かすみ「うっ…うぅ…!」グスグス

彼方「あれ? かすみちゃん?」

かすみ「っ!? な、なっなんですか急に!」ゴシゴシ

彼方「急って訳でもないんだけど… なにかあったの?」

かすみ「何もっ、ひっく、ありません! あったとしても彼方先輩にはカンケーありませんよ!」

彼方「……」

かすみ「…ぁ! ちがう、ちがうわたしのこういうところがみんな… ごめ、ごめんなさい…」

彼方(…おぉう)ゾクッ

かすみ「むし、無視は嫌です…ごめんなさい、ごめんなさいっ」

彼方(ちっちゃいのにプライド高いかすみちゃんがこんなになってると、確かにそそられる…クるものがある…)

彼方「でも彼方ちゃん、今のはさすがに傷ついちゃったなぁ せっかく心配してあげたのに関係ない!って言われちゃったらなぁ」

かすみ「ウソ、ウソです! 関係あるんですっごめんなさい、ちがくって、いや、もうイヤなんですよぉぉ…」ボロボロ

彼方「うーん…許してほしいなら、罰を受けなきゃだね」

かすみ「──ひ あ、嘘 やだ、かすみもうひとりぼっちは…!」

彼方(…でも)

彼方「罰として、彼方ちゃんにぜーんぶ相談しなさい 相談じゃなくてもいいから、なにもかも、思い浮かんだこと、教えて?」

かすみ「…え あ、」

彼方「だいじょーぶ 彼方ちゃんだけはいつまでも…かすみちゃんの、味方だよ?」ギュウ

かすみ「あ ぁ ああっ…!」ガシッ