にこ(特に歌が上手いわけでもない、ルックスも普通、体力という点じゃ海未や今年の凛とは較べものにならなかった。実際、絵里の練習に何度も倒れる花陽を見て、センターはとても無理だと私は言った。高校生には酷な言葉ね…)

花陽「………」

にこ(悔しくないの……?)

にこ(そうじゃなかった)

にこ(その日から1人残ってにっこにっこに〜の練習をする花陽を見て、あの子が何も持たないスクールアイドルじゃないって事に私は気付いた)

にこ(あの子は内に秘めたアイドルへの情熱と、素直な心を持っていた)

にこ「センターには確かにカリスマも必要でしょう。穂乃果やことりにはそれがあるのかも知れない」

にこ「でも、真のスクールアイドルは努力によってのみ作られる…飽くなき反復運動だけが投票率を上げるのよ」

にこ「花陽はあれから1日500回のにっこにっこに〜を欠かした事はない!!」