梨子「こっちの書類は片づけちゃっていいですか?」

鞠莉「ええお願いするわ。右の棚でいいわよ、一番下」

梨子「わかりました…っと」

鞠莉「Be careful. 重いわよー?」

梨子「先に…言ってくださいよもう」

鞠莉「ふふ、ごめんごめん。梨子の困ってるとこ見たくってね」

梨子「お手伝いを困らせないでください…それにしても、いつもながら書類の量すごいですね…全部一番下でいいですか?」

鞠莉「ええ。 Thank you. 本当はね、トップに回ってくる書類何て一枚程度でいいのよ」

梨子「でも鞠莉さんは、全部見たいんですね」

鞠莉「要領が悪いって、よくダイヤに言われるわ」

梨子「部活終わった後に、こんな遅くまでまた仕事したら心配されますよ普通」

鞠莉「でも目を通しておきたいじゃない? 報告だけじゃなくて、経緯とか考えとか想いとか」

梨子「鞠莉さんは本当に好きなんですね、この学校のこと」

鞠莉「もちのろんよ。好きじゃなかったら…この椅子には座れないわ」