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「……にこっちは、ウチのこと好き?」



彼女は照れくさそうに、その長い指をもじもじさせながら。


私の顔をじっと見つめると、離そうとはしてくれない。



よほど、自信があるのだろうか。


私らしからぬ好意的な言葉が、きちんと返ってくるという自信が。