【SS】世界樹の迷宮【安価】
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>>73
>>74
曜「私はファーマーだからあまり戦いは得意じゃないんだ」
ファーマーは樹海に挑むことになった、いわゆる農民だ。
樹海を探索する上で役立つ能力を数多く持つが、戦闘はあまり得意ではない。
ゆえにいくら身体能力の高い曜ちゃんでも苦戦してしまうだろう。
千歌「大丈夫! 私たちがついてるよ!!」
千歌ちゃんのクラスはハイランダーだ。
ハイランダーはいにしえの技を操る戦士のクラスである。
自身の生命力を武具に宿すことで強力な技を使うことができる。
梨子「千歌ちゃん! 私も精一杯サポートするからね!」
梨子ちゃんのクラスはプリンセスだ。
プリンセスの出す号令はパーティの士気を高める力があるため、戦闘を有利に進めることができるだろう。 曜「私は足が速いから先に攻撃するよ!!」
曜はクワを構え突撃する!!
幸いにも森アザラシはあまり移動が速くないモンスターのようだ。
振りかぶって攻撃をくわえる!!
千歌「曜ちゃん下がって!! 追撃するよ!!」
千歌は自身の槍に力を込める!!
生命力をパワーへと変換し槍で攻撃をしかける!!
千歌「はぁぁぁーーーーッ!!!!」
曜が退避したと同時に、霊力のこもったその槍で薙ぎ払う!!
森アザラシはたまらず倒れた……
モンスターをやっつけた! 曜「ふう……」
千歌「なんとか倒したね」
梨子「私じゃちょっと鎧がまだ重くて……」
曜「慣れてないから仕方ないよ」
千歌「みんな無事でよかった」
曜「このあとどうしようか」
千歌「ちょっと疲れたのだ」
梨子「2時間くらい樹海を歩き回って、モンスターとも初めて戦ったもんね」
曜「さっきの千歌ちゃん、すごかったであります!」
千歌「ありがとう曜ちゃん」 曜「じゃあ、ちょっと早いけど街に戻らない?」
曜「暗くなる前に街を見ておきたいし」
曜「しばらく拠点になるんだからさ」
梨子「そうね……そうしましょう。アリアドネの糸を使わずに済んだわけだし」
千歌「それじゃあ街に帰って、街を見てまわるのだ」
君たちは樹海での探索を一時終え、街に帰ることにした。 待ってた
>>89
言い忘れてた
見て、参加してくれてほんとありがとう
>>91
素直に嬉しい……
ゲーム安価いいですよねぇほんと
>>92ぷわぷわホント好き
安価なら↓ ─世界樹のふもとの街─
曜「戻って来たね」
千歌「一度、宿に戻ってから出かけよう」
梨子「この街にしばらく滞在することになるものね」
─宿屋─
宿ではそれぞれ個室になっている。
千歌は自分の部屋で冒険用の道具を片付けると外へ出た。
曜「千歌ちゃーん! こっちこっち!!」 梨子「どこを見ようかしら?」
曜「執政院や冒険者ギルドには行ったからね」
梨子「これからの調査を考えると道具屋さんとかかな?」
千歌「ご飯はどこで食べるのだ?」
曜「冒険者は酒場で食べるって聞いたけど……」
梨子「たぶん食堂みたいなところもあるわよ」 日が傾き始めていた。
日が暮れるまであともう少しだけ時間があるだろう。
君は夕食をとってもいいし、街を見て歩いてもいい。
【安価】下1
1・料理店を探す
2・酒場に行ってみる
3・街の中央広場に行ってみる 千歌「冒険といえば酒場なのだ! 酒場に行ってみるのだ!」
曜「私たちはお酒とか飲めないけど、行っても大丈夫だよね?」
梨子「冒険者が情報収集に来たりするみたいだから、いいんじゃないかしら? きっと私たちくらいの人もいるわよ」
千歌「そうと決まればさっそく行こう!」
君たちは酒場に向かって歩き出した。 酒場に行く途中、市場を通る。
木でできた商品棚には果物が並び、樹海で採れたものが売られている。
千歌「おいしそうなのだ」
曜「この街は樹海で採れたものを冒険者がお店に売ってるんだね」
梨子「ええ、そうやってこの街は発展しているのね」
梨子「新しい冒険者がやってきて、樹海で採れたもので生計を立てる。そして、お店はそれを売り住民たちが買う……おそらくそういうシステムなんだと思う」
曜「どんどん街が発展していくでありますなあ」
梨子「そうでもないんじゃないかしら……」
千歌「え……?」 梨子「樹海で命を落とす冒険者だっているの……だから冒険者がやってきては森へと消えていく……そういう循環なんじゃないかしら?」
曜「私たちも無事に冒険をするように気をつけようね」
梨子「そうね、気をつけましょう」
千歌「早く酒場に行きたいのだ」
曜「もうすぐ着くんじゃないかな?」 今日はここまでにします。
ゆっくりやっていきます。
安価は回数が減りますが、たまにしますので気軽に参加していただけると嬉しいです。 (昔こういう挨拶するやわ銀かプーアルがいたような…) 再開します。
今日もゆっくりやっていきます。
安価もあるので気軽にどうぞ。 ─酒場─
千歌「着いたのだ! さっそくご飯食べるのだ!」
梨子「目的変わってない?」
曜「でもお腹も空いてるよね」
梨子「この冒険者酒場ではクエストの受注もできるそうよ」
曜「そうなんだ」
千歌「樹海パエリアに牛肉ステーキのりんごソース添えでしょ、それから……」
梨子「もう注文してる……」
曜「私たちも注文しよう……えーっと……エスカルゴ焼きのソース添え? カタツムリってこと?」
梨子「コーヒーもいただこうかしら?」 梨子「やっぱりこのお店も樹海で採れたものを扱っているのね」
曜「樹海料理っていうんだね」
千歌「もぐもぐ……おいしいのだ!」
曜「千歌ちゃんが喜んでくれて何よりだよ」
梨子「本当ね」 千歌「このパエリア……それぞれの具材の出しが染み込みあって深みのある味わいがするのだ」
千歌「そしてこのステーキ……ほどよい加減で焼かれた柔らかいお肉にりんごソースのさっぱりとした酸味が……」
梨子「え? なんか始まったんだけど」
曜「千歌ちゃんそんなにグルメだったっけ?」
千歌「そしてこのジビエカレーライス、シカ肉やお芋がしっかりと煮込まれていてとろみがあるのだ」
千歌「料理が喉を通るたびに幸せを感じるのだ」
曜「千歌ちゃん……さっきの戦いで怪我したんじゃ……??」
千歌「大丈夫なのだ……ふえぇぇコーヒー苦いよぉ」
曜「大丈夫そうだね」
梨子「このコーヒーおいしいわよ? 麦の香りが良くて」 食事を終えた君たちが周りを見渡すと2人組の冒険者が目についた。
片方は金色の髪を後ろで縛ったポニーテールの少女、もう片方は髪を横に縛っている快活そうな少女である。
君たちはこの目についた冒険者2人組に話しかけてもいいし、話かけなくてもいい。
【安価】下1
1・2人組に話しかける
2・話しかけない 梨子「すみません……」
??「あら? どうしたのかしら?」
梨子「いえ、少し気になったもので」
??「ふふっ、あなた可愛いわね」
梨子「えっ? そんな////」
曜「梨子ちゃんを口説いちゃダメであります」
??「大丈夫よ? ふふっ」
???「ぅ絵里ちゃん、どうしたの?」
絵里「穂乃果、この子たちに話しかけられたのよ」
穂乃果「あなたたちも冒険者さん! よろしくね!」 絵里「それで、どうしたのかしら?」
梨子「その、私たちくらいの冒険者さんってあまりいなかったので気になって」
絵里「ええ、そうね。特に今この時間の冒険者酒場は大人の冒険者が多いものね」
穂乃果「私たちも冒険者をやっているんだけど、お互い困ってたら助けあおうね! 知ってることがあったら教えるよ!」
梨子「ありがとうございます」
千歌「ありがとうなのだ」 特に今のところ聞くことはないが……
相手は君たちより先に冒険者をしている。
何か質問してみてもいいかもしれない。
君たちはこの冒険者たちに何か聞いてみてもいいし、聞かなくてもいい。
【安価】下1
1・何か聞いてみる(自由安価)
2・何も聞かない 千歌「2人は付き合ってるのだ?」
絵里「えっ?////」
穂乃果「ほぇ?」
曜「ち、千歌ちゃん、急に何を聞いてるの?」
メイ*> _ <リ「はわわ……そ、そうよ千歌ちゃん、急に聞いたら失礼よ」
穂乃果「穂乃果は絵里ちゃんのこと大好きだよ?」
絵里「えっ////」
メノ^ノ。^リ「なんてこと……なんてことなの……」
穂乃果に他意はなかったが絵里はその日、眠れない夜を過ごしたという…… 千歌「バイバイなのだー!」
穂乃果「うん! またね!」
絵里「ほほほ穂乃果が私のこと……////」
メノ^ノ。^リ「これが世界樹の迷宮なのね……楽園だったのね……」
曜「梨子ちゃんさっきから怖いよ?」 千歌「もう日が暮れちゃったね」
曜「そうだね、宿に戻ろう」
梨子「ええ、そうね」
日は傾き、夕陽は赤く街を染め、街の石畳には長い影が伸びていた。
君たちは酒場を後にし、宿へと戻ることにした。 ─宿屋─
宿に戻った君たちだが、それぞれの部屋に戻るも落ち着かない。
やはり慣れていない部屋だからだろうか。
お互いの部屋を訪ねてみることにした。
【安価】下1
誰が誰の部屋を訪ねますか?
1・千歌ちゃんが、曜ちゃんと梨子ちゃんの部屋へ
2・曜ちゃんが、千歌ちゃんと梨子ちゃんの部屋へ
3・梨子ちゃんが、千歌ちゃんと曜ちゃんの部屋へ
4・3人で集まろう
5・その他(自由安価) 梨子「曜ちゃん、ちょっとおはなししない? 千歌ちゃんも誘って」
曜「そうだね、色々不安もあって落ち着かないよね」
梨子「私の部屋でいいかしら?」
曜「私は千歌ちゃん呼んでくるね」
集まって談笑し、3人で気持ちを落ち着けたのだった……
おかげでよく眠れたようだ。 ─翌日─
千歌「今日もはりきって冒険に行くのだ!」
梨子「調査に来てるんだから気を引き締めてね」
千歌「分かってるのだ!」
曜「それじゃあ、今日は誰が地図を描く?」
梨子「私は昨日間違えちゃったから、自信ないかな」
千歌「じゃあ今日はチカか曜ちゃんが描くのだ」
【安価】下1
地図を描く人を選んでください。
1・曜
2・千歌
安価時のコンマにより判定を行います。
選択キャラのINT(補正+2)×5回 計のコンマ以下で成功。
曜(コンマ60以下)
千歌(コンマ70以下) 16成功
千歌「じゃあ千歌が地図を描くね」
曜「頼んだよ! 千歌ちゃん!」
梨子「大丈夫かな……」
君たちは再び樹海へと向かった。 今日はここまでにします。
皆さまありがとうございました。
先に言うと、このあとは戦闘パートになります。
ゆっくりやっていきます。
安価もあるので気軽に参加していただけると嬉しいです。
お疲れさまでした。 再開します。
安価もありますので、お気軽にどうぞ。 ─世界樹の迷宮─
曜「今日はどの道を進もう?」
千歌「昨日とは違う道を進んでみない?」
梨子「そうね、地図を描くにもそのほうがよさそう」
君たちは前日に通らなかった別の道を探索することにした。 しばらく道を進んでいくと大きな川が見えてきた。
千歌「綺麗なのだ」
曜「穏やかな川だね」
梨子「私は鎧を着ているからちょっと暑いわ……少し涼みたいわね」
千歌「千歌の鎧よりもずっと重たい鎧だもんね」
曜「梨子ちゃんがそういう鎧を着るとは思わなかったね」
梨子「ちょっと心配で……でもやっぱり重くて動くのが大変だわ」 君たちはここで休んでもいいし、休まずに歩き続けてもいい。
【安価】下1
1・休む
2・休まない 千歌「じゃあ休もっか?」
梨子「うーん、でも昨日みたいに魔物に襲われるのは嫌だし……先に進もう」
曜「もう1時間くらい歩いたからね」
千歌「無理しないでね」
君たちは梨子の身を心配しつつも、この場で魔物に襲われる危険性を考え、この場を離れることにした。 君たちは川沿いの道を進んでいく。
曜「そういえば昨日の魔物、アザラシだったよね」
千歌「アザラシだったのだ」
梨子「森の中なのにアザラシって不思議よね」
曜「横に川があるであります」
梨子「……まさか、海じゃないんだから」
千歌「川にもいたりするのかな?」 道を歩いていく君たちだったが何かの気配を感じ取り、立ち止まる……
梨子「ちょっと待って……何かいる気がしない?」
千歌「うん……すごくヤバイ気配がするのだ……」
【安価】下1
1・すぐこの場を離れる
2・あたりを見回して警戒する
1の場合、一番足の遅い梨子ちゃんのAGIで判定します。
(梨子ちゃんのAGI10)+(曜ちゃん補正2)を5回判定(コンマ60以下で成功)
2の場合、一番危険察知能力の高い梨子ちゃんのINTで判定します。
(梨子ちゃんのINT14)+(曜ちゃん補正2)を5回判定(コンマ80以下で成功) 44成功。
君たちはあたりを見回す。
何かがいないか探してみた。
すると……
川の中に巨大なアザラシがいることに気が付いた!! 梨子「な、なにあれ……」
曜「すごい大きいね……」
千歌「やべぇのだ……」
曜「昨日のアザラシの親玉って感じだね……」
梨子「ってことは魔物かな……」
千歌「あっ、川から出てきたのだ」
梨子「ひぃ!!」
見上げるほどの巨大なアザラシは川から出てくると這いずるように移動し始める。
どうやらこちらには気が付いていないようだ。 梨子「なにあれ……怖いね……」
曜「まだ私たちに気が付いてないみたいだね」
千歌「呼んでみる?」
梨子「やめて」 曜「あれがもしかして……F. O. E?」
梨子「……そうかもしれないわね」
千歌「F. O. E??」
曜「この樹海に出るっていう大型のモンスターだよ」
梨子「かなり危険らしいわよ」 【F. O. E について】
F. O. E(Field On Enemy)はフィールドを徘徊する大型のモンスターだ。
現状で倒すことができるとは限らない場合が多い。
時には無駄な戦いを避けることも冒険には必要なことだ。
F. O. Eは動きをよく観察すれば戦わずに進むこともできるだろう。
君は目の前の敵に挑んでもいいし、他の道を探してもいい。 【安価】下1-3
1・他の道を探す
2・よく観察してみる
3・挑みかかる
※全滅の危険があるので安価を多めに取り、多数決とします。
※3つとも1つずつ選ばれた場合は1番最初の安価を選択します。
※1と2の場合、一番観察力の高い梨子ちゃんのINTで判定します。
(梨子ちゃんのINT14)+(曜ちゃん補正2)を3回判定(コンマ48以下で成功)
※3の場合、一番足の遅い梨子ちゃんのAGIで判定します。
(梨子ちゃんのAGI10)+(曜ちゃん補正2)を3回判定(コンマ36以下で成功/先制攻撃) 確か世界樹のそういう敵は
動きに法則性があったはず
2 2・よく観察してみる
成功
曜「どうしよう、戦って勝てるかな?」
千歌「ほかの道を探してみる?」
梨子「待って。まだ気づかれていないなら動きを観察しましょう」
曜「観察……?」
梨子「ええ、あれほど危険なモンスターがいるのに冒険者の被害が少ないのには理由があるわ」
千歌「どういうこと?」
梨子「おそらく、戦わずになるべく安全に進む方法が存在するのよ」
曜「なるほど……」 曜「どこかに隠れて様子を見よう」
君たちは近くの茂みに隠れ、F. O. Eの様子を観察することにした。
ドシン……ずりずり……ドシン……ずりずり……
曜「やっぱりアザラシだから陸の上では移動は遅いね」
梨子「ええ、おそらくそこにヒントがあるはずよ」
千歌「すごいデカイのだ……怖いのだ」
F. O. Eは少しすると、また川へと戻って行った……
梨子「おそらくあの行動を繰り返し行っているのね」
曜「なんでかな?」
梨子「分からないわ」 千歌「どうするのだ?」
梨子「川に戻っていくときにここを通り抜けましょう」
曜「うん、それがよさそうだね」
梨子「次もおそらくさっきと同じように動くはずだから、そのときを待ちましょう」
しばらくすると、予想通り見上げるほどの巨大なアザラシは川から出てきた……
梨子「川に戻ろうとしたら行くわよ」 F. O. Eは少しすると、また川へと戻ろうとする。
梨子「今よ!!」
走ってそこを通り抜ける!!
魔物にも気づかれていないようだ。
君たちは戦いを避け、無事に進むことができた。 こうして、世界樹の迷宮を次々と攻略していく君たち……
幾多の危険を乗り越え、一か月ほど調査をしたころ……
ついに樹海の奥へと到達した……
曜「これは……遺跡?」
千歌「遺跡があるのだ」
梨子「森の奥にこんなものが……」
それは世界樹のふもとにかなり近い場所にあった。
石で作られた謎の遺跡……
世界樹の迷宮を調査するにあたって、この場所も探索する必要があるだろう。 本日はここまでにします。
皆さまありがとうございました。
バトルシーンのはずでしたが、そのシーンを回避し次に進むことができました。
また明日の夜、書いていく予定ですので、よかったらどうぞ。 あとで再開します。
安価もありますので、気軽に参加していただけると嬉しいです。 曜「この遺跡はいったい……?」
千歌「中に入ってみるのだ」
梨子「そうね……調査する必要があるわね」
君たちは遺跡の中を調査することにした…… ─過去を覆い隠す書物庫─
遺跡の中は植物に覆われた図書館だった……
建物はかなり広く、奥まで続いているようだ……
床や壁、本棚にはツタが絡みつき色とりどりの花が咲いている。
本は文字通り風化し、読めるものはいくつあるか分からない。
巨大な世界樹のふもとという特殊な地形のせいであろうか、遺跡の中にも風が途切れることなく吹いている。
吹く風は花を散らせ、花びらは宙を舞い踊っていた…… 曜「図書館かな? 遺跡の迷宮だね」
梨子「綺麗な場所ね」
千歌「花がいっぱい咲いているのだ」
梨子「本も読めそうにないものばかりね」
曜「とにかく進んでいこう」
君たちは遺跡の奥へと進んでいく。 千歌「この前は千歌が地図を描いたから、今度は曜ちゃんの番なのだ」
曜「あ、そうだった。私が地図を描くね」
梨子「お願いね、曜ちゃん」
【安価】下1
曜ちゃんが地図を描く(コンマ60以下で成功)
※曜ちゃんのINTと補正×5回判定 41成功。
曜「任せるであります!」
千歌「大丈夫そうなのだ」
梨子「意外と曜ちゃんは地図描くの下手なのよね?」
曜「大丈夫、頑張って描くよ!」 曜「それにしても風が強いね。地図を描くのが大変だよ」
千歌「紙がバサバサいってるのだ……あ、ちなみに今のは地図の紙と髪の毛がバサバサ……」
梨子「説明しなくていいから」
曜「花びらがずっと舞ってるね」
梨子「場所によっては風が強いところがあるから気をつけましょう」 遺跡を進んでいく君たちだったが、ふと何かの気配を感じ足を止める。
梨子「待って? 何か気配がしない?」
千歌「え?」
曜「分からないよ……風も吹いてて音が聞こえにくいし」
【安価】下1
一番危険察知能力の高い梨子ちゃんのINTで判定します。
(梨子ちゃんのINT14)+(曜ちゃん補正2)を5回判定(コンマ80以下で成功) 09成功。
梨子「どこを探してもいないわね……」
曜「気のせいかな? でも何かいる気配がするんだよね」
千歌「風の音がすごくてよく分からないのだ」
梨子「待って? あそこだけ花びらが止まってない?」
見ると、空中で花びらが固まっている場所がある。 梨子「あそこだけ不自然じゃない?」
千歌「本当なのだ。花びらがあそこだけいっぱい浮いてるのだ」
曜「あそこに何かいるってこと?」
すると花びらの塊は動き出した!
千歌「動いたのだ!?」
梨子「見えない魔物がいるってこと!?」
曜「気づかなかったら襲われていたであります!」 一定方向に飛んでいく花びらは見えない魔物に張り付いてその場所を示してくれていた。
曜「なんで見えないんだろう?」
梨子「分からないわ……でも花びらのおかげであそこにいるのに気が付いたわ」
すると、魔物が姿を現した!
千歌「カメレオンなのだ!!」
曜「だから見えなかったんだ!!」
梨子「すごく高度な擬態をしているようね」 曜「どうするでありますか?」
梨子「近づかなければ戦わずに済むかもしれないわね」
【安価】下1-3
1・戦う
2・警戒しつつその場を離れる
※多数決です。先に2票入ったほうにします。 >>183
前々回はhage(全滅)で終了にしました。
今回も全滅でSS終了の予定です。
そのあとは解説(自己満足)をして終わりです。 梨子「いまのうちに離れるわよ」
曜「いまのうち?」
梨子「あの花びらが何かの拍子になくなったら居場所が分からなくなるわ」
千歌「うん、わかった」
君たちは魔物に警戒しつつ、ゆっくりとその場を離れた。 遺跡を探索する君たちは長い時間をかけ、ついに遺跡の奥へと到達した。
そこは本棚に囲まれた部屋だった。
真ん中に机があり、その上に一冊の本が置かれている。
曜「なんだろう、この部屋」
梨子「あの机の上の本を読めと言わんばかりに置いてあるわね」
本を読もうと君たちは手にする……
だが、大昔の文字だ。
読めるはずがない。
梨子「なんて書いてあるのか分からないわ」 ??「世界樹計画……その本の表紙には、そう書かれているわ」
曜「誰!?」
絵里「……」
穂乃果「……」
曜「穂乃果さん……絵里さん……」
絵里「私たちの国は、その本を解読したの」
曜「世界樹計画って何ですか?」
絵里「いまからその本に書かれている内容を説明するわね」 世界樹計画。
これは戦争で滅んだこの世界をふたたび再生させる計画である。
汚染された世界を世界樹の力で浄化する。
世界は1000年の時を経て、緑に囲まれた平和な世界となるだろう。
千歌「どういうことなのだ?」
梨子「世界はずっと昔、高度な文明が栄えていたという伝説よ……でも戦争で人々は争い、この世界は汚染されたの」
曜「私たちからしたら、そんな大昔の古代文明がすごかったなんて想像もできないね」 しかし、汚染された物質を吸収しつづけた世界樹の中では、やがて突然変異した化け物が誕生することだろう。
それはちょうど1000年後……
そのときに世界は化け物によって滅ぼされてしまうであろう。
きっとそうなる。
梨子「世界樹の中の化け物……1000年経ったら誕生する……」
絵里「その本には、そう書かれているの」
曜「それはいつでありますか!?」
穂乃果「今年だよ」
梨子「……ッ!!」
曜「え……?」
穂乃果「もうすぐ世界は化け物に滅ぼされるんだよ」 曜「待って!! この本の話を信じるの!?」
千歌「そ、そうだよ!! ずっと昔に書かれたものだよ!! いま信じられるはずがないよ!!」
絵里「ええ、でもその本には真実が書かれているの」
穂乃果「その理由も説明するよ」 絵里「この遺跡はね、昔のミズガルズ図書館なの」
梨子「え……?」
絵里「ミズガルズ図書館は世界樹計画を任されていたの」
千歌「そうなの?」
曜「知らないよ……そんなの」
絵里「でも数百年前にミズガルズ図書館は、この計画を放棄した」
梨子「放棄……?」 1000年前に発足した世界樹計画は未来の人々を守るために方法を頑張って考えた。
でも、1000年後の未来に化け物を倒す方法を残すことなんてできるはずがなかった。
しかし、世界樹計画を遂行しなければ自分たちの文明も滅んでしまうからやむを得なかったの。
そこで、1000年後の未来の人々を化け物の脅威から助けるためにミズガルズ図書館という組織を立ち上げた。
ミズガルズ図書館が情報の権威であるのは、このためよ。
世界樹から出てくる化け物を倒すため。
いち早く色々な情報を集め、未来に備えた。
でも数百年前、その計画を放棄したの。 穂乃果「私たちの国は同盟国だったんだよ……でも裏切られた」
絵里「その本を解読しなかったら、そんなことも知らずに私たちの国も、他の国も滅んでいたのよ」
梨子「そんな……」
絵里「私たちの国はミズガルズ図書館に掛け合ったけれど、もう忘れてしまったみたい……信じてもらえなかったわ」 絵里「化け物はものすごい強さで、人間の力ではとても勝てない……だから文明の力に頼るしかない」
穂乃果「でも、計画が放棄された今、化け物を迎え撃つ準備なんてできていない」
絵里「いまからではとても間に合わないの、このままでは私たちも全員……ッ!!」
千歌「な、何か方法はないの!?」
穂乃果「ないんだよ……だから私たちは必死にその方法を探した……でも、もうダメなんだよ……」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています