穂乃果「何度目かの夏」
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穂乃果「今年の夏も暑いねー……」
にこ「溶けるにこ……」
海未「夏が暑いのは仕方ないのですから、ほらしゃんとして」
希「まあ、確かにこの暑さじゃねー」
真姫「熱中症間違いなしね」
絵里「とは言っても冷房完備のスタジオなんてものはないんだから、さ、行きましょう?」
ことり「んー、あれ?」
花陽「ことりちゃん、どうしたの?」
ことり「なんだか、この会話、去年もしたような……」 1年と言う瞬間をループしている、これぞモーメントリング!! 何気にここまで一人ひとりのキャラを掴んでいるSSは珍しいかも 屋上
穂乃果「うー、絵里ちゃん、暑いよー、なんで屋上……」
絵里「ごめんなさい、ちょっと2人で話したくて」
穂乃果「せめてこっちの日陰のとこにしようよー……」
絵里「ええ、そうね」 数十分前
絵里「穂乃果を屋上に呼んだわ」
にこ「私たちは部室で会話を聞いてるから」
希「通話ボタン切らないようにね?」
絵里「わかってるわ」
絵里(さて、どうなるか……) 現在
穂乃果「話ってなーに?」
絵里「えーと、最近穂乃果、様子がおかしいなって思うことない?」
穂乃果「え?うーん、ない、かな?」
絵里「初めてのことなのに一度やっとことあるなーとか」
穂乃果「あ、デジャヴってやつでしょ、ないかなー」
絵里「行ったことないのに、いったことあるまたいなことも?」
穂乃果「ないよー、あっても原因とかわからないんでしょ?」
絵里「まあ、そうね……」 >>112
修正
現在
穂乃果「話ってなーに?」
絵里「えーと、最近穂乃果、様子がおかしいなって思うことない?」
穂乃果「え?うーん、ない、かな?」
絵里「初めてのことなのに一度やっとことあるなーとか」
穂乃果「あ、デジャヴってやつでしょ、ないかなー」
絵里「行ったこともないのに、行ったことあるみたいなことも?」
穂乃果「ないよー、あっても原因とかわからないんでしょ?」
絵里「まあ、そうね……」 穂乃果「絵里ちゃんはあるの?」
絵里「……ええ、そうね、最近多いかしら」
穂乃果「おー、絵里ちゃん、預言者かも!」
絵里「起きてからわかることだからそれはないわよ」
穂乃果「話ってそのこと?」
絵里「それもあるけど、聞きたいことがあって」
穂乃果「なーに?」 絵里「穂乃果、数日前に3年生以外で何か話し合ってなかった?」
穂乃果「え?知らないよー」
絵里「大事な話とかしてなかった?」
穂乃果「してないよー、大事な話なら絵里ちゃん達も呼ぶよー」
絵里「それじゃあ、この前去年の夏に何してたかってゲームしたのは覚えてる?」
穂乃果「そんなことしたっけ?」
絵里「覚えてない?」
穂乃果「んー、やってないと思うけど……」 絵里「そう、例えばだけどそのゲームの時にまだ会ったこともない2人が同じ場所で同じことしてたって言ったらどう思う?」
穂乃果「え?……たまたまじゃなくて?例えば行った日が違うとか」
絵里「時間が巻き戻ってる、とか思わない?」
穂乃果「……巻き戻る?ど、どういうこと?」
絵里「……」
にこ「やっぱり記憶ないのよ」
希「んー、でもそれならどうやって記憶を消してるの?」
にこ「それはー……、その時に急に思い出すとか?」
希「それはちょっと無理やない?……あ、エリチが何か言う」 絵里「穂乃果、あのね、私たち同じ一年間をずっと繰り返してるのよ」
穂乃果「い、意味がわからないけど……、本当なら大変だよ!みんなに知らせないと!」
絵里「そうね、大変なの……、だから記憶がないふりはやめて、穂乃果」
穂乃果「……え?」 穂乃果ちゃんがはたしてどういう役回りになるのか……
にこのぞえり頑張れ 穂乃果「もー、絵里ちゃん何言ってるのさー」
絵里「穂乃果、最初にあなたに聞いたこと覚えてる?」
穂乃果「デジャヴの話でしょ?さすがにさっき話したことは覚えてるよ?」
絵里「そうね、それにしても穂乃果、よくデジャヴのこと知ってたわね?」
穂乃果「え?」
絵里「名称もそうだけど、原因はわかってないとか、興味でもあって調べたことがあったの?」
穂乃果「あ、あれ?えっと、なんかどこかで聞いたというか」
絵里「……あ、うっかりしてたわ、そう言えばこの前部室で話してたわね」 穂乃果「そうだよー!もうー、しっかりしてよ絵里ちゃん!」
絵里「どうしてそれを覚えているの?穂乃果?」
穂乃果「え……」
絵里「穂乃果にこの話をする前に1年生と2年生に同じ話をしたわ」
絵里「海未、ことり、花陽、凛、真姫、この5人はまったく覚えてなかったわ」
絵里「なぜあなただけ、覚えているの?」
穂乃果「……わ、わかんないよ、そんなの……」 絵里「穂乃果、あなたは記憶は消えてないどころか、すべて覚えているのよね?」
穂乃果「な、何のことか全然……」
絵里「少なくとも私はあなたが記憶を消していると思ってる、どうなの?」
穂乃果「……」
にこ「ちょっと、追い込みすぎじゃない!?」
希「……エリチ、まさかわざと……」 穂乃果「……本当に何もわからないよ……、記憶を消してるとか、そんなの……」
絵里「お願い、もうこのループは終わらせたいの、だから……」
穂乃果「ループって、なーに?」
絵里「だからそれは、……あれ、え……、っ、穂乃果っ、あなたっ!」
穂乃果「……」
絵里「や、やめっ、消さないでっ!っ……!!」
穂乃果「……」
穂乃果「あ、あれ?絵里ちゃん!どうしたの!しっかり!」
穂乃果「ど、どうしたんだろ……急に……」
穂乃果「……あれ?電話……、希……ちゃん……?」 部室
穂乃果「……いた」
希「来ると思ってたよ、穂乃果ちゃん」
穂乃果「全部聞いてたんだよね、さっきの会話」
希「せやね」
穂乃果「そっか」
希(……穂乃果ちゃん、その顔は何……?笑ってる?怒ってる?悲しんでる?)
希(表情がまったく読み取れない……) 希「うちの記憶も消す、だよね……?」
穂乃果「そうだね、消さないとね」
希「随分あっさりやね」
穂乃果「そりゃ、消さないといけないってわかってるから、本当はあんまりしたくないんだけど」
希「記憶をどうせ消すなら聞いてもいい?」
穂乃果「なーに?方法とかなら教えられないよー?」
希「あなたは、本当に穂乃果ちゃん?」
穂乃果「それは、どういう意味かな?」 希「さっきの会話、うちは確かに聞いてた、それで思ったんだけど……」
希「途中まで話してた穂乃果ちゃんは本当に記憶を消すとかわかってないみたいだったってこと」
穂乃果「途中で偽物と入れ替わったって言いたいの?さすがの絵里ちゃんも人が入れ替わったら気付くんじゃないかなー」
希「そやね、さすがのエリチも目の前で人が入れ替わったら気付くと思う」
穂乃果「じゃあ……」
希「でも中身なら、気付かないかも」 穂乃果「じゃあ今の穂乃果は誰なのかな?海未ちゃん?ことりちゃん?」
希「そこまではうちもわからないかなー、ただ穂乃果ちゃんとはどうも思えないってことくらい」
穂乃果「残念でしたー、穂乃果は誰とも入れ替わってないよー」
希「それじゃあ、誰かが入ってるのかな、穂乃果ちゃんの中に」
穂乃果「……」
希「入れ替わったというよりも、ずっと一緒にいて、でも穂乃果ちゃんは気付いてない……」
希「μ’sのメンバーじゃない?それとも……」
穂乃果「消えて」 希「……」ドサッ
穂乃果「私は穂乃果なんだ、私は……」
穂乃果「……ん……、の、希ちゃん!?どうしたの、しっかりして!!」
穂乃果「ど、ど、どうしよう、救急車!?それとも保健室、は、夏休みだし、えっとー……」バタバタ
にこ「……」 数分前
希「これは穂乃果ちゃん来るね」
にこ「どうすんのよ!逃げる!?」
希「逃げてもずっと会わないわけにはいかないって」
にこ「でもそれじゃ!」
希「……とりあえずバレたのはうちだけ、わかるよね?にこっち」
にこ「え、……だ、ダメよ、そしたら記憶あるの私だけに!」
希「全滅するよりマシだって、消される前提でなんとか情報引き出して見るね」
にこ「で、でも……」
希「さ、早く隠れて、うちの骨は拾ってね」
にこ「笑えないのよ……」 現在
にこ(……あれは、穂乃果じゃない、何か別の……)
にこ(……あとは私がなんとかしないと) これ結構前に書いててくれたやつかな
何年も前の話だけど 穂乃果ちゃん(?)も怖いがにこちゃんなら何とかなる、頑張れ 数日後
海未「さあ、もうすぐ夏休みも終わりです、その前にたくさん練習をしましょう!」
穂乃果「そんなこと言っても暑いよー……」
希「もう少し涼しくなってからでもいいんじゃない?」
海未「そんなこと言ったら夜になってしまいますよ」
にこ「そうよ、ちゃんと練習するわよ」
凛「にこちゃんがこの暑いのにやる気なのは珍しいにゃ……」
真姫「今日って夕立の予報出てた?」
にこ「ぬぁんでよ!」 にこ「まったく……、よく考えたらこの夏は最後だもの」
にこ「来年もずっとこのメンバーでやりたいけどそれは出来ないから後悔しないようにしないとね」
ことり「そうだよね、来年は……」
絵里「……ほら、しんみりしてないで練習行きましょう?」
花陽「う、うん」
希「でも本当に今日夕立かもなー」
にこ「だから、ぬぁんでよ!」
穂乃果「……」 凛「今日も練習疲れたにゃー……」
海未「しかし、今日はしっかりと出来ましたね」
真姫「雨降らなかったわね」
にこ「まだ、それ言う!?」
穂乃果「ねえ、にこちゃん」
にこ「なに?」
穂乃果「ちょっと相談したいことがあるだけど……」
にこ「珍しいわね、なによ」
穂乃果「部室、残ってもらっていいかな?」
にこ「仕方ないわねー」
にこ(来た) にこ「それで何よ、相談って」
穂乃果「あー、えーと、にこちゃんがさっき言ってた、来年はこのメンバーじゃないって話なんだけど」
にこ「あれ?だってそうでしょ?」
穂乃果「わかってたけど、改めて聞くとなんかなーって」
にこ「なによ、柄にもなく寂しくでもなったの?」
穂乃果「うーん、まあそんな感じで……」
にこ「あのねぇ……」 穂乃果「あのさ、にこちゃん」
にこ「なによ?」
穂乃果「にこちゃんはさ、来年もずっと私たちと一緒にいたい?」
にこ「どういう意味?そりゃ、μ’sは楽しいし、それが出来ればね」
穂乃果「……そっか」
にこ「でも」
穂乃果「え?」
にこ「それは絶対無理なことでしょ?だからそんな話しても仕方ないわ」
穂乃果「……無理じゃないなら、どうする?」 にこ「どういう意味?」
穂乃果「……時間を戻したりとか、思わない?」
にこ「……そうね、それが出来たらいいわね」
穂乃果「……そっか、そうだよね、にこちゃんは、わかってくれるよね……」
にこ「ええ、もちろんよ」
穂乃果「……」ニヤ
にこ「……まあ、それでも私の知ってる穂乃果はそんなこと言わないでしょうけどね」 穂乃果「にこちゃん……?」
にこ「あの子はね、呆れるくらい前向きなのよ、何があってもね」
にこ「あんた、一体誰なのよ」
穂乃果「……なーんだ、にこちゃんも、記憶、戻ってたんだ、残念……」
にこ「そうよ、希の記憶を消した時も近くにいたから」
穂乃果「せっかく、にこちゃんとはもっと仲良く出来ると思ったのにな……」
にこ「それじゃ、私の記憶も消す?」
穂乃果「当たり前だよ、みんなに知られる前に……」 海未「知られる前に?ということは、今の状況ではどうするのですか?」
真姫「これ、本当にドッキリとか、お芝居じゃないのよね?」
希「さすがに今の穂乃果ちゃんの顔見たら、それはないかな」
穂乃果「な、何……、え……」
にこ「残念だけど、全員いるわよ?ここに」 もしここが落ちてもスレ立てて、今までの貼ったら続き書いてくれるかな >>192
8月中に終わらせると言ってくれてるので少なくともそれまでは保守を続けたい
でもそういう例があるのかはちょっと気になる >>194
前にやってた時は何人か書いてくれたよ
毎回じゃなくても書き手の目に止まればなんかしらレスくれてた感じ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています