くっ! 逃げられたわ……」
曜「(……なんか、またかすみちゃんとしたくなっちゃったなあ……♡)」ギンギン 嗜好がつるつるでももじゃもじゃでもいいじゃない
童貞だもの えっちい単語にマーカー引く奴とか実際居るんだろうか?
まあ善子ちゃんならね……原作善子が厨二用語にマーカー引いてても違和感ないしね……
あと渡辺! まるでかすみんとヤッたことあるかのような言い草はやめるんだ!!
>>96
はんぺん=静岡県の地域表示だよ
☁ ☁ 🎋 ☁ ☁
かすみ「はぁ〜あ。せっかく雨止んだのに、星は見えそうにありませんねぇ……」
曜「むしろ夜からまた降り始めて、明日はもっと酷くなるみたい」
海未「今日は荷運びだけ終わらせて、明日は大人しくしていましょうか」
善子「そうね」
かすみ「七夕って大体雨か曇りですよね。彦星さんも織姫さんも可哀想ですよぉ」
善子「そうかしら? 星の一生からしたら1年なんてあっという間でしょうし、あいつら逢いまくりのヤリまくりよ」
かすみ「その計算だとほんの一瞬会ってすぐにサヨナラなんじゃ……」
曜「メッッッチャ早漏ってことになっちゃうじゃん!? そっちの方が可哀想すぎるよ!!!!」
善子「いやそこまでムキになられても」 海未「うーむ……」
かすみ「どうしました? 天の川見れないのがそんなにショックなんですか?」
曜「海未ちゃんって案外乙女だもんねー」
かすみ「あらあら。お可愛いこと♡」
海未「ち、違いますッ!! あまりからかわないで下さい///」
海未「……コホン。実は先日の会話が気がかりで少し調べてみたのですが、『ら』と『だら』の違いを結局理解できませんでして」
曜「違いも何も意味は全く一緒だもん」
海未「はい? 使い分けがあると言っていたではありませんか!」
善子「だからニュアンスなんだって。意味は同じでも、『ら』になる時と『だら』になる時があるのよ」
海未「曖昧なのはどうにもモヤモヤしてたまりません。μ’s時代はこれでも作詞担当でしたので」
善子「……説明難しいしぶっちゃけ面倒ね」ヒソヒソ
曜「納得するまで教えるしかないんじゃない?」ヒソヒソ
善子「ハァ……」ヤレヤレ 善子「例えばそうねぇ……。今日のご飯について話すとして──」
❌「食事当番はかすみんら?」
⭕「食事当番はかすみんだら?」
善子「そんでもって食材は」
⭕「これから買い出しに行くら?」
🔺「これから買い出しに行くだら?」
善子「ちなみに主食はお米じゃなくて」
❌「お得意のコッペパンら?」
⭕「お得意のコッペパンだら?」
善子「──って感じよ」
かすみ「花丸さんの『ずら』と違って、『ら』と『だら』は疑問形にしか付かないんですかね」
曜「うんうん。基本的にはその通り!」
海未「あの、『行くだら』が三角なのはなぜら? なぜだら?」
曜「いやいやいや! 『なぜら』も『なぜだら』もあり得ないからっ!!」
海未「どうしてです!?」ガーン!! 善子「だって『なぜでしょ』とか『なぜだよね』って言わないじゃない」
善子「使い分けはともかく、語尾に付けておかしいかおかしくないかは『でしょ』『だよね』で考えれば簡単よ」
曜「あと『〜〜へ行くだら』とか『〜〜するだら』って間違いではないんだけど、う〜ん……なんか訛りが強すぎない?」
善子「ええ。ちょっとクドく感じるから、私が使うとしたら『行くら?』『するら?』になるわね」
善子「やっぱりこの辺が感覚的すぎて、他国民には理解しにくいのかしら」
善子「同じ内容でも、『行く』という表現を省いて『これから買い出しだら?』なら凄く自然に聞こえるし」
曜「そう! まさにそれ!」
善子「なお『買い出しら?』は完全に間違いよ。そんな言葉は存在しないもの」
海未(あまりにも意味不明で混乱してきました……) 曜「ちなみに『ら』は語尾でしか使えないけど、『だら』は単独でも使えるんだよ」
かすみ「どういうことです?」
善子「この前曜が貸してくれた本、スタイルはともかく顔は私好みな娘が多かったわよ」
曜「だら〜?(訳:でしょ〜?)」
善子「……という風に使うわ」
海未「なるほど。ではその本についても詳しく──」
かすみ「そこは説明いらないですから!!」ビシッ!!
曜「あと前に『ヌマヅ人は語尾を伸ばしがち』って指摘されたことがあって、それ以来気をつけてるんだけど大丈夫かなぁ?」
善子「別に気にしなくて良いんじゃない? 意図的に伸ばしてるのも居るくらいだし」
かすみ「えぇ〜? 誰のことですかぁ? かすみん分かりませぇ〜ん♡」テヘッ!
曜(あざとい!!)
善子(でもカワイイ!!) 海未「方言萌えというジャンルもあるくらいですし、やはり大切なのは魅力的か否かですよね」
海未「ヌマヅ弁を理解するのは諦めることにします。全然可愛くないですし」
ようよし「「オイっっっ!!!」」💢
🎋ヒラヒラ…
┏┷┓
┃こ┃
┃れ┃
┃か┃
┃ら┃
┃も┃
┃4┃
┃人┃
┃の┃
┃航┃
┃海┃
┃が┃
┃続┃
┃き┃
┃ま┃
┃す┃
┃様┃
┃に┃
┃!┃
┗━☆彡 以上、七夕回+方言の詳しい(?)解説でした
ようよしの言動がネイティブなことは保証するけど、静岡県って横長だからね
西と中部の訛りは分からないので悪しからず 『1年に1度しか会えない2人……私だったら恋しくて恋しくてずっと泣いちゃうな……』
あなた「んん……歩夢ちゃん……」
邪神歩夢「うなされてる。あの子の夢を見てるんだろうな」
サスケ シャーッ
邪神歩夢「サスケよしよし。幸せな記憶なんて消してあげる、って言ってるのに」
邪神歩夢「罪を背負うために忘れない、なーんて。人間って分からないな」
邪神歩夢「どんな夢見てるんだろ」 こっから修道院時代の七夕祭りを書こうと思ったけどなんか気分がノらないのでやめとく
彼方果林エマの3人はあなたちゃん達より年下だけど、あなたちゃん達が修道院に来るより前に院のお世話になってた、みたいな感じで3年生感を出したい
それプラス、3人ともあなたちゃんより背も高いのでついついさん付けしてしまう、みたいなことも考えてた >>112解説ありがとう☺ はんぺん好き
邪神ぽむちゃんだんだんあなたちゃんに惹かれてるのいいよね…… >>114
設定が決まっているのなら後やることはわかるね? ニジガク関係だと
彼方ちゃんはニジガサキの辺境、シノノメ村から首都へ留学に来て、必死に勉強してた
そんなある日、シノノメ村が天災にあう
報せを聞いてすぐに村に戻るも、遥ちゃんを含めた家族は行方不明
留学の援助もなくなり、途方に暮れていた彼方ちゃんを修道院の前マザーが迎え入れる
みたいなことはぼんやり考えてた >>112
お疲れ様です
西の民だけど「だら」に関しては大体一緒の使い方するよ
あとヌマヅは語尾伸ばしがちは知らなんだ こっちは逆にヤカンがちんちんとか言ってる人見たことなかったりする
>>117
彼方の東雲、しずくの青藍、エマのY.G.あたりは説明しないと過半数に通じなさそう
(あと東雲といえばももの続編は……?) ジョロロロロ......
