『ちょっとばかし通信をお借りする』

 突然の割り込みに模糊とした意識が硬直する。
 誰だ、と聞き返そうとしたのを予測していたかのようにミラのチャット無線に硬い男性の声が乱入した。

『レジスタンス別動隊のコヨーテだ。アレクシア様の命であんたの援護を任された。認識ナンバーはゼロ、ゼロ、トゥー、セブン――』

 数字がミラのゴーグル状のデバイスに羅列する。やがてその数は自動変換されある男のプロファイルがレンズに表示される。
 そのプロファイルをひと目見てミラは息を呑むことしかできない。

「ええと、あなたは……」
『話は後だ、お嬢さん。あんたの周辺に熱源反応が……それも結構な数の。俺は南東に見えるタワーにいる。そこから狙撃で援護する』





こんな感じで主人公の名前は伏せられてるけど口調や特徴から読者にはわかるみたいな
そういう手法で行こうかと思う