穂乃果「スタートレックだよ!」海未「宇宙、そこは最後のフロンティア」
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ガスッ,ガスッ,ドンッ.....
穂乃果「・・・・っ!・・・・っく!・・・くぁっ!」プルプル....
ガッ,グリッ!
穂乃果「い?っ!あ”あ”あ”あぁぁぁっ!!!」
ロミュラン兵1「アァハハハ!」グリッ,グリグリグリ...
ズブッ!
ロミュラン兵1「ヌハハハァッ!?はがぁっっ・・・・・・!」
希「・・・希パワー、たっぷり注入やっ!」ズププッ...ズビュッ
ロミュラン兵1「があぁ・・・・・ぐああぁ、がはっ!」ガクンッ,グラァッ.....
ヒュルルルルルルルルルルル........ ビュオオオオ,ズゴゴゴゴ.......
希「手を伸ばして!さあ早よっ!」
穂乃果「うん・・・・っ!」ガシッ
希「よいしょっ!」グググッ
スタッ,ダン,ダン.....
穂乃果「はぁ、はぁ・・・・・・・」
希「爆薬はオルソンさんがっ!」
穂乃果「はぁ、はぁ・・・・分かってるよ!」
希「どないするんっ!?」
穂乃果「これだよ!」
ロミュランライフル(スチャッ)
希「なるほどな!」ガシャンッ,チュイイイイイ......
穂乃果「いっけえええぇっ!」
ドダダダッ!ドピュッ,ドピュッ,ドピュッ,ピュンッ,ピュンッ!
カンカンカンカンッ!カカカッ!バシュッ,バン.....ボンッ,バチバチッ
ドリルプラット(ボボボボボボボ゙......!!)
ドリルプラット(ボボボ゙....ボボボ..!)
ドリルプラット(ボホッ,ボッ...ボッ..)
シュボッ
ドリルプラット(.......)
http://www.ex-astris-scientia.org/scans/caps/drilling-rig2.jpg ピピピ.....
ことり「妨害波が消滅、通信機能も回復しました!」
花陽「転送装置の制御も再起動しました!」
海未「花陽、彼らが何をしているのか、重力センサーで調べてください」
花陽「はい中佐、あっすみません!艦長・・・」 ヴ――ン,ヴ――ン,ヴ――ン........
あんじゅ「ドリルが妨害で停止された。でも惑星の核には到達したわ」
ツバサ「・・・赤色物質を投下して」
あんじゅ「了解」
ボンッ,バシュウッ,ヒュオオオオ......
弾頭(ジジジジジ........ウィウィウィウィウィ.......)
弾頭(バカッ,シャキンッ)
ビュウウウゥゥン!!ギュウンッ!
穂乃果「希ちゃん、あれ・・・・」
希「何や・・・?」
ヒュウウウゥゥゥゥン......... 穂乃果「・・・・・・・」ポチッ,ピピッ
穂乃果「穂乃果よりミューズへ、ドリルで掘ってた穴に
何かが投下されて落ちていきます!」
穂乃果「”聞こえますか?ミューズ”」
士官「現在、分析中です」カタカタカタ....
花陽「!!」
花陽「これは・・・・船長、重力センサーがもの凄い数値を示してます!」
花陽「私の計算が正しければ、惑星に特異点ができて」
花陽「星が飲み込まれます・・・・・」
海未「!」 乙
前回かよちんが抜けてた、すまぬ
ここまでの配役対比表
・惑星連邦
穂乃果 カーク
海未 スポック
ことり ウフーラ
真姫 ドクターマッコイ
希 スールー(カトウ)
花陽 チェコフ
親鳥 パイク船長
・ロミュラン
ツバサ ネロ
あんじゅ アイエル 海未「ヴァルカン星の核に、ブラックホールを作ったと?」
海未「惑星に残された時間の猶予を教えてください!」
花陽「数分です・・・残り数分・・・」
海未「・・・ヴァルカン司令センターに通信を。全回線、全周波数を使って
惑星規模の避難警報を発令するようにと」ガタッ
海未「皆さんは待機し、標準軌道を維持してください」スタスタ....
ことり「待って海未ちゃん、どこに行くの?」
海未「最高評議会へ。ヴァルカンの文化と歴史を守るためには
長老たちを避難させねば。私の両親もそこに居ます」
ことり「それならここから転送する方が・・」
海未「カトラの聖櫃の周辺では不可能です。私が連れ出さねば」
海未「花陽、デッキを頼みます」
花陽「はいっ!」
シュイ――ン.... 花陽(うぅ、勢いで返事しちゃったけど、無理だよぉ・・・・)
穂乃果「"穂乃果よりミューズへ、ここから転送してください!"」
士官「スタンバイ、シグナルをロック中」
ツバサ「ドリルを引き揚げて。離脱するわ」
あんじゅ「ええ・・・引き揚げなさい!」
乗組員「了解!」 ガガーン,グイイイィン....
ドリルプラット(ガゴーン,グラグラ.....)
穂乃果「うわわわあっ」ドテッ
ドリルプラット(グオングオンググゥ―――――ン......)
希「ああっ、きゃあっ」ガクンッ,ズルッ.....
士官「"信号をロックできません、動かないでください"」
希「きゃああああっ!!」ブワァッ!
穂乃果「希ちゃぁん!」ダッ!
タタタタタ......ヒュバッ! ビュオオオオッ!!
穂乃果「希ちゃああああんっ!」 ゴゴゴゴゴッ!!
希「ああっ、くうっ・・・・・(風圧で・・息が・・・!)」
穂乃果「希ちゃああああんっ!」ビュオオオオッ!!
ガシッ!
穂乃果「掴まえたっ!大丈夫、私のパラシュートを開いて!」
希「穂乃果ちゃん、・・・・っく!」
ガシャンッ,バサアッ
ボボボ.....
ボボボボボ.....ボキッ
ガギンッ!バサバタ...
穂乃果「外れたああああっ!!?」 穂乃果「穂乃果よりミューズへ!
希ちゃんとパラシュート無しで落ちてます、転送して!」
ゴゴゴゴゴッ!!
士官1「落下速度が速すぎて信号がロックできません!」
花陽「いや、でき・・私ならできるよ!」ガタンッ
花陽「操縦をお願いします!」ダッ
ことり「ちょっと、どこに行くの花陽ちゃん!?」
士官2「ブラックホール拡大中、早急に退避しないと
安全距離に到達できなくなる・・・・」 ダダダダダダダッ!!!
花陽「どいてどいてどいて!私できる私できる、私ならできるうぅ!!」
花陽「急げっ、いそげええっ!」 キ―ッ,キキイイィィィッ!!!
転送士官「小泉さんっ!」
花陽「手動コントロールに切り替えて、私がロックしますッッッ!」
穂乃果「早く転送してぇ―!どうしちゃったのォ――!?」ゴオオオオ....!
花陽「待って、待って待って待って!!」
花陽「惑星の重力牽引分のを補正して、それから・・・・」チッチッチッチッ.......
パネル(カタタタタタッッ!!)
モニター(ピッ,ピピッ,ピ――ッ!)
花陽「よし、掴まえた!転送!」タタタンッ!チャキーンッ!
ゴオオオオ....!
希「あかん、もうだめやっ!!」
穂乃果「うあああああああああああ!!」
シュウィウィウィイイィ......シュオンッ! キイイィィン....シュンッ!
穂乃果「うあああああああ」
ドサドザッ
希「あうっ!」
穂乃果「た、助かったぁ・・・・・」
希「ハァ・・・ハァ・・・・おおきにな、穂乃果ちゃん」
穂乃果「アハハ・・・・・どういたしまして・・・・」 コツコツコツ.....
海未「どいてください、私が地表に降ります」スタッ
穂乃果「地表・・・?」
穂乃果「まさか地表に降りるの?無茶だよ、正気じゃない!」
海未「転送!」
シュウィウィウィ......
穂乃果「海未ちゃん、ダメ!」
シュゥンッ! ―――― 惑星ヴァルカン地表 セレヤ山 ――――
ズゴゴゴゴゴ.......
ズズゥン,ズズゥン,ドォン......
シュイイイ.....シュンッ,ピカッ!
海未「・・・・・急がねばっ」ダッ
タタタタタ........ ―――― 聖域、トゥカラスの神殿 ――――
ズズーン......ガラガラガラ.....パラパラパラ......
海未父「・・・・・・・・」
海未母「・・・・・・・・」
長老たち「・・・・・・・・・・」
タッタッタッタッ.........
海未「ハァ・・・ハァッ・・・・・」
海未母「海未!」
海未「惑星が消滅します、緊急避難を!」
海未「母上、さあ早く!」
海未母「ええ、分かったわ。あなた!」
海未父「うむ」
ゾロゾロゾロ.......
ズゴゴゴゴゴ...
スラクの石像(ミシミシ....ガガァーン!ガララララッ!)
護衛「ぐああああっ」ズズゥン,グシャッ タッタッタッタッ.........
海未母「ハァ・・・ハァッ・・・・・」
天井(ガラガラッ,ガシャーン!)
役人「うわああああっ!」
海未母「きゃっ!」
海未「私の傍を離れないでください、母上!」 ズドドドドド......グラグラ......
海未母「大地が、沈んでいく・・・・・酷い」
海未「海未よりミューズへ、神殿の外に出ました。転送を!」
花陽「今ロックしてます、そこから動かないでください!」
ズゴゴゴ........ズゴゴゴッ!
地面(ピシッ,ビキビキッ,メリメリメリッ!)
花陽「転送まで残り5秒、4・・・・・3・・・2・・・・」
シュイイイ..... ガラガラガラッ!ズガガガアァン!!
海未母「きゃああああぁッ!!」
海未「母上ぇっ!」
ピカッ,シュゥンッ!
花陽「消えたっ、座標が消えた!?どこ、どこに!ああダメ、見失った・・!」
シュイイイ―――ン,シュオンッ!
海未「・・・・・!」
穂乃果「・・・・・・・・」
希「・・・・・・・」
海未父「・・・・・・・・」 ヴァルカン(ゴゴゴゴゴゴゴ.....ゴゴ、ゴゴッ...)
ヴァルカン(ズゥン,ズズゥン....ガラガラ,グシャグシャグシャアッ....!)
ヴァルカン(ボッ,ボンッ,ゴオオオオッ,ボフンッ!)
シーン.........
花陽「ヴァルカンがブラックホールに飲み込まれ・・・・消滅しました・・・・」 番外編:μ'sの、スタートレック講座! 〜 クリンゴンとロミュラン 〜
凛「ねえねえ真姫ちゃん、穂乃果ちゃんたちが宇宙に飛び出して
いよいよ冒険って感じになってきたけどさ・・・」
凛「今までのお話の中に、クリンゴンとかロミュランっていう言葉が
何回も出てきてるよね。これって何のことかにゃ?」
真姫「それはね、凛」
真姫「惑星連邦が、人類と多数の宇宙人が共存する国だって事は
以前海未たちが話したわよね。
だけど、宇宙には人間に友好的な星ばかりじゃないの」
真姫「連邦に加盟してる種族の殆どは、お互いに対等な関係を築こうって
スタンスだけど、中には他の種族を侵略したり、力で支配しようとする
国もあるの」
にこ「クリンゴンとロミュランはそんな奴ら、つまり悪役の代表格なのよ」 にこ「まずクリンゴンについてだけど、分かり易く言うなら
宇宙一の戦闘民族ってとこね」
にこ「戦って自分の強さや勇敢さをアピールすることを第一に考えてて
何かと理由をつけては他の星に戦争を仕掛けてくるの。
同族同士でも決闘とか内乱とかでしょっちゅう戦ってるわ」
にこ「連中にとっては、戦う理由とか目的なんかはどうでもいいの
戦うこと自体に意味があるんだから
そして、戦いを避けようとする奴らは恥さらしの臆病者」
にこ「そんな考え方だから、共存の理念をモットーにしてる連邦にとっては
一番の強敵と言っていいでしょうね」
凛「なんか野蛮だにゃー」
真姫「私たちから見れば、ね」
真姫「だけど、そこまでして戦うって事は、それだけ彼らが誇り高い種族だって
事の証でもあるのよ。嘘や卑怯な行為は嫌いだし、あくまで堂々とした
名誉ある戦士でいることが重んじられるの。だから
ただの野蛮人とも言えないのよ」
凛「他の種族には迷惑だけどねー」
凛「じゃあ、ロミュラン人の方はどんな種族なの?」
凛「今回の話の悪役なのは大体わかるんだけど・・・・
なんか、ヴァルカン人とあまり変わらないように見えるにゃ」
真姫「それはロミュランとヴァルカンが元々
数千年前まで同じ種族だったからよ」
真姫「なんで分裂したかというと、ヴァルカン人が論理で感情を
抑えるようになった時、その風潮に反対した一部の人たちが
星を出て行ったからなの」
真姫「彼らが移住先の星にロミュラスって名前を付けたから
ロミュラン人って呼ばれるようになったの」
にこ「見分け方は、ロミュラン人の方が若干肌が緑っぽいのと
おでこがV字型に突き出てる所ね」 真姫「見た目の違いはそれくらいだけど、中身は正反対よ」
真姫「感情の起伏が激しくて、冷酷でずる賢い奴らだわ
自分たちの繁栄を第一に考えてる凄く自己中な種族なの」
真姫「陰謀を仕掛けて戦う前に弱らせたり、他国同士の争いに介入して
横から利益をかすめ取るのが彼らの常套手段。必要なら暴力も
平気で振るうけど、自分の手は絶対に汚そうとしないの」
にこ「ほんっと陰湿よねぇ。あいつらにとっちゃ
あたしたちなんて利用するための駒でしかないってわけ」
凛「ある意味クリンゴンよりタチが悪いにゃー」 にこ「まったく、クリンゴンといいロミュランといい、人間の悪い部分を
寄せ集めて煮詰めたって感じで、ロクな奴らじゃないわ」
にこ「平和の象徴たる私たちアイドルにとっては天敵ね!
ホント嫌になっちゃう」
にこ「ねぇ、あたしの出番はまだ?穂乃果たちに加勢して
さっさと追い返してやりたいわ」
真姫「まあ待って。ロミュランだって、お互いの利益が一致すれば
連邦の味方になってくれることもあるし、色々と極端な性格だから
極端に高潔な人とかもいない訳じゃないのよ?」
真姫「それに、意外だけどクリンゴンは歌にも造詣が深い種族なのよ」
ロミュナンよりもっとひどいのは惑星連邦だったというDS9には草
真姫「儀式で名誉ある行為を称えたり、戦いで自分を鼓舞したりするのは
もちろん、娯楽としてオペラなんかもあるの。他にも日常のいろんな
場面に歌が浸透してるわ」
真姫「正に歌こそ、彼らの文化の中核と言っても良いわ」
凛「へぇー、なんか凛たちと似てるね。だって、歌って踊って
みんなを元気にするんだよ?これってアイドルも同じだよね」
にこ「目的は全然違うけわ・・・こっちは平和の為だけど、あっちは戦う為よ」
真姫「でもにこちゃん、誰より真剣にアイドルに向き合ってるにこちゃんなら
クリンゴンの歌にかける情熱に共感できる所があると思うわ」
にこ「そう言われれば、まあ、そうなんだけど・・・」
凛「でも、クリンゴンはみんな体も胸もおっきいにゃ」
にこ「そこは比べなくていいのよっ!!」 ――――――
―――
―
海未「艦長日誌代理 宇宙暦2258.42―、」
海未「南艦長からの更新は途絶えたまま。ツバサという
戦争犯罪人の捕虜になったものと思われる」
海未「ツバサは私の故郷を破壊し、60億の民を抹殺した」
海未「幸い長老たちは救出され、文化の途絶は阻止できた」
海未「しかし、生存者の数は推定一万人程。今やヴァルカンは
絶滅寸前となった――。」 ―――― エレベーター ――――
シュウィ――ン.......
海未「・・・・・・・・・・・」
ことり「・・・・・・・・」
ことり「お母さんの事、残念だったね・・・・」
ことり「本当に、辛いよね・・・・・」スゥ.....
海未「・・・・・?」
チュッ,ギュッ.....
海未「・・・っ!」プルプル.....ワナワナ....
海未「・・・っ、ハァ・・ハァ・・・・・」ガタガタ...ダラダラ...
ことり「私は何をすればいい?教えて?」
海未「ハァ・・・・ハァ・・・・」ガタガタガタ
ことり「ねえ、教えて?」
海未「・・・・・・私は」
海未「私はただ、総員が最大限の力を発揮することを望みます」フルフル
ことり「・・・うん、分かった」ギュッ,チュッ....
ウィ―――ン.... ギュオオオオォォォンッ!!........
ツバサ「色々と聞きたい事があるでしょうけど、私が聞きたいのは一つだけよ」
ツバサ「艦隊の惑星防衛システムの亜空間周波数を教えて」
ツバサ「特に地球を守ってるものを」
親鳥「・・・・・・」
ツバサ「質問に答えてくれない?南艦長」
親鳥「いいえ。貴方こそ、ヴァルカンを大量に虐殺した理由を答えてちょうだい」 ツバサ「虐殺した?私が?」
ツバサ「いいえ、違うわ。私は防いだのよ、虐殺を」
ツバサ「私が居た時代・・・故郷では、この船は只の採掘船だった」
ツバサ「妻とお腹の子供と築く家庭のために、真面目に働いて鉱山を開拓したわ」
ツバサ「だけど仕事で故郷を離れた時、あなた達連邦が何もしなかったせいでっ!」
ロミュラスと人々は焼かれ、星は滅びた」
ツバサ「海未が見殺しにした。裏切ったのよ!」グッ
親鳥「・・・・・あなたは何か勘違いをしているわ」
親鳥「ロミュランが滅んだなんて話は聞いたことがない、今もちゃんとある」
親鳥「あなたは起きてもいないことで連邦を責めてるのよっ」 ガターンッ!
親鳥「っ!!」
ツバサ「起きたのよ!私は見た!この目で見たわ!!」
ツバサ「起きてないなんて、ふざけた事を言わないで!」
ツバサ「妻を失った私は連邦への報復を誓った。25年間計画を練り続け
その内普通の生き方など忘れてしまったわ」
ツバサ「だけど、痛みは忘れない」
ツバサ「今生き残ったヴァルカンが味わっている痛みがそうよ」
ツバサ「私の目的はね、愛する故郷の破壊を防ぐだけじゃない
新たなロミュランを作る事よ」
ツバサ「連邦という足枷から解き放たれれば、帝国はより強大な存在となる
それが真にロミュランを救える方法だわ」
ツバサ「だから連邦に加盟する惑星全てを破壊する
地球は真っ先に消してあげるから」 親鳥「・・・・話し合うことは無くなったようね」
ツバサ「地球の防衛システムを無効にする周波数帯を教えなさい」
バシャッ,クイッ....
モゾモゾ....ワシャワシャワシャッ....
ツバサ「これは"ケンタウロス・ナメクジ"よ」
ケンタウロス・ナメクジ(ワシャワシャワシャッ....ウネウネ...)
ツバサ「この子があなたの脳幹に絡みついて、吐き出す毒が自白剤になる」
ツバサ「それが嫌なら周波数帯を教えて。」
親鳥「・・・・・っ!」
親鳥「私はU.S.S.ミューズの艦長よ!誰がっ」
ツバサ「いいわ、望み通りにしてあげる」
ガッ,グイッ!
親鳥「がっ、あがあっ・・・・・」ガクガク
ワシャワシャワシャッ......ズルッ,ズププッ!
親鳥「ああぁっ、ああああああぁぁぁ!!」
――――――
―――
― 今日はここまで
明日は仕事で投下できないかもしれません 自分の事情とはいえ落ちないか心配ですね・・・・
毎回、保守ありがとうございます 海未「ツバサが地球へ向かったというのは確かですか?」
ことり「航路から計算すると、それ以外にありえないよ」
海未「ありがとうございます、大尉」
穂乃果「次の標的は地球だろうけど、連邦の全部の星が
狙われてるって思ったほうがいいよ」
海未「・・・船長の椅子から退きなさい」
花陽「でも連邦が標的なら、どうして私たちを生かしたんでしょう?」
希「それは簡単、弾薬の無駄だからや」
希「ウチたちじゃあの船の敵にすらならなんやろ」
海未「それだけではありません」
海未「彼女は"見せたいものがある"と言いました。故郷の星が
破壊されるのを我々に見せたいのでしょう」 真姫「だけど、あれはどうやったのかしら」
真姫「あんな無茶苦茶な武器を一体どこで手に入れたって言うの?」カミノケクルクル
海未「武器の製造者は、人工的にブラックホールを
生成するだけの技術力を持っています」
海未「それだけの水準なら、時空の連続体にトンネルを作ることも可能しょう」
真姫「ナニソレ、イミワカンナイ・・・私は物理学者じゃないのよ」フルフル
真姫「なら何、奴らは未来から来たとでも言いたいわけ?」
海未「地球には"他のあらゆる可能性を消去して残ったものが
どんなに信じられなくとも真実だ"という名分があるでしょう」
真姫「大した詩人ね・・・」
穂乃果「なら、未来から来た、怒ったロミュラン人は
南船長をどうするもりなのかな?」
希「艦長は宇宙艦隊の防衛技術の詳細を知っとる
それを聞き出して利用するつもりなんやろ」
穂乃果「とにかく、今は少しでも早くあの船に追いついて
乗り込んで船長を助けないと」
海未「我々は、あらゆる点で技術が劣っています。救出を試みるのは非論理的です」
花陽「追いつこうとしても、あっちがワープ航行中は無理だよ・・・・」
穂乃果「・・・・・・」
穂乃果「じゃ、じゃあツバサって人の船に追いつけるようにこっちのワープ力を
上げるよう機関部にに指示すれば・・・」
海未「ではワープ出力の増大にエンジニアを割り当てますか?」
海未「現存のパワーとクルーは全て下層デッキの
放射能漏れの修復に動員されています。損害は‥」
穂乃果「もう、わかってるってば!でも何か方法がある筈だよ」
海未「いいえ、早急に艦隊の主力と合流し、次の交戦に向けて備えるべきです」
穂乃果「次の交戦なんてないよ!」
穂乃果「合流した処で手遅れになるだけだよ。あっちが未来から来たのなら
あっちの予想を裏切るような行動をするべきでしょ?」 海未「それはツバサが次に起きることを知っているという前提での話です
しかし、彼女の存在自体が既に歴史を変えています」
海未「始まりはU.S.S.ホムラの襲撃、それが今日の最悪の事態を招き
新しい現実の流れが生まれた。故に予測は不可能です」
ことり「じゃあ、もう歴史は改変されてるってこと?」
海未「ええ、まさしく」
海未「今までの人生がどうであれ、時空の連続性を乱された事で
私たちの運命も変わったのです」クルッ
海未「希、ローレンシア星系へ向けワープ3でコースを設定してください」
穂乃果「だめだよ海未ちゃん、合流して対策会議なんてしても
時間の無駄だって言ってるじゃん!」ダンッ!
海未「この指令は南艦長が残したものです」
穂乃果「帰艦したら迎えに来いっても言ったよ、今艦長なのは海未ちゃんでしょ!?」
海未「その責任を認識しています」
穂乃果「こうして時間を無駄にしてる間にも、ツバサは地球へ向かってるんだよ!」
海未「ええ、あなたは正しい。その事実を受け入れろと指示しているのです」 穂乃果「合流なんかするべきじゃない!こんなの従えないよ!」ガターンッ!
海未「船長は私で、あなたではない!」キッ!
真姫「やめなさい穂乃果!従うのよ!」
穂乃果「ねえ、みんなもそう思うでしょ?ツバサを追跡するべきだって!」
海未「保安部員、彼女を護送しなさい」
保安部員「・・・・・」サッ
ガシッ,ガシッ
穂乃果「ちょっと、嫌!放して、放してってば!」ジタバタ,バタバタ ブオンッ,ビシッ
保安部員「うあっ!」ドタッ
穂乃果「この分からずや!」バッ
真姫「やめなさい穂乃果!」
海未「・・・・」ガシッ
穂乃果「うっ・・・!?」キーン
穂乃果(何これ・・・・・・頭が・・・・)クラァ....
穂乃果(うぅ・・・・)ドサッ
穂乃果「」
海未「彼女を船から降ろしなさい」
ウィ――ン,ガシャンッ,ボフンッ
脱出ポッド(ヒュルルルルルルルルルルル.........) ――――――
―――
―
穂乃果「ZZZZzzzz......」
穂乃果「ZZZzz.........ハッ!?」パチッ
穂乃果「うっ、うーん・・・」
穂乃果「・・・・・コンピューター、ここどこ?」
コンピューター「"デルタ・ヴェガ - クラスMの惑星、危険地域です”」
コンピューター「”北西14キロ地点に宇宙艦隊の前哨基地があります
ポッドに残り、救助を待ってください”」
穂乃果「嘘でしょお・・・・・」 ケルヴィン・タイムラインのチェコフがかよちんに見えるようになった ビュオオオォォォ........
ザクッ,ザクッ,ザッザッザッ.............
穂乃果「宇宙暦 2258.42.・・・寒っ!」ブルッ
穂乃果「救助が来るまでの時間が惜しいし、基地まで歩こうと思ったけど・・・・」
穂乃果「言う通りに、ポッドで待ってれば良かったなぁ」ザッザッザッ
穂乃果「でも一刻も早くミューズに戻りたいし・・・・うーん」
穂乃果「ええと・・・とにかく、船長代理の海未は私を
デルタ・ヴェガに置き去りにした」
ドドッ....
クオオオォン....クオオオオ..... 穂乃果「記憶が確かなら、これは艦隊保安規定49.09違反」 ザッザッ
ドドッ....ドドドッ
穂乃果「宇宙艦に於ける囚人処遇の取決めに違反するもので・・・・」ピタッ
穂乃果「・・・・・・・」
ドドッ,ドドッ......グオオッ
オオオオオオォォォン...........!!
穂乃果「・・・・?」
氷獣「グルルルルル.....グオオオォォ!!」ドドドッ,ドドッ,ドドッ!
穂乃果「っ!?ヤバい!」ダッシュ! ズドドドドド....ズシンッ,ズシンッ!
ダダダダッ!
穂乃果「やばい・・・やばいやばいやばいっ!!」
氷獣「グオオオォォ!!」ドドッ,ドドッ!
穂乃果「わあっ、わあっ、わあああ!!」ダダダッ!
穂乃果「うわっ」ドテーン
氷獣「グオオオォォ!!」ガパァッ!
穂乃果「あっ、ああっ・・・・・・!」ガクガク ビシッ,メリメリッ,バリバリバリバリィッ!
氷巨獣(グルオオオォォォン!!)ドシャアアッ!
ガブッ,ミシミシッ,バキィ!
氷獣「ギャアアアアッ!キイイィエエッ!!」バタバタッ
グシャアッ,ボトッ,ピクピク....
氷獣「」チーン
氷巨獣「グウウゥ.......」ギロリッ
穂乃果「ひいっ!」ズズ,ズササ....
氷巨獣「ガアアアァァァッッ!!」ガパアッ!
穂乃果「いいっ」ダダッ
ガプッ 穂乃果「いやああああああああっ!」ダダダダダッ!!
ズドドドドドッ,ズドドドド
穂乃果「はっはっはっ・・・・はあっ、はあっ・・・・」ダダダダッ
氷巨獣「ガアアアァァァッッ!!」ズシン,ズシンズシン,ズシンッ!
穂乃果「はっはっ・・・・はっは、うわっ!」ズルッ,ゴロッ
ゴロゴロゴロゴロ!
穂乃果「うわあああああああ!」ズザザザザザアァッ!
ゴロゴロゴロ........ドサッ!
穂乃果「ぎゃっ、ううぅん・・・・・」
穂乃果「痛てて・・・・」ヨロヨロ
穂乃果(どうしよう、このままじゃ食べられちゃうっ!)ザッザッ.....
穂乃果(ハッ、あれは・・・・・!)
ビュオオオオオオオォォ......
グォオオオッ!,ズシン....ズシン.... ――― 洞窟 ―――
タタタタ......
穂乃果「はあ、はあ・・・・・」
穂乃果(早くどこか隠れないと!)
ズズーン!ズドドドドッ!
氷巨獣「フシャアアアァァァッ!!」
穂乃果「きゃあああああっ!!」ダダダダアッ!
穂乃果(まだ追ってくるのぉおおおおっ!?)
氷巨獣「グルルル・・・・グルァアアアアッ!」シュッ!
舌(シュルルルルルッ!ビシィッ!)
穂乃果「ぎゃっ!」ビターンッ
氷巨獣「フシュウゥ....フンッ,フガッ」グイッ,グイッ
穂乃果「きゃああっ!」ズルズルズルッ!
グルルル......ガパアッ!
穂乃果「いやあああああっ!」 ボオッ
ブンッ,ボオッ
松明(ブンッ,ブウゥゥンッ!ボオオオオオオッ!!)
???「ふっ!はっ・・・はっ!」ブンッ,ブンッ......
氷巨獣「ガアァァァッ!!シャアアアッ!」
???「はっ!・・・・はあっ!」ブオンッ,ボオォッ!
氷巨獣「グルルルルゥ.......」ズサズサ......クルッ
ズズズズッ!,ズシン,ズシン,ドドドドド.......
ボオォォ....パチパチッ..... ???「・・・・・行ったようですね」
穂乃果「はっ・・・・はあっ、はあっ・・・・・・?」
???「・・・・・・・」クルッ
穂乃果「・・・・・・」
???「・・高坂・・・・穂乃果・・・・!」
穂乃果「えっ、今何て?」
???「穂乃果、何故私がここにいると?」
穂乃果「・・・あなたこそ、どうして穂乃果の名前を知ってるの?」
???「私は今までもこれからも、ずっとあなたの友人です」
穂乃果「・・・でも、私はあなたを知らないよ?」
海未?「私は、海未ですよ」
穂乃果「嘘・・・あははっ!」
穂乃果「またまたぁ、そんなわけないでしょ?」 ――――――
―――
―
焚き火(パチパチ....パンッ.....)
海未(バキッ,ポイッ.......)
穂乃果「・・・・・」
老海未「実に喜ばしいことです。この世界で旧友に再会できるとは」
老海未「特に、今日のような事件の後では尚のこと嬉しい」
穂乃果「・・・・・・・」
穂乃果「あの、助けてくれたことには感謝してます。でも」
穂乃果「もしあなたが本当に海未ちゃんなら、友達じゃないってご存知ですよね?」
穂乃果「穂乃果の事が嫌いで、反乱の罪でこの星に置き去りに・・・」
老海未「反乱?」
老海未「変ですねぇ、あなたが船長ではないのですか?」
穂乃果「いえ・・船長はあなた、海未ちゃんです。南船長が捕虜なって・・・・」 老海未「それはもしや、ツバサの仕業でしょうか?」
穂乃果「そう、ツバサが!・・・あの人を知ってるの?」
老海未「ええ、彼女は非常に厄介なロミュラン人です」スクッ
老海未「詳しいことは口で説明するよりも、この方が簡単でしょう。
失礼しますよ」スッ
穂乃果「なっ、なに・・・?」タジッ....
老海未「互いの精神を融合するんです」
指(ピトッ)
老海未「今から129年後、ある星の爆発で銀河系に破滅の危機が訪れます
私はそこから来たのです、穂乃果」
老海未「つまり、未来から」
スウウゥゥゥ.........
穂乃果「・・・っ!!」ピカッ! ――――――
―――
―
太陽《ゴォン,ゴゴオオオオッ..........》
太陽《ドッカ――――ン!!》
穂乃果(何これ・・・見たことない景色が見える・・・・)
穂乃果(テレビを見てるみたいだけど、頭の中に
直接流れ込んでくる・・・・これは、一体?)
爆風《ゴゴゴゴゴゴ...........》
老海未『星は超新星と化し、周りの全てを呑み込みました』
老海未『不幸なことに、ロミュラン帝国の首都ロミュラスは超新星から
そう遠くない場所に位置していました』
老海未『ヴァルカンの大使として、両国の統一運動に協力していた私は
ロミュランの人々に彼らの星を救うと約束しました』 ヴァルカン艇《ギュゥンッ,ウィウィウィウィウィウィ..........》
老海未『最高速の船を使って接近し、赤色物質を用いてブラックホールを
作り、新星の爆風を吸収しようとしたのです』
老海未『ですが、予想外の事態が重なり、私が着く前に超新星が
ロミュラスを呑みました』
爆風《ズゴゴゴゴ.........》
ロミュラス《ゴォッ,ドガアアァァァン!!ガラガラガラ......》 老海未『さらなる被害を防ぐため、私は赤色物質を抽出し、超新星に打ち込みました』
赤色物質《コポコポ......プスッ,チュ――....》
小型艇《ウォンウォンウォン........ボシュッ》
赤色性爆弾《シュルルルル.......ボンッ》
ブラックホール《ブワァッ,ゴオオオオオォォ........!》
爆風《ズゴゴゴゴ.........ズズズズ,シュウゥゥ.....》
爆風《シュウウウウ.....》
シーン..... ヴァルカン艇《ギュゥンッ,ウォンウォンウォン.........》
老海未『ヴァルカンに戻る途中、私は生き残ったロミュランの一団に追われました』
老海未『彼らを率いていたのが、ツバサだったのです』
ナラーダ《ゴオオオオオウゥンッ.....!》
ツバサ『"お前が・・・・ロミュランを――!!"』
ブラックホール《ズズズズズ.......ゴロンッ,ゴロゴロゴロッ!ピカッ!》
老海未『追跡を振り切ろうとする途中で、共にブラックホールに引き込まれました』
老海未『ツバサが先に時空の亀裂を抜け、この時代に辿り着きました』 ナラーダ(スドォン,ズドォッ,ズドドドッ!)
U.S.S ホムラ(ドォン,ドガァン,ドカアァーン!)
穂乃果(・・・・・・っ!!)
老海未『ツバサと部下たちは25年間、私の到着を待ち続けました。中立地域に船を
隠し、クリンゴンの流刑地で虜囚として過ごしたそうです」
老海未『ですがその長い年月も、私にはほんの一瞬でした』
ヴァルカン艇《ズゴゴゴゴッ!ギュウウウウゥゥンッ!》
ヴァルカン艇《グラグラグラッ,ビーッ!ビーッ!ビーッ!》
老海未『ブラックホールを抜けると、そこにツバサが待ち構えていました』
ナラーダ《ゴゴゴゴゴゴ.....》
ツバサ『・・・・・・・』
老海未『彼女は、私の失態で故郷の星が破壊されたと責めた後、船を奪い
私を生かしたままこの星に転送したのです』
老海未『理由はただ一つ。復讐を見せつける為に』
老海未『母星を救えなかった彼女の無力さ、痛みを私が味わうようにと』
老海未『その試みは成功しました。ヴァルカンが破壊されるのを見て
私も同じ無力さを味わったのですから』
ヴァルカン《ゴゴン....ゴゴン.....ズズズズ.....》
海未『・・・・・・・・』 穂乃果(そうだったんだ・・・・・・・)ツー.....
穂乃果(あれ・・・・・・・?)ツー,ポロリ.....
穂乃果(頬を熱いものが・・・これって、涙?)ポロポロ.....
穂乃果(おかしいな。何で私、泣いてるんだろう・・・・・・)
穂乃果(何でこんなに悲しいの?)グスッ
老海未『何十億の命が消えました。私の失敗のせいで・・・・』
ピカッ
穂乃果「・・・っ!!うぅっ・・・ひっく・・・」ポロポロ.....グスンッ.....
老海未「許してください、精神融合によって感情まで転移してしまいました」
穂乃果「グスッ、これがあなたの悲しみ?責任を感じてるの・・・?」
老海未「そうです」
穂乃果「あなた達が、穂乃果たちの運命を変えたんだね」
老海未「行きましょう穂乃果。宇宙艦隊の前哨線基地が近くに所にあります」 穂乃果「ちょっと待って」グシグシ
穂乃果「あなたが居た世界で、私のお父さんは生きてた?」
老海未「ええ、艦隊に入ったのは父上の影響だと度々語っていました」
老海未「父上は娘のあなたがミューズの船長に就任したことを
誇りに思っておられました」
穂乃果「私が、ミューズの船長に・・・・・・」
老海未「私はその過去だけでも守りたい」
老海未「そのためにも、できる限り早くあなたを船に戻さなくては」
ザッザッザッ....... ミューズ(ギュオオオォ―――ンッ!)
希「只今の速度はワープ3」
花陽「コース151、ワープ3でローレンシア星系に向かってます」
海未「・・・・・・」
コツコツコツ..........
真姫「・・・・・・・・」
真姫「何の用でしょうか、船長さん?」 海未「Dr.西木野、高坂穂乃果はあなたの友人ですね?
故に私を支持するのは困難だったことでしょう」
真姫「・・・それって感謝のつもりなの?」
海未「いえ、ただ単に困難を認めているのです」
真姫「へぇ・・・なら私からも言わせてもらうわ」
海未「ええ、歓迎しますよ」 真姫「そうですか・・・」ハァ...キッ!
真姫「あなたね、そのヴァルカン脳はポンコツなの?穂乃果の追放は
本当に論理的?もしそうだとしても、正しい事かしら?」
真姫「地球の諺では"ラブライブに出場するなら
部室に最高のメンバーを置いていくな”って言うわよ?」
海未「興味深い言い回しですね。しかし、協調性を欠いたメンバーが
ライブで実力を発揮することはできませんよ?」
真姫「なっ・・・!?」ピキッ
真姫「なんて奴なの!せめて辛かったフリくらい出来ないわけ!?」
海未「私は艦隊との通信回復のため、最善を尽くしたまでです」
海未「もし私が嘆き悲しむことで、皆の士気が上がるというのなら
喜んであなたの意見に従いますよ、ドクター」
海未「では、これで失礼します」スタスタスタ....
真姫「はぁ・・・・緑の血の悪魔だわ!」フルフル 乙
ここまでの配役対比表
・惑星連邦
穂乃果 カーク
海未 スポック
スポック大使(老スポック)
ことり ウフーラ
真姫 ドクターマッコイ
希 スールー(カトウ)
花陽 チェコフ
親鳥 パイク船長
・ロミュラン
ツバサ ネロ
あんじゅ アイエル ザッザッザッ..........
老海未「見えました、あれがそうです」
穂乃果「へっぶし!」ダラーン
穂乃果「はぁ・・・・着いたらお茶、出してもらえるかな?」ズズッ,ズビッ
ビュオオオオ........
http://memory-beta.wikia.com/wiki/File:Kirk_and_Spock_near_Delta_Vega_outpost.jpg ――― 宇宙艦隊 デルタ・ヴェガ前哨基地 ―――
気密ドア(ガチャ――ンッ!,キイィィ....)
穂乃果「ふぅ・・・・・」
シーン.....
穂乃果「ごめんくださーい!」
電灯(ジジ,ジジッ......)
穂乃果「あのー、誰かいませんかー?」
???(タッタッタッタッ.......)
穂乃果・老海未「?」
???(タッタッタッタッ......ピタッ)
ゴーグル(スチャッ)
虎太郎「・・・・・・・・」
穂乃果・海未「・・・・・・・・・・」 ――― 研究室 ―――
ウィイィィン,プシュウゥ....プシュウゥ....
シューシュー......ヴ―――ン....モクモク
???「ZZZzz..........」
虎太郎(トコトコ.....)
???「ZZz......」
虎太郎(........トントンッ)
???「んがっ・・・うーん・・・・」モゾモゾ
???「もう・・・何よ?」
虎太郎(チョイチョイ....)
穂乃果「あー、どうも・・・・」
???「・・・・・・」 ???「ん?ああー、そういうこと・・・そういう事ね」ポリポリ...
???「あんたたちねぇ、どんだけひどい事したと思う!?」
海未「これは面白いですね」
穂乃果「へ?」
???「忙しかったんだろうけどさ、もう少し早く来られないの?
半年もいたのよ?こんな、艦隊のプロテインで何とか食いつないでさっ!」
???「理由は私にも分かってるわ、刑の執行中でしょ?
でも、あんなの・・・ 明らかに事故なのに!」
老海未「あなたは、矢澤にこですね?」 にこ「そう、私よ。ここで正解、他にあたしと同じ位お腹空かせた
艦隊の士官がいるかしら?」
虎太郎「ぼく―」
にこ「うるさいわよ、黙りなさい!あんたご飯抜き。豆一粒だけで終わり!」
???「とにかく食べ物を・・・待ってたのよ。
でもあなたたちが来て助かったわ。どこにあるの?」
老海未「本当にあのにこですか?トランスワープ理論を構築した」
にこ「だからそうだって!なのになぜ罰せられてるかって?
にこ「教官とちょっと言い合いになったのよ。 相対性理論と
亜空間移動の関係について」
にこ「あいつは例えば、グレープフルーツみたいな小さなものを
転送できる範囲を、せいぜい160q圏内だって言ってた」
にこ「でも、にこにとっちゃ、同じ星系内の星から星へグレープフルーツを
転送するなんてちょろいもんよ。生き物だって例外じゃないわ」
にこ「それで、キミノ提督が飼ってたアルパカでテストしたの」
穂乃果「ああ、あのアルパカだね、私も知ってるよ!で、どうなったの?」
にこ「出てきたら教えるわ。アルパカには悪かったと思ってるのよ・・・」フルフル 老海未「そのトランスワープ転送理論が正しいと言ったらどうしますか?
ワープ航行中の船内にも転送できると言ったら」
にこ「そんな方程式が発見されたらとっくに耳にしてるわよ!」
老海未「耳にしてない理由はMs.矢澤、まだあなたが発見してないからですよ」
にこ「・・・・・・・・」
にこ「何、え?あんたたち未来から来たって言うの?」
穂乃果「うん、この人だけだけど」
にこ「へえ、そりゃすごいわね。未来のアイドルってどんな感じ?」 ―― シャトルポッド にこにー号 ―――
にこ「この船大分ポンコツなの」ゴンゴンッ
にこ「シールド発生器は完全にダメになってるし
他も色々ガタが来てるけど、乗ってくといいわ」
にこ「へえ、それじゃあミューズは処女航海に出たのね」ガチャガチャ....ゴソゴソ....
にこ「あれはダイナマイトボディよ、あの娘のナセルをいじってみるのが
エンジニアの夢ってものよ」
にこ「本当に、にことは大違い・・・てぬぁに言わせんよよっ!」ビシッ
穂乃果「何も言ってないよ・・・」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています