穂乃果「廃校は異能で阻止するんだよっ!」 2
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前回までのラブライブ!ESP デェンッ! 高校2年になった私を待っていたのは学校が廃校になるというお知らせ 穂乃果「えーっ!音ノ木が廃校?!」 廃校を阻止するためその理由を知りたかったんだけど結局、私には分からずじまい そこで私は、異能という力をもった生徒を集めて廃校の理由を調べようとしたの、 でも 調べていく途中に、A-RISEがライブをやるはずのコンサートビルで騒動に巻き込まれて 海未「何か騒がしいですね、」 パリィーン! 真姫「…海未っ!?」 「…頭にトサカがついてる子、ちょっとついてきて貰うで」 大変なことに足を踏み入れちゃったみたい 一応、皆無事に帰って来て、 今日はにこちゃんが「皆で話合おう」って計画してたみたいだけど… にこ「っていうか、二年生組は?」 前回 穂乃果「廃校は異能で阻止するんだよっ!」 https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1536499715/ 第10話「活動禁止!」 にこ「今日、学校で二年生見かけた気がするんだけど」 真姫「私は知らないわ」 花陽「私もですっ」 穂乃果「ごめんごめん、遅れちゃった〜」バタン 凛「他の二人は?」 穂乃果「あー海未ちゃん病院行ってるんだけど、ことりちゃんは一応その付き添いだよ」 花陽「結構大変なんですか?」 穂乃果「そこまでじゃないけど一応検査ってことでね」 花陽「良かったですっ」 にこ「穂乃果、今日情報共有する予定だから座って話すわよ」 穂乃果「いや、参加したいんだけど理事長に呼ばれちゃって」 真姫「また何かやったのね?」 穂乃果「そうかも」ハハ 凛「えーじゃあ、今日4人で話合うの?」 にこ「皆いるときに話したいわね…」 穂乃果「んー、今話の途中だけどさ。放課後に来てって呼ばれてるから行くね」 にこ「しょうがないわ、じゃあまた今度話しましょ」 花陽「さよなら〜」 穂乃果「じゃねー」フリフリ 真姫「じゃあ、今日はどうするの?」 凛「話せないから帰る?」 にこ「…そうね、代わりに昨日少し話題に上がった生徒会長に会いに行くわよ」 花陽「えーっ早速ですか?」 にこ「そう、ほら行くわよ」 真姫「そんな翌日に行かなくても」 凛「…しょうがないにゃー」 ー西木野総合病院ー 海未「一人で行くから良いといったんですけれど」 ことり「だって海未ちゃんが心配だったんだもん♪」 海未「その気持ちは嬉しいんですがね」 ことり「…それにしても結構人いるんだね」 海未「確かにそうですね、座る椅子も少し探したくらいですし」 ことり「まだ呼ばれないのかな〜」 海未「あそこのテレビでも見て待ってましょうか」 ことり「今の時間ニュースやってるみたい」 海未「明日の天気は晴れですか」 ことり「…あっあれって昨日皆で行った所だよね?」 海未「昨日行ったライブの件…案の定ニュースになってますね」 テレビ ……先日、秋葉原近くのコンサートビルで起きた事件についてですが テレビ まだ事件の原因、目的もよくわからず、捜査は難航しているようです。 テレビ 行動にまるで方向性が見えず、まるで事件を起こすだけの為に、暴れたという可能性も上がって来ています。 ことり「恐かったね…」 テレビ 今回の事件による被害者は少なく2人、どちらも軽傷者のようです。 海未「あのまま帰って来て良かったのでしょうかね」 テレビ 警察は捜査の方針を────── ことり「ことり達なにも悪いことやってないから、大丈夫なんじゃないかな」 海未「まぁ、その時はその時です」 「園田、園田海未さーん」 海未「あっ、呼ばれたようなので行って来ますね」 ことり「じゃあここで待ってるね」 海未「はい、」 … 海未「それで…怪我の度合いというのはどのくらいでしょうか」 「ああ、あまり気にしなくても良いですよ。すぐ治ります」 海未「それは良かったです」 「えーっと……この怪我で…本当にビルから落下したんですか?」 海未「はい」 「…」 「落ちた所に何かあったり?」 海未「車の屋根に落ちましたけど」 「それにしてもねぇ…」 海未「そうですか…」 「ビルから落ちた、そして落ちた先にも緩衝剤になるような物はほとんど無かった。……でも、本当は?」 海未「うーん…本当なんですがね」 「本当にですか………あっ!すみません」 海未「どういうことですか?」 「いや、あなたぐらいの世代でごく稀に来るんですよ」 海未「…?」 「ほら数年前にあったじゃないですか」 海未「……あっ、そうですね。分かりました」 「はい。じゃあ一応薬類は出しておきますので」 海未「ありがとうございます」 「…それと、定期検診とか興味ありますか?」 海未「検診ですか、でも学校でも似たような事はやるので」 「そうですよね、それではお体に気を付けてお帰りください」 海未「ありがとうございました」ガラガラ ─────────── 真姫「それでこれから生徒会長に会うって…生徒会室に行くの?」テクテク にこ「そうに決まってるじゃない」 凛「凛は生徒会室なんてほとんど行ったこと無いけど」 花陽「緊張しますっ」 にこ「慣れよ、慣れ」 凛「もし行って生徒会長が本当に、この前の仮面の女の人だったらどうするの?」 にこ「…そんときは捕まえるわ」 花陽「出来るかなぁ」 真姫「こっちに能力者4人もいるのよ?大丈夫よ」 花陽「ならいいけど」 凛「凛、能力者ってよく分からないんだけど」 真姫「にこちゃんとか詳しいんじゃない?」 にこ「まあ皆、話しようとしないからね」 凛「なんで?」 にこ「うーん、少し長くなるわよ?」 凛「いいよー」 にこ「じゃあ数年前に東京で大きな事件というか、現象があったの覚えてる?」 凛「あー凛が6年生の時ぐらいの?」 真姫「まぁ大体そのくらいね。謎の多い出来事で、今でも良くわかってないんだけど」 にこ「その事件の後から段々と、能力者って言われる人が出てきたの」 花陽「そうなんですか、あまり実感はなかったです。」 にこ「ん…能力者が生まれたのは東京近辺だけだったし、能力者自体が少なくて、関連した事件が起きなかったからかもしれないわね」 にこ「…でも、いろいろ問題とかがあって、応急処置的にではあるけど能力者については暗黙の了解で喋らないって事になってるわ。」 にこ「公の場、公共機関とかでもね。ネットでもそういう記事は見ないし」 凛「だからなんだね」 にこ「まぁそういうことよ」 花陽「そろそろ生徒会室ですね」 真姫「本当に昨日の奴だったらこらしめてやりましょ」 凛「にゃあっ!」 にこ「失礼するわよ」ガチャリ 希「どうぞー」 真姫「生徒会長っているのかしら」 希「生徒会長?今日はもう帰ってしもたよ?」 凛「…なんで?」 希「何か用事があるとかで、近頃頻繁にあるし…うちは気にしてないけど」 花陽「明日はいますかね?」 希「わからんなぁ」 花陽(どこかで会ったような…?) にこ「あっそ、じゃあもう用は無いわ。帰るわよ」 希「なぁ、せっかく来たんやからさ、お茶でもしてかん?」 真姫「でも、そういう目的で来たわけじゃないんで」 希「なんや、せっかく美味しそうな高級米菓子もらったからあげようとおもったんだけどな」 花陽「お米ですか!?」 希「え?まぁ」 凛「かよちん?」 花陽「三人とも、ちょっと休憩してもいいんじゃない?」 真姫「米につられたのね」 にこ「高級、米菓子…」 凛「かよちんも言ってるし、どうせもう今日は帰るならお茶していこうよっ」 にこ「…私はどっちでもいいわ」 真姫「うーん」 希「あっトマトジュースもあるんよ」 真姫「まぁそんなに言うならお茶してあげてもいいけど」クルクル ───────── 海未「ことり、先ほど病院の検査が終わりましたよ」 ことり「あっどうだった?」 海未「大したことは無いそうです」 ことり「それなら良かったっ」 海未「はい」 ことり「じゃあ会計終わったら帰ろっか」 海未「そうですね…あれは?」 ことり「どうしたの?」 海未「ほら、あの後ろ姿。生徒会長じゃありませんか?」 ことり「確かに」 海未「仮面女のこともありますし、少しだけ付けてましょうか」 ことり「うん、」コソコソ 海未「どうやら怪我をしているから来たというわけでは無さそうですね」 ことり「誰かに御見舞い。とかかな?」 海未「その線もあり得ますね。もう少し様子をみましょうか」 ことり「階段上がってくみたいだね」 海未「追いかけましょう」 ことり「角を曲がって…あれ、いないよっ」 海未「…もう少しあたりを探しましょうか」 ___ _____ ___ ことり「いなくなっちゃったね…」 海未「完全に見失いましたね、やはり何か用事があったのでしょうか」 ──────── 穂乃果「あれ、場所忘れちゃった。理事長室てこっちだっけ」 ヒデコ「お、穂乃果じゃん、」 穂乃果「あっヒデコ、それにフミコとミカも」 フミコ「最近何か忙しそうだよね、廃校阻止?するみたいだけど」 穂乃果「そうだよ、でもそう簡単には行かないんだよね」 ミカ「調べるの、ちょっと進んだ?」 穂乃果「まあまあってとこ、UTXが怪しいかな〜」 ヒデコ「UTX?」 穂乃果「そうだよっ」 ヒデコ「…まぁ、困ったことがあったら何でも言ってよ。いつでも協力するからさ」 穂乃果「ありがと、ヒデコ」 ミカ「そういえば、さっきどこ向かってたの?」 穂乃果「放課後、理事長に来るように言われちゃって行く途中だったんだ」 ヒデコ「この前定期テストあったけどその事かな?」 穂乃果「もうそのことは言われてるからね〜。部活の事だったらにこちゃんだと思うし、テストあるからその事かな」 ミカ「そのために釘を指すのかもって事?」 穂乃果「あんまり厳しくないといいけどね」 フミコ「ごめんね、行く途中で足止めちゃって」 穂乃果「全然いいよーじゃあまた明日」 ヒデコ「色々頑張ってねー」 穂乃果「それじゃね〜」 ─────── 希「皆そこの椅子、座ってええよ?」 真姫「じゃあ…」 希「それで、うちの生徒会長に何の用事が?」カタン 凛「あー、それはねっ昨日コンサートビr── 真姫「ちょっ、凛」クチオサエ 真姫(その事は皆で内緒にしとくって言ったじゃない) 希「…?」チラ にこ「……いやー部活動の予算アップ出来ないかなと思って来たんだけど、…生徒会長いなかったみたい」 花陽「」モグモグ 希「予算審議の時期やないのに?」 にこ「えっ…」 真姫(…にこちゃん何やってんのよ) 希「それに生徒会長じゃなくてもうちが対応することは出来るんだけどね、予算、今から話合う?」 にこ「…ん、…ならそうして貰おうかしら」 希「じゃあ、今の予算はっと」書類サガシ- にこ「…」 希「ここかな〜?」 凛「…」 希「おおっ、あったあった!」 希「それでどうするん?予算」 真姫「…はぁ、もういいわよ。」 希「、何が?」 真姫「この前生徒会長に似てる人を見かけたから、その場所にいたのか確認したかっただけ」 希「…なるほど、そうなんか。」 にこ「…そういうことよ」(うまく濁したわね) 希「この前って昨日?うちコンサートビルで君たちみたいな子見かけたんやけど」 にこ「Oh…」 凛「確かにいたにゃ」 真姫「あー、」(ごまかせばいいのに) 花陽「このお菓子一個ありますか?」 希「一杯あるんよ食べきれんし、たくさん食べてな」 花陽「ありがとうございます」パクッ 希「それで風の噂でうち、君たちが廃校阻止の活動してるって聞いたんよ。そのビルで何かあるん?」 真姫「A-RISEのライブを皆で見に行ったのよ、中止になっちゃったけどね」 希「…A-RISEって確かUTXの所やね、」 真姫「だから?」 希「UTXについて調べてたん?」 真姫「…」 にこ「……。一応そういうことになるわね」 希「なるほどなるほど」 真姫「で、何が言いたいの?」 希「うちもUTXには用事があるんよ」 凛「それで?」 希「今度あったら助け合おうなって話や」 凛「?」 にこ「いや、なんであんたとそんなことしなきゃ行けないのよ」 希「近いうちにな、カードもそう言ってるんよ」ピラッ 真姫「まぁ内容によるけどね」 希「別に悪いことはないやろ」 にこ「……いいわ、もし利害が一致してたら仲間にでも何でもなってやるわ」 凛「仲間が増えるの?やったね!かよちん」 花陽「…モグ…」 花陽「うんっ!」 希「じゃあ、そういう事で下校時刻も過ぎるし、早く帰った方がええよ」スック 真姫「もうそんな時間ね」 にこ「皆、帰るわよ」 凛「さよならー」 花陽「お菓子美味しかったです、ありがとうございましたっ」ペコ 希「それはよかったなぁ」 真姫「それじゃあ」 希「またな〜」フリフリ ──────── 穂乃果(たしか、理事長室ここだよね?) 穂乃果「失礼しますっ」ビシ 理事長「穂乃果さん、わざわざ来てもらって悪いわね」 穂乃果「いや、全然大丈夫ですよ」 理事長「そうですか、とりあえずそこに座って下さい」 穂乃果「それでは…」スッ 穂乃果「あの〜勉強ならこれからきちんとやりますので─────── 理事長「…穂乃果さん」 穂乃果「はいっ」 理事長「今回呼んだ理由はあなたが言っている成績、学業云々とか…そういうことではありません」 穂乃果「そうなんですか!?」 理事長「単刀直入に言います」 穂乃果「…はいっ」 理事長「アイドル研究部の活動は明日をもって…禁止とします」 油断してたわ、更新頻度もいきなり落ちたからしょうがないね。 一日書き込まれないのがラインだと思ってたけど、そうでもないのかな、スレ内の容量とかあったのかもね。 今回説明ばっかだったわ、次回は動き出します 更新落ちる理由 全体の流れは考えてあって、バトル回までは詳しく決めてあったんだけど、 それ以降は考えながら書いてるから時間がかかる 第11話「活動再開?」 にこ「今日こそは話合うわよっ」 にこ「とりあえず…。一昨日に私達が行った所、時間が経ってかなり報道の規模が大きくなってるみたい」 真姫「結構派手になっちゃったみたいね」 海未「私とことりも昨日病院のテレビでも見ました。」 ことり「ビックリしちゃったよ」 花陽「私もネットで見ましたっ」 凛「そんな大事になってたの?」 にこ「で、うちらにとって問題なのは。これよ」ミテ 穂乃果「雑誌と新聞?」 真姫「ちょっと!私たちの事のったりしてたの?」 にこ「んー微妙な所ね、新聞とか雑誌には載ってないの」ピラッ ことり「よかったぁ」 にこ「でも、色々調べたらネット上の深い所では、写真は載ってないけど記述で書かれてたりしてたわ」コレコレ 花陽「…あー、かなり断片的ですけど載っちゃってますね」ジー 海未「私が落ちたところも少しだけ書かれています」ジー にこ「まぁ今は一番詳しく載ってる所を表示してるんだけど、他にも色々今回について考察してる所はあるわよ にこ「まぁでもこのサイトは他のと比べても段違いに詳細ね」 真姫「詳細って言ってもこのレベルなのね」ジー 凛「何かμ’sって書いてあるけどこれ何?」 にこ「ああ、この記事を書いた人が今回ここに書いた人達にそう名付けたらしいわ」 海未「謎の能力者集団μ’sですか…」 穂乃果「それでμ’sの意味は?」 真姫「簡単にいうとギリシャ神話に出てくる女神の名前ね」 花陽「なんでそんな名前つけたんでしょうか?」 にこ「そういう人はそう言うものに救世主とか名付けたがるものよ」 真姫「神格化して影響力を高めたりね」 花陽「でも、ここに書いてある集団って…」 にこ「ちょっと…話ずれちゃったけど、今日は話し合いするのよ」 花陽「そうだったね、」 海未「穂乃果、さっきから思ってたのですが今日はどうしたのですか。様子が変ですよ?」 ことり「何かあったの?」 穂乃果「そんな変かなぁ」 凛「普通じゃない?」 真姫「…とりあえず話し合いましょ」 花陽「そうだね」 海未「ほんとに大丈夫ですか?」 穂乃果「大丈夫だって〜」 __ ____ ______ 穂乃果「活動禁止っ!?」 理事長「はい…」 理事長「申し訳ないのですが、そういうことです」 穂乃果「どうしてもなんですか」 理事長「ええ…本当は部長の矢澤さんにこう言うことは告げるべきなのだろうけど穂乃果さん、貴方に話したのはそれだけ本気だって事」 穂乃果「どういうことですか?」 理事長「矢澤さんが悪いってわけじゃないけれど、私が活動を止めてって言っても素直に止めて皆に話してくれる訳じゃないと思う。性格、目的からしてね。だから貴方にこの事を話したの」 穂乃果「そうですか、禁止にする理由は聞いても…?」 理事長「……ごめんなさい、…廃校に伴ってということで良いかしら…。私もこうするしかないの…」 穂乃果「じゃあ、廃校は…」 理事長「…もうほとんど廃校は確定したわ。……今まで阻止しようとしてくれて有り難う。…これからもことりのことも宜しくね」 穂乃果「っはい…失礼しました」 ______ ____ __ 穂乃果「…昨日、理事長に呼ばれたって言ったじゃん」 にこ「言ってたわね」 ことり「それで、どうしたの?」 穂乃果「……アイドル研究部の活動を禁止するって…」 にこ「っぬわぁんでよ!」 真姫「…急ね」 海未「本当ですか?」 穂乃果「そうなんだって」 凛「なんで?」 穂乃果「…廃校するに伴って……、とか」 にこ「っていうかなんで部長の私に言わないわけ?!」 花陽「活動禁止ですか…」 真姫「…」 真姫「…でも考えると部活なくなってもあんまり問題ないわよね?」 凛「確かにそうかも、集まって話してるだけだにゃ」 海未「まぁ部活がなくなってもそういうことは出来ますからね」 にこ「ちょっと!あたしは大有りよ!」 花陽「思い入れもあるもんね」 ことり「じゃあ他のところで話すしかないのかな」 穂乃果「そういうことでもないの」 海未「どういうことですか?」 穂乃果「部の活動禁止っていうこと、だからそういうこともやめてほしいって」 にこ「じゃあ今までみたいなことはするなってこと?」 穂乃果「そういうことだと思うよ」 真姫「だから部の活動禁止って言ったのかもしれないわね」 凛「そういわれてもにゃぁ」 花陽「じゃあこれからどうするの?」 にこ「抗議に行くに決まってるじゃない!」 海未「…少し落ち着きましょう、ことりのお母様も他に事情があるかもしれません」 ことり「そうだね、少しそういう所あるかも」 花陽「理事長さんの決定だし、それなりの理由があるのかもね」 穂乃果「じゃあ今日からどうする?」 真姫「何か理事長さんから連絡があるまでは活動は止めておくしかないかもね…」 凛「そうする?」 花陽「皆とも仲良くなってきたのに…」 ことり「活動しないだけで、また会えるんだから大丈夫だよ」 海未「…様子見ですね」 穂乃果「せっかく分かってきたのにっていう気もするけど」 真姫「今日はもう帰りましょ。考えても仕方ないわ、また部活に入る前に戻るだけよ」 にこ「は…皆そんな感じなのね。」 穂乃果「いや、そういう訳じゃなくて」 にこ「いいわよ、」 穂乃果「だから違うって!」 にこ「……とりあえず少しは大人しくしてるわ。」 にこ「でも……その代わり、まともな理由の説明が理事長から数日こなかったら、にこはまた動くから」 穂乃果「…」 にこ「じゃね」バタン 穂乃果「…」 ことり「…」 凛「…」 真姫「…今なんでか話しても意味ないわ、とりあえず少し待ってみた方が良いわよ」 花陽「…そうだね」 海未「部活がなくなってもまた会えるんですから…とりあえず、今日は各自家に帰ってゆっくり考えましょう」 穂乃果「うん…」 ことり「穂乃果ちゃんが気にすることじゃないよ…」 穂乃果「ありがと、ことりちゃん」 ─────── ────────────── ───────────────────── ────────────── ─────── ────────────── ───────────────────── ────────────── ─────── 👀 Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) 凛「かよちん、真姫ちゃん。あそこのラーメン屋さんおいしかったね〜」 真姫「…ちょっと私はお腹いっぱい」ウプッ 花陽「ほんとにおいしかったね」 凛「真姫ちゃんは自分でそのメニュー頼んだのになさけないにゃ」 真姫「ちょっと!凛が大きい方が良いって言ったんでしょうが」 凛「そうだっけ?」 真姫「そうよ!」 凛「かよちん、カレーもメニューにあったけど、どうだった?」 花陽「豚骨の豚野郎カレー?あれおいしかったなぁ」 真姫「…それにしても最近寄り道多いわね、別にいいけど」 凛「だってさー、放課後やることなくなっちゃったし」 花陽「活動停止になっちゃったもんね」 真姫「あれからちょうど2週間くらいかしら…」 凛「最近皆と会ってないね…」 花陽「うん…」 真姫「……」 真姫「…」 真姫「そうね…っていうか凛はほんとラーメン飽きないのね」 花陽「うんっ凛ちゃん、ラーメン大好きだもんね」 凛「凛は毎日ラーメン食べてもいいよっ」 真姫「…まぁ知ってるわ」 花陽「…」ビク… 凛「…かよちん?」 花陽「……ねぇ…何処からか視線を感じない?」 凛「え?ほんと?」 真姫「花陽?」 花陽「最近、時々そんな感じがして…今もちょっとその感じがしたから…」 凛「気のせいじゃないかにゃ?」 真姫「そんな気がするだけじゃないの?」 花陽「そうかな?」 真姫「言われてみたら、あるような気がしてくるけど」 凛「お化けだったりしてねっ」 真姫「お化け?…フッ、そんなのいるわけないじゃない」 凛「ふーん、そうなの?…」 凛「じゃあ真姫ちゃん。サンタさんはいるの?」 花陽「凛ちゃん?…」 真姫「いるわよ」 凛「じゃあ幽霊もいるよ」 真姫「なにそれ、意味分かんないんだけど!」 凛「意味わかるって、」 真姫「どういう意味よっ」 花陽「…凛ちゃん?」 凛「…あっじゃあこの辺でお別れだね」 真姫「ニゲナイデ!」 花陽「…もうここまで来ちゃったみたいだね。私たちはこっちだから、真姫ちゃんまた明日」 凛「お化けに気を付けてね」ニシシ 真姫「いないわよ、じゃあ、また明日」 凛「バイバーイ」 花陽「じゃあね〜」フリフリ 真姫「視線…ねぇ……」 真姫「…」テク… 真姫「着信?」トマトトマトトマト♪ 真姫「…」pi 真姫「誰よ…ってにこちゃん?!」 真姫「何?」 にこ『それで、あんた最近暇?』 真姫「んーまぁ…寄り道は今日したわね」 真姫「久しぶり。それで、何?」 にこ『言うと、協力して欲しいことがあるんだけど』 真姫「もしかして…また活動、やり始めたの?…。」 にこ「あのままなんの説明もなしよ?…良いの?」 真姫「まぁ良くはないけど…。…それで、協力?って…内容にもよるわね」 にこ『西木野総合病院の患者について教えて欲しいの』 真姫「…知ってどうするの?」 にこ『……この前のコンサートビルの仮面女について調べるためよ』 真姫「ああ、生徒会長に似てた人ね。」 にこ『そうよ、』 真姫「…それをやれない事はないかもしれないけど」 にこ「その人についてだけで良いから、お願いっ真姫ちゃんっ」キャルルン 真姫「でも…そういうことして良いのかしら……」 海未『私からもお願いします』 真姫「!…海未もいるの?…それなら大丈夫そうね……しょうがないわ、調べてみるわね」 にこ『ちょっと、何で私だとダメなのよ!』 真姫「でもなんで海未もいるのよ?…真面目だし…」 にこ『私が真面目じゃないみたいじゃないっ!…海未には理詰めで説得できそうだったし、なんとか協力してもらうことにしたわ。口も堅そうだしね』 海未『そういうことです、生徒会長が病院に行っているのを見たので…』 真姫「わかったわ、調べたら教えるわね。どうすれば良いの?」 にこ『綾瀬っていう苗字の患者がいたら教えて、部屋番号も』 真姫「部屋もなの?」 にこ『そうよ』 ─────── 真姫パパ「ただいまきちゃん!」 真姫「おかえりパパ、」 真姫パパ(スルーか…) 真姫「それでちょっと教えて欲しいことがあるんだけど…」 真姫パパ「なんだ?」 真姫「パパの病院の患者さんについて知りたいの」 真姫パパ「…患者の名前とかか?」 真姫「うん」 真姫パパ「…ちょっと難しいかもな、…なぜ知りたいんだ」 真姫「友達が最近休んでるみたいで、理由を聞いてもなかなか教えてくれないから、病院のデータでその子のこと何か分からないかって思って…」 真姫パパ「なるほど、理由はわかった…」 真姫(パパ、嘘ついちゃってごめんなさい…) 真姫パパ「…そうだな。明日病院に来たなら、私の部屋に患者のデータをまとめた資料が置いてあるかもしれない」 真姫「放課後に見に行けばいいの?」 真姫パパ「だがな、絶対に読んだりするんじゃないぞ?」ニコ 真姫「?…そういうことね」 真姫パパ「仕事に集中してそんなことに気を配れないかもしれないからな」 真姫「わかったわ、ありがとパパ」フフ ─西木野総合病院─ 真姫「ここに来るのは少し久しぶりかもね」 真姫「確か、こっちにパパの部屋が…」 真姫パパ『だから、なぜそういうデータを取ったんだ』 真姫(何か話しながらこっちに歩いてくる?) 『もしそれが病気に影響を及ぼしていたらと思ったんですよ』 真姫パパ『今までも普通に処置してたら病気は治っていただろ、する必要はない』 『しかし、例外もあるかもしれません』 真姫パパ『父親が政治家だからって調子にのるんじゃないぞ』 真姫パパ『…例外もあるかもしれんが…こんな事をするな、これでは嘘じゃないか』 『嘘も方便ですよ』 真姫パパ『はぁ、せっかく優秀な人材がUTXから入ってきたと思ったら…全く』 真姫パパ『院長は私だ。勝手なことはするなよ』 『承知いたしました』 真姫パパ『それで、今からいく─────── 真姫パパ「おおっ、真姫じゃないか。」 真姫「あっパパ」 真姫パパ「…私の部屋はあそこにあるぞ」 真姫「わかってるわ」 真姫パパ「そうか、それなら良かった」 … 真姫(ここね) 真姫「…」ガチャリ 真姫(資料はっと、…あそこの机の上に置いてあるやつかしら。パソコンの事ね) 真姫「…」 真姫(当たり前だけど全部見て探すのは無理ね…) 真姫(…ふーむ、……名前検索あるじゃない)カチカチ 真姫(検索boxは…。そこね、[綾瀬]っと)ポン 真姫(……一件該当したみたいね、) 真姫「…………。」 真姫(【綾瀬 亜里沙】。年齢をみると、…生徒会長の妹かしら) 真姫(…70×号室の患者、これくらい調べとけば良いわね。) 真姫(…帰ってからにこちゃんに連絡しましょ)メモメモ 翌日の放課後 ─西木野総合病院 70×号室─ 亜里沙「…」 絵里「___________そして、」 絵里「亜里沙、私はついに犯人を見つけたわ」 絵里「絶対に罪を償わせるから待っててね……」 亜里沙「」 絵里(…) 絵里「……そうね…こんな話はたぶん嫌よね。」 絵里「…明るい話をしましょ、この前自分で久しぶりにペリメニ作ったのよ。そしたらね、塩と砂糖を間違えちゃって、……」 亜里沙「」 絵里「ふふ。とても甘かったわ」 亜里沙「」 絵里「…」 絵里「亜里沙にも食べさせて、反応を見てみたかったわね…」 亜里沙「」 絵里(…あれから3ヶ月位たったのかしら、事故に巻き込まれてからそれっきり…) 亜里沙「」 絵里「返事、してくれなくなっちゃったわね。眠っているの?…」 亜里沙「」 絵里「……」 亜里沙「…」 絵里「亜里沙、あなたはいつになったら目を覚ましててくれるのかしら…」ス 絵里(何も無かったかのように傷はないけれど…) 絵里「…」 亜里沙「」 絵里「……」 コツコツ 絵里(…) 絵里(誰かこっちに来てる!?、) 絵里「…」 絵里(…足音から推測すると二、三人かしら…) 絵里(それにしても……この時間帯にだれかが来るなんてこと、あったかしら。) 絵里(…まさか……!…UTX!?) 絵里(…可能性はあるわね) _________ 突然の未だ見ぬ来訪者へと備え、 絵里はすぐさま亜里沙の寝ているベッドの横に置かれている花瓶を手に取った その花瓶には、見舞いの品として絵里が売店で買ってきた花と共に、 水道から入れてきた花瓶に入れる量としてはいささか多く見える水が入っていた。 絵里「…」ス… 絵里は亜里沙へと体を向けたまま、 花瓶の取っ手の部分を持ち、接近してくる足音へ備える その体は亜里沙の方を向き、椅子に座って気づいてない振りを装う 絵里「…」 いくつかの足音が部屋へと入って来ると、それは絵里の背後近くで足を止めた───── 「…」ピタ…… 絵里(来たわね…)ゴク ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる