深夜の一口ss 穂乃果「ね〜にこちゃん〜」にこ「嫌」
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穂乃果「なんで!?まだ何も言ってないじゃん!」
にこ「なんとなく嫌」
穂乃果「デートしよデート!!」
にこ「……」
穂乃果「ねぇ〜いいでしょデートしよ?」
にこ「……どこ行くの?」
穂乃果「どうしようかなぁ、買い物もいいし〜映画とかも〜」
にこ「……ああ、ちょうど行きたいとこがあったのよね」
穂乃果「ほんと!?じゃあそこにけってーい!!」
にこ「はいはい……」 ピロン
にこ:明日穂乃果のやつとデートすることになったんだけど
にこ:どうすればいいと思う?
希:おっ、にこっちひゅーひゅー!
にこ:やっぱやめた
希:冗談や冗談〜
希:それにしてもそういうことこそにこっち、うちより得意そうなもんやけど
にこ:なんでよ
希:いかにも詳しそうな雰囲気っていうか にこ:ぜんぜん知らないわよ
にこ:こういうときどこ行けばいいと思う?
希:無難に服とか見に行ったりご飯を食べたりすればええんやない?
にこ:やっぱりそういう感じね、わかったわ
希:でもなんでうちに聞いたん?
にこ:まあ、穂乃果とそういう関係って知ってるのあんただけだから
希:あーうん
希:とりあえず頑張ってな!にこっち!
希:穂乃果ちゃんの前でもこれくらい素直になれればなぁ
にこ:うるさいわね
にこ:とりあえずありがと にこ「少しでかけてくるわ」
穂乃果「えっどこに!?穂乃果もいく!」
にこ「すぐ帰ってくるからいいわ、ちょっと醤油が切れそうだから買ってくるだけ」
穂乃果「準備してくるから待ってて!」
にこ「……あー」
にこ「家の鍵どこやったかしら」
穂乃果「にこちゃん、無くしちゃったの?」
にこ「そうかも」 穂乃果「じゃあ穂乃果の合鍵を……」
にこ「いい、いいっ!ほんとすぐだから!あんたはここで留守番してなさい!」
穂乃果「えー……!」
にこ「行ってくる!」ガチャ ほのママ「あら、いらっしゃい〜」
にこ「ど、どうも……」
ほのママ「にこちゃんじゃなーい!あの娘、迷惑かけっぱなしでごめんなさいねー、言っても聞かなくて」
にこ「もう慣れっこです」
ほのママ「ほんと礼儀正しくて可愛いわ〜、ほらほらあがって?もうそろそろお店閉めちゃうから」
にこ「お邪魔します……」 雪穂「お茶どうぞ!」
にこ「ありがとう、雪穂ちゃん」
雪穂「お姉ちゃんまたにこさんに迷惑かけちゃいました?」
ほのママ「そうそう!にこちゃんが来たってことは穂乃果と何かあったってことよね!」
にこ「……その」
にこ「……明日、デートをすることに」
雪穂「おっ、おぉ……!!」
ほのママ「まあ……」
ほのパパ「……!」バァン! 雪穂「びっくりしたぁ!」
ほのママ「あっ、あなた!?聞いてたの!」
ほのパパ「……」コク
にこ「それでその〜……」
にこ「穂乃果ちゃんのこと、色々と聞きたくて……」
ほのママ「もうなんでも聞いて!うちの娘をお願い!」
雪穂「お姉ちゃんをよろしくお願いします!」
ほのパパ「……」グスグス
にこ「あはは……」 にこ「ただいま」
穂乃果「あっ……」グチャグチャ
にこ「何やってるの」
穂乃果「ええっと〜……にこちゃんがいない間、いつも悪いから食器を洗おうと……」
穂乃果「そしたらツルッといっちゃって……」
にこ「どいて」
穂乃果「大丈夫!穂乃果が片付けるから!」
にこ「ケガしたらどうするのよ!いいからどきなさい!」 穂乃果「……」ショボン
にこ「触ってないわね」
穂乃果「うん……」
にこ「いつもこういうことはしなくていいって言ってるでしょ」
穂乃果「でもにこちゃんにやらせてばっかりじゃ……」
にこ「なんで今更気使ってるの」
にこ「あんたはそこのソファでだらだらしてればいいのよ」
穂乃果「ごめんね……」 にこ「これあげる」
穂乃果「……プリン?」
にこ「お土産」
穂乃果「じゃあ……にこちゃんと一緒に食べるから待ってる」
にこ「全部食べてもいいわよ」
穂乃果「やだ!にこちゃんと食べる!」
にこ「わかったわよ……」 穂乃果「……」モグモグ
にこ「……」モグモグ
穂乃果「おいしいね」
にこ「そうね」
穂乃果「……どこ行ってたの?」
にこ「醤油買いに行くって言ったじゃない」
穂乃果「それにしては長かったような気がして……」
にこ「気のせいでしょ」 穂乃果「……さっきだって」
穂乃果「携帯で誰かとメッセージで話してるし……」
にこ「希とちょっと話があったのよ」
穂乃果「穂乃果と話してよ」
にこ「いっぱい話してるじゃない」
穂乃果「ううぅ〜っ!なんで!?」
にこ「なにが……?」
穂乃果「にこちゃんのばか!もういいっ!」ダッ
にこ「……」 にこ:喧嘩した
希:えっ!?何があったん!?
にこ:わかんない、今はにこのベッドでふて寝してる
希:にこっち、まーたそっけない態度とったんやろ
にこ:うぐぐ
希:ほんとたまには素直にならないと
希:穂乃果ちゃんもにこっちに愛想尽かすかも にこ:別に、いなくなるならいなくなるでいいわよ
希:まーた心にもないこと言って
希:明日デートするんやろ?このままじゃ無くなるかも
希:それこそにこっちがファンの人達と接する時くらい素直にならんと
にこ:わかったわよ
にこ:がんばる
希:その意気やにこっち! 穂乃果「……」グスッ
にこ「ほっ、穂乃果ぁ〜」
穂乃果「なに……」グシグシ
にこ「さっきはごめんね〜、にこちょっぴり冷たかったわ」
穂乃果「うっ、うん……?」
にこ「ゆるして♡」
穂乃果「そんな怒ってないから平気……」
にこ「ありがとう〜!にこっ♪」
穂乃果「……かわいい」
にこ「うっ……」
にこ「おお、お風呂沸いてるから!入ってきなさい!」
穂乃果「えへへ……うんっ!」 にこ:ふぅ
希:どう?仲直りできた?
にこ:なんとか
希:よかった、素直になると簡単やろ?
にこ:すっごい恥ずかしい
希:明日のデートもその調子でファイトやで!にこっち!
にこ:今そのファイトっていうのやめて
希:穂乃果ちゃん思い出す?
にこ:うるさい! ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています