「おはようございます、理亞。ルビィさん、ありがとうございます」

「おはよう、姉さま」

「ごはん、よそっておきましたよ。ルビィさんもそちらに。さあ頂きましょう」

「頂きます」「頂きます」「いただきます」

「頂いてます」「おらも」


もぐもぐチラッ もぐチラッもぐもぐ…チラッ チラッもぐもぐ…


(なんか頻度が上がってるわね…視線の対象は変わらずずら丸)

「あ! せいらさん、後で理亞ちゃんのお熱を計りたいです」

「熱ですか? そういえば、顔が赤いですね。理亞、優れない部分はありませんか?」

「う、うん…からだはなんともないんだけど」

「昨日も遅かったですからね。ごはんを食べ終えたら計りましょうか」

「きっと夜のうちにお布団を蹴散らしちゃったんずら」

「う! ううううるっさい!! おまえが言うな!」

「ずら?! おらはお布団ちゃんと着てたずら…」

(…やっぱりずら丸となんかあったのかしら)

     ◇          ◇