絵里「フフッ...待ちなさい真姫っ!」真姫「ちょっ...絵里何してんのっ?やめてよぉ〜///」
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「ここの問題をじゃあ…」
絵里「・・・」
授業中にも関わらず、私はグラウンドをぼーっと眺めていた
澄み渡る空は、私の好きな水色がどこまでも続いている
何故だろう
昔からこの色を見ると、スッと溶け込めるんじゃないか・・・そう感じてしまう
空のような水色にするためにわざわざ裏でことりを呼んで衣装を作ってもらったぐらいだ
バラバラバラッ…
透き通るような水色の世界をヘリコプターが悠々と泳いでいた
(サンッ…!)
絵里(珍しい色のヘリねぇ…)
(アヤセサンッ?)
絵里(私も空を飛べたらあの水色をもっと間近で見れるのになぁ…)
「絢瀬さんっ?!」
絵里「はっ?!」ガバッ
「絢瀬さん、この問題解いてください?と言うか…外に先生は居ませんよ?」
絵里「は、はいっ!すいません...」シャキッ
クラスメートが私を見て笑った
希「...」ニヤニヤ
今までの私ならクラスメートからこんな風に笑われることは無かったのだろう
恥ずかしい気持ちと同時に私を変えてくれた穂乃果に感謝した 〜〜〜〜〜
絵里「というか何でこの時間で真姫の家は真っ暗なのよぉ電気つけなさいよぉ...」ビクビク
海未「え、絵里早く進んでくださいよ」ガシッ
絵里「海未がガッツリ私の全身を掴んでるからでしょっ?!」
海未「と、とにかく進みましょう」
〜〜真姫邸前〜〜
にこ「何してんのよあの二人遅いわねホント」
凛「遅いにゃ〜...」フアーア
希「じゃあ、それまでこの薬試してみる?♡」
6人「遠慮します」 〜真姫家探索組〜
絵里「スイッチ押しても照明は点かないし...」カチカチ
海未「なぜ、電気を止めているんでしょう...もったいない」
絵里「実は真姫この家だけ買って本当は電気止められてるんじゃ...?」クスクス
海未「そんな訳無いでしょう」クスッ
ガタアァァンッ!!
えりうみ「?!」ビクウゥッ!!
海未「な、何か倒れた音が...絵里急ぎましょう!!」
絵里「」アワァッ...
海未「ちょっと絵里?!泡吹いてる場合ですかっ?!ほら、早く起きてくだ...」
カランッカランッ...
海未「い、今の音は...?!」 海未「もう起きてっ...ホントッ!」
海未「 最低 ッッッ!!!」
絵里「ハウウゥゥゥゥッ!!」ガバァッ
海未「目は覚めましたか...?」
絵里「ご、ごめんね?一瞬気を失ってたみたいで...」ハァハァ
海未「いいんです。それより今何か変な音が絵里の後ろで」
絵里「私のうし...えっ?!」
海未「どうしました?!」
絵里「薬莢...何でこんな所に?」
海未「・・・どうやら真姫の様子を見に来ただけで終わりでは無さそうですね」
絵里「すぐに真姫の元に急ぎましょう!!」 メイ...ケンガハ...ニモノカ...
海未「この部屋から音が聞こえます!」
絵里「気を付けて...もしかして強盗かもしれない」
海未「?!・・・はい!」ゴクッ
絵里「せーので開けるわよ?」
えりうみ「せーの!!」
ガチャッ!! シ~ン
絵里「あれ?誰も居ない...」
海未「しかも聞こえていたのはテレビですね」
テレビは最近話題の武装勢力についての特集が流れていた
絵里「ま、真姫?!大丈夫?!」
海未「真姫?!真姫いい?どこに居るのですかぁっ?私達が来たからにはもう大丈夫ですよ?」
絵里「海未...」
海未「絵里、多分同じこと思ってます」
えりうみ「これ、外出中じゃない?」 絵里「もおぉ!何してるのよ私達!」
海未「そうですよね...普通に考えれば電気が点いていない時点で察するべきでしたね」
絵里「無駄に気を失ったじゃない...」
海未「私も醜態を晒してしまいましたしね」
絵里「まあ、お互い誰にも見られてなかったから別にいいわ...」
海未「ふふっ...それもそうですね!」
海未「この一部始終を見られてしまったら私のメンツが丸潰れです」
絵里「ホントよ...私も誰にも見られてなくて」
「最低ッッッッッ!!」
絵里「ハウウゥゥッ!!♡」 「最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低ッッッッッ!!!」
絵里「ハウウゥゥウウウウウゥウッゥゥゥウウウッッ♡」ビクビクビクゥゥゥッッ!!
真姫「ふふっ...絵里にこんな趣味があったなんて...面白いわね」
海未「真姫っ?!無事だったのですねっ?!」
真姫「無事も何も大無事よ!勝手に二人が有りもしない心配をしてただけよ」
真姫は一段一段とゆっくりと階段から降りてきた
絵里「な、なら良かったわ...無事ならそれでいい...のよ」ビクッ
海未「でも、真姫...その格好は一体何なのですか?」
真姫「ん?あぁこれ?」
絵里「まるで映画みたい・・・」
真姫は全身を黒に染めたスパイスーツを身に着けて階段を降りてきた 服に密着したスパイスーツのお陰で真姫の美しいボディラインがより際立っていた
真姫「でも、ここまで来たってことは色々見たんでしょう?」
絵里「色々って...」
海未「薬莢のことですか?」
真姫「そっか...見たのね」
絵里「真姫、答えなさい」
絵里「あなたは、この長い間何をしていたの?まさか、このコスプレをしていただけなんて言わないでしょうね?」
真姫「んな訳ないでしょっ?!...違うわよ」ピッ
真姫はテレビのチャンネルを変えた
変えた先のテレビでも武装勢力について詳しく特集していた
真姫「皆には黙っておこうと思ってたのに...」
真姫「もう、これ以上他のメンバーには絶対口を開かないで?」
絵里「ええ。分かったわ」
海未「続けてください」ゴクッ 真姫「本当に信じられない話だと思うけど・・・」
真姫「これから言うことは全部聞き流してね。あなた達にまで迷惑かけたくないから...」スゥ...ハァッ...
真姫は大きく深呼吸をして話を始めた
真姫「私はμ'sを辞める」
絵里「ちょっ、真姫っ?!なんでいき」
真姫「と同時に!!」バッ
真姫は絵里を手で制した
真姫「二人共テレビを見て」
絵里と私はテレビに目を向けた
《武装勢力が何を企んでいるのか?周辺諸国にどれ位の影響が?》
《日本に対しての影響とは?日本人の被害者は?》
[今までの武装勢力とは違い、本拠点を都市部付近のタワーを強奪]
[尚、タワーはセキュリティーを最新の物に加え周囲の人々を人質に取っていることや、兵士で周りを囲んでいるとのこと]
[政府も迂闊に手を出せない状況にあるとのことです]
真姫「今、テレビでやっているこのタワー...」
画面には日本でも見たことがないアメリカサイズのタワーがそびえ立っていた
真姫「...私はここに潜入するの」 方向性が変わってきた
真姫ちゃんの家族が浚われたのかな 目薬指して裸見てたとの比べて高低差ありすぎて耳キーンなるわ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています