(;`・8・)ウッミ冷えてるちゅんか!?????????/cV;`σ_VσVまだまだ!
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
(;`・8・)トッリに暑さの我慢比べを挑むなんてウッミはほのうみ()とあわせてバカちゅん!
/cV;`σ_VσVフッ、ならばトッリはギブアップなさい!根性なしトッリのことほの()なんて鼻で笑ってあげます!
(;#`8´;)ちゅん!トッリは根性なしじゃないちゅん!ヘタレのウッミこそギブアップするちゅん!ことほのは負けないちゅん!
/cV;#`_V´;Vだっ誰がヘタレですかっ!?今日の料理は蒸しドリで決まりですね!
(;`;8;´;)蒸しドリになんてならないちゅん!ガンコなウッミ!さっさとギブアップするちゅん!
/cV;`;дV;´;V強情なトッリですねぇ!いつもみたいにひっくり返ってればいいんですっ!
/cV;;`゚д;V;゚´;;V(;;`゚;8;゚´;;;)ああああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
|王三王三王三| o=
|王三王三王三| |
乂━━━━━乂_|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// /// // /// ゴー
/ / / / / / /
リ`・ー・)ふたりとも何考えてるの!
すみません… ごめんでちゅん…
//cV。_V。V(´。8。`) ../
〜 .γ⌒'ヽ_
〜 i ミ(二i
. 丶,,_| |
. r-.! !-、
※前スレ
/cV;σ_VσVトッリ冷えてますか!????????(°8°;)あついちゅん…
http://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1530448749/ (#`8´#)📱腹の虫が収まらないちゅん!
373 名無しで叶える物語(鳥) Kotohono
感動したっ!なんと素晴らしいお話か!
青春じゃのう!
ドえらいものを見てしまったわい
低レベルな鳥さんおったまげ!
好ぎになった作者にこれをあげんといかんのう!
hnkchundows^8^←ここにアクセスしんさい!
374 名無しで叶える物語(海) Honoumi
>> 373
ありがとうございます
/cV^ᴗV^Vやっぱり評価されると嬉しいですねぇ♪アクセスしてみますか
_________________________
|Chundows [−][口][×] |
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| |
| ( ^8^) やっぱりことほのなんだよちゅんな〜 |
| ─── |
| ______ _______ ______ .|
| | はい(Y) || はい(N) | | はい (c) | |
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
││┝┥┌──────────────────┴┐< ことほの
│││┝┥┌──────────────────┴┐\ / ̄ ̄ ̄ ̄
││││┝┥┌─────────────────--┴┐< ことほの
│││││┝┥ 冷えてるちゅんか〜 .[×]| \/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
┤│││││┝━━━━━━━━━━━━━━━━━━━-| \カチ< ことほの
└┤│││││ | ヽゝカチ \/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
└┤││││ ( ^8^) | カチ < ことほの
└┤│││ / \. | カチ \ / ̄ ̄ ̄ ̄
└┤││ ((⊂ ) ノ\つ)) | カチ < ことほの
└┤│ (_⌒ヽ. | カチ \____
└┤ ヽ ヘ } | カチ
│ ε≡Ξ ノノ `J | カチ
. └─────────────────――┘ カチ / || ̄ ̄||
| ||__|| /cV╬🔘益V🔘V
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
375 名無しで叶える物語 (ほ) honokadayo
>> 373 ブラクラ注意
376 名無しで叶える物語 (海) honoumi
馬鹿鳥!出て来なさい!
377 名無しで叶える物語 (鳥) kotohono
>> 376 チュブブブwこんな駄作を書くのが悪いちゅん! ホッノが冷静で草
というか何故スレを開いたのか…… >>853
(・8・) "ことほの"を期待して開いたんだちゅんなぁ……
( ; 8 ; ) なんて可哀想なハノケチュン!
(#`8´#) なんて悪い奴、ウッミ! ハノケチュンの期待を裏切るとはっ!
(・8・) こうなったら思う存分"ことほの"せんといけんちゅんな!
(^8^) ね、ハノケチュン♪ /cV#`σ_VσV 駄作と思うのは見る目がないからです!ですが確かに鳥頭に人間の文章を理解するのは確かに難しい
/cV#^_V^V いいでしょう!鳥頭でも分かるくらいのほのうみSSを書いてあげましょう!そしてそれを読んでほのうみに目覚め今までの愚行を泣いて謝りなさい! (#^8^)おー読んでやるちゅん!そのたびにダメ出しして、ほのうみ()なんて底の浅いダメダメなものに絶望すればいいちゅん!
ウッミが素晴らしきことほのにDOGEZA☆してる未来が見えるちゅんな! (^8^) さぁーてトッリもことほのSSを書くちゅん!
───
トッリ「ハノケチェンハノケチェン!トッリとクレープデートするちゅん!」
ホッノ「いいね!ウッミちゃんも誘おうよ!」
トッリ「ウッミは…
───
(´・8・) うまくいかないちゅん…
(^8^) 書き直すちゅん!
───
トッリ「ハノケチェンハノケチェン!大好きちゅん!」
ホッノ「私も大好き!」
トッリ「やったちゅん!両想いちゅん!」
ホッノ「ウッミちゃんも大好き!」
トッリ「ちゅん!?…
───
(#`8´) なんで邪魔するちゅんかウッミ!
(#`8´) ちゅんなちゅんなちゅんなぁ! ∫∫cV^_^Vハラショー!ことほのうみは永遠に「友情」の絆で強く結ばれてるのねぇ… (*・(^8^) さぁーてトッリもことほのSSを書くちゅん!
───
トッリ「ウミチャンウミチャン!トッリとクレープデートするちゅん!」
ウッミ「いいですね!ホッノも誘いましょう!」
トッリ「ホノカチャンは…
───
(*^(´・8・) うまくいかないちゅん…
(*^(^8^) 書き直すちゅん!
───
トッリ「ウミチャンウミチャン!大好きちゅん!」
ウッミ「私も大好きですよ!」
トッリ「やったちゅん!両想いちゅん!」
ウッミ「ホッノも大好きです!」
トッリ「ちゅん!?…
───
(*^(#`8´) なんで…なんかおかしいちゅん!
(*^(#`8´) ちゅんなちゅんなちゅんなぁ! とりあえずピュア ガールで〜す!
純粋宣言 yeah!yeah!yeah!
(^8^) リ`・ヮ・) 从*´ ヮ`ル リ`^ヮ^) 純愛宣言♪
从* ´ ヮ`ル お米宣言♪
(^8^) 鳥肉宣言♪
♪yeah♪ (^8^)リ`^ヮ^)从* ´ ヮ`ル ♪yeah♪ リ`^ヮ^) 三 (^8^) 从*´ ヮ`ル
`^ヮ^) 三 从*´ ヮ`ル(^8^)
ヮ・) 三 从*´ ヮ`ルつ(・8・) ´>ω</ぷらんたんで楽しくやってたのにホッノちゃん置いてけぼりにする方のパッナちんは……あんまり好きになれないにゃ……… >>868
このあとトッリを焼き鳥にしてホッノと2人で食べるんだよ! トッリは頭いいからH.K表記で2人に別々の部屋で待機して貰っても真に愛しているほうに行き着くよね 焼き鳥さんはおいしいのう!
(^)8^)リ`^〜^)从* ´ )ヮ`ル リ`・ヮ・)トッリちゃんが焼き鳥食べてる
リ`^ヮ^)それって共食いじゃん!ワハハハ
リ`・ヮ・)
リ`^ヮ^)ワハハハ!! (・8、・)ハノケチェン猛禽類がハトさんを食べるのは共食いちゅんか? /cVσ_VσVえっ?どこに猛禽類が?
(>ω<)σ)・8・)丸っこいトッリちゃんしかいないにゃー (・8・) 僕らが目指した Chungri-La♪
(・8・) "ことほーーの"抑えきれっずぅに♪
(・8・) かわいーさにまみれた♪ 『鳥さーん』を求め続・け・たっ♪
(・8・) 今ーならー言えるちゅん♪
(・8・) "ことーほの"こそ楽園っさ♪
(^8^) さよなら "ほーのうーみー"よ♪ ☆.。.:*・゜`★
☆.。.:*・゜`★☆.。.:*・゜`★
チュ━━(;゜8゜)━━ン!!!
☆.。.:*・゜`★
′// //′
//
//
寝言は寝ていいなさーい! //
ブンッ //
/ //
// / /V川川川V //
( ̄ ̄二⊂ 彡⊃ ‘ 、' > カキーン!
 ̄ ̄ y 人 从
ミ(〓_)__),, 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b) >>878
(#`8´) どうしてそんなこと言ったちゅんか!
/cV`_V´V 言いなさい! ライブを終えて家路へ向かうアイドル研究部員達。
疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に追突してしまう。
後輩をかばいすべての責任を負った矢沢に対し、車の主、
綺羅が言い渡した示談の条件とは…。 替え歌といってももみじの替え歌と庭の替え歌があるよな (・8・) 何を言っとるか
(・8・) ちゅまり…
この2つ好き (・8・) 大人気・オブ・ことりっ!!!
(・8・) これもひとえに、ハノケチュンのお嫁さんたるトッリの魅力ゆえちゅんなあ!
(^8^) という訳でハノケチュン、二人でお祝いの『パン粉さん巡りの旅』に出ようちゅん♪ z―(
ノ ・ ヽ _
_ z= ⌒ヽ て /: :´: : : : :`: . 、 _
/: : : : 入 } , .=イ: : : : : : : : : : : : :\ ヽ
,;: : : : :`ー―==: : : : : : : : : : ―-: : _: : : : : : :ヽ /}
ヽ: : : : て ̄ /__}: : : : : : : : : : : : : : : : : :`: : 、: :}、_ノ:/
z-、 `ー―、/ V ○。: : : : /{: : : : : : : : : : :`: ハ ̄
{ \ /: `ー、_}: : : /: : : /__ {: {: : : : : 、: : : : : :ハ 、
{ \/: : : : /: : { : : : {: : :/´ 、:{: : : : : ヽ:、: : :、:ハ } r`)
、 \/ {: : {: : : : {: :/ ヽ 、: : : :、: : : : :}: :} 〃 )
r ヽ }: : :{: : : :、: / z=ミ `  ̄` 、: : : }: } `ー'
( ヽ} : λ: : : :ヽ z=ミ \/:/
ヽ ヽ: { ヽ: : : { ,,, , ―-、 /: : / _
〉 __ ヽ:`ー 、ヽ / __ / ,,, i: : / z< Y
ヽ { ,と-、_ /: : : : :\ ヽ \ ヽ ノ/ z<´ ノ
\_ 、_/_ ` -r----、 `ー` _ ノ z<´ / ちゅんちゅんちゅん♪
/( ``  ̄=- { ┌┬┬┐--、_ /_z う-、 )
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{: : : : :/z=― /イフ: : :/ `∧/ --、 / {{{} )
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ヽ ヽ /__ ', /____ ノ
z==-⌒ヽ ヽ_/、 /、
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`ー―=― ´  ̄ =イ
', ,
、z==、
(゜ 8゜ ;)
(゜ 8゜ ;)
(゜ 8゜ ;)
(。 8。 ) (・8・) "ことほの"っ!!!
キターーーーーーーーーーーー ( ゜ 8゜) ーーーーーーーーーーーーー!!!!!
(^8^) そうちゅんそうちゅん! ことりはかわいい鳥さんちゅん♪
(^8^) さ、ハノケチュン。"ことほの"しよ♪♪♪ リ´・-・) トッリちゃんのその自分勝手すぎるところ可愛くないよ /cVσ_VσVホッノは「ことりちゃん」がかわいいのであって、「トッリ」がかわいいわけではありませんよ
(´^8^)チュブブブwウッミは何か思い違いをしてるちゅんなぁ〜
/cV゜дV゜Vはぁ?
(^8^)まずことりはかわいい!トッリもかわいい!ここ、大前提ちゅんよ?
だからトッリはかわいいことり!
かわいいことりがことりちゃんかわいいって言われて喜ぶのは当然ちゅんな!
だからトッリが喜ぶのはおかしくないちゅん!
/cV`σ_VσVトッリのその自分勝手すぎるところがかわいくないとホッノはいいました!
(`・8・)確かにトッリも強引なところもあるちゅん
(^8^)でもそれは言葉のチョイスの問題ちゅん!
きっと「自分勝手すぎるからかわいくない…」じゃなくて「意志の強いトッリちゃんカッコいい!」って表現したかったはずちゅん!
(`‐8‐)トッリでもかわいいとカッコいいはなかなか両立できないちゅん…
(^8^)でも、一言じゃ語り尽くせない深い魅力もトッリの持ち味!
ことほのに確実と近づいているってはっきり分かるちゅん!
( ^ 8 ^ )ぴぃ〜今日もウッミを完全論破!ウッミ冷えてるちゅんかぁ〜? (>ω<)/ ごちゃごちゃいってて肝心の機を逸するのは愚か者だにゃ
(>ω<)/ トッリちゃん冷えてるかにゃ〜?
キャー
リ>ヮ<)((>ω<))) ネッコは最高に温まってるにゃ―! (;8;)ミンナノタメニ…ガンバッテキタチュン… (;8;)コトリ、モウヨワイノ?ミンナノヤクニタテナイノ? (;8;)コトリヲヘンセイカラハズサナイデ…ミンナノタメニガンバルカラ… (;8;)マダ、ミンナトイッショニタタカッテイイノ? ∬cvσ_σv どうせ「ことほの」って聞こえただけで復活するわよ (;8;)ヤッパリコトリハモウヨワインダネ…ミンナノタメニガンバレナインダネ… リ´・-・) でも頑張ってるのはトッリちゃんじゃなくてことりちゃんだよね (;8 <、`)(こうやってかわいそうなトッリを演じていれば、きっとハノケチェンがなぐさめてくれるに違いないちゅん) リ´・-・) ことほのことほのうるさいのも嫌だけどこうやって泣かれるのも嫌だな
リ´・-・) …旅に出るか 👜∬cv^_^v/💼cV^ᴗV^V👜(^8^)さ! \リ`> ロ<)/ トッリちゃん、逝っちゃダメ!
\リ`> ロ<)/ ことりちゃんが誰よりも頑張ってたの、みんな知ってるよ!
\リ`> ロ<)/ だから誰もトッリちゃんを見捨てたりしないよ!
\リ`> ロ<)/ だから心配しないで!!
\リ`> ロ<)/ だから帰って来てよっ!!!
(_ 8_ )
(。 8。 )
(。8°)
(・8・)
(^8^)
デデデェェェェ (^8^)ェェェェェン!!!
(,,^8^,,) ありがとう、ありがとうみんなっ!
(,,^8^,,) おかげで復活したちゅんっ!
!!!不死鳥・オブ・ことり!!!
♪♪♪♪♪ リ`^ヮ^)(,,^8^ ,,, ) ♪♪♪♪♪ ・・・・という夢を見たちゅん
从*´ ヮ`ル(・8・) ノ(δ . δ,,フノし (,,^8^,,) ハノケチュン、そんな目で見ちゅめたら照れるちゅんよ♪ リ`♥ヮ♥) 9cハ^ ᴗ^リホッノちゃんが好きなのはことりですよぉ♪トッリちゃん冷えてますか〜? (;8;)フレンドガコトリジャナクナッテルノ…モウコトリ、ミンナノタメニガンバレナイノ? >>857 >>859
/cV;σ_VσV 啖呵を切ったからにはと,ほのうみSSを書き上げたものの、少し長くなってしまいましたね…貼ってもよいものでしょうか? オ (・8・) ケ
(・8・) ジュースさんよしっ! 焼き鳥さんよしっ!
(^8^) 準備万端ちゅんから"ことほの"SSをどうぞ始めちゃって下さい、ウッミ! (^8^)ま!ウッミがことほの信者になる未来が待ってるだけだから気楽にいくちゅん!
今日はウッミがトッリに負けるマケミちゃん記念日ちゅんなぁ! (;8;)コトリハモウプチグルジャヤクタタズノマケグミナンダネ… /cV#^_V^V 言いましたね、この鳥頭
/cV#`σ_VσV じゃあお言葉に甘えてやろうじゃないですか!その節穴かっぽじってよーく読むのですよ! 「…ねぇ?ウッミちゃんこの後用事ってある?」
そうホッノが切り出したのは学校からの帰り道の事。弓道も頼まれ事もなかったので、『特にありませんよ』と答える。
「それで、どうしたのです?」
「ウッミちゃんの時間少しもらってもいい?」
「えぇ、構いませんが…どんな要件ですか?」
そう質問すると、喜びとも哀しみとも取れぬ複雑な表情でホッノが答える。今までずっと彼女と一緒に過ごしてきて"ホッノの事で分からない事はない!"…と自負していたが―――
「ごめんね、今は言えないんだ。でも………すごく大事な話だから」
どうやらそれは自惚れだったようだ。
『後でうちに来てね!絶対だよ!』と言いながら走り去ってしまったホッノの背中を見送り呆然と立ち尽くした後、ようやく我に帰って足早に自宅に向かう。
家に着いて、制服から私服に着替えるわけだが、どうにも落ち着かない。
いつもと違う様子のホッノにあてられてしまったのか、手に取った服をあれでもないこれでもないと取り替える。
あれだけ遊びに行って、時にはお泊りもして、もはや第二の我が家とも言える高坂家に行くだけのはずなのだが、"名一杯お洒落をしていかなければ…!"という気になってしまっている自分に気づく。
なんとか妥協して着替えを終えて家を出る頃には結構な時間がかかっていた。
高坂家に到着すると、すぐにホッノが出迎えてくれた。
「ウッミちゃん遅いよ〜!もしかしたら来てくれないんじゃないかと思っちゃった!」
そう頬を膨らませるホッノに『すみません』と謝りつつも、ホッノの様子がソワソワしているのに気がつく。まさか―――
「ホッノあなた私が来るまでずっと玄関で待ってました?」
「そそそそんなことあるわけないよ!ほら早く上がって上がって!」
露骨に動揺するあたりどうにも図星らしい。…それだけ大事な話ということなのだろうか? 『先に私の部屋に入ってて』と言われ、それに従って彼女の部屋へ。いつもは少し散らかっているのだが、今日は物も整理整頓されていて小綺麗になっている様子。本来なら彼女の成長を喜ぶべきなのだろうが、知らない部屋に来た様で余計に落ち着かなくなってしまう。
……一体何を意識しているというのか。
これではいけないと自らに言い聞かせ一息ニ息と深呼吸―――よし、落ち着いた…気がする。
「お待たせー、お茶とほむまん持って来たよ」
「あぁ、ありがとう御座います」
ことりとお茶とほむまんが乗ったお盆を置いてこちらに向き直ると刹那、固まるホッノ。
「ど、どうしました?」
気づかないうちに何かやってしまったのかと狼狽えていたもののどうやら杞憂だったようで―――
「うわぁ!ウッミちゃんその服可愛いね!よく似合ってるよ!」モギュー
唐突に抱きついてくるホッノに今度は私が石の様に硬直させられる。ホッノの抱き着き癖にはいつもドキドキさせられているものの、今日はいつにも増して鼓動が早くなる。
「やっぱりウッミちゃんあなたは最高です!」
こっちの気なんて知らずにスリスリと身体をくっつけてくるホッノ、バクバクと煩い心臓。二人の距離は僅かに衣服を隔てているのみ。このままこの鼓動が伝わってしまうのでは―――ドキドキ―バクバク―ドクドク―この音は―――私の音?
「………っ!」バッ
心あらずでホッノにされるがままだったが、急に我に帰ったように彼女が飛び退き開放される。ひとまずは助かったようだ。
「ご、ごめんね!急に抱きついたりして」
「い、いえ、ホッノが急に抱きつてくるのはいつもの事ですから。でもこちらの心臓が止まりそうになるので控えてもらえると助かります」
「あははは…気をつけるよ」
バツが悪そうに手を弄る、どことなく顔が赤いように見えたのは気の所為なのか。
気まずい空気が流れ始め、どちらともなく向かい合ったまま座り込む。重い沈黙がのしかかる。何か言わなくては…そういえば―――
「そ、そうです!そもそも大事な話とやらを聞きに来たんですよ!」
「あっ、そ、そうだったね。うん、話すよ、話すから」 ホッノはそう言いつつも中々話を切り出さない。例えばだ、話の内容が"宿題教えて"とかそういった類のものなら、もっと媚びてくるだろうし、そもそも言いにくいのなら私じゃなくてもホッノに対してチーズケーキより甘いトッリやチョコより甘いエッリが居る。
なら一体ホッノは私に何を伝えようとしているのか…グルグルと考えを巡らせる。
例えば急に"引っ越す事になった"とか。いや、穂むらをここに構えている以上それは考えづらい。
なら"海外留学することにした"なんてどうだろう?確かにトッリの前例はあるしいつも突拍子も無い事を言い出すホッノだが、音ノ木坂が大好きな彼女がこんなタイミングで海外に行くなど考えられない。
………一番無いとは思うが"トッリちゃんと付き合う事になった"は?
いやいやいや、例え想像や妄想であってもあんなパッパラパーとホッノが付き合うなんて………今までの想像で一番ダメージが大きい気がするが、もしも本当にそうなら………彼女の為に祝福してあげるべきだろう。
そんな風に勝手にああでもないこうでもないと考えを巡らせていると聞こえてくるホッノのつぶやき。
「…逃げちゃだめだよ、やるったらやる………!」
下唇を噛み締め、服の裾を握りしめる。如何に彼女が今回に覚悟を持って臨んでいたのか、私は知らなかった。
「ウッミちゃん私ね…!」
「は、はい」
「ウッミちゃんの事が―――」
ゴクリと唾を飲む。時間が止まる感覚、長く―永く―永遠に感じられる一瞬
「ウッミちゃんの事が好きなの!付き合って下さい!」
………今彼女はなんと言った?駄目だ、大き過ぎてとても言葉を飲み込めない。思考はショートして眼の前に火花が散る。
(ホッノが…私の事を…す、す、す―――!)
お間抜けにも、鯉のように口をパクパクさせるだけでまともな言葉も紡げない。そんな不甲斐ない私を見てホッノは違う意味で捉えてしまったようだ。 「ご、ごめんね…ほんとは…最後まで言おうかどうか悩んだんだけど…親友で居られたらそれでもいいかなぁとも思ったんだけど」
「今までもずっと一緒にいたけど、これからも一緒にいたいから…このまま音ノ木坂を卒業して…違う道を歩いて…バラバラになっちゃうのが嫌だったから………」
「このままこの気持ちに嘘をついたままなんて私らしくないと思って………勝手にそんな事話されても迷惑だよね?もう…言わないから…だから…」
「も、元の友達のままでいてくれないかなぁ………?」
彼女の瞳から流れ出る雫が頬を伝って床に落ちて染みを作る。私は一体何をしているんだ?何故ホッノを泣かせている?答えなんて決まってるじゃないか、何をすればいいかも分かりきっているじゃないか。このままでは女が廃る。
(ホッノを泣かせるなんて私は―――最低です!)
―――バチン
両手で思いっきり顔を挟む。部屋一杯に響く音がどれだけの衝撃かを物語っていた。いきなりの凶行に、ホッノも面食らって、流していた涙が止まった様子。それでいい、貴女に涙は似合わない。
「ど、どうしたのウッミちゃん!?痛くない?大丈夫!?」
「いえ、この程度、ホッノの心の痛みに比べれば大した事はありません」
正直ヒリヒリして仕方ないが、お陰でようやくまともに喋れるようになった。後は彼女の問に応えるだけだ。
「まず、すいません、不甲斐ない私を許して下さい」
「…へ?」
「ホッノに告白されるなんて思ってもみなかったのでつい固まってしまいました」
「そして―――」
「私もホッノの事が大好きです。こんな私で良ければ喜んで!」
「―――!!!」
「ほ、ほんと?嘘じゃないよね?」
「もう、こんな時に嘘をなんて付きませんよ」
「良かった…良かったよぉ………断られたらどうしようって………!」
「私が貴女を振るなんてことある訳ないじゃないですか」
「でも…!でも………!」
再び泣き始めてしまった"彼女"をそっと抱きしめて頭を撫でる。さっきと距離は同じでも不思議と心は落ち着いていた。胸にすがりつくホッノの存在を確かに感じながら、これから何があろうと守りきってみせると決意する。
「ホッノ、私はいつまでも一緒に居ますよ」 ―――
――
―
「ごめんね、せっかくの可愛い服を台無しにしちゃって…」
「いえ、ホッノに胸を貸すことが出来たのです。この服も本望ですよ」
ホッノの涙ですっかり服は濡れてしまっていたが、これは勲章というものだろう。
「それでね、ウッミちゃん。私達恋人になったわけだけど///」
「は、はい…///」
さっきまで落ち着いていたものの、改めてホッノと恋人になれたと思うと急に顔が、熱くなってくる。
「ひとつ、お願いがあるんだ。いいかな?」
「えぇ、えぇ、私はホッノの彼氏で彼女なんですから!なんでも聞きましょう!」
「あ、あのね………キス、したいな?///」
「えぇ、えぇ、キスですね、お安い御用ですよ!………今なんと?」
「だーかーらー!キ・ス!したいな?」
「キキキキキキキ、キス!?」プシュ〜
「もぅ!さっきまでの格好いいぅちゃんはどこ行っちゃったの!?」
「でででですがキスなんて破廉恥過ぎます!///」
まるで蒸気が抜けた様にヘタれてしまう始末。なんとも我ながら情けない。
「じゃあ、ウッミちゃんは私とキスしたくないの?」
「……………したいです」
ヘタれても、心は正直で、なんとも我ながら情けない。
「じゃあ、するね?」
「は、はい」
徐々に近づくホッノの顔、ホッノの長い睫毛がよく見え―――
「ウッミちゃん恥ずかしいから目は瞑って!」
「あっ!す、すいません!」
三度言うが、なんとも情けない。
ギュッと目を瞑れば真っ暗闇、しかし不安はない。眼の前に彼女がいるのだから。
刹那、甘い痺れが身体中を走る。唇に確かにホッノの柔らかさを感じる。
皮膚と皮膚を触れ合う、ただそれだけなのに大きな幸福感に包まれる。
ずっとこうしていたいと願うものの、そうもいかずホッノの唇は離れていく。
「あっ………」
「どう…だった?///」
「その…よ、良かったです///」
「うん…ウッミちゃんの好きって気持ちが伝わって来たよ///」
「わ、私もです……///」
「ねぇ………?」
「は、はひぃ!?」
「もう一度しない?♡」
「はい………///」 (・8・) 究極奥義の秘伝書を手に入れたちゅん!
(・8・) その名も…「皇帝ちゅんちゅん1号」!
(^8^)この技さえあればウッミなんて敵じゃないちゅんな!
(^8^)ウッミ冷えてるちゅんか〜wwwwww? すっかり火がついてしまったが、"恋人という生き物"故に仕方ないのだろう。二人の世界というやつは全てに勝る。
再び顔を近づけ、口づけを―――
「ホッノー?だれか遊びに来てるの?」
「う、うわあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!???」
そんな恋人の儀式をぶった切るのは母親という予期せぬ訪問者。驚きと焦りの余り、ホッノに押し倒され下敷きになる形に。
「あら、あらあらあら!」
「お、お母さん違うから!これは違うから!!というか勝手に入ってて来ないでよー!!」
「ホッノが選ぶのはトッリちゃんかエッリちゃんかなぁ〜っとも思ってたけどやっぱりウッミちゃんだったのねぇ〜」
「だから違うってー!!ウッミちゃんもなんとか言ってよ!」
「そうね、今夜はお赤飯炊きましょうか!ウッミちゃんもご飯まだなら食べていく?むしろそうしなさい!」
「あ、はい、喜んで」
「もぅーーー!」
こうしてドタバタで締め括られる訳だが、ホッノと付き合うのならむしろこっちの方がしっくりくるかもしれない。
そして―――この先にどんな困難が待ち受けていようともホッノと一緒なら乗り越えていけると―――確信するのだった。
〜終わり〜 レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。