善子「ねぇ、運命ってあると思う?」
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「マルちゃんが蔵に近づいちゃいけない理由?」
花丸「そう……なんか急に思い出して気になったずら」
「なんだったかねぇ〜?」
花丸(おばあちゃんに、はぐらかしているような様子はない)
花丸(だけど、理由が分からないのに危険だというのは矛盾している気がして)
花丸(詰め寄るわけにもいかずにもどかしさだけが募る)
花丸(隣の善子ちゃんは黙ったまま、お祖母ちゃんを見ていた)
花丸(深く考え込んだお祖母ちゃんは、ふと、はっとしたように顔を上げた)
「幼稚園の頃だったかねぇ……マルちゃんが怪我をしたんだよ」
「確か、それが蔵でのことで……危ないから近づかないようにってしたんじゃなかったかね」
花丸「マルが、怪我?」
善子「覚えてる?」
花丸「ううん、全然」
花丸(幼稚園の頃、マルにそんなことがあった覚えはない)
花丸(でも、お祖母ちゃんがあったというならあったはずで)
花丸(なら、なんでマルは覚えていないのだろうかと、不思議になる) 花丸「マルが一人でそこに行ったずらか?」
「誰かと一緒だった気がするずら」
花丸「誰かって……」
花丸(お祖母ちゃんはそこまで細かいことは思い出せないらしい)
花丸(小さい頃、幼稚園のあたりでマルは人形蔵に入ったことがある)
花丸(その時に怪我をして、それ以降危ないからと立ち入らないように制限された)
花丸(じゃぁ、そのころなのかな?)
花丸(人形によって形成された世界)
花丸(それを作り上げたのは、その時のマル?)
善子「……まぁ、その時でしょうね」
花丸「でも、何があったんだろう?」
善子「何があったのかというよりは、誰といたのか。の方が重要な気がするけどね」
善子「そのころの花丸にどんな知識があったにせよ」
善子「今の私が手を伸ばして届く位置で埃を被っていた人形を弄ったとは思えない」
花丸「じゃぁ、マルは怪しい大人と一緒だった……?」
善子「だったらもっと大騒ぎでしょ」
善子「弄るため、あるいはそのせいで怪我をした可能性もあるしね」
花丸「そう、だね」
花丸(二人で考え、煮詰まって)
花丸(おじいちゃんにも聞いてみたけれど、答えは変わらなかった) 花丸「幼稚園の頃って、マルと善子ちゃんが会ったくらいの頃かな?」
善子「そのくらいが私達の原点だけど……私は知らないわよ?」
善子「幼稚園で会うことはあったし、公園で遊ぶこともあった」
善子「でも、花丸の家。しかも蔵にまでいった記憶はないわ」
善子「思い出せないだけの可能性も否定は出来ないけど」
花丸「………」
善子「……その時に花丸と一緒にいた誰かが人形の呪術を作った」
善子「だとしたら、世界はその時から作られてるのかもね」
花丸「じゃぁ、マルはそこからやり直せない限り死ぬずらか?」
善子「そこはなんとも」
善子「ただ、そうね……もしかしたらその呪術があったからこそ、花丸を救うチャンスがあるのかも」
善子「普通の世界だったら、過去に戻れる呪術なんてあっても実現しないだろうし」
花丸「現状を全否定ずらか」
善子「してもいいじゃない。少しくらいは考えも変えたほうが良いでしょ」 1ぃお前は運命を変えるんだろ!
運命に決められた通りにエタるのかよっ ダイヤさんの犠牲を無駄にする気かよ!
>>1 !お前には幾度となく命を落とした花丸とダイヤさんのためにも書き続ける義務があるんだ! 善子「とにかく、今日は学校に行って果南達に事情を話す」
善子「果南、鞠莉、ダイヤ……少なくとも3年生の知恵と力は借りたい」
花丸「ダイヤさんも?」
善子「果南達に話した時点で避けられないだろうし、前回の今回で影響がないとも限らないし」
善子「傍に居て欲しいのよ」
花丸「そっか」
善子「不満?」
花丸「不安なだけだよ」
花丸(あんなことになって、また頼る)
花丸(アレを繰り返してしまうんじゃないかと不安になるのは当然……)
善子「気持ちは分かるけどあえて、だからこそと言わせて貰うわ」
善子「見てないところでぐちゃぐちゃとか、誰かに殺されてるとか。別の意味でトラウマになる」
花丸「……それ、マルに言う?」
花丸(困り顔の善子ちゃん)
花丸(ごめんとつぶやいて、誤魔化すように笑う)
花丸(でも、それは善子ちゃんが実際に経験したことなんだ)
花丸「ダイヤさんを巻き込みたくないのはマルのわがまま」
花丸「………」
花丸「でも、そうだね。目をはなすのも怖いや」
花丸(そう笑うと、善子ちゃんは何も言わずに頭をポンッと叩いてきた)
花丸(手首で隠れた表情は、何となく分かってしまう気がした) 花丸「あ、ルビィちゃん」
善子「は?」
花丸(バス停に行くと、いつもよりだいぶ遅れた遅刻しかねない時間なのに)
花丸(ルビィちゃんが立っていた)
花丸(携帯を弄ったり、本を読んだりもせずにぼーっとどこかを見ていて)
花丸(上の空に見えるルビィちゃんは声が聞こえたからか、こっちを見た)
ルビィ「あ、善子ちゃん花丸ちゃん。おはよ〜」
花丸「おはよう」
善子「おはよ〜。じゃなくない? これバスが遅れたら遅刻コースなのになにしてんのよ」
ルビィ「えへへ……お姉ちゃんが起こしてくれたみたいなんだけど、布団から出られなくて」
ルビィ「それより善子ちゃんと花丸ちゃんが一緒なんて珍しいね」
善子「昨日泊まったから」
ルビィ「えーっ、ルビィも誘ってよぉっ!」 善子「今度ね、今度」
ルビィ「いいないいなっ、ルビィも花丸ちゃんのおうちにお泊りしたかったな〜」
花丸「今度ね」
花丸(その今度を手に入れるためには、マルは生き延びなくちゃいけない)
花丸(絶対にマルが死ぬ状況から、"誰か"に変わりはしたけれど)
花丸(ダイヤさんがマルを庇ってくれた結果である以上)
花丸(マルの近しい人が身代わりになるしかないと考えていたほうが良い)
花丸(そうじゃなくても、自分以外の誰かを犠牲になんて……)
ルビィ「そういえば、今週小テストだけど勉強した?」
善子「多少は」
花丸「授業を聞いてれば問題ないずら」
ルビィ「……えっ」
善子「えっ。じゃないでしょ。私はともかく花丸はそれなりに出来るし。私はやればできるのよ」
花丸(ふふんっと誇って見せる善子ちゃん)
花丸(勉強したのは事実かもしれないけど、何度も繰り返した記憶は強い)
花丸(うらやましいとは、口が裂けたって言っていいことじゃないけど) 花丸「ダイヤさんに教えて貰ってないの?」
ルビィ「自分で頑張りなさいって言われちゃうもん」
花丸「そんなことないと思うけどなぁ」
花丸(ダイヤさんのことだから、日ごろしっかりやっていれば焦らなくていいのに。なんて)
花丸(小言があるだろうけど、ちゃんと教えてくれる)
花丸(仕方がないわね。と、呆れた声で)
花丸(次はしっかり勉強しておきなさい。と、優しい声で)
善子「言うだけ言ってみたら?」
ルビィ「ん〜」
花丸「………」
花丸(善子ちゃんの言葉はルビィちゃんに向いているはずなのに)
花丸(その目はマルを見る)
花丸("繰り返しの件"言うだけ言ってみたら? と言われてるような気がして――)
花丸(でも、今は。と、一歩引く)
花丸(朝の明るい空気にその話題は合わないと)
花丸(ダイヤさんを殺してしまったこともあって、今すぐの勇気は出ない)
花丸(バスは時間よりも少しだけ早く来た)
花丸(浦女生徒がまばらに居るバス。縦に並んだ三つの座席に、マル達はそれぞれ座ることにした) 戻ってきて本当によかったです…続き気長に待ってます! ルビィ「………」
花丸(バスに揺られながら、前に座るルビィちゃんの後ろ髪を見つめる)
花丸(マルは結局、前の世界のルビィちゃんに会うことなくこの世界に来てしまった)
花丸(本当なら謝るべきだったかもしれない)
花丸(マルのせいでごめんねと)
花丸(でも、善子ちゃんが嘘をついてなければ)
花丸(ルビィちゃんはマルを心配してくれていた。責めるつもりなんて微塵もなく)
花丸(最愛の姉の代わりに生き残ったマルのことを)
花丸(それもまた、ダイヤさんの――)
ルビィ「どうかした?」
花丸「ずらっ!?」
ルビィ「あははっ、驚かしてごめんね」
花丸(揺れ動くバスの中で、いつの間にか振り返っていたルビィちゃんと目が合う)
花丸(楽しげに笑うルビィちゃんの瞳はその明るさとは裏腹に鮮やかさに欠けているように見える) ルビィ「窓に花丸ちゃんが映ってたから、どうしたのかなって」
花丸「何か変だった?」
ルビィ「変というか、見てたから。むしろルビィが変なのかなーって」
花丸(ルビィちゃんが変かどうかは巧い返答が思い浮かばない)
花丸(善子ちゃんと話したように違和感はあるけど……)
花丸「ルビィちゃんは怖い夢とか見たことある?」
花丸「例えば、マルとか善子ちゃんとか知ってる人が死んじゃうような……」
花丸(例えにしても最低だとは思いつつ、口にする)
花丸(でもルビィちゃんは怒ったり悲しんだりすることはなかった)
花丸(訝し気に眉を顰めてマルから目を逸らす)
ルビィ「……あったよ」
ルビィ「死んじゃったかどうか覚えてないけど、お姉ちゃんがいなくなっちゃう夢だったと思う」
ルビィ「朝早かったのに、寝てるお姉ちゃんに飛び込んだのに、優しく抱きしめてくれたのを今でも覚えてる」
花丸(ルビィちゃんはとても柔らかい表情で呟くように話してくれる)
花丸(だけど今日のこと……ではなさそうだった) ルビィ「花丸ちゃんもそんなことがあったの?」
ルビィ「……大丈夫だよ」
花丸「!」
花丸(バスの中だからこそ、背もたれがマルとルビィちゃんを阻む)
花丸(でもルビィちゃんの甘さの薄い優しい声は届く)
花丸(ダイヤさんにも感じる心に触れる微笑みが目の前にはあった)
花丸(本当にルビィちゃんはマル達の事情を知っているんじゃないか)
花丸(善子ちゃんの疑念が立証されそうだと思う間に、微笑みは無邪気さに染まっていく)
ルビィ「ルビィはちゃんとここにいるよ。夢じゃないよっ」
花丸(ルビィちゃんは自分が死ぬ夢だと思ったのか、そんなことを言って)
花丸(少し考えて、そうだ。と、笑う)
ルビィ「花丸ちゃんはルビィのこと好き? 好きだと良いなっ」
ルビィ「片思いは……違うとして。好きな人だとその人に良いことがあるって前に聞いたんだぁ」
ルビィ「だから怖い夢を見たときは夢診断をしてみるといいと思う。案外、良い夢だったりするからねっ」
花丸「うん、ありがとう」
花丸(明るいルビィちゃん、楽しそうなルビィちゃん)
花丸(その普段通りの姿に、マルは笑顔を返すくらいしかできなかった) ――――――
――――
――
花丸(やり直しになった月曜日)
花丸(マルや善子ちゃんが関わったり関わらなかったりによって)
花丸(全く同じという形にはなっていない時間はあっという間に過ぎていく)
花丸(そしてお昼休み、果南ちゃんを部室に呼び出した)
果南「話があるって……善子ちゃんだけじゃなかったんだ」
善子「ごめん、それも伝えとくべきだった?」
果南「いや、まぁ……」
花丸(果南ちゃんは少し照れくさそうな顔をして、頭をかく)
花丸(きっと誤解をしたんだろうと、察する)
花丸(果南ちゃんがどうであれ、善子ちゃんが送ったメールは「大事な話があるからお昼休みに部室に来て欲しい。一人で」というもの)
花丸(意外にというと失礼かもしれないけれど)
花丸(それなりに乙女な果南ちゃんは、一人、大事な話、人気のない場所。ってキーワードから告白でも連想したに違いない)
花丸(女の子同士なんて異質さはあれ、無きにしも非ずならどうすべきかと考えてしまう)
果南「あれだよね? 二人がそのさ……女の子同士で付き合ってるとか、じゃ、ないよね?」
善子「はぁ? どう考えたらそうなるのよ。ないわよ。ないない」
花丸「善子ちゃんのメールが簡素過ぎたずら。もう少し用件を入れるべきだったね」
花丸(……三年生まとめて呼び出すんじゃなくてよかった。絶対すんなりいかなかった) 果南「はーっ、そうだったらどうしようかってすっごく悩んだんだからね!?」
果南「善子ちゃんにそこまで好きになって貰えることしたっけって」
果南「でも一目ぼれとかあるし、そういうので好きになられてるならちょっと嬉しくも複雑で――」
花丸(真剣に考え込む果南ちゃん)
花丸(その一方で困り顔の善子ちゃんがため息をつく)
善子「悪かったわよ。ごめんなさい」
善子「果南……果南さんは私から見て格好いい先輩って感じだけど」
善子「さすがに恋愛どうこうはないわ」
果南「そっか」
果南「………」
果南「あれ? もしかして今私フラれた?」
花丸(きょとんとして聞いてきた果南ちゃんに、首を振る)
花丸(果南ちゃんの受け取り方次第だけど、それっぽい雰囲気だったことは否定できない)
花丸(でも実際に告白したわけではないから、違うと言えば違う)
善子「話、進めて良い?」
果南「あぁごめんね。うん、大丈夫」 善子「ねぇ、"三人で星は見れた?"」
果南「へっ?」
花丸(驚いた果南ちゃんの瞳が揺れる)
花丸(なんでそんなことをと言いたげな動揺)
花丸(善子ちゃんはそれを分かってか、用意していた言葉を口にする)
善子「聞いたわよ? "戻ってきたらそうする予定だった"って」
果南「聞いた……?」
果南「なんでそんな」
果南「………」
花丸(ない、ありえない。そう続きそうな果南ちゃんの言葉は途切れて)
花丸(俯くように傾いた顔に影が差す)
果南「なんで、そんなことを? だれから?」
花丸「マル達はこの一週間を繰り返してるずら」
果南「え?」
花丸「今の話を聞いたのは前の一週間の果南ちゃんから」
果南「いや、え? 繰り返してるって……」
花丸「それを言えば、果南ちゃんは信じてくれる。味方になってくれるからって」
果南「それを、私が……?」 花丸(繰り返すような疑問符付きの呟き)
花丸(果南ちゃんは考えて、考えての渋い顔をして……ふと目を閉じた)
果南「そっか。私がそう言ったんだね?」
善子「信じるの?」
果南「あてずっぽうだったら脱帽だよ」
果南「善子ちゃんが言ったのは私が考えるだけで誰にも言ってないことだからね」
果南「私以外が知ってるはずがないんだよ……まったく」
花丸(果南ちゃんは困ったように笑う)
果南「そんな秘密を打ち明けて託すくらいの何かがあるってことだよね?」
果南「いいよ。協力する」
果南「その繰り返しについて詳しく聞かせて」
果南「どれだけ力になれるか分からないけど、話を聞かなきゃ始まらないからね」 善子「まず、分かっているのは魔術は実際に効果があること」
善子「そして必ず月曜日に戻ってくる。これは何曜日に行使しようが絶対の不変」
善子「あと、誰かが必ず死ぬ」
果南「………」
花丸「果南ちゃん?」
善子「疑問があったら言ってくれていいからね?」
果南「大丈夫、とりあえず話を聞いてからにするよ」
善子「じゃぁ、遠慮なく」
善子「この死ぬって言うのは、花丸が死ぬことが基本。ただし、花丸の代わりに別のだれかが死ぬことは可能」
善子「人身御供って分かる? 簡単に言えば生贄なんだけど」
果南「生贄ならわかるよ」
善子「その言葉通りで、別の誰かを生贄として花丸を死なせないことが可能なの」
善子「よって、死は不変だけど結果は可変」
善子「また繰り返すと言っても、周りのすべてが全く同じってわけじゃない」
善子「私達が今の果南に関わってるように、行動次第で常に変動してる」
善子「ただ、それは私達が関わるかどうかに左右されることはないことが分かってるわ」
善子「証拠も証明も出来ないけど、花丸の死因が事件・事故で分岐することからそうだと思ってる」
果南「なるほどね……」 善子「あとは……花丸が子供のころに人形蔵で人形を用いた呪術が行われた可能性が高い」
善子「花丸が誰かと一緒に出てきたって情報があるのよ」
善子「それによって花丸が狙われてるんじゃないかって言うのが推測」
花丸「でも、マルはそのころのことを覚えてないしおばあちゃんたちはその時誰がいたのかまでは分からない」
花丸「それについて確定してるのは、少なくとも善子ちゃんではないということ」
善子「……繰り返しについて分かってるのはこのくらい」
果南「そっか……難しいね」
果南「正直、常識的に考えれば面白くない冗談だよ」
花丸(普段の力強さはなりを潜めて、真剣な眼差しが部室の机を睨む)
花丸(死ぬという言葉に引っかかった果南ちゃんはそれが不満だったのかな)
花丸(そう考えたマルを、紫色の瞳が捉える)
果南「とりあえず常識は捨てるべきだね」
果南「魔術や呪術、繰り返し……ループだっけ? それが現実に起きてるなら常識の範疇にないよ」
善子「そりゃね……常識的に考えてたらそもそも信じられないわよ」
果南「そこでまず私が言えるのは、残念ながら花丸ちゃんの小さい頃に居たのは私じゃないということ」
果南「希望を断つようで悪いけどね」 花丸(申し訳なさそうに言った果南ちゃんは)
花丸(そこから間を置くことなくそれでなんだけど。と呟く)
果南「善子ちゃんと花丸ちゃんは前の一週間にいた私から情報をもらってここにいる」
果南「つまり、"ループの記憶がある"ということで間違いはないよね?」
善子「ええ」
果南「それは"死んだから”なのか、"生き残ったから"なのか。どっち?」
善子「生き残ったからだけど、ただ生き残ったからじゃない」
善子「生き残って魔術を使ったから」
果南「なら前の世界の私は花丸ちゃんを護って……いや、違うかな」
果南「もし私が花丸ちゃんを護って死んだのなら、花丸ちゃん達は話してくれるよね」
花丸「………」
果南「つまり、その魔術は誰にでも使えるわけじゃない。あってる?」
善子「……察しが良いわね」
果南「ただ二人を信じてるだけだよ」
果南「二人の優しさと正しさを信じれば、命の恩人に何もないわけがない」
果南「信じれば、疑うべきことは信じられないことだけになる」
果南「私はダイヤや鞠莉みたいに頭を使うのには向いてないからね」
果南「せめて、信じたいと思ったことは信じぬいていきたいんだよ」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています