花丸「あーっ!! 望遠鏡ぶつけちゃったずらぁ! 壊れたかもずら……」グスッ

果南「そのくらいで壊れないって」アハハ

花丸「望遠鏡はマルのハート並みに繊細ずら……。大切に優しくしてくれなきゃダメずら」

果南「そっか……。大丈夫だよ」ナデナデ

花丸「果南ちゃん……」ギュ

果南「あっっ!!?!?」

花丸「ど、どうしたずら!? 急に大きな声出さないでほしいずら」ビクビク

果南「私の愛車に傷がついてんだけど」

花丸「ちょうどボロかったし買い替えどきずら。今度はオシャレな車がいいずら〜」

果南「望遠鏡の傷……そして私の愛車にも傷……これは偶然かなん??」ピクピク

花丸「ぐ、偶然に決まってるずら」アハハ

果南「そうは思えないけどな」

花丸「あっ……。もしかして果南ちゃん、運命とか信じるタイプずら?」

果南「え?」

花丸「マルとの出会いも偶然なんかじゃなくて
、ひょっとしたら運命かも……♡ なんて思ったりしてるずら?」

果南「まあ、少しはね?」

花丸「人の一生は星のそれと比べたらあまりにも短いずら。この広い宇宙で果南ちゃんと出会えたこと、マルは誇りに思うずらよ」

果南「私も思うよ。ところで愛車の傷だけど……」

花丸「え、キス? キスしたいって……マルと??」ドキドキ

果南「キスはしたい。したいけど今は私の愛車……」

花丸「愛してる?」

果南「愛してる。でも」

花丸「マルも大好きずら」チュッ

果南「……。もういいや」ギュ


ふぅ……。危なかったずらぁ