とあるお店

千歌「どうしたの善子ちゃん。さっきからずっと黙ってるけど……」

善子「……私は、馬鹿でどうしようもない女よ」

千歌「どうしたの? 急に……」

善子「黙って聞いて。私は確かに、頭は良くないし、運動ができるわけじゃないし、不幸体質で、偶に堕天使なんて言っちゃう痛い奴で……自分のダメなとこなんて、いくらでも出てくるわ」

千歌「そんなこと……」

善子「でもね、たった一つだけ……世界中の誰にも……貴女の幼馴染にだって負けない事がある。それは……千歌、貴女を思う気持ちよ」

千歌「うぇえ!?///な、なにもー!やだなもー!!ど、どうしたの急に?」

善子「……付き合ってから三年、貴女にどうしても伝えたい事があってね」

千歌「な、なに……?///」

善子「……千歌、私と……私とっ……」

千歌「……///」

善子「私と―――」

ピ-ピ-! ピ-ピ-!

善子「っ―――」

千歌「なに? 続けて? 」