海未「はぁ......まさか男子用トイレで用を足す事になろうとは......」
海未「付いてない女性よりも長い時間我慢できるとはいえ、我慢し過ぎるのも問題ですね.....」
コツコツ...
海未「ん?」
大学教授(長身天パ眼鏡)「.........」ゴソゴソ,ボロンッ
大学教授「ふう.........」ジョボホボボ
海未「...........」チラッ
「<●><●>!!」
8⊃ドオオォンッ!!
海未「(デッ....デデデデ、デッッッ!!!)」
大学教授「ふううぅ.....」ジョロロロロ この世界のあなたちゃんもエマには弱いのだろうか!? >>119
かさねちゃんのやつか!
ももー!!いつでもお前の続編を待ってるぞ!
流れなんて気にしないで!ずっと、ずっと待ってるからなー!! >>122
あなたちゃん編でエマちゃんが巣立ちするときに「このおっぱいともお別れか…」みたいになってた気がする ドコハタ国
かすみ「あ゛ーあっっづ〜」
曜「こんな日の荷下ろしは生死に関わるよ😭」
善子「せいし…? よう、あなた突然何を…」ゼーハーゼーハー
海未「違いますよ…? 生き死にのことです」
善子「イキ死に…? どんだけ激しいのよ…」ゼーハー
かすみ「あ、あれっ!」
⎛;c*•ヮ•⎞「ふーふー💦💦」ヨチヨチ
かすみ「あれは…ちー、ですか?」
曜「うーん? あれは…」
海未「ちーですね…熱を逃がすために表面積を広げているんです」💦
善子「たまたまみたいな物ね…」ゼーハーゼーハー
三処女「…」ドンビキ 善子「曜、これ見なさい」つ
曜「これはなんともヨーソローなぁ…☺」
曜「見てみて、かすみちゃん!」
かすみ「は〜い?」
曜「これなんて読むw?」つ[万古焼き]
かすみ「っ///!?」
かすみ「こ、これは…////」モジモジ
海未「はぁ…これだから童貞は」
曜「んなっ!?」
海未「バンコヤキ、でしょう?」
かすみ「ああ…なるほど!!」
かすみ「いえ! かすみんもそう思ってましたよ!?///」
善子「海未ってばつまんないわねぇ…」
曜「せっかくかすみちゃんの可愛い所見れたかもしれないのに」
海未「かすみの可愛い所(意味深)…♡」ごくり
かすみ「……3人とも、見たいんですかぁ…?♡」ニヤリ
三童貞「…////」
曜「さてさて仕事仕事」ピューン
善子「忙しい忙しい」ピューン
海未「書類のまとめしなくては」ピューン
かすみ「もー! なんなんですか一体!?」 初めて来て過去スレ漁ってるけど好きな設定とちょいちょい違和感しかない設定あってつらいな
あなぽむ周りはあなたちゃんがなかなか面白いね
でも三船栞子のしおりん概念は流石にもう気持ちがついていけなかったわ 全部拾わなきゃいけないわけでもないし
多分その「好きな設定」と「違和感しかない設定」を書いてる人達はそれぞれそこを弁えて書いてると思うよ 好きな設定拾って好きな様にssを書いて、設定を書き換えてけばいいんだよ それぞれのいいなと思ったものを取り込んで書いてるからね、そこはね… トンデモ設定は流石に押し付けられないし、それ以上広げられる気もしないから外伝のつもりで書いてますよ ヌマヅとオトノキは頻繁に行き来できる程度の距離感っぽいし、自分の脳内ではまんま日本地図
(ニジガサキ国の場所だけnot東京)
みんなの中ではどんな感じなんだろう? 自分で書き込んでて「日本と同じなら何でわざわざ船で移動するんだよ」と思ってしまったけど……
船にエンジン搭載したり大砲付ける技術がある割に、陸路がまるで発展してないよね
この世界、車はもちろん機関車すらなさそう 個人的にはイメージとしてはまんま現実の世界地図な地形で
イタリア、ギリシャ辺りがオトノキ国
スペイン辺りがヌマヅ
少し離れた島国イギリスがニジガサキで、北欧はハコダテ
アフリカの南部は穂乃果が冒険でよく行く場所
新大陸アメリカがハラジュク
香港あたりにベネイチャア
現実大陸がオーストラリア
こんなイメージ 明治大正あたりの日本の科学力のイメージ
汽車ももちろんある(遊郭編でちょろっと乗った)
曜ちゃんたちの船はあくまでも運送用だし、違和感なかったな。 科学が発展する一方で魔法による機械の運用もなされてそう
科学よりはクリーンなエネルギーだけど、難点が使用者と生産者が魔法に適性のある人しか扱えないところ
個人的には、運輸、機械関連は産業革命前夜ぐらい、奴隷制度については帝政ローマ末期あたり、魔法については中世の神秘主義とソロモンの72柱をイメージして書いてる
一部幻獣達は手厚く保護されていたりする
セイレーンの他に、ユニコーン、人狼、吸血鬼などなど様々妖怪変化達が跋扈している
クラーケンやリヴァイアサンの討伐命令のお話とか面白そうかも! そっか🚂遊郭編でダイヤさんと乗ってたね
スマン忘れてた
たしかにセイレーン以外の魔物系にスポット当てた話はまだないし面白そう
ハコダテやニジガサキは現実の外国並みに離れてて丁度いいけど、ヌマヅ⇄オトノキは人によってかなりイメージ違いそうね
9スレ目まできて設定アヤフヤな辺りこのスレらしいというかなんというかw そういう外堀を固めて仕舞うと、このスレの主体となる三童貞らしさから離れてボヤけて仕舞うので程々に かすみ「えへへー! どうです〜? この新しい作業着!」クルクル
曜「おー! 可愛いね!」
かすみ「しかもこれ空気が通りやすいようになってるんですよ〜」
曜「いいねぇ〜☺」
かすみ「ふふんっ♡ これ着てバッチリ働きますからね!」
曜「頼りにしてるよ♡」
かすみ「よっこいしょー!」📦
かすみ「えーい!」ドスン📦
かすみ「よっこいしょー!」📦
曜(ふふ、頑張ってるかすみちゃん素敵だなぁ…)📦
かすみ「えーい」屈み
曜「…!?」
曜「い、今…!」
かすみ「よっこいしょー!」チラチラ♡
曜「服がたわんでかすみちゃんのおっぱいが──!!」ムクムク
かすみ「どっこしょっ!」チラチラ
曜「ぅうっ…////」前屈み
かすみ「あ! 曜さん! そんな体勢だと腰痛めます──」
ポキッ…!
曜「ぃっ…!?」ガクッ
かすみ「あー!曜さん!? 曜さーん!!」
曜(ううっ…まさか胸チラがこんなに効くとは…////)ギンギン
──これからは胸チラの季節だね!
貧乳だとブラも浮いて胸の先っぽまで見える事があるみたい!
哀れにゃ… 好きな設定拾っていいのか
それなら書いてみたいな
と思ったものの結局ちょっと読んだだけだとどこまでが基本的な設定なのかわからんから書けそうになかった
1からスレ読んでここまで追いつく気力はないししばらく様子見する 海未「──と、いうわけです。船長の曜がベッドから動けないので、副船長である私が船長の代理業務を請け負います」
かすみ「は〜い」
善子「ハタチそこそこで腰をやるってどうなってんのよ……」
海未「いえ、その知識は間違っていますよ善子。ギックリ腰に年齢は関係ありません」
海未「妙な体勢で腰を曲げたりすれば、たとえかすみぐらいの年齢でも十分にあり得ます」
海未「実際、整形外科には運動部らしき中高生が腰の治療に来ていることも多いですしね」
海未「ですので、万が一私がギックリ腰になったとしても年齢は関係ありません」
かすみ「え、でも絵里さんとかたまに腰をトントン叩いたりしてますけど……」
善子「ぷふっwwwアラサーは辛いわねwww」
海未「関 係 あ り ま せ
ん。いいですね?」ニコッ
かすみ「アッハイ。ごめんなさい」
海未「あと善子は後で私の部屋まで来るように」ニコッ
善子「(あ、死ぬかも)」 >>146
◆渡辺曜◆
交易船『ヨーソロー号』のキャプテン。
千歌のことが大好きな童貞。
時折かすみんにもドキドキする。
◆園田海未◆
ヨーソロー号の乗組員。
ことりのことが大好きな童貞。
時折かすみんにもドキドキする。
◆津島善子◆
ヨーソロー号の乗組員。
ルビィのことが大好きな童貞。
時折かすみんにもドキドキする。
◆中須かすみ◆
ヨーソロー号の奴隷。
性奴隷として買われたはずが手を出されたことはなく、今ではすっかり雑務・調理担当ポジションに。
これがあればあとは何でもいいと思う ここに来て新規の方が興味を持ってもらえるのは嬉しい……☺
ヨーソロー号4人の基本設定↑ができていたら特に文句言う人はいないと思いますよ♡ 曜も海未も海賊に恨みがあるのに、たしかヨーソロー号を海賊船扱いした人だけ叩かれてたっけ
逆にそれ以外何でも許される感 そりゃ根本部分を否定するのはやっちゃダメだなことだからなぁ……
逆にサブキャラは色々ぶっ飛んだ設定でも受け入れられてるな 海未「曜!どうですか!?」
曜「今30ノット!」
海未「いいですね!あと少しです!」
かすみ「なんか結構速度出ているように思いますけど、何か急ぎの用事ありましたか?」
善子「特にないわ。ただあの二人が……」
かすみ「んー?」
曜「33ノット!海未ちゃん今だよ!」バッ
海未「はい!手を開いて風を受ければ!!」バッ
曜「おお、おおお……!」
海未「これが……!」
曜海未「おっぱいを揉んだ時の感触!!!」ジーン
かすみ「ええ……流石にこれは……。今度千歌さんとことりさんが来たら言付けちゃおっと」
善子「止めておきなさい、下手すると船員が半分に減るわ」 車だと80km/h越えたあたりで窓から手を出すと...って
海未はともかく、曜は自前のがあるんじゃないのか? かすみ「っていうかおっきい胸なら曜さんのがあるじゃないですか」ジトーッ
海未「っ///」
曜「え?/// 海未ちゃん、まさか……///」隠し
海未「そ、そんな……それはさすがに生々しいので…////」
曜「だ、だよね!?///」ハハ…
曜「…////」チラチラ
海未「…////」チラチラ
かすみ(おほっ♡ いいもの見れました…///)キュンキュン 世界観に関してはUTXだけ他より飛び抜けて馬鹿でかいイメージがある
東ローマ帝国位の広さ ことり、穂乃果、花陽、花丸、梨子、かすみ
の談話会見てみたい…☺ そういや想い人の中でルビィちゃんは掘り下げ結構あるけどことりと千歌はそんなにないよな ______ヨーソロー号・客室
千歌「お掃除終わったよー」
かすみ「早っ!さすがに旅館の子ですね…」
千歌「格安で乗せてもらったからにはきちんと恩返しはするのだ!」
かすみ「曜さんは全然気にしてないって言ってましたけどね。まあかすみん的には楽できてうれしいなぁと」
千歌「ふっふっふ。そんなこと言ってたらかすみちゃんの仕事全部やっちゃってお払い箱にしちゃうぞ〜」
かすみ「お払い箱って…」
.。o0
曜『千歌ちゃん!かすみちゃんの仕事全部やっちゃったんだって?すごいよ!なんなら私たちの船で仕事しようよ!』
千歌『えへへへ〜。よーちゃんと一緒に世界中を回るのも悪くないかな〜』
曜『うん!てなわけでかすみちゃん!お疲れ様!オダイバで第二の人生の成功を祈ってるよ!』
かすみ「うわぁぁぁ!そんなことにはなりませんから!!かすみんはこの船のアイドルなんですから!!」
千歌「早く既成事実を作らないと、海未さんや善子ちゃんだってかっさらわれちゃうよ〜?」ニシシ
かすみ「やだ!聞きたくない!!あの二人が順調だなんて!!」 千歌「でも何週間も船で生活するのはカンベンだよ。特にこんな時化の日は。おつかいが終わったらすぐ帰りたいねー」
かすみ「そうですそうです!この船は4人乗りなんです!」
曜「かすみちゃん!ちょっと手を貸して!甲板に大量のメノノリが乗っちゃってて!」
千歌「りょーかい!普通怪獣が大暴れしちゃうぞー!」
曜「千歌ちゃん!?ダメだよ危ないよ!波にさらわれちゃうよ!」
かすみ「かすみんは?かすみんだってか弱い女の子ですよ?」
千歌「そしたらよーちゃんが助けてくれるから大丈夫♪」
曜「任せるであります!」
かすみ「手のひらスクリューですか」
千歌「そーれそれそれ!」ポイポイ
善子「ぜぇ…ぜぇ…。あの子ったら体力だけは一人前なんだから…」
海未「善子がもやしっ子すぎるだけですよ。やっぱり山に修行へ行きますか」ポイポイ
善子「ぜっっったいお断りよっ!!」
かすみ「あの凛さんですら泣き言漏らすくらいですからね…」 千歌「よしっ!こっちは制圧したよー!次は!?」
曜「本格的に荒れてきたから戻ってきてー!あとは波がさらってくれるのを待つからー!」
千歌「りょーかい!…ふぇ?」
ドンッ
メ ノ ^ ノ 。 ^ リ
かすみ「な、なんですかあのデカいメノノリ!?」
曜「ムカシオオメノノリ!!実物初めて見た!!」
海未「まずいです!あんなデカブツが船首に乗ったら!」
千歌「わわわわ!船が傾いてるっ!」
曜「千歌ちゃんっ早くこっちにっ!!」
千歌「そう言われてもデッキが滑ってっ…あっ!」ズルッ
曜(千歌ちゃんがそう言った瞬間にはもう甲板から千歌ちゃんは飛び出してて)
曜(条件反射的に私も飛び込んでいた)
曜(……あの日のフラッシュバックを振り払うように) ドゴーン
千歌「わっ!!」
千歌「………生きてる?わたし…?」
千歌(勢い良く吹き出した噴火の音でわたしは目を覚ました)
千歌(…覚えてるのは、海に放り出されて、何もできずに溺れちゃったことだけ)
千歌(死ぬ時ってこんなあっけないんだって、何か妙に諦めがついちゃって)
千歌(静かに目を閉じたら、運良くどこかの岸に漂着したみたいだ)
千歌「火山島、かぁ。地震も起きてるし大爆発寸前なのかも…」
千歌「誰か人が住んでたらいいんだけど」
リ´-・⌒・ おーい、キミキミ
千歌「うわあぁぁぁぁ!!バラバラのグシャグシャがしゃべったぁぁぁぁ!!!」 リ´・ワ・) ありがとう!身体を治すの手伝ってくれて!
千歌「いやいや、おかしいですよ…。脱臼ならまだしも、完全に折れてるところもありましたよ…?」
穂乃果「場所があってたらすぐくっつくから大丈夫!」
千歌「ちょっと何言ってるかわからないです…」
穂乃果「キミも漂流してきたって感じ?」
千歌「たぶん…。船から落っこちて、荒波にさらわれて…」
穂乃果「災難だったねー。怖かったでしょ?」
千歌「そうでも…ないです。…というかそういうあなたもとんでもない目にあってるんじゃ…?」
穂乃果「あー。いつものことだから。悪魔のような天使に骨折られるのは」
千歌「いつも!?」
穂乃果「落ち着いてるみたいでよかったよ。早速これからどうするか考えられるからね。大噴火で島が吹き飛びそうだし」
千歌「…脱出できるんですか?この島がどこにあるのかもわからないのに」
穂乃果「できるよ。絶対。この海はどこかにつながってるんだから」
千歌(そう言ったこの人の目は海の向こうをずっと見据えて)
千歌(太陽よりも熱く、輝いてるように見えた) 穂乃果「よしっ!まずは水と食べ物を探すぞー!海の上でそれがないとどうしようもなくなっちゃうからね!」
千歌「はい。あまり長居はしたくないですから、ささっと見つけちゃいましょう!」
穂乃果「オーケー!…えーと、名前は?」
千歌「千歌です。高海千歌」
穂乃果「千歌ちゃん…あっ!曜ちゃんが言ってた子かぁ!」
千歌「えっ、曜ちゃんを知ってるんですか!?」
穂乃果「親友が曜ちゃんのところで働いてるからね!」
穂乃果「私は高坂穂乃果!ただのしがない探検家だよ!」
千歌「…え?高坂…穂乃果…?」
千歌「ええ〜〜〜っっ!!!!!!??」 ______ヨーソロー号・曜の部屋
海未「……曜はどうですか?」
かすみ「ダメです…。部屋から出てきません…」
海未「……そうですか。善子が捜索の依頼を届けてから、もう一晩経っているのに…。おそらく自分の足で探しに行ったのでしょうけど…」
かすみ「…それを伝えても反応ありませんでしたよ…」
海未「……私の知ってる曜なら、無茶とわかっていても千歌を捜しにいくと思うんですけど…」
かすみ「…はい。心の傷を広がっちゃったんだと思います…」
曜(……知った口聞かないでよ…!人の気持ちも知らないで…!)
曜(…また私は大切な人を失っちゃうの…?)
曜(…いやだよ…!千歌ちゃんだけは絶対っ…!)
曜(……でも、私に何ができるの…?私がいくら探し回ったって……)
曜(……どうして…?どうして私は……)
曜(千歌ちゃん……千歌ちゃんっ…!) ______どこかの火山島
穂乃果「おおーっ!温泉だー!」
千歌「毒ガスも出てないし、ちょっとこせば飲めそう!」
穂乃果「千歌ちゃん、そういうのわかるの!?」
千歌「一応温泉旅館の娘ですから。塩水でベタベタですし、一っ風呂入っちゃいます?」
穂乃果「いいねいいね!無人島で野湯!こんなに嬉しいサプライズはないよ!」
千歌「長風呂はダメですけどね。早く脱出しないといけないんですから」
穂乃果「ふぃ〜。いきかえる〜」グデー
千歌「これはかなり上質な温泉だぁ〜。誰も知らない秘境の湯〜」グデー
穂乃果「穂乃果と千歌ちゃんだけの秘密の癒しスポットだね!」
千歌「誰にも言いふらしたくないですね〜。噴火で吹き飛んじゃうんでしょうけど」
穂乃果「土産話にはするよー。温泉に立派なみかんが浮いてたってさ〜」ワシワシ
千歌「ひゃぁっ///こ、こら〜!」
穂乃果「冒険してるとさ、時々こんな嬉しい発見があるんだ」
千歌「航路開拓の先駆者が言うと重みがありますね…」
穂乃果「それがもうやめられないっていうか。誰かとそういう経験を分かち合うのが一番楽しいっていうか」
千歌「………………」
穂乃果「…まあ、そんな体験の高揚を忘れられない、未練がましい女なだけなんだけどね、私…」
千歌「…穂乃果さんはそう思ってるかもしれないですけど、わたしから見たら輝いて見えますよ。直視できないくらいに」 千歌「自分のやりたいことを見つけて、続ける。簡単なようで、すっごく難しいこと。わたしにそれができたなら、きっと…」
穂乃果「…確かに簡単なことじゃないね。私だって最初から一人じゃ続けられなかったと思うし」
千歌「一人じゃ続けられなかったって…?」
穂乃果「この海に乗り出した時だって、隣にはことりちゃんがいたし、その後すぐに花陽ちゃんが仲間になってくれたし」
千歌「………………」
穂乃果「一人じゃなかったから楽しかったし、だからこの時間がずっと続けばいいなって思ってた」
穂乃果「大切な人と一緒だから、楽しいんだ。こういう新しい発見も、いつもの変わらない日常も」
千歌「…大切な人」
穂乃果「千歌ちゃんにもいるよね?」
千歌「えっ?」
千歌(大切な人…?…曜ちゃん?果南ちゃん?それとも…)
穂乃果「…きっと、千歌ちゃんが誘ってくれるのを待ってるよ。だから、絶対帰ろうね」
千歌「…は、はい!」 ______ヨーソロー号・甲板
果南「千歌は!?どうなったの!?」
梨子「無事なんですか!!?千歌ちゃんはっ!!」
海未「あなた達…どうしてここに」
梨子「千歌ちゃんが漂流したって聞いたから!!」
果南「休みもらって超特急で来た!」
海未「……すみません。行方不明のままです」
かすみ「…今も善子さんが捜索中ですけど、手がかりも掴めてないって…」
果南「そんなっ…!…私も探さなきゃっ…!曜っ、行くよっ!」
海未「……曜は自室に閉じこもったままです。私たちが声をかけても反応がありません」
果南「……っ!」タッタッタッ
海未「……果南があんなに取り乱すなんて」
梨子「私も初めて見ました。果南さんのあんな顔は…」
かすみ「……あまり他人に話すなって言われてましたけど、…曜さんも果南さんも昔同じような経験をしてたみたいなんです」
海未「………………」 果南「曜っ!!何塞ぎこんでるのさ!!曜が泣いてたって何も変わらないよ!!」ドンドンドン
曜「……果南、ちゃん…?」
果南「言ってたじゃんか!!千歌はっ!千歌だけは絶対離さないって!!」
曜「……離しちゃったんだよ…。千歌ちゃんの手を……」
果南「…は?」
曜「……これ以上行ったら戻れなくなるって。かすみちゃんの声が聞こえて」
果南「………………」
曜「…私がいなくなったら、かすみちゃんはどんな顔をするのかなって。そんなことが頭をよぎったら、身体が止まっちゃって」
曜「……一瞬の気の迷いが、千歌ちゃんとつないだ手を離しちゃって…」
曜「………また、大切な人を失って……」
果南「……もういい!見損なったよ!絶対私は諦めないから!!曜とは違ってね!!」
曜「………………」
海未「……果南」
果南「もう私は行くよ。絶対私が見つけ出すから」
かすみ「…曜さんのこと、見捨てないでください。…わたしが言うのも変ですけど…」
果南「……っ!」タッタッタッ
梨子「ごめんなさい、皆さん。失礼します」タッタッタッ
海未「……あなたが守りたいのは千歌だけではなくて曜も、でしょう…?本質を見失ってはいけませんよ…」 ______どこかの諸島・海上
善子「……イヤな感じね。噴火寸前って感じ…」
善子「……それにこの意味不明な魔力パターン…これって…」
ギャース
善子「……そしてプテラノドン…間違いないわ…」
善子「穂乃果さん、そこにいるんですか…?…けど、今探してるのは穂乃果さんじゃないのよ…」 穂乃果「ダメだぁ〜食べ物が全然見つからな〜い…」グゥー
千歌「見れども見れども食べれない草と虫ばっかり〜…」グゥー
穂乃果「…虫」ムンズ
千歌「…ふぇ?穂乃果さん…?」
穂乃果「あーん」
千歌「ちょーー!!!タンマタンマ穂乃果さぁん!!!」
穂乃果「んー?セミおいしいよー?」モグモグ
千歌「いやいやいやいや!さすがにマズイですよぉ!女の子がそんなグロテスクなもの美味しそうに食べちゃダメー!」
穂乃果「そうかなぁ?花陽ちゃんは佃煮にしてガツガツ食べてたけどねー」モグモグ
千歌「みゅ、μ'sって一体…」
穂乃果「けど、結局虫食べてたのは穂乃果と花陽ちゃんだけだったっけ。あははは」
千歌「チカの憧れがどんどん崩れてく…」
グゥー
穂乃果「……お腹の虫は正直だねぇ〜。ほらほら、ごちそうはもうすぐそこだよ〜?」グイグイ
千歌「ひぃっ…!ち、近づけないでぇ…」ビクビク
穂乃果「うっしっしっし。おいしいよー千歌ちゃ〜ん」
千歌「や、やめてぇ…」ビクビク
穂乃果「…なーんてね。生はさすがに難易度高いから、煮てから食べよう♪」
千歌「け、結局食べるんですか…」
穂乃果「食べ物ないからね!」 穂乃果「温泉があったら楽だねー。弱火でグツグツ」
千歌「ううっ…ダレカタスケテ…」
穂乃果「セミにバッタにイソガニ!そしてメノノリ!食料はいっぱいあったよ!なんで気づかなかったんだろう!」
千歌「そんなゲテモノ食べるの穂乃果さんくらいです…」
穂乃果「まあまあ。食べないと帰るまでもたないよ?スープだけでも飲みなって」
千歌「す、スープだけなら…」クピクピ
千歌「…!!おいしい…!」
穂乃果「何も食べてない時なら何でもおいしく感じられるよね!ほら、その調子で虫もいってみよっか♪」
千歌「ま、マジすか…」ドキドキ
穂乃果「いけるいける!虫っておいしいから!」モグモグ
千歌「…って!穂乃果さん何食べてるんですか!!?」
穂乃果「んー?何かの幼虫だね。成虫のパリパリ感もいいけど、こっちの食感も好きだねー」
千歌「うえぇぇ…。そっちはマジでムリです…」
穂乃果「なら成虫はいけるよね!?」
千歌「ううっ…もうどうにでもなれー!」パクパク
千歌「はぁっ、はぁっ、全部食べきってやりましたよっ…!」
穂乃果「ふっふっふっ。ようこそサバイバル女子の世界へ!海未ちゃんを越えたんだよ千歌ちゃんは!」
千歌「へ?海未さん?」
穂乃果「割と潔癖症だからねー。得体のしれないものは絶対食べないんだよねー」
千歌「チカが…海未さんを…?」
穂乃果「こういう時ならたぶん千歌ちゃんの方が長生きするねー」
千歌「…ふふふ…へへへ…!」 ギャース
千歌「なっ!?何!?」
穂乃果「おっ、帰ってきた!おかえりー!」
千歌「ふぇっ!?プテラノドン!?」
穂乃果「うん!穂乃果の友達だよ!近くの島とか陸を探ってきてもらったんだー」
千歌「友達!?プテラノドンと!?」
穂乃果「そっかー。結構遠いんだねー。空からは難しいかな、二人もいると」
千歌「話してる!?」
穂乃果「これでも魔王だったことがあるんだよ、穂乃果はね」
千歌「魔王!?」
穂乃果「ありがとう!帰ったらおいしいもの食べようね!」
千歌「…なんかもう異次元すぎて頭が追い付かないです…」
穂乃果「うーん。かなり距離があるみたいだから、今日島を出航しても明るい内には陸につかないかな」
千歌「そんなぁ!いつここが火の海になるかわからないのに!」
穂乃果「じたばたしてもどうしようもないよ。とにかく、今夜はここでこさないと」
千歌「……不気味なくらい冷静ですね」
穂乃果「慣れてるからね。火口から噴煙直撃して宇宙まで行ったこともあるし」
千歌「……ホントに穂乃果さんは人間なんですか?」 善子「…流れ着くならこの島だけど…」
善子「あのカオスな力がどんどん強くなってるわ…」
果南「とんでもないモンスターが潜んでるのかなーん?」ザバァッ
善子「うわっ!?果南さん!?なんでここに!?」
果南「やばいねこの魔力…。今まで会った何者よりやばい…」
善子「神出鬼没な果南さんも十分ヤバいですけどね…」
果南「善子も千歌を探してここに来たの?」
善子「うん。まあ、ここにいるのは恐竜を配下に置く元魔王だけど…」
果南「魔王!?早く千歌を探さないとっ!!」
善子「まあ実態はあの穂乃果さn」
果南「行くよ善子!!もし千歌が流れ着いてたら危ないからっ…!」ガシッ
善子「ちょっ!!話を聞いてぇー!!」
梨子「果南さんったら、ボートをちゃんとつないでいかないまま…。もう、これじゃまるで千歌ちゃんだよ…」
梨子「…てか、置いていかれた!?ま、待ってぇ!!二人ともー!!」 穂乃果「寝床にちょうどいい洞穴!ここにしよう!」
千歌「大丈夫なんですかここ…?どっかから溶岩が流れてきません…?」
穂乃果「それは心配ないよ。この洞窟は海に繋がってるみたいだから」
穂乃果「…んー。まだちょっと日没まで時間があるなぁ。ちょっと奥の方探索しようか!」
千歌「ええ!?なんでぇ!?」
穂乃果「穂乃果にはわかる。この奥にお宝があるって!」
千歌「何の確証もないのに説得力があるのが悔しい!」
穂乃果「ちっちっちっ。伊達に冒険者やってないよー穂乃果は」
千歌「…途中で海底火山に当たっても知りませんからね!」
穂乃果「おおっ!海底火山!!その発想はなかったよ!」
千歌「ええっ…なんでそこでワクワクしてるのぉ!?」
千歌(……でも、正直行ってみたくなった。誰もいけなかった場所に)
千歌(そこに、千歌が忘れてしまった輝きがあるかもしれないから)
梨子「善子ちゃーん!!果南さーん!!どこにいるのー!?」
梨子「…どうしよう…?完全にはぐれちゃったよ…ボートのところで待ってた方がよかったかな…?」
梨子「…なんか聞いたこともない動物の雄叫びも聞こえたし…怖いなぁ…」
ガオーン
梨子「…え?何…?後ろ…?」チラッ
梨子「…なっ!?何アレ!?トリケラトプス!?」
ドドドド
梨子「きゃぁぁぁぁ!!走ってきたぁぁぁ!!」
梨子「助けて千歌ちゃぁぁぁぁん!!」タッタッタッ 果南「…あ。梨子ちゃん置いてきちゃった」
善子「リリーも来てたの?全然感知できなかったわ。まあ、ボートのところで待ってるでしょ。用心深い性格だし」
果南「そうだね。無理とわかっててあえてするコじゃないしね」
善子「それよりも…」
果南「…うん。あの頭でっかちの恐竜…明らかにこっちを敵視してるね」
善子「…ふふふ。時代錯誤の古代竜よ、堕天使ヨハネの前に跪くといいわ!」
果南「突っ込まれたらさすがに無事じゃないだろうけど…いっちょやりますか!」
善子(…さしずめ恐竜たちが哨戒してるってわけね。あの人は本当に厄介な存在よ…)
穂乃果「……おっ、ビンゴ!やっぱりここの島は一回沈んだ大陸の一部!明らかに地層が違う!」
千歌「……えーと、どういうことですか?」
穂乃果「こういうとこだと、“お宝”が埋まってるのがよくわかるってこと!」カンッ
千歌「宝石でも見つけたんですかぁ?」
穂乃果「穂乃果にとっては宝石よりも価値のあるもの!」キラーン
穂乃果「暗くてよくわからないけど、巨大な骨の化石の一部!」
千歌「化石!?マジですか!!」
穂乃果「これは間違いなく化石だね!鑑定士と答え合わせするのが楽しみだなぁ〜!」
千歌「…あ、恐竜研究家ってそういう」
穂乃果「ふふん♪穂乃果の冒険の目的の大部分は発掘だよ」
穂乃果「…よし、こっちの脚の化石は千歌ちゃんにあげよう!」
千歌「いいんですか!?価値のあるものじゃないんですか!?」
穂乃果「これ持って行ったら両生類と爬虫類の区別もつかないのかって笑われるから」
千歌「ふぇ?」
穂乃果「これ、カエルの脚だよ」
千歌「………………」 果南「なんてバカ力…!大きさはどっこいどっこいだしいけると思ったけど、受け止めるのはムリ!」ギギギ
善子「ちょっと!そんな組み合ってたら魔法が使えないじゃないのよ!」
果南「このっ!」ゴツッ
果南「ぎゃぁぁぁぁっ!!指の骨がぁぁぁ!ダイヤの石頭より硬いっ!!」ゴロゴロ
善子「何やってるのよあなたは…。…あれ?あの頭でっかち、奥に帰ってくわ」
果南「ほんとだ。どうしたんだろ?」ケロッ
善子「……さっきまで痛がってなかった?」
ドゴーン
果南「うおっ!?噴火!?」
善子「地脈の乱れがひどくなってきた…もうそろそろ溢れそうだわ」
果南「やばいね。もう引き上げないと…」
善子「結局千歌は見つけられないまま、か…」
梨子「……どうしよ」
梨子(今、トリケラトプスの角に服の裾が引っ掛かって、宙吊り状態です)
梨子(そんなことはお構い無くトリケラトプスはどんどんボートの場所から離れていきます)
梨子「きゃっ!」
梨子(火口から噴煙と爆音が響く中、トリケラトプスは唐突に首を降って私を振り落としました)
梨子「…洞窟?…なんか人がいた形跡がある…」
梨子「…!!このクローバーの髪止め…千歌ちゃんの!!ここにいるの〜!!?」
梨子(手がかりを見つけた嬉しさで思わず叫んでしまって、あのいかつい恐竜がまだ側にいたことを完全に忘れていました)
梨子(反射的に身を引いて振り向いたけど、あの巨体はどこにも見当たりません)
梨子「…いないならいいや。それより千歌ちゃんだよ!千歌ちゃんはこの島にいる!!もしかして、洞窟の奥に…!?」
梨子「千歌ちゃ〜ん!!!!聞こえたら返事して〜!!!」 千歌「…ん?」
穂乃果「どうしたの千歌ちゃん?」
千歌「誰かに呼ばれた気がした…」
穂乃果「もしかしたら誰かが千歌ちゃんを探しにきてたのかもね。寝床をパトロールしてたコから誰か来たって伝言があったし」
穂乃果「…けど、これマズイね。さっきの揺れで洞窟が崩れたっぽいし、閉じ込められたかも」
千歌「ええ!?戻れないってことですかぁ!?」
穂乃果「まあ、それは大丈夫だよ。奥は反対側の岸につながってるみたいだから」
千歌「そうですけどっ…洞窟にきた誰かが迷いこんだらっ…」
穂乃果「……そうだね。また崩落して閉じ込められるかもしれないし。様子を見にいこう!」
千歌(チカを探しにきてくれた…!?誰…!?曜ちゃん…!?)
善子「…いない。どこ行ったのかしらリリー…」
果南「丁寧にボートを係留してるけど…マズイなぁ…」
善子「ああもう!穂乃果さんのパルスのせいでリリーの居どころがわかんないわ!ほんっとあの人とは相性悪い!」
果南「え?穂乃果さん?海未ちゃんの幼なじみの?」
善子「そうよ!さっきの恐竜も穂乃果さんの召喚魔法なのよ!」
果南「それを早く言ってよー!無駄に痛い思いしたじゃん!」
善子「最初に言ったわよ!そっちが聞いてくれなかっただけで!」
果南「そ、それは悪かったよ…」
果南「…善子ちゃんはもう脱出してて。梨子ちゃんは私が探すから」
善子「何水くさいこと言ってるのよ。ここまで来たらリリーと千歌と、ついでに穂乃果さんを探すわ」
果南「危ないって。私はいざとなったら海底に避難すればいいけど、善子ちゃんはそうはいかないでしょ」
善子「理屈はどうでもいいの!探したいから探すのよ!みんな大切な人だからっ…!」
果南「……熱いなぁ。善子ちゃんが曜みたいなこと言うとは思わなかった」
果南「……恐竜を追えば、穂乃果さんのいるところにつく。まず穂乃果さんに会って情報を探ろうか」
善子「気付かれないように後をつけるのね。どこにいるかしら、恐竜」
果南「ほら、あの首の長い恐竜。岸壁の洞窟に入っていくよ。アレを追跡するよ!」 梨子「…うそ…行き止まり…?」
梨子(砂についた足跡を頼りに洞窟を進んできたけど、行く手に崩落した岩石が)
梨子「噴火の揺れで崩れたのかな…」
梨子「…千歌ちゃんはこの奥…?」
ゴゴゴゴゴ
梨子「きゃっ…!また揺れてる…!」
梨子(立っているのも難しいほどの揺れ。思わず崩れた岩石に寄りかかる)
梨子(…すると手をついた岩がコロッと外れた)
梨子「…え?」
ガラガラガラ
千歌「!!!何か変な音がしたのだ!」
穂乃果「明らかに崩落した音だね!あっちだよ!」
千歌「うわっ…これは…」
穂乃果「穂乃果もここまでとは思ってなかった。人力で道を開けるのはムリかも」
「ううっ…いったぁっ…」
千歌「え?…誰か裏にいる!!」
「…え?千歌、ちゃん…?」
千歌「その声…梨子ちゃん!!?」
梨子「千歌ちゃん!!?千歌ちゃんなの!!?」
千歌「そうだよ!!チカだよ!!梨子ちゃんこそどうしてっ!!?」 梨子「千歌ちゃんを探しにっ…っうっ…!」
千歌「どうしたの梨子ちゃん!!!ケガしたのっ!!?」
梨子「石の直撃は避けたけどっ…足をひねっちゃって…」
千歌「!!梨子ちゃん!!今助けるからっ!!!」
千歌「うおおおぉぉぉぉっ!!!!」ガツガツ
千歌(天井近くまで積まれた岩や土砂を手で必死に取り除くけど、まるでびくともしない)
千歌「くそっ!くそぉっ!!どけよ石ころぉ!!」
梨子「千歌ちゃんっ…ムリだよ…。この壁をどかすなんて普通の人にはできないよ…」
千歌「……っ!普通って何さ!!」
千歌「そんなの千歌だってわかってるよ!!みんなに置いてきぼりにされた普通怪獣だって!!」
千歌「普通怪獣が頑張っちゃいけないの!!?普通怪獣は普通怪獣らしく普通のことしかしちゃいけないの!!?」
千歌「千歌だって!!誰かのために頑張りたいんだよー!!!!」
梨子「千歌、ちゃん……」
穂乃果「……ふふ」 ゲコゲコ
ドゴーン
千歌「…え?」
穂乃果「千歌ちゃんのシャウト、かえるさんに聞こえてたみたいだよ」
梨子「…ひっ!大きいカエルっ…!」
千歌「うわっ!?どこから!?」
穂乃果「千歌ちゃんのお手伝いがしたくて蘇ったみたい」
千歌「“かえる”だけに?」
梨子「………………」
千歌「あっ、これはよみ“がえる”と“かえる”をかけた」
穂乃果「あはは。このシーンでダジャレを拾える精神力は普通じゃないね」
千歌「そ、それより!!早く脱出しないと!」
穂乃果「そうだね。かえるさんが岩をぶっ飛ばしたおかげでどんどん崩落が連鎖してるからね」
梨子「ええ!?」
千歌「ホントだ…!振動と音が近づいてるっ…!!」
穂乃果「千歌ちゃん、梨子ちゃんをおぶっていける?」
千歌「は、はい!!」
穂乃果(…いいなぁ。若さって。あの頃の海未ちゃんを見てるみたいだった)
穂乃果(ちょっとしたサプライズで助けちゃったけど、余計なお世話だったかな?) 千歌「……梨子ちゃん」
梨子「…ごめんね、千歌ちゃん。助けに来たつもりが、逆に助けられちゃって…」
千歌「ううん!…すごく、嬉しかった。千歌を見捨てずに迎えに来てくれる人がいて」
梨子「そんなの当たり前だよ!!みんな心配してたんだよっ…!」
千歌「………………」
梨子「果南さんや善子ちゃんもここまで来てたしっ…曜ちゃんなんかは寝込んじゃうくらいにっ…」
千歌「………………」
千歌「…みんなに、謝らなきゃ」
梨子「…どうして?」
千歌「…みんな普通で足手まといな千歌のことなんて、どうでもいいって思ってるって考えてたんだ」
梨子「………………」
千歌「だから、誰も助けに来てくれないって思ってた。どこにいるかもわからない漂流者を探すなんて、そんな途方もないことするはずないって思ってた」
梨子「……曜ちゃんに言っちゃダメだよ、それは」
千歌「うん…。こんなに千歌を思ってくれてる人に気づかないなんて、普通怪獣どころかただのバカチカだし」
千歌「……ありがと、梨子ちゃん」
梨子「ううん、無事でよかったよ。千歌ちゃん」
千歌「……ねぇ、梨子ちゃん」
梨子「?」
千歌「もしもう一回チカが遭難したら、また探してくれる?」
梨子「何言い出すの千歌ちゃん。もうこんなことにならないように、私がちゃんと見張るから」 千歌「……それは、チカが冒険の旅に出ても、ついてきてくれるってことかな?」
梨子「…え?」
千歌「今回のはとんだ災難だったけど……楽しい経験だったんだ。ウチウラにいるだけじゃ絶対体験できない感覚」
梨子「………………」
千歌「曜ちゃんが船乗りになった理由が、今ならわかるんだ。だって外の世界は、こんなに毎日がキラキラしてるんだもん」
千歌「…探しにいきたいんだ。千歌が忘れた、昔に置いてきちゃったものを」
梨子「…私でいいの?気持ちだけでここまできちゃっただけで、冒険の役には立たないよ?」
千歌「梨子ちゃんがいい!梨子ちゃんと一緒に輝きを探して、曜ちゃんのことを見返してやるのだ!」
梨子「千歌ちゃん…」
千歌「そしたら、やっと…」
ゴゴゴゴゴ
穂乃果「おぉうっ!?本格的にヤバくなってきた!」
梨子「ゆ、揺れが止まらないっ…!」
千歌「こ、ここから先は水ですよ!?どうするんですかぁ!?泳ぐんですかぁ!?」
穂乃果「そこは問題ナッシング!ほら!来た!」
キュー
千歌「首の長い恐竜!?」
穂乃果「穂乃果の友達だよ!ささっ、乗って乗って!」
梨子「え?穂乃果…あのオトノキの英雄!?何でそんな人が!?」
穂乃果「それは後!洞窟が完全に崩壊する前に脱出だよ!」 果南「ヤバいヤバい!!ホントに洞窟が崩れるっ!!」
善子「もう穂乃果さんの魔力はすぐそこなのに!!」
果南「しょうがないっ、戻るよ!!」
善子「あーもう!!海未の言った通りだわ!!穂乃果さんはトラブルメーカーだって!!」
穂乃果「トラブルバスターはにこちゃんだけどねー」
果南「え!?穂乃果さん!?」
善子「首長竜が追い付いてきてる!?」
穂乃果「とりあえず脱出脱出!」
果南「う、うん!わかったよ!!」
______洋上
ボカーン
果南「うわぁ…山が噴火で吹き飛んだよ…」
善子「ギリギリだったわね…」
穂乃果「よかったよ。あのまま島にいたら火山弾やガスで大変なことになってたかも」
梨子「…ある意味、奇跡だね」
千歌「穂乃果さんの前じゃ必然みたいな気がするけど…」 果南「!!千歌!!千歌なの!!?」
千歌「果南ちゃん!!…ごめんなさい、心配かけて」
果南「ううん!無事でよかったっ…ホントにっ……!」グスッ
善子「ホントにね。あのまま行方不明になられるとウチの管理責任の問題になるのよ」
穂乃果「といいつつ、ホントは抱きつきたいくらいに嬉しい善子ちゃんなのであった。まる」
善子「う、うっさい!!///」
穂乃果「まあ、善子ちゃんたちと合流できたおかげで千歌ちゃんの送り先がわかってよかったよ」
梨子「穂乃果さん、本当にありがとうございました。千歌ちゃんを保護してくれて」
穂乃果「いやいや、パトロールを追いかけさせてごめんね梨子ちゃん。一応寝床を作ってたし警戒はしてたから」
梨子「…もしかしてあのトリケラトプスも穂乃果さんの…?」
穂乃果「…はい。穂乃果の召喚魔法です…」
梨子「そ、そんな謝らないでください。あの子のおかげで洞窟を発見できましたから…」
千歌「……あ!!!髪止め寝床に置いてきちゃったぁー!!!」
梨子「大丈夫だよ千歌ちゃん。ちゃんと回収してきたから」
千歌「ありがとー梨子ちゃーん!!」
果南「ちょーっと!!私たちにはあの頭でっかちの恐竜が襲ってきたんだけどー!?」
穂乃果「パキケファロだね。力任せの一撃は強者には通じないって言ってたよ」
果南「ダイヤにも同じこと言われたのにー!」
善子「…召喚魔法か。新しい恐竜も増えてるし、穂乃果さんは完全にモノにしたわけね」
穂乃果「ふふふ。今回も何かの骨をゲットしたし、どんどん増えるよー!」
善子「楽しそうね、ホント…」 果南「曜の船に戻るよ。穂乃果さん、もう少しだけお願いします」
穂乃果「オーケーオーケー。久々に海未ちゃんの顔も見たいし」
善子「…しょっちゅうウチの船に来てる気もするけど…」
千歌「…曜ちゃんに謝らなきゃ。千歌のせいで寝込んじゃったって…」
果南「千歌が元気な姿を見せればすぐ元通りになると思うよ。…探しに来てくれない情けない曜かもしれないけど、…あまり責めないでやって」
梨子「千歌ちゃん、私からもお願い。曜ちゃん、ホントにつらそうだったから…。千歌ちゃんのこと、一番心配してたのは間違いなく曜ちゃんだよ」
善子「わかってるかもしれないけど、ああ見えてすごく繊細な人なのよ。曜が仕事に復帰してくれないと私も困るし、お願いね」
千歌「わかってるよ。…それもふまえて、これまでの千歌のダメなところも曜ちゃんにわかってもらいたいんだ」
穂乃果「…千歌ちゃん、いい眼してるね。瞳が輝いてる」
千歌「……そう、ですか?」
穂乃果「もう普通なんて言えないよ。自分に自信を持った、チャレンジャーの眼だよ」
千歌「…はい。…穂乃果さん。ありがとうございました」
穂乃果「ん?何が?」
千歌「わたしのやるべきことが、穂乃果さんのおかげで見えてきましたから」
穂乃果「そんな大したものじゃないよー」 ______ヨーソロー号・デッキ
海未「お帰りなさい、善子。…よかった、千歌を見つけられたようですね」
善子「…ホントに運がよかったわ。ヨハネにもその幸運を分けてほしいくらいに」
千歌「…恥ずかしながら、帰ってきました」
かすみ「ほ、ほんとに千歌さん、なんですねっ…!曜さぁーん!!千歌さんが帰ってきましたよぉー!!」
海未「…穂乃果。今回はあなたにお礼を言わなければなりませんね」
穂乃果「大したことじゃないよー。千歌ちゃんも穂乃果を助けてくれたし」
千歌「バラバラの穂乃果さんを復元してあげたのだ!」
海未「またですか…。そんなことだと本当に命を落としますよ」
果南「穂乃果さんが死ぬビションが思い浮かばない…」
梨子「確かに…」
穂乃果「あははは。海未ちゃんのその剣ならできそうだけどね」
海未「まさか。こんな恐竜が護衛してる人間を斬るなんて物理的に無理です」
曜「千歌ちゃんっ…!」バンッ
千歌「…曜ちゃん。…ごめんなさい」
曜「な、何言ってるのさっ…!謝るのは私の方だよっ…。私が助けにいかなきゃいけなかったのにっ…!」
千歌「ううん。曜ちゃんがこんなになるまで振り回してたのは千歌の方だから。煮え切らない態度ではぐらかしてたはっかりに…」
曜「…え?」
千歌「千歌はね。…わたしは曜ちゃんと対等になりたい。昔みたいに、本音で話せるようになりたい」
曜「対等って…今も千歌ちゃんと私は」
千歌「違うよ!…曜ちゃんは今までどおりに夢に向かって進んでる。千歌は自分ことを普通って言い訳つけて何もしなかった」
千歌「曜ちゃんがホントにすごいと思えるくらいなことができたら、自信がつくと思う。…その時に、千歌の気持ちを打ち明けたいんだ」
曜「千歌ちゃん…」 穂乃果「ま、その時には気持ちが変わっちゃってるかもしれないけどね!」
千歌「ちょっ!穂乃果さんっ!?なんてところで茶々いれるんですかぁ!」
曜「そ、そんなこと、ないよ、ね…?」
穂乃果「わっかんないよー?何せ千歌ちゃん、かわいいし。穂乃果がかっさらっていっちゃおうかなー?」
曜「や、やめてくださいよほんとにっ…!」
穂乃果「すばらしかったよーでかみかん。温泉とみかん。風流だねぇ」
千歌「一緒に温泉入った話は内緒って言ったじゃないですかぁー!///」
曜「え…千歌ちゃんと…混浴…?」
穂乃果「いやだなぁ。穂乃果はちゃんとした女の子だよ♪混浴じゃないって」
曜「ううっ…これが助けにいかなかった罰なの…」シクシク
海未「はぁ。穂乃果、ちょっとこっちに」
穂乃果「ん?なーに海未ちゃん」
かすみ「…まあかすみん的には千歌さんが心変わりしてくれた方がうれしいんですけど」
善子「……いやいや。ほとんど告白みたいなもんじゃない。ただ先延ばしなだけで」
果南「おーっと。一抜けは曜かなーん?予約が入ったぞー?」
かすみ「ちがいます!!一抜けはかすみんですから!」
梨子「…はははは」
梨子(…曜ちゃんには千歌ちゃんの冒険に誘われたこと、黙っておこう…) 海未「…あなたの自由奔放は今に始まったことじゃないですが、他人の恋愛事情をかき乱すのはやめてください」
穂乃果「まあまあ、本気じゃないから。ちょっとからかっただけ」
海未「……あなたのその“遊び”を本気にしてしまう人が何人もいたのを忘れたのですか?」
穂乃果「あー。…うん。気をつけるよ」
海未「……私の周りを変えてしまうことがあれば、たとえ穂乃果でも承知しませんから」
穂乃果「………………うん」
穂乃果(……今のこの状況が一番心地いいみたいだね、海未ちゃん。だからことりちゃんとの距離が縮まらないのに)
穂乃果(……穂乃果がそこに入り込むには、どこかを崩すしかないのかなぁ) バカ話を書くつもりがこんなシリアスに…
あまり童貞たちがギンギンになる話にならなかったけど、温泉シーンで勘弁してください 穂乃果ちゃんの自由奔放かつどこか底抜けに危ない感じすき 乙!
かすみんの曜ちゃんを気使う制止で曜ちゃんが千歌ちゃんを掴み損なうの切ないけど好き。
でかみかんも高校2年生のときよりも大きくなってそうでいいね…☺
梨子ちゃんが冒険に誘われこと言えなかったの次に続きそうで楽しみ。
穂乃果ちゃんが海未ちゃんの貞操狙ってるの、なんか切ない…。 穂乃果ちゃん最終回付近で死にそうな役回りになってきたな
ところで千歌ちゃんの話書いてたけどこの話の後だと蛇足感ありすぎるから別のお話書くのでようかすちかで見たいお題ください 从c*・ヮ・§っ🍊 素晴らしかったのだ。これはおつかれみかんなのだ。
一体どういう状況でバラバラになったのハノケチェン…
>>194
曜の良さをお互い語り合ってたらヒートアップして口喧嘩みたいに
からの、どちらが多く曜の秘密を知っているか対決
実況善子、解説海未、審査員曜
みたいな 珍しくようちか回! おつでした!
穂乃果ちゃんの昔の冒険譚とか深掘りするのも面白そうね
あんまやりすぎると主役が喰われちゃいそうだけど ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています