ルビィ 「花丸ちゃんが西に染まった…」
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ルビィ「ゴールデンウィークは部活がお休みになるけど、花丸ちゃんはどうするの?」
花丸「オラは浜松の親戚の家に遊びに行くずら〜」
ルビィ「へぇ〜浜松ね!どこか行きたいとかはあるの?」
花丸「もちろん!出世城と言われる浜松城ずら」
善子「ふ〜ん浜松ね…苺ましまろとガヴリールドロップアウトくらいしか知らないわ」
ルビィ「苺…?何それ美味しそう!」
善子「食べ物の話じゃなーい‼」
花丸「もう明日からあっちに向かうから、しばらく会わないね。じゃあまた休み明けによろしくずら」
ルビィ「うん!」 休み明け
ルビィ「あっ善子ちゃんおはよ〜」
善子「だからヨハネ!そろそろ一発でいきなさいよ」
ルビィ「花丸ちゃんは?」
善子「まだ来てないけどそろそろ来るんじゃない?」
ルビィ「そうだね…
花丸「二人ともおはよう」
善子「ほら来た」
ルビィ「おはよう!今日は少し遅かったね」
花丸「そうそう!朝ちいっとだけ寝坊しちゃってやぁ、朝からとんできたからもうえらくてしゃあないだよ〜」
善子「……⁉」
ルビィ「えらくて…しゃあない…」
善子「いやいやそれよりとぶって何よ…」
花丸「うん?何がおかしいだ?」
善子「ず、ズラ丸が…」
ルビィ「西に染まってるーーー⁉」 ※訳 花丸「そうそう!朝ちょっとだけ寝坊しちゃってね、朝から走ってきたからもう疲れて仕方がないよ〜」
-昼休み-
花丸「えっマルが?」
善子「自覚なしか!同じ県にいたはずなのにこんな違うって事ある⁉」
ルビィ「ま、まぁ沼津と浜松は150km以上離れてるし…」
善子「いやいや東西で違い過ぎなのよ!後半何言ってるかわからなかったし…」
花丸「まぁそんな気にしなくていいら。そのうち慣れるよ」
善子「この何とも言えない違和感…!」
ルビィ「県東部は東京に近いからね…いつの間にか伊豆から方言がほとんどなくなったのは自然の流れなんだよ」
花丸「そう言われるとそうかもしれんや〜」
ルビィ「あっねぇ、ルビィ今日先生のお手伝いに行かないといけないから、放課後顔出せないんだけど…」
善子「ん、わかった。みんなに伝えとくから」
ルビィ「ごめんね、ありがとう! -翌日-
ルビィ「花丸ちゃん…部活の時でもあのままだったのかなぁ」
ルビィ「あっ!花丸ちゃん、善子ちゃんおはよ〜!」
善子「おはよう。ねぇ聞いてや、部室のウォーターサーバーに置いといたこないだズラ丸に貰ったお茶っ葉がこずんできてるからさぁ、ズラ丸にもううっちゃれって言っただよ?そしたら…」
※訳 善子「おはよう。ねぇ聞いてよ、部室のウォーターサーバーに置いといたこの間ズラ丸に貰ったお茶っ葉が濁ってきてるから、ズラ丸にもう捨てなさいって言ったのよ?そしたら…」
ルビィ「え…?えーと…あの…」
花丸「あれはまだまだ使えるどころか今が一番美味しいから逆に使わなきゃいけんだよ!」
善子「流石に3回目は使い過ぎなのよ!」
花丸「このわからんちん!」ギュウウ
※訳 花丸「この分からず屋!」ギュウウ
善子「いだだだ!ちみくるな〜!」
※訳 善子「いだだだ!つねるな〜!」
ルビィ「どうしよう…どうしようどうしよう!」
ルビィ「善子ちゃんも…感染っちゃった⁉」
ルビィ「あわわ…ルビィがいなかったあの放課後に一体何があったんだろう…」
ルビィ「誰かに言ったらまた感染りそうだし…ルビィがなんとかしなきゃ!」
花丸「じゃあ善子ちゃんは飲まなけりゃいいだよ!オラっちだけで使うからいいって事にするに⁉」
善子「またそうやってすぐちんぶりかく!わかったわよ、私が使わなきゃいいだら?」
※訳 善子「またそうやってすぐ拗ねる!わかったわよ、私が使わなければいいんでしょ?」
花丸「どーぞどーぞご自由に。もう善子ちゃんにはやっきりしちゃうや」
※訳 「花丸「どうぞどうぞご自由に。もう善子ちゃんには腹が立っちゃうよ」
ルビィ「なんかいつのまにか喧嘩してるし…」
ルビィ「ね、ねぇ二人とも…その辺にしておいた方が…」 善子「そうね、ルビィの言う通りよ…私もう帰るから!」
ルビィ「ええっ⁉なんでそうなるの…」
善子「バイバイ!」
花丸「…はぁ」
花丸「ごめんねルビィちゃん」
ルビィ「え、ああ…でも明日には大丈夫だよ、仲直り出来るよ…多分」
ルビィ「まだ怒ってる?」
花丸「もちろん!結局あのぶしょったい靴で帰るし…」
※訳 花丸「もちろん!結局あのだらしのない靴で帰るし…」
ルビィ「ぶしょったい…?」
花丸「善子ちゃん靴の裏に画鋲がくすがってるの気づいてなかっただよ」
※訳 花丸「善子ちゃん靴の裏に画鋲が刺さっているの気づいてなかったんだよ」
ルビィ「あの、そういう事じゃないんだけれども…」 ダイヤ「あらルビィ、どうしましたの?」
ルビィ「あのね、実はかくかくしかじかで…」
-30分経過-
ダイヤ「よ、ようやく理解出来ましたわ」
ルビィ「どうすればいいのかなぁ」
ダイヤ「ルビィがどうこうする話ではありませんわ。あなた達のことですから、どうせ日が経てばまた元の生活に戻るでしょう」
ルビィ「じゃあルビィは…」
ダイヤ「何もせず2人を見守っていれば十分ですわよ」
ルビィ「そっかぁ、お姉ちゃんありがとう!」
ダイヤ「いいえ、このくらいのことならいつでも言いなさいね」
ダイヤ「そうですか。善子さんが…ふっ」
ルビィ(鼻で笑っちゃ悪いよぉ)
ルビィ(…実際、今の善子ちゃんは堕天使と方言丸出しっていう長期休暇の首都高の如くキャラの渋滞を起こしているし、よくよく考えたら見守っている場合じゃないような気がしてきたなぁ)
ルビィ(明日の2人の様子次第でルビィは動こう。ダメだよ、今のままじゃあ…!) -翌日-
ルビィ「ねぇ、善子ちゃん…」
善子「ん?何よ」
ルビィ「今日の練習メニューのことなんだけどね」
善子「あ〜それなら海岸ダッシュと振り付けの確認で決まったってさっき聞いたわよ」
ルビィ「ん?あれ…善子ちゃん、戻ってる!」
善子「はぁ?何が?」
ルビィ「あっううん、なんでもない!」
善子「ちょっと気になるじゃない!教えなさいよ〜」ガチッ
ルビィ「ピギャァァアアア教える!教えるから!」
善子「ズラ丸から感染った⁉」
ルビィ「えーとその、話し方…?というか」
善子「別に私はいつも変わらないけど?」
ルビィ(見守るだけ…だね)
ルビィ「じゃあいいの、いいんだよ」
善子「何よそれ…ま、強いて言うなら」
善子「私は今日、見てしまったわ…」
ルビィ(なんか始まったよ…)
善子「道路に無残に残された野良猫の亡骸を」
善子「四散した身体…大地に泉のように広がる血飛沫の跡!その凄惨な現場は…まるで最愛の妻を冥界から連れ出すことに失敗し、やがて女達に身体を八つ裂きにされた北欧の吟遊詩人オルフェウスのようだったわ‼」ドヤッ
ルビィ(この間の休みに旧約聖書にも手を出したのか、堕天使の域を超えてギリシャ神話まで話が広がっているし…)
ルビィ(それに、猫の轢かれた現場の様子怖過ぎるよ…ルビィ…いや、普通の女子高生見たら泣いて逃げるよそんなの)
ルビィ「そ、それは災難だったね…あはは」
善子「笑い事じゃない!」
ルビィ「ピギッ⁉」
善子「これはきっと予言なのです…そう、大きなわざわざの…前兆!」
花丸「お〜みんな揃ってるかな」
ルビィ(はっ…!)
ルビィ(災いの元が…来たよ!)
花丸「あっ善子ちゃんさ〜」 ルビィ(花丸ちゃんは普通に話しかけた…善子ちゃんはどう出る…?」ドキドキ
善子「だからヨーハーネー‼」
ルビィ(ほっよかった。やっぱりルビィが気にし過ぎてたんだね)
花丸「またそんな事言ってるだ⁉もういちいち突っ込むのえらいからやめてや〜」
ルビィ(ああぁぁあああ治ってないっ…!)
ルビィ(しかもえらいの意味の幅が広過ぎてわからないよぉ!)
※この場合は大変、しんどいの意
善子「うっさい!何度でも聞いときなさいよ!」
ルビィ(えっ…善子ちゃんは今の花丸ちゃんに対して特に違和感ないって事⁉あと、返しが飲み過ぎて酔って同じ話ばかりするおじさんと一致…!)
ルビィ「ねぇ、花丸ちゃん」
花丸「何〜?」
ルビィ「えっと…み、未来ずら〜…」
花丸「おお…!」
ルビィ(思い出してよ…ちょっと前までの自分らしさを!)
花丸「バカ可愛いだけん!ルビィちゃん、もう一回やって‼」
ルビィ「…馬鹿」
善子「ん?」
ルビィ「ううっ花丸ちゃんの…馬鹿ーーーっ‼」ダッ
花丸「行っちゃった…」
善子「ねぇズラ丸、そろそろ終わりにしましょ?」
花丸「そうだね、流石にルビィちゃんが可愛いそう」 ルビィ「ううっぐすっ…昔の花丸ちゃんは、もういないんだ。今はもうあの花丸ちゃんと付き合っていくしかないんだ…」
ポンポン
ルビィ「誰…?」
善子「よっ」
ルビィ「何しに来たの?」
善子「大事なお知らせよ?上見なさい」
ルビィ「うん…?」
花丸「テッテレーー‼」
ルビィ「ドッキリ大成功…?」
善子「そっ!連休明けの今までの、全部ウソ」
ルビィ「全部⁉花丸ちゃんの遠州弁も、あの喧嘩も⁉」
善子「そうよ!」
ルビィ「じゃあ、花丸ちゃんが親戚の家に行ったのも?」
花丸「それは本当ずら」
善子「私が一番大変だったんだから!最初はルビィに合わせて次から花丸に合わせて…難しいのよあれ」
ルビィ「な、なぁんだぁ…」
花丸「ふふっちいっとだけ楽しかったずら!」
善子「ズラ丸若干名残あるわね」
花丸「あはは、なんだかんだつい言っちゃうずら」
ルビィ「こんなドッキリいつ考えたの?」
善子「私がズラ丸に電話した時よ」
花丸「別にルビィちゃんをおちゃらかすつもりじゃないよ」
ルビィ「おちゃらかす…?」
花丸「あ、えと…冷やかすつもりじゃない、ずら?」
ルビィ「…ふふっあははは!」
花丸「ま、まぁ少しくらいなら許してほしいな」
善子「そのうちマイルドになってくわよ」 -翌朝-
ルビィ「うわぁぁあああ寝坊寝坊寝坊‼」
ダイヤ「遅いですわよ!間に合いますの?」
ルビィ「学校までとんでくから大丈夫だよ!」
ダイヤ「はいはい…全くルビィは」
ダイヤ「ん?とんでく…?」 おしまい
こんな短い一発ネタ書いたの初めて
無意識につい方言出てしまう事ありませんか? せっかく建ててくれたしこのまま落ちるのも勿体ないからなんか書きますー
どないしよう
〜系みたいなん置いてってください ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています