暗がりで撮影してもノイズが乗らないようにしたいなら、ISO感度を落としてf値を大きくするしかない
これでノイズは乗らなくなるが、その代わり画像は暗くなってしまう

そこで今度はシャッタースピードを遅くすることで、レンズを通してセンサーに届く光の量を増やして上げれば良い

長時間露光という手法だね

当然シャッタースピードを遅くすれば動いている物はブレて写ってしまう
だからカメラを固定して動かないようにする必要が出てくる
時間次第では手持ちでもいけないことはないが、秒単位とかはまず無理
そこで三脚で固定となるわけだ

https://i.imgur.com/uYNBu0z.jpg
https://i.imgur.com/WrZ95c7.jpg
ちなみに、これらはシャッタースピードを遅くした時の画像のブレを逆に効果的に利用した例
三脚でカメラを固定して、動かない建造物や風景はそのままに、動いている車のライトや花火は糸が引くように写っている
花火なんかは、打ち上がるときのヒュ〜という音から上空で爆発して消えるまでシャッターを開きっぱなしにして撮影したりする
そんな時にこだわる場合は、シャッターを押した時に生じるカメラ本体の揺れを抑えるためにシャッターレリーズを用いる
https://i.imgur.com/oWO6ydB.jpg
これを押している間はシャッターが開き続けて、好きなタイミングで閉じてやることが出来る

https://i.imgur.com/OVQAyIP.jpg
https://i.imgur.com/RLkBADh.jpg
そしてこれらがシャッタースピードを遅くしまくってブレを最大限に引き出すことで通行人を消してしまった例
観光客だらけの名所旧跡の筈なのに人が全く写っていない写真を見たことがあるだろう?
それは長時間露光の効果を利用した撮影テクニックによるもの

光(フォトン)が像(グラフ)を結ぶからPhotograph(フォトグラフ)
光を操ることが写真撮影の醍醐味だからね

覚えておくと暗がりでの撮影に役に立つ