海未・真姫「絵里はちょっとぬけてる」
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絵里「…」
海未・真姫「…」
真姫「ちょっと、エリーの様子変じゃない?」
海未「そうですね…さっきからどこか上の空と言いますか」 真姫「何か心あたりある?」
海未「いえ…真姫はどうですか?」
真姫「私も無いわ…」
真姫「というか、あの様子じゃ練習始められないじゃない」
海未「ええ…」
絵里「…」 海未・真姫「…」
海未「希に連絡してみますか?」
真姫「そうね。それが一番いいかも」
絵里「希がどうかしたの?」
海未・真姫「!??」
海未「なっ…なんでもありませんよっ」
絵里「そう?それなら練習しましょう?」
真姫「わ…分かったわ…」 ――――――――――――――――
絵里「それじゃあ、休憩にしましょうか」
真姫「…」
海未「…」
真姫「ちょっと、海未」
海未「ええ、なんとなく言いたい事はわかります」 真姫「明らかに、ダンスのキレが悪いわよね」
海未「ええ、本当に何があったのでしょうか?」
真姫「…」
海未「…」
真姫「こうなったら、本人に直接聞くしか…」
海未「そうですね…練習にも支障が出てきそうですし…」 絵里「二人とも、さっきから何をこそこそしてるの?」
海未・真姫「!」
絵里「二人でぬけがけなんて…私もまぜて♪」
真姫「ちょっと…海未…」
海未「わ…私がですか!?」 絵里「どうしたの?海未」
海未「あっ…あのですね。絵里」
海未「今日は体調がすぐれないのでしょうか?」
絵里「そんな事は無いわよ?」
海未「そ…そうですか」 真姫「そんなわけないでしょ」
絵里「真姫?」
真姫「さっきのダンス、酷かったじゃない」
真姫「なにかあるならいいなさいよ」
絵里「…」
海未「ま…真姫っ。もう少し言い方を…」
真姫「…っ!ご…ごめんなさい…」 真姫「た…ただ…エリーの事が心配だったのに…もう…やだ…」
絵里「ありがとう。真姫」
絵里「真姫は優しいものね」
真姫「…」プイ 絵里「ちょっとね。色々あって」
絵里「当たり前にあると思ってた物がある日突然無くなるっていうのは」
絵里「何回経験しても…ね」
絵里「だから、これは時間が解決してくれるまで待たないといけないものなの」
絵里「迷惑かけてごめんね?」 海未「い…いえ、そういう事情であれば」
真姫「…私こそごめんなさい」
絵里「ふふっ。二人ともありがとう。私の事を心配してくれて」
絵里「それじゃあ、練習再開しましょうか?もう大丈夫よ」
海未「は…はいっ」 絵里「今日はお疲れ様。二人ともありがとう」
海未「いえ」
真姫「ちょっと、この後なんだけど時間ある?」
絵里「私は大丈夫よ」
海未「ええ、私も問題ありません」 真姫「ちょっと、行きたいお店があって」
真姫「近くに出来たばかりの喫茶店で…名前は×××だったかしら」
絵里「!?」
絵里「ま…真姫?それって本当?」
真姫「え…ええ。たまたま見かけたんだけど」 絵里「はぁ…良かったわ…」
海未「あの…絵里?」
絵里「そこの喫茶店、最近は行けてなかったんだけど、良く行ってたところでね」
絵里「昨日店の前を通ったら、閉店してからかなり落ち込んでたのよ…」
絵里「そこのチョコケーキが二度と食べられなくなるんじゃないかなって思うと」
絵里「練習にも身が入らなくてね」
絵里「でも、よかったわ…移転しただけだなんて…」 海未・真姫「…」
絵里「どうしたの二人とも?早く行きましょう♪」
海未・真姫「はぁ…」
海未「まあ…なんといいますか。絵里らしいですね」
真姫「ホント…」
絵里「さあ、チョコは待ってくれないから急いで行かないとねっ♪」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています