絵里「ノッキン・オン」にこ「ヘブンズ・ドア」
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絵里「・・・ガン?」
「はい」
絵里「・・・手術、ですか?」
「既に、あちこちに転移しています」
「もうこれ以上、手術した所で・・・」
絵里「そう、ですか」
「入院をお勧めします、すぐにでも」
絵里「・・・分かりました」
「準備はすぐ出来ますか?」
絵里「ええ、まあ」
「結構です、ではすぐにでも」
ーーーーーーーーーーーーーーーー 病棟
コツコツ・・・
「こちらです」
絵里「はい」
ガチャ
「・・・もう」
「煙草は駄目だって言ったでしょう?」
?「・・・」
絵里「・・・」
「じゃ、何かあったら呼んでくださいね」
絵里「あ、はい」
「では」
スタスタ
?「ねぇ」
「?」
?「アイドル雑誌買ってきて」
「・・・」ハァ
?「・・・」カサッ キンッ
?「フゥー・・・」 絵里「あの、煙草辞めてくれません?」
にこ「・・・」フゥー
絵里「・・・」
にこ「死んだ様な顔ね、アンタ」
絵里「・・・!」
にこ「そんな顔の奴と一緒の部屋なんて、やなこったって言ってんの」
絵里「死んでない」
にこ「・・・」
絵里「・・・まだ生きてる」
にこ「そりゃ殊勝なこって」
絵里「・・・」
にこ「フゥー・・・」 にこ「私はね、もう何日も無いのよ」
にこ「脳腫瘍だから」トントン
絵里「そう、言われたの?」
にこ「・・・」コクッ
絵里「私も、ガンで」
絵里「手術した所で、意味無いって」
にこ「へえ」
絵里「・・・」
にこ「・・・要するに、ここで死ぬ迄仲良くしろって事ね」
にこ「・・・笑える」
ガッシャーン!
にこえり「「!?」」
壁にかけてあった十字架が真下に落ちて、はずみで棚が開く・・・
キィ-・・・
ーテキーラー
にこ「・・・」
絵里「・・・」
https://youtu.be/2C0OEVWKZv0 厨房
絵里「や、やっぱりまずいんじゃ・・・」
にこ「じゃ何?律儀に看護婦に「テキーラ飲むから塩とレモン下さい」って言うの?」
絵里「いや・・・」
ガサッ
絵里「あ、塩・・・」
ドドドドッ
にこ「レモンと」
コッコッコッ・・・
絵里「・・・」
にこ「・・・はい」
キン
絵里「・・・」グビッ
にこ「・・・」グイッ ーーーーーーーーーーーーーーーー
絵里「だからほんとなのよ!」
絵里「銃を何発も撃たれたと思ったら、全弾外れたの!」
にこ「フフッ、まっさかぁ!」
アハハハ・・・
絵里「ふう・・・」グイッ
にこ「・・・私も、こんなとこさっさと抜け出して、海に行きたい」
絵里「海・・・ねぇ」カラン
にこ「そうよ」
にこ「いい?想像して」
にこ「貴女は今、砂浜にいる」
にこ「カラッとして、暖かい、過ごしやすい気候」
絵里「うんうん」
にこ「息を吸って、大きく」
絵里「すぅー・・・」
にこ「真っ青な海から、優しい潮の香りがしてくるの」 にこ「んで、右手にテキーラって訳」
にこ「アハハ・・・」グイッ
絵里「・・・でも私、海を見た事無いの」
にこ「・・・」カラン
絵里「いつか見てみたいって思ってたけど、中々機会が無くて」
にこ「・・・冗談でしょ?」
絵里「・・・」
にこ「今までずっと生きてきて、それももうすぐ終わるって時に」
にこ「一度も、海を見た事ないの?」
絵里「・・・」
にこ「・・・天国で、何が流行ってるか知ってる?」 ..ィ⌒¨¨:.:.......
...:.:´.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.、
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/:.:.:.:.:./、j:| v:.:.、:ハ、\:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:i
:.:.:.:i|:.:.| {ソー‐ Y \ー―\ :.:.:.|:.:.:|
|i|:.:i|:.:.| γ_笊` リ '´_笊_ }:.:.:.|:.:.:l
リ .:∨{ 代r少 V少 .ノ |:.:.:.|:.:., 天国ではみんなが私の話をするそうですね
:.:.:.{\ xx , xx /:.:./.:.:′
\i「`\ , 厶ィ }:.|!|
}:ーヘ `−´′ , 、/:ハ:|
|:.ハ:个:..... イ:.:.i:.:.:.| }
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絵里「天国で・・・?」
にこ「そ、天国で」
にこ「天国では、海の話をするの」
絵里「・・・」
にこ「夕暮れ時に、太陽が真っ赤に染まりながら、海に溶けていくのよ」
にこ「鮮やかな光がじんわり広がって」
にこ「場末のBARで頼んだ、テキーラサンライズを混ぜた時の様に」
にこ「深い海の色と混ざりあって・・・」
絵里「・・・」
にこ「でも、アンタはその話に乗れない」
にこ「海を見た事が無いから」
絵里「・・・」グイッ
にこ「可哀想、天国では仲間外れにされるかも・・・」グイッ
絵里「・・・どうにか、ならないかしら・・・?」
にこ「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー駐車場ー
にこ「・・・おっ、こいつは上物ね」
絵里「良い色・・・」
ガチャ
絵里「・・・開いてる」
にこ「よっこいせと」
にこ「車の鍵、無いわよね・・・」
絵里「・・・」
ガンッ!
絵里「あいだぁ!?」
にこ「プフッ、何してんのよ」
トサッ チャリン
絵里「あ・・・」
にこ「鍵・・・」
ブルルン!
にこ「車パクるのって、案外チョロいのね・・・」
絵里「ふひひっ」
ブーン・・・
?「・・・」
?「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー 郊外
絵里「・・・Zzz」
パァン!!
絵里「・・・っ!」ビクッ
パァン!! カランカラン・・・
絵里「・・・何・・・?」ガチャ
にこ「・・・」
パァン!!
絵里「うー・・・頭痛い・・・」
にこ「おはよ」パァン!!
絵里「何よそれ、ハンドガンなんてどうしたの?」
にこ「ん、ダッシュボードに入ってた」
にこ「儲けもんね」パァン!!
絵里「ダッシュボード・・・」
絵里「何この車」
にこ「C2型 コルベットスティングレイ1963年式!」
絵里「スティングレイ・・・いやそうじゃなくて」
絵里「どこから持ってきたのよ」
にこ「病院の駐車場からパクってきたのよ」 にこ「貴女も頭ぶつけて手伝ってくれたじゃないの」カサッ
絵里「あうー・・・全然覚えてない・・・」
にこ「・・・」カラン
絵里「・・・それは?薬?」
にこ「ん、何か頭痛が酷い時に飲むと良いらしいわよ」
絵里「頭痛・・・」
にこ「よく効くのよこれ、脳腫瘍でも安心!」
絵里「・・・にこさん、でしたっけ」
にこ「にこで良いわよ」
絵里「じゃあにこ、やっぱり戻りましょう」
絵里「こんなの良くないわよ・・・」
にこ「・・・」
絵里「海なんて、見れなくていいから・・・」 にこ「絵里、この私が付いてるのよ」
絵里「・・・」
にこ「何も、心配しなくて良いの」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーとあるアジトー
海未「車を取られた?」
?「・・・」
?「・・・」
海未「・・・真姫」
真姫「・・・」ビクッ
海未「説明してもらえますか?」
真姫「・・・はい、まずですね・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ドガン!
真姫「ちょ、ちょっと!!何してんのよ!!」
凛「ま、真姫ちゃんが突っかかってくるからにゃ!!」
真姫「アンタのアホみたいなジョークに飽き飽きしてたからよ!!」
凛「やばいにゃ、生きてるのかな?」 雪穂「・・・」
ガチャ
真姫「ち、ちょっと、大丈夫?」
凛「大きい怪我は無さそうにゃ・・・」
ムクッ
雪穂「・・・あー、足イったなこりゃ」
真姫「え、え?そうは見えないけd」
雪穂「アイタタタ!!動かさないで下さいよ!!」
真姫「ご、ごめんなさい」
雪穂「・・・病院」
真姫「はい?」
雪穂「病院、連れてって下さい」
真姫「び、病院?」 凛「真姫ちゃん駄目だよ!今は車運んでる最中だし、こいつも大丈夫そうだし!」
真姫「で、でも、万が一大きい怪我をしてたら・・・」
雪穂「ちょっとぉ、大丈夫じゃないんですけどー」
凛「何でアナタが凛と真姫ちゃんの間に入ってくるのぉ!?」
真姫「と、取り敢えず病院に連れて行きましょ・・・」
凛「・・・んもう!」
ガチャ
ブーン・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー病院ー
医者「んー、大丈夫そうですねー」
凛「ほらぁ!」
真姫「よ、良かった・・・」
雪穂「ちぇー」
看護婦「取り敢えず、こちらの書類に必要事項をお書き下さい」
真姫「あ、実は私達、結構先を急いでて・・・」
凛「しょうがないから書くにゃ、貸して」
雪穂「おーい、轢いた本人がやる気ないってどういう事ですかー?」
凛「・・・」カキカキ
真姫「・・・ふん、貴女だって何ともない癖によく言うわよ」
雪穂「はぁー!?しっかり怪我してますー!貴女には分からんでしょうねぇ!!」
真姫「・・・」イライラカミノケクルクル
雪穂「こちとら怪我人なのに蔑ろにしてさー!それでいいと思ってんのー!?へいへーい!!」
真姫「・・・っ!!」スチャッ
医者達「!?!?」
雪穂「・・・っ!」
凛「真姫ちゃん、ここ病院だよ」カキカキ
真姫「・・・」スッ 凛「・・・はい、書き終わったよ」
医者「あ、ありがとうございます・・・」
真姫「あまり舐めない方がいいわよ」
雪穂「・・・ふんだ」
凛「行こう、大分時間食っちゃった」
真姫「そうね」
スタスタ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー駐車場ー
真姫「海未さん、怒ってないかしら」
凛「うーん、事情を説明すれば何とか・・・」
ブーン・・・
りんまき「「え?」」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー現在ー
海未「ちょちょちょ、ちょっと待って下さい」
海未「人を轢いたんですか?」
真姫「は、はいまあ」
海未「で、病院に連れてったと」
凛「そうです、ちゃんと書くまで帰してくんなくて・・・」
海未「それで駐車場まで行ったら、車を盗られていたと」
りんまき「「はい」」
海未「貴女達、鍵はどうしたんですか?」
真姫「いや、それがその」
凛「すぐ戻ってこれると、思ってたので・・・」
海未「・・・」ハァー・・・ 海未「・・・分かりました、後は私が処理しておきます・・・」
海未「貴女達は少し休んでて下さい・・・」
真姫「お、怒らないんですか・・・?」
海未「・・・まあ、車如き盗まれても、"ケース"が無事ならどうとでもなりますし」
海未「きちんと取り出しておいたんでしょう?」
りんまき「「・・・」」
海未「・・・えーと、確認していいですか?」
海未「ケースは、無事、なんですよね?」
りんまき「「・・・」」
海未「・・・」アゼン
凛「・・・すいません」
真姫「」ガクブル
海未「・・・前言撤回、ケースを探し出して来なさい」
りんまき「「・・・」」
海未「・・・今すぐッ!!」
りんまき「「は、はいぃ!!」」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー郊外ー
にこ「・・・」ガチャ
トランク内には、ケースが1つ
絵里「・・・」スッ
にこ「・・・開けて、持っておくから」
絵里「・・・ええ」
ガチャ
絵里「・・・」パチクリ
にこ「・・・ハッピーかしら?」
絵里「・・・」
にこ「絵里!」
絵里「!」ハッ
にこ「ハッピー?」
絵里「・・・えぇ、ハッピーよ」
https://youtu.be/I_izvAbhExY ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーとある警察署ー
希「・・・やから、ちょっと気張りすぎなんよ」
希「責任は上司のウチが取ってあげられるんやし」
希「ちょっと失敗した位で気落としたらあかんよ、肩の力抜いてな」
?「・・・」
希「もっと楽しんで仕事しよや」
希「部署のコーヒーが美味い、ドーナツが美味い」
希「そんなんでええやろ?」モグッ
?「・・・」
希「ま、花陽ちゃんがそのもちもちのお腹を気にしてダイエット中ってんなら、話は別やけどな」
花陽「・・・」
希「・・・何や、図星かいな?」
花陽「・・・希さんに関係ないでしょう、ほっといて下さい」プイ
希「にしし、相変わらずかわええなぁ」
プルルル・・・ ガチャ
希「はい、音ノ木坂警察」
希「はい、はい私です」モグモグ
花陽「・・・」
希「え?いやなんも食べてませんよ」
希「ほんとですって、はい」
希「はい、分かりました、すぐ向かいます、失礼します」
ガチャ
花陽「次は何処へ行くんですか?」
希「うん、前に病院から通報があったやろ?入院患者二名が行方不明っての」
花陽「ああ」
希「その二人が、高級ホテルに入ってくのを、非番の警察官が見たって通報が入ったんや」
希「やから、確認に行くで花陽ちゃん」 希「んま、安い仕事やけど、これでお給料入るんやったら儲けもんやろ?」
希「ささっと片付けましょ」ガタッ
花陽「・・・どこからそんなお金捻出したんですかね」ガタッ
希「そないなもん、ふん捕まえりゃ分かる事や」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー高級ホテルー
https://youtu.be/yURRmWtbTbo
にこ「ひゃっほう!!」ボフン
絵里「わふーい!」ボフン
にこ「来て来て!」
絵里「なになに!?」
ガシッ 肩組み
にこ「アルマゲドン」
絵里「ブフォ!!www」 にこ「5本吸いに挑戦してみた」
絵里「ライターです」カチッ
にこ「・・・」スゥー・・・
絵里「・・・」
にこ「ゲホァッ!!」
絵里「そりゃそーよ!wそりゃそーよ!w」
ガサッ
にこ「はい、酒」
絵里「わーい」
にこ「乾杯」
絵里「・・・」グビグビグビ
にこ「ラッパ飲みぃ!?www」
絵里「ぷっはぁ!!美味い!!」
にこ「見て、ベットの上で泳げるわよ!!」スイスイ
絵里「おっと日本代表矢澤選手、怒涛の追い上げだぁ!!」
にこ「ぷはっ!・・・ぷはっ!」
絵里「ま、まるでw水の中にいる様です!!ww」
にこ「泳いでんだから水の中でしょ!!」
絵里「それもそうね!!」
アハハハハ・・・ にこえりってこーゆーの似合うよね
お互い破滅型というか ーーーーーーーーーーーーーーーー
真姫「はい、見つけました」
真姫「シルバーのコルベットに乗った入院患者」
真姫「はい、高級ホテルにいるそうです」
真姫「警察の無線を傍受しました」
真姫「はい、間違いありません」
真姫「ナンバーも同じです」
凛「・・・」
真姫「大丈夫です、信じて下さい」
真姫「勿論100%です!」
真姫「・・・90%位?」
真姫「え?」
真姫「・・・大丈夫ですって」
真姫「はい、それでは」
ガチャン 真姫「凛」
凛「あ、ちょうちょ」
真姫「凛!!」
凛「にゃ?」
真姫「行くわよ」
凛「海未さんどうだった?」
真姫「どうもこうも、カンカンよ」
真姫「取り返せなかったら、何が起こるか・・・」
凛「いざとなったら、真姫ちゃんだけ置いて逃げるにゃ」
真姫「・・・」チョイチョイ
凛「にゃ?」スッ
真姫「・・・」ズビシッ
凛「んにゃあ!デコピンは辞めるにゃ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー ー高級ホテルー
にこ「・・・書けた?」
絵里「・・・んー」
にこ「・・・」ソーッ・・・
絵里「・・・!」サッ
にこ「何個書いた?」
絵里「ん、8個」
にこ「8?」
絵里「死ぬ迄にやりたい事なんて書ききれないわよ」
絵里「にこは何個なの?」
にこ「20」
絵里「・・・」
にこ「お互いの、一番を決めた方が良さそうね?」ゴロン
絵里「・・・」ゴロン
にこえり「「・・・」」
絵里「時間、かかるわよ」 にこ「じゃこうしましょ」
にこ「お互いのやりたい事リストは見ずに、数字だけ言って」
にこ「その数字を実行するのよ」
絵里「ほほう」
にこ「不正無しよ?」
絵里「分かったわ、どっちから言う?」
にこ「・・・」ジーッ・・・
絵里「・・・了解」
絵里「20の中からでしょ・・・?」
絵里「うーん・・・」
にこ「・・・」
絵里「じゃあ、1番目!」
にこ「・・・"ママにキャデラックを贈る"」 絵里「"ママにキャデラックを贈る"?」
にこ「そうよ」
にこ「エルヴィス・プレスリーを?」
絵里「・・・まあ、名前位は」
にこ「ママ、世界で一番熱心なプレスリーのファンなの」
にこ「よくプレスリーをテレビで見てたわ、録画とDVDだけどね」
にこ「まあ、流石に実物は無理だけど」
にこ「そのママの、テレビ見てる後ろ姿が、妙に頭に残ってるの」
にこ「大きくなったら、本物みたいにキャデラックを贈ろうって思ったわ」
にこ「もう、叶わないかなって諦めてたけど」
絵里「・・・」
にこ「今は違う」
絵里「すごくイイわね・・・」
にこ「・・・そう?」
絵里「気に入った」 にこ「よし、次は私が選ぶわよ」ゴロン
絵里「うん」ゴロン
にこ「じゃあ・・・7!」
にこ「あいや、1!」
絵里「・・・」
にこ「私も1にする」
絵里「番号変えちゃ・・・」
にこ「・・・」バッ
絵里「あっ」
にこ「・・・」ジーッ
にこ「・・・ふふ、これが絵里のやりたい事?」
絵里「・・・そうよ、貴女と比べると凄い恥ずかしいんだけど・・・///」
にこ「そんな事ないわ、とても素敵じゃない」
にこ「"チョコレートに埋まりたい"なんて」
絵里「埋まりたいじゃなくて食べまくる、よ」
にこ「どっちも一緒よ」 絵里「違うわよ」
にこ「ふふ」
絵里「全く」
ズキッ
にこ「・・・」
絵里「・・・」
にこ「・・・う」
絵里「・・・?」
にこ「・・・あ゛ぅ・・・!」
絵里「にこ・・・?」
にこ「ぐぅ・・・あ゛ぁ・・・っ!!」
絵里「にこ?ちょっと、にこ!?」
絵里「く、薬!」ドタッ
ガラガラッ
バタン
カラカラン・・・ 絵里「これで・・・」
にこ「あ゛ぁ・・・がぁっ・・・!!」
絵里「にこ、これ飲んで・・・」
グイッ
にこ「うぅ・・・」
絵里「・・・大丈夫、大丈夫よ」ギュッ
にこ「ぅ・・・」
絵里「・・・」ナデ・・・
にこ「・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー 取り敢えず2番目に書きたいところ書けたんで今日は寝ますね
明日か明後日にでも続きを書きやす
落ちたら新しくスレ立てるわ ーーーーーーーーーーーーーーーー
ブーン・・・
希「ええ、向かってますよ」
希「はい、小泉と一緒です」
希「・・・朝には着くかと」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
凛「ホテル迄どれくらいかかるの?」
真姫「まあそんなにかからないわ、朝には着くと思う」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
にこ「・・・」スゥ・・・
絵里「・・・」ギュッ
コチ コチ コチ・・・
にこ「・・・」
絵里「・・・」スゥ・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーー 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) ー朝ー
絵里「・・・」
にこ「・・・む」
絵里「にこ?」
にこ「ふぁ・・・あ」
絵里「大丈夫?頭痛は?」
にこ「無いわ、迷惑かけたみたいね」
絵里「良いのよ・・・」
にこ「ありがとう、シャワー行ってくる」
絵里「うん」
バタン
絵里「・・・ふう」
ガラッ
絵里「良い天気ね・・・」 絵里「ん?」スッ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーホテル屋外駐車場ー
凛「あったにゃ、コルベット!」
真姫「間違いないわね」
凛「パトもあるし、用心しないと」
真姫「警察も耳が早い・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
絵里「・・・まずい」
ドタドタ・・・!!
絵里「にこぉっ!!」ガラァッ!!
にこ「わひゃう!!何よこっちはシャワー中よ!?」
絵里「警察が来てる!」 にこ「・・・」シャー
絵里「・・・」
キュッ
にこ「行くわよ、準備して」
絵里「ええ」
https://youtu.be/UJ1tBVtYOBc
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ー廊下ー
にこ「ケースは?」スタスタ
絵里「持ったわ」スタスタ
チン
ガラッ
希「・・・ふう、この階?」
花陽「はい、この階で間違いな・・・」
希「ん?・・・あ」
にこ「・・・」
絵里「・・・」 絵里「あー・・・」
にこ「・・・」チャキッ
希「・・・っ」スチャッ
花陽「・・・!」スッ
にこ「・・・絵里、ちょっとしゃがんで」ボソッ
絵里「・・・え?分かったけど・・・」スッ
グイッ!
絵里「え」
にこ「・・・」スチャッ
にこは絵里のこめかみに銃を当てる ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています