ここで昨日も貼った木谷の「流行っている感」「勝ち組感」を改めて
アイマスやラブライブが既に到達済みの西武ドームでまざまざと差を見せ付けられて「負け組感」へと変わるターニングポイントがこのバンドリweak・・・もといweekになるのかもしれない


ブシロード木谷高明氏のエンタメ仕事術(後編) “勝ち組感”をつくるための広告手法
https://anime.eiga.com/news/106061/

木谷:そういってもらえるとありがたいですね。ちょっと前まで僕は、「流行っている感」が大事だと言っていましたが、今はもう違います。「勝ち組感」が大事なんです。

――どういうことでしょう。

木谷:今の世の中は、エンターテインメントやコンテンツがすごくふえて、お客さんは、そのなかから選んでいますよね。
日々接している情報自体も、どうでもいいものをふくめて莫大に増えている。
昔だったらテレビと新聞、せいぜいラジオぐらいだったものが、今はもうネットでも流れるし個人でも発信できますし、情報の生産のされ方がとんでもなく増えています。
エンタメも情報も多い。そんななかから、お客さんは自分が楽しむために大切な時間とお金を使わなければいけない。「楽しむ」ってことは、時間とお金をそれに対して“張る”ってことですよね。
だったら、半年後になくなっているような「負け組」には張りたくでしょう。だから、勝ち組がさらに勝つんですよ。

――見るテレビアニメを決めるときも、そういうところがあるかもしれません。自分が本当に好きなものというより、これを見ていればみんなと話ができるとか、これを見ておけば間違いないというか。

木谷:そういう意味でいうと、オタクはいなくなった……いや、みんな何が面白いのか分からなくなったという言い方のほうが正確かもしれません。
だから、方向性がしめされて道筋ができると、みんなワーッと集まるわけですよ。
その波も、ほんのちょっとしたきっかけで引いてしまうこともあるわけで、勝ち組感があっても、振り子が反対にふれてしまえば完璧な負け組感に変わってしまい、どうやっても取り戻せなくなるときもある。
これは本当に恐いことですが、それだけプロモーションが大事な時代になってきているともいえます。僕はそっちのほうが得意なので、のぞむところですけどね。