海未「あの曲ってなんでしたっけ、ほら、あの曲なんですけど」
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穂乃果「どれ?」
海未「あの曲ですよ、ほら」
穂乃果「情報が全く出てこないからわかんないよ」
海未「ここまで出かかってるんですよ」
穂乃果「じゃあ早くだしてよ、こっちも気になってくるじゃん」
海未「あ、思い出しました!ハロウィンみたいな格好して踊る曲ですよ!」
穂乃果「全然違うよ!」 海未「何が違うんです」
穂乃果「まああってるけど、あってるけどさ!」
海未「あってるじゃないですか」
穂乃果「自分で作詞しておいてハロウィンみたいな格好して踊る曲はないよ」
海未「なら穂乃果は曲名言えるんですか?」
穂乃果「そりゃ言えるよ、ダンスタでしょ」 海未「あ、はいそうですね。ダン……ダンス?ダンスターですね」
穂乃果「今のでよく『私わかってましたけど?』みたいな顔できるね」
海未「何を言います。作詞したのは私なんですよ」
穂乃果「まだ全部思い出せてないよね!」
海未「待ってください、穂乃果は言えるんですか?」
穂乃果「その『穂乃果は言えるんですか?』ってやめなよ」 海未「私はわかってますよ?わかったうえで聞いてるんです」
穂乃果「絶対わかってないじゃん」
海未「わかってますって。ほらダンス……ホニャララスターですよ」
穂乃果「ホニャララ」
海未「言ってませんけど?」 穂乃果「海未ちゃん……恥ずかしくないの?」
海未「言うようになりましたね」
穂乃果「なんか色々足んなかったじゃん」
海未「むしろ満ち満ちていましたよ」
穂乃果「いやダンシング スターズ オン ミーだから」
海未「あれ?そう言いましたよね?」 穂乃果「スターは言ったけどさ、スターで終わったよね。なんか自信満々にスター!で打ち切ったよね!」
海未「そんな言い方はしてないです!」
穂乃果「してたじゃん!ダンスホニャララ……スター!って言ってたよ!」
海未「百歩譲ってそう言ったとしましょう!何が問題ですか!?」
穂乃果「問題だらけじゃん!色々足りなさすぎるんだよ!」
海未「横文字が覚えられないですよぉぉ!」
穂乃果「ええっ!?」 海未「横文字……苦手なんです」
穂乃果「待ってよ、曲名も海未ちゃん考えてるんでしょ?」
海未「横文字は勝手に真姫が決めちゃうんです」
穂乃果「あ、そうなんだ……」
海未「そうなんです」
穂乃果「そ、そう……」
海未「でも穂乃果も横文字は覚えられないですよね?」
穂乃果「勝手に同じ穴のムジナにしないで!?」 海未「じゃあ穂乃果は曲名ちゃんと言えるんですか?」
穂乃果「だからその『穂乃果は言えるんですか?』ってのやめようよ」
海未「言えないんですね?」
穂乃果「言えるよ」
海未「誠ですか?」
穂乃果「ま、まこと?まことだけど」
海未「ならわかりました」 穂乃果「やっとわかってくれた?」
海未「では9人揃って初めて披露した曲はなんでしょう」
穂乃果「何が何でも言わせようとするじゃん」
海未「幼馴染を裏切った責任を取ってくださいよ!」
穂乃果「裏切ったも何も海未ちゃんが勝手に切られただけだからね!?」
海未「制限時間は3秒です。はい、3、2、1」
穂乃果「待って待って短い」 海未「待ったはなしです!こっちは手段を選んでいる場合ではないんですよ!」
穂乃果「そっちの事情は知らないよぉ!」
海未「それでは穂乃果も私と同じ側の人間ということで」
穂乃果「わかってるよこのくらい!ぼらららだよ」
海未「ぼららら」 穂乃果「うん、そうぼららら」
海未「待ってください、何か短くないですか?」
穂乃果「そりゃだって略称だから」
海未「略称」
穂乃果「その単語単語に反応する東京フレンドパークの関口宏みたいな感じやめてよ」
海未「それではぼらららの各文字に相当する単語4つ、それぞれお答えください」
穂乃果「なんか話変わってるよね」
海未「走って!」
穂乃果「寄せないで!?」 海未「回答権はまだですよ」
穂乃果「誰走ってんの?ことりちゃん?」
海未「それでは答えてください」
穂乃果「えー……ぼは僕らのでしょ?」
海未「らは?」
穂乃果「ライブだよ」
海未「次のらは?」
穂乃果「君とのら、ライフ……」 海未「では最後のらは」
穂乃果「あれ?足りないな……」
海未「ほら見たことですか!」
穂乃果「質問の仕方が悪いよね!?1文字ずつ聞かれたら誰だってこうなるよ!」
海未「穂乃果も曲名がわからなかった、ということで一件落着です」
穂乃果「わかってたよ!僕らのライブ、君とのライフでしょ!」
海未「……百歩譲ってわかっていたとしましょう」
穂乃果「今私たち200歩距離あいてるからね」 ならばくらえ
ドゥデドゥデドゥー♪
ドゥデドゥデドゥー♪ 海未「でも穂乃果に金貨はあげません」
穂乃果「まだフレンドパーク続いてたの?」
海未「ダーツできないですよ」
穂乃果「じゃあ今度私が問題出すからさ、答えてよ」
海未「いいんですか?私は作詞者ですよ?金貨は貰いましたね」
穂乃果「今私はゴーストライター説を疑ってるからね」 海未「ごーすとらいたー……?」
穂乃果「そんなに横文字弱いの!?」
海未「ってなんなんですか?」
穂乃果「もうそこはいいからさ、じゃ、ほら。ラブライブ最終予選でやったのは?」
海未「なるほど」
穂乃果「うん」
海未「わかりました」 穂乃果「お、じゃあ、はい」
海未「わかりましたよ?」
穂乃果「じゃあ答えて!?」
海未「わかってるんですよ。ほら、この動きですよね?」
穂乃果「そ、そう!そのフリ!からの!」
海未「ハート作りますよね」
穂乃果「え!?あ、うん!最後作るね私たち」
海未「一回ハート使っておきましょうか」
穂乃果「なんで!?」 海未「これやったらわかるかもしれないです」
穂乃果「どういう原理で!?っていうかやっぱり曲名わかってないよね!」
海未「違います!ここまで出かかってるんです!」
穂乃果「それをわかってないって言うの!もう大ヒント、雪!」
海未「雪……?あ、そうです思い出しました」
穂乃果「ここまで長かった!」
海未「あなたたちが好き勝手に言った単語を1つの作品にまとめ上げたのは私なんですよ」
穂乃果「恩着せがましいな!」 海未「あれは私にとって、挑戦でしたね」
穂乃果「そこまで苦労したならタイトルもいい加減出てくるでしょ!」
海未「安心してください、とっくにわかってますよ!」
穂乃果「おお!?」
海未「すのー」
穂乃果「そう!」
海未「すのー……は」
穂乃果「そ、そう!ハで合ってる!いやちっちゃくガッツポーズしないでまだ1文字だよ」 海未「最初は、はなんですよね?」
穂乃果「そう!その調子で次もいってみよう!」
海未「すのー、は……あ」
穂乃果「ダメ」
海未「すのー、は……い」
穂乃果「え?これずっとやんの?」
海未「冗談ですよ穂乃果。本当はわかってるんです」
穂乃果「じゃあもう早く言ってよー、1日終わるかと思ったからね」
海未「ずばりですね」
穂乃果「うん」
海未「すのーはらちおんです」
穂乃果「ろ、ローマ字読み!」 元々ガイジな膿がもっとガイジみたいになってるじゃん 海未「すのーはらちおん、略してすのはらはライブで1番盛り上がる鉄板曲ですね」
穂乃果「色々言いたいことはあるけど、それもう新手のハラスメントだからね」
海未「どうです穂乃果、これで私への認識を改めてくださいね」
穂乃果「よりやばい方へ改まったよ」
海未「なんと」
穂乃果「じゃあもう一問いくから。今のは冬っぽい曲だったから次は夏っぽいの」
海未「夏っぽいのですか?」
穂乃果「にこちゃんと真姫ちゃんがハイタッチしてサマーがウィーなやつは?」 海未「なるほど。これくらいわかりますよ」
穂乃果「だよね、さすがに優しすぎたかなと思ったけど、そろそろ私も安心したいの」
海未「ずばり、夏色笑顔で」
穂乃果「うん、で?」
海未「で?」
穂乃果「このあと!どうなるの!?」
海未「終わりですけど」
穂乃果「終わんないよぉ!」 海未「誠ですか?」
穂乃果「まことだよ!そこで折り返しなんだって!」
海未「なら四捨五入したら正解になりますよね?」
穂乃果「四捨五入はしないで!」
海未「おかしいじゃないですか。半分正解なんですよね?」
穂乃果「もう半分が間違ってるから四捨五入したら不正解なの!続き!ほら、数字!夏色笑顔で!?」
海未「イチ、ニ、サン」
穂乃果「なんか違うっ!」 穂乃果「なんか違うっ!」
海未「二度も言わなくても聞こえてますよ」
穂乃果「まだ横文字ってレベルじゃないのに……!」
海未「確かに夏色笑顔で1、2、3。こんな感じでしたね」
穂乃果「こんな感じレベルのあやふやな記憶は捨てなよ」
海未「何が間違ってるって言うんですか」
穂乃果「あのね、もう一声欲しいの。そのあと一個!」
海未「……ダー?」 穂乃果「イチ、ニ、サンから離れなよ!変なの出てきちゃったじゃん!猪木やってる場合じゃないんだよ!」
海未「待ってください!猪木を馬鹿にしないでください!」
穂乃果「海未ちゃんをディスってるだけで猪木をバカにはしてないよ!」
海未「でぃ、でぃすって……?」
穂乃果「ごめんね私が悪かった!」
海未「まあ、よくわからないですけど、反省してください」 穂乃果「……急いだのがよくなかったね。ゆっくりいこ、ゆっくり」
海未「そうですね、ゆっくり謎を解き明かしていきましょう」
穂乃果「謎でもないんだけどさ……とにかく夏色笑顔で1、2、英単語なの。一個だけだからこれくらいなら出てくるでしょ」
海未「ええ、たくさん出てきますよ」
穂乃果「たくさん出てこなくていいの、一個だけなんだから」
海未「さっきからここまで出かかってるんですよ」
穂乃果「じゃあ夏色笑顔で1、2?」
海未「パンチです」
穂乃果「誰がコンビネーションやれって言ったの」 海未「基本が一番大事なんですよ」
穂乃果「今関係ないの!もっとこう!平和なやつ!」
海未「平和なやつ」
穂乃果「そう!ホップ、ステップ?」
海未「ジャンピング・ニー・バット」
穂乃果「どこが平和なの!?」 海未「脳天杭打ちに比べるとだいぶ平和かと」
穂乃果「平和の基準が低すぎるんだよ!格闘技からもう離れて!」
海未「いいじゃないですか!私はプロレスが好きなんです!」
穂乃果「それは別にいいんだけど!」
海未「声優がプロレスラーと結婚したら何が悪いんですか!?」
穂乃果「誰も悪いだなんて言ってないでしょぉ!?」 海未「そうなんですか?そうなんですね?」
穂乃果「その件はみんな祝福してるよ」
海未「ならば良かったです」
穂乃果「そんなことより夏色笑顔で1、2、ジャンピング・ニー・バットの方だよ……何その恐ろしい曲……笑顔で飛び膝蹴りかます狂気の歌じゃん」
海未「最近暑い日が続きましたからね」
穂乃果「真夏のせいとかそんな問題じゃないんだよ」 海未「とにかくこれでわかってくれましたか?」
穂乃果「海未ちゃん、ほんとに曲名覚えてないんだね」
海未「何故そうなるんです!?」
穂乃果「今までを振り返んなよ、ここまで何一つ合ってないじゃん!」
海未「敵性語が無ければこんなことにはならないんですよ!」
穂乃果「園田家って戦時中なの!?」 ダメだ…もうサマーウィーの掛け声とともに飛び膝蹴りを繰り出す画しか浮かばない… 夏色えがおで〜の所の振り付けで膝カチ上げてたし間違えるのもしょうがないね まさかにこ自身とにこにことニー(膝)をかけた言葉だったなんて…流石にこね そういえばにっこにっこにーとハンセンのサインも被ってる 海未ちゃんジャンピングニーパッドは覚えられるのか… 海未「この令和の時代に何を言ってるんですか」
穂乃果「こっちのセリフだよ、今日日敵性語って……野球やるとき大変なやつじゃん」
海未「やりませんけど」
穂乃果「じゃあさ、日本語だけなら曲名ちゃんと言えるってこと?」
海未「だから私は全部わかってると言っているじゃないですか」
穂乃果「もう日本語だけのでも怪しいと思ってるよ」 海未「そんなに疑うなら何か曲名を聞いてきてくださいよ」
穂乃果「じゃあさ、悔しいなぷんぷんってやつは?」
海未「キミのくせに!じゃないですか」
穂乃果「え!?合ってる!」
海未「だからわかるんですよ私」
穂乃果「もう一問いこ、もう一問」
海未「いくらでも来てください」 穂乃果「じゃあさ、あなたの本心をはっきり知りたいのは?」
海未「秋のあなたの空遠くですよ」
穂乃果「ええ!?すごいよ海未ちゃん!」
海未「そ、そうですか?」
穂乃果「うん、期待値が低すぎてすごいビックリした」
海未「失礼な言い方ですね」
穂乃果「もいっこもいっこ。夏っぽくヘイッ!ヘイッ!なのは!?」
海未「微熱から」
穂乃果「うん!」
海未「フフフフー」
穂乃果「あ、そうなっちゃうんだ!」
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