右京「なるほど、共犯者になるように貴方は渡辺さんから脅された、ということですか。ところで、こちらはご存知でしょうか?」

ことり「……?なんです、それ」

右京「こちらは、証拠物件として押収された搭ドライブレコーダーです。助手席に乗っていたあなたなら見覚えがあるはずですが」

ことり「……知りません」

右京「そうですか。ドライブレコーダーというのは車社会ではなかなかの優れものでしてねぇ。車外の様子を撮影する機能の他に、こんな機能もついているんですよ」

右京「亀山くん」

亀山「はい」ポチッ

『飛ばすであります!』

『きゃ〜早〜い、ジェットコースターみたい♪』

『キキー!ドンッ!』

『あわわ…どうしよう!警察に連絡しなきゃ…』

『だ、ダメだよそんなよ!に…逃げよう曜ちゃん!』

穂乃果「うそ、この声、ことりちゃん…」

右京「ドライブレコーダーには、車内の音声も録音する機能もついてるのですが、意外と知らない方が多いようでしてねぇ」

右京「お二人は最初から共犯であったにもかかわらず、あなたは渡辺さん一人に罪を着せて、自分は罪から逃れようとしたのですね?」

ことり「……違うの。ことりは悪くない。悪いのは曜ちゃんだよ。だって、曜ちゃんが事故なんか起こさなきゃ、ことりがこんな辛い思いすることなかったもん!悪いのは運転手の曜ちゃんだよ!」

右京「南さん!恥を知りなさあああい!!」ブルブル