善子「ルビィはすぐに孕みたガール」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
夜が横たわり、スタンドライトの薄明かりだけが灯る寝室。
下半身がモゾモゾする感覚で、私は目を覚ました。
別に驚くことはない──もう慣れっこになってしまっていたから。 視線を違和感へ移す。
掛け布団がこんもりと盛り上がっている。
また、やって来たのね。 私はそこをポンポンと軽く叩いた。
起きているわ、のサイン。
それを合図に腹から胸へつたい、彼女は顔を覗かせた。 「ヨハネちゃん♡」
そう言って、ルビィがうっとりとした表情を私へ向けた。
私が彼女の髪を撫ぜると、嬉しそうにニッコリと笑った。 ルビィはいつだって、夜になるとこうして私の元を訪れる。
それはもちろん、私と交わるためだ。
たとえ私が疲れていてもお構いなし──呆れてしまいそうなほどの欲深さ。 でも、いいの。
悪魔は邪な心に寛大なものよ。
そもそも──それをあなたへ教えたのは私なのだから。
…………
……
… あの日、ふたりだけが残った教室で夕陽に照らされていたルビィ。
その横顔がとても蠱惑的で──私だけのものにしたくなった。
ルビィはほんのちょっぴり驚いたみたいだったけど、すぐに私を受け入れてくれたわ。 ふたりとも、己の欲に身を任せて──。
ひいひい、ふうふう。
はずむ息と汗のにおい。
ぎゅって抱きしめて、お互いの気持ちを溶かし合ったの……。
…
……
………… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています