ことり(16)「今日から貴女の専属メイドになることりです。鞠莉ちゃんよろしくね♡」鞠莉(11)「ふんっ…」
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ことり「やぁ〜♡可愛い♡」ツンツン
鞠莉「ちょ、ちょっと…触らないで!」 波乱のイントロ、空の旅 3/4
ことり「…え?ことりですか!?」
鞠莉ママ「なんの話だと思って聞いていたのデスか」
ことり「えっと、ことりも小学生の頃は同じ感じだったので、お母さんは大変だったのかな〜…とか…」
鞠莉ママ「それは好都合。気持ちがわかるならば娘ともすぐに打ち解けられるでショウ。二週間しかないのだから、早く馴染むに越したことはありまセン」
ことり「う、打ち解ける?馴染む?」
鞠莉ママ「ここまで聞けばわかりそうなものデスが、あなたには我がオハラ家のメイドになってもらいマース!」
ことり「え………ええええ!?メイドさん!?」
ことり「な、なんでことりがそんな…」
鞠莉ママ「得意なのでショウ?メイド」ゴソゴソ… 波乱のイントロ、空の旅 4/4
鞠莉ママ「有名なメイドだそうではありまセンか」つ写真
ことり「────ふええっ!?」ギョッ
『ミナリンスキー生写真』
ことり「な、ななななななんでこんなものを!?」
鞠莉ママ「なぜとは。売ってあったから買ったのデス」
ことり「わ、私とはなんの関係も」
鞠莉ママ「あの店であなたを見かけたとき、かなり手慣れた様子だったので声をかけたのデスが、まさか本職とは思いまセンでした」
鞠莉ママ「今は服作りをしているようデスが、メイドもキライではないのでショウ。いい勉強だと思って頑張りなサイ」
ことり「そ、そんな勝手なあ…」
ことり (あれ?服飾の学校にいるって言ったんだっけ…)
ことり「っていうかその写真!返してくださあい!」ピーッ
鞠莉ママ「ダメ、ダメ、デース。これはワタシのお土産に買ったのだから、あげられまセーン」
ことり「ふええ〜〜〜〜〜〜ん……!」
こうして不思議なお姉さん──お母さんとの空の旅が始まったのでした…
的なね
なお書き溜めはここで終わっている模様。 そしてスレタイに続く…
って続きはないんですか!? あーーーーーーーー!!!!
素晴らしい!!!!!
スクスタはこの設定でたのむ!!!!!! 開幕前、準備運動、負けないほどの愛情で。 1/2
ことり「その、私は具体的になにをすればいいんですか?」
鞠莉ママ「娘と遊んでくれればいいデス。できるだけ普通に」
ことり (こんな状況で『普通に』って言われても…)
鞠莉ママ「きっと警戒されるでショウが、二週間しかありまセンから。負けないで」
ことり (無茶を言う…!)
鞠莉ママ「コトリがウチを出るとき、少しでも別れをイヤがってくれたら、それで成功デス」
ことり「…わかりました」コク
鞠莉ママ「生活するのに必要なモノはありマスか?日本に着いたらまずはコトリの欲しいものを買い揃えまショウ。
なんでもいいデスよ、snack, juice and toys... あなたくらいの年頃の女の子がなにを欲しがるのかよくわかりまセンが、無理を言っているのはわかってマスから、遠慮なく──」
ことり「娘さんは、なんていうお名前ですか?」
鞠莉ママ「エ?ああ、まだでシタね。マリデス」
ことり「まりちゃん。漢字はありますか?」
鞠莉ママ「与えてありマス。難しい漢字デスが、こうやって」カキカキ…
ことり フンフン 開幕前、準備運動、負けないほどの愛情で。 2/2
ことり「鞠莉ちゃんの好きなこととか好き嫌い、わかる範囲で教えてもらってもいいですか?それと、もしわかれば身体のサイズとお洋服の好みも」
鞠莉ママ「ハ、ハイ…」
鞠莉ママ「コトリ、マリのことは後からでも教えられマス。まずは自分が欲しいモノを…」
ことり「そんなの後でいいんです。欲しいものがあったらお買い物くらい自分で行っちゃいますから。『そんなことより』、鞠莉ちゃんのことみんな教えてください!」ズイッ
鞠莉ママ ポカン…
鞠莉ママ「…そうデスね」ニコッ
鞠莉ママ「まずは好き嫌いデスか。マリは coffee がニガテなようで…」
ことり「小学生ですよね!?飲めなくて普通だと思いますっ」
鞠莉ママ「でもワタシはマリと coffee break を楽しみたいのデース!」イヤイヤ
ことり「ふええ……小原さんの願望じゃないですかあ…」
こうして揺れる心配も落ちる心配もない、民間の飛行機より何倍も快適な空の旅の中、ことりは一睡もすることなく鞠莉の話をたくさん聞いて過ごしたのでした…
的なね
自分で蒔いた種ながら、この二週間って相当濃密ですよ。かなりのボリュームになって然るべき。
片手間に書ける物量ではないと思うのだ アドベンチャーゲームでありそう
2週間で鞠莉ちゃんの心を開こう! 片手間じゃできなさそうなのはわかるがそれでも続きが読みたい 畜生書きたい欲が止まらんがこんな素敵な書き手がいるんじゃどっから手を付けて良いものか……。
大筋に触れん程度の物をしたためるとしよう…… 書け!書くんだよ!
畜生を書きたいのか、畜生な展開を書きたいのか、ただの悪態なのかしらんけど >>176
たぶん畜生ってのはただの罵倒語であって別に畜生展開を書きたい訳ではないのではと… 俺は畜生だから真人間に浄化する為には、ことまりを定期的に摂取する必要があるんだ あなたに会うまで、できることから。 1/2
家の者「お帰りなさいませ、奥様」
鞠莉ママ「ただいマ。マリは帰っていマスか?」
家の者「はい。今日はとても暑かったので汗を流しておいでです」
鞠莉ママ「そうデスか。では先に紹介しまショウ。話しておいたコトリデス、二週間ほどここでマリの相手をしてもらうわ」
ことり「み、南ことりです。よろしくお願いしますっ」ペコッ
鞠莉ママ「我が小原家を古くから支えてくれているイエノデス。彼女が知らないことはないので、なにか困ったときはイエノに聞きなサイ」
家野「よろしくお願いいたします、ことりさん」ペコ
鞠莉ママ「コトリは料理も裁縫も一通りできるようデスよ」
家野「それは心強い。もしお手回りに余裕があるときは、ぜひご一緒しましょう」
ことり「今日のお夕飯はもう作っちゃいましたか?」
家野「いえ、先ほどお嬢様をお迎えにいくのに合わせて食材を買ってきたところで、これから準備に入ります」
ことり「だったらことりも一緒に作りたいです!」
家野「! 着いたばかりで、お疲れではありませんか?そう無理をなさらずとも、明日以降でも…」
ことり「私が一緒にやりたいんです!まりちゃんの傍にいられる時間は長くないので、少しでも仲良くなりたいから!」
家野「ほう…」
ことり「あ、でも、まだこのお家のこととか全然知りませんし、ご迷惑ですよね。ごめんなさい、無理を言って…」
家野「迷惑だなんて、そんな。ことりさんさえよいのであれば、ぜひお願いいたします」
ことり「あ…ありがとうございますっ!お料理はあんまり上手じゃないんですけど、なんでもするので言ってください!」
家野「ふふ、承知いたしました」 あなたに会うまで、できることから。 1/2
鞠莉ママ「ではこの後は家野と dinner の用意デスね」
ことり「あっ、ごめんなさい、勝手に。なにか予定があったり…」
鞠莉ママ「イイエ。なにもすることがなければ島内の案内でもしようかと思いまシタが、そんなのはいつでもできマスから。
ここにいる間、コトリは思うことを全てしなサイ。家野にもワタシにも、他の者にも──もちろんマリにも、遠慮することはありまセン」
ことり「はい…ありがとうございます」
鞠莉ママ「せめて荷物だけ置いておきまショウか。部屋を準備しているので案内しマス」
ことり「は、はいっ」
家野「奥様」
鞠莉ママ「なんデスか?」
家野「とても素敵な方ですね」ヒソ
鞠莉ママ「ワタシが連れてきたのだから、当然デス」ニコッ
鞠莉ママ「先に kitchen へ行っていなサイ。すぐにコトリも向かわせマス」
家野「はい」
<あれはなんですか?
<マリの銅像デス
<ま、まりちゃんの銅像…!?
家野「楽しい二週間になりそうですね」フフ
的なね
こんなばか丁寧に余計なとこまで書いてるから進まないんだよね知ってる
オリキャラ出たけど平気ですか、家野なしでは成り立たないと思いますが。 「ねえ、それいつの写真?」
親友の惚けた、いつも通りのトーンの声でふと、我に返る。
もう、何分くらい眺めていただろうか。気がつけばすっかり日も落ちていて、
夕日がかった空に秋の到来と、そして夏のおわりを感じた。
「……うん。高校……三年生くらいの頃、………かな。」
「ふうん……じゃ、まだ5、6年前くらいだね。もう10分はその写真眺めてるから、どうしたのかなあ、って。」
「……あはは。ごめんね、穂乃果ちゃん。折角遊びに来てくれてるのに。」
夕暮れの部屋に、二人きり。もうそろそろ、夕飯の買い出しに行った海未ちゃんも帰ってくるだろうか。
高校も大学も卒業して、社会人になってから暫く。私達三人はまだ、こうしてたまの休みに集まったりしていた。
この前は、穂乃果ちゃんの家。その前は海未ちゃん、そして今日は私の家。
一人暮らしでバラバラに生活を始めて、それでもまだ、こうして時折集っては
鍋やら、素麺やら、西瓜やら。食べたり、だべってみたり、そんな感じのちょっぴり大人の休日を過ごしていた。
「ねえ、その写真さ。音ノ木坂の近くじゃないよね?どこの風景?山とか、海とか……。」
穂乃果の素朴な質問に、もう一度手にしている写真へと視線を落とす。
大きなホテルにきれいな海、そしてその後ろに広がる広大な山々。
美しい光景、そして懐かしい景色。
「……綺麗でしょ?……旅行に行ったときの写真なんだぁ。」
ーーー嗚呼、穂乃果ちゃんが来るからって。海未ちゃんが来るからって。
部屋の掃除を焦ってしたり、しなければ良かった。 こんなに、心を締め付けられるなら。こんなに、懐かしさと切なさで、胸が一杯になるなら。
「へぇ……って、そうじゃなくて。どこの写真なの?沖縄とか?」
「……淡島だよ。……静岡の、………沼津の方。」
言葉に出す。淡島、という言葉を口にするのももう何年ぶりだろう。
あの時は、あの頃は。それが全てで、それが私の居場所だった。
「ほぇ〜、そんな所に旅行なんてしてたんだね〜。ね、楽しかった?」
「………。ーーーー………うん。とっても。」
その言葉を捻り出すのに、少し時間が掛かってしまった。
どうしてだろう、楽しくて、毎日輝いていて、本当に凄くーーー凄く、素敵な日々だったのに。
それを口にするのが憚られたのは、私が今の今まで、"あの娘"と別れたまま、暫く連絡を取っていなかったから、だろうか。
或いはーーー……あんな風に哀しげに、送り出してくれた彼女との最期を。
今もどこか、後悔しているから、だろうか。
「………今、何してるかな。」
「へ?」
思わず口をついて出た言葉に、穂乃果ちゃんがキョトン、とした声を返す。
私は古びたノートをパタリ、と閉じた。その中に、写真を大切に挟み込んで。
或いはーーーノートの中に。
金髪の少女と、メイド服姿の私との。
大切な記憶を、しまい込んで。
「……海未ちゃんだよ。今、何買ってるかなあ、って。」
そうして、くすりと。
いつもの様に笑った。 スクスタ出てから年齢差のある設定では書きにくくなっちゃったのかな……? >>247
逆にスクスタ時空に飛ばされてことりより年上になったマリーを書けばいいのでは? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています