梨子「スクールアイドルをやりましょう！！」
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千歌「目立ちたくない」
梨子「またそんな事言って〜！このこの！可愛いぞ〜！？」ﾂﾝﾂﾝ
千歌「やめて…」
曜「あだっ！」ｽﾞﾃﾞﾝ
千歌「うわ…また何もないとこでコケてるよ…相変わらず鈍い…」
曜「うるさいな！ネクラは黙ってなよ！」
千歌「独り言にキレてる…だる過ぎる…」ﾊｧ
曜「だっと〜！？」ｸﾞﾇﾇ
梨子「はいはいそこまで！」
梨子「まったく。幼なじみなのに仲が悪いんだから」
梨子「それはそうと千歌ちゃ〜ん！一緒にやりましょうよ〜！」
梨子「スクールア・イ・ド・ル！！」
千歌「死んでもごめんだよ…」
梨子「またまた照れちゃって☆」
千歌「…本当にやなんだよ…」 もう800だし、1の再開次第だが次スレ持ち込むとか決めてほしいな ―朝―
［千歌の部屋］
必ずノックする事
曜「くぁー…すかー…」zzz
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
曜「んがっ」ﾋﾟｸ
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
曜「…んん〜」ﾓｿﾞﾓｿﾞ
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
曜「…ん。」ﾎﾟﾁ
曜「…」
曜「…」ﾑｸ
曜「…あれ？」 〜廊下〜
曜「…ふぁ〜あ。」ﾃｸﾃｸ
志満「あら曜ちゃん、お早う♪」ﾄﾃﾄﾃ
曜「志満姉おはよ〜」ｸｼｸｼ
志満「昨日は眠れた？」
曜「そりゃもうぐっすり」
曜「あそうそ、千歌ちゃん居ないんだけど」
志満「千歌なら厨房よ ごめんねもう行かないと」ﾄﾃﾄﾃ
曜「んー。」
曜「…忙しそ。」
曜「あれ？てか今何時？」ｽﾏﾎ
曜「げ！７時！？」
曜「やば！お手伝いする約束だったのに寝坊した！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ
曜「あだっ」ｺｹｯ …厨房
千歌「ふー…」ﾌｷﾌｷ
ｶﾞﾗｯ
曜「千歌ちゃんごめん！！寝坊した！！」ﾊｧﾊｧ
千歌「…お早う」
曜「ほんとごめん！何すればいい！？」ﾏｸﾘ
千歌「もう下拵えは済んだよ… 私の仕事はもうお終い」
曜「そんなぁ…」
千歌「行こ…。曜ちゃんもご飯食べて…支度しないと」ﾃｸﾃｸ
曜「はぁ〜い…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ
… ―食卓―
曜「はーあ…ほんとダメダメだぁ私…」
千歌「ダメじゃないよ…はい…お味噌汁とご飯…」ｽ
曜「どうも…はぁ」
千歌「落ち込まないで…」
千歌「…目覚まし７時にしたの私だから…」
曜「へ？」
曜「な、何でっ？」
千歌「久し振りに泊まりに来てくれたんだもん…手伝いなんて…いいよ」ｶﾁｬ
千歌「気持ちだけで、充分」ﾆｺ
曜「千歌ちゃん…」
千歌「はい…召し上がれ」ｶﾁｬ
曜「わ！美味しそ！！」
曜「これも千歌ちゃんが作ったの！？」
千歌「まぁ、うん…」
曜「いただきまんもす！！」ｶﾞﾂｶﾞﾂ
曜「〜！！」☆
曜「美味しっ！！結婚したい！！割とガチで！！」
曜「んまんまんま」ｶﾞﾂｶﾞﾂ
千歌「…ふふ」
千歌「…曜ちゃん、朝から元気…」ｸｽ
… ―黒澤家・別棟―
ｼﾞｬｰ
ダイヤ「〜♪」ｶﾁｬｶﾁｬ
ルビィ「洗い物くらいやるのに」
ダイヤ「家事は任せて頂く約束ですもの」ｶﾁｬｶﾁｬ
ルビィ「そうだけど…ご飯もいつもお姉ちゃんだし大変じゃん」
ダイヤ「…大変だなんて」
ダイヤ「…」
ダイヤ「嬉しくて仕方ないの」
ルビィ「？」
ダイヤ「こうして二人で…いつも傍にルビィが居てくれて、ルビィにご飯を作れて」
ダイヤ「ルビィがわたくしの拙い手料理を美味しいと言って食べてくれる」
ルビィ「美味しいもん。」 ダイヤ「わたくしは今が一番幸せです、ルビィ」
ルビィ「…へへへ」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ
ルビィ「…拭くよ。一緒にやろ」ｽｸ
ルビィ「お姉ちゃんが家事全部やるんじゃなくてさ、二人で。」
ルビィ「そうすればもっと楽しいよ」
ダイヤ「…」
ダイヤ「…ええ。一緒にやりましょう」
ルビィ「うん♪」ﾌｷﾌｷ
ダイヤ「…」
ダイヤ(いつまでもこうして、二人一緒に…)
… ―通学路―
善子「…」
女子「善子ちゃんおはよっ」
女子A「おはよう善子ちゃん」
女子B「おはよー」
女子C「おはよー♪」
善子「みんな。お早う」ﾆｺ
女子「今日は朝練無いんだね」
善子「ええ。久し振りに。」
女子A「誰か待っているの？」
善子「昨日漫画を貸した子をね お話したくて」
女子B「どうせ国木田さんでしょ？」ﾆﾔﾆﾔ
善子「なっ//ど、どうせって何よっ//」
女子C「国木田さんなの？」
善子「…そ、そうよ！何っダメなのっ？//」
女子「あはは 善子ちゃん顔真っ赤」ｸｽｸｽ
善子「もーっ///」 女子B「あんまり国木田さんばっかだと誰かがヤキモチやいちゃうよ♪」
女子C「善子ちゃん人気なんだから♪」
善子「何言ってるのよ。私なんかにそんな…」
女子A「…そうよ 善子ちゃんが困るでしょう」ｽﾞｰﾝ
女子「うわ」
女子A「下らない事言ってないでさっさと行くわよ……」ｸﾞｲ
女子A「善子ちゃん、ご機嫌よう」ﾆｺ
善子「え、ええ…。」
女子B「ほらほら見て善子ちゃんここに居る」ｽﾞﾙｽﾞﾙ
女子C「また後でー♪」ｽﾞﾙｽﾞﾙ
善子「…」ﾎﾟｶｰﾝ
善子「何なんだか…。」
善子「…ふふ」
善子（…学校が楽しいなんていつ以来かしら）
善子（学級閉鎖取り消しになって良かった）
善子（…皆が元気になって、本当に良かった…。）
善子（神様、ありがとう）
善子（…って言うか、千歌先輩…？） ｽﾞｷ
善子「っ？」
善子「…あ、ささくれ」
善子「…」ｷｮﾛｷｮﾛ
善子「…」ｽ
ﾊﾟｧｧ
善子「…」
善子(こんな私が言うのもなんだけど…千歌先輩って何なんだろう)
善子(私と一緒で、普通じゃないって言ってた)
善子(詳しく聞きたいけど…なんだか怖くて、その話が出来てない)
善子(…でも、いつか…確かめたい)
花丸「よ〜しこ♪」ｼﾞｬﾗ
善子「！」ﾋﾞｸｯ
善子「は、花丸ちゃんっ」
花丸「おはよ〜ん。」ﾌﾘﾌﾘ
善子「お、お早う」
花丸（善子今日も可愛い〜☆）
善子（花丸ちゃん今日も綺麗…） 花丸「ふぁ〜〜〜〜あふ。ねっむ！」
花丸「かったけどちょっと目ぇ覚めた！」
善子「今日は練習無いからいつもより遅いけど…眠れなかった？」
花丸「あーううん 違うの」
花丸「昨日借りたアレ全部読んだら朝になっててさ〜」
善子「ぜ、全部読んだの！？」
善子「嫌じゃ…なかった…？」
花丸「面白かったよ〜♪ あの壁ドン？からの顎クイ？めっちゃ笑ったｗｗｗ」
善子「ええぇぇ！？そこが一番良い所なのに！」ｶﾞｰﾝ
花丸「え そ、そうなの？」 善子「そうよ！出来れば私だって花丸ちゃんにやってほし…あっ」ﾊﾞｯ
善子（やば 口が滑った…//）
善子（…でも花丸ちゃん、あの感じじゃ何とも思って…）ﾁﾗ
花丸「/////////」
花丸「…へ、へ〜。そ、そうなんだ///」ｳﾂﾑｷ
善子「！？///」
善子「……う、うん…///」
花丸「……そっ…か///私に…そっか///」
善子「〜〜〜っ///」
善子「とっ取り敢えず！行きましょうか…///」
花丸「あ…うん そだね///」
善子（…顔あっつ）//
花丸（…顔あっつ）//
… ―二年生教室―
ﾜｲﾜｲ
「そうなんだ！じゃぁいよいよオリジナルの曲作るの？」
梨子「そのつもり♪もう皆コピーに飽きてきた頃だしね♪」
「前覗かせてもらったけどほんと凄いよね！あれってどの位練習したの？」
梨子「大体１日掛かってないわ♪何人かは宿題で、それでも一週間あれば充分♪」
「すごーい！！さすが梨子ちゃん！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ
梨子「ふふーん♪私が集めた天才美少女軍団ですもの！！私を筆頭に！！」
「出たｗｗｗ」
ｶﾞﾗ
「あ！おはよー！」
「千歌ちゃん曜ちゃん！おはよー！」
曜「おっはよーん」
千歌「おはよ」
「今ちょうど話してたんだよ！千歌ちゃんと曜ちゃんと梨子ちゃん凄いって！」
曜「それ程でもある…か？」ﾍｹｯ
「でも宿題で練習してる人も居るって！」
曜「私だって解ってて言ってるよねそれ！？」
ｱﾊﾊ
千歌「…」ﾃｸﾃｸ
千歌「おはよ 梨子ちゃん」
梨子「おはよう♪」 ―放課後・二年生教室
曜「…」
花丸「…」
善子「…」
ルビィ「…」
ダイヤ「…」
千歌「…遅い…」
ダイヤ「当の梨子さんはどちらに？」
曜「分かんないです 皆をここに呼ぶようにって自分はどっか行っちゃった」
花丸「…」ｷｮﾛｷｮﾛ
善子「？ 花丸ちゃんどうしたの？」
花丸「なんかさ、上級生の教室って緊張しない？雰囲気が違って」
善子「あ、うん 分かるかも」
ルビィ「ウチ等の教室は無くなっちまったしな」
善子「…」ｼｮﾎﾞﾝ
ルビィ「あ」
花丸「こらふんばルビィ」
ルビィ「わ、わりぃそう言うつもりじゃ」
曜「まぁあの教室結構古かったし。 て言うかどうせもう廃校なんだし気にする事ないよ」
ダイヤ「…寂しいですわね この学院が無くなってしまうと思うと」
花丸「だね〜。」 曜「会長はギリギリセーフだね」
ダイヤ「無事卒業出来れば…ですけど」
曜「いや出来るでしょ」
花丸「ダメならダメで良くない？私らの代まで粘って一緒卒業しよーよ」
善子「花丸ちゃんは進級が…」
花丸「ヤバいよね！アハハ」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ
曜「あーなんか皆と居ると安心する」
千歌「それもどうなのかな…」
ｶﾞﾗｯ
曜「あ」
梨子「お待たせしたわね！ボーイゼンガーズ！」
千歌「ボーイは居ない」
梨子「ようやく全員揃ったわね！！」
曜「梨子ちゃん待ちだよ！」
梨子「短気は損気よ♪空き教室でパソコン充電しててね 取りに行ってたの♪」
梨子「あとこれも♪」ｽ
花丸「キーボード？」
曜「でかっ」 梨子「さ、曲を作りましょ♪オリジナルの♪」
ダイヤ「オリジナルの曲…ですか」
梨子「そろそろ本腰入れて活動しないと流石にラブライブに間に合わないからね♪」ｺﾞﾄ
善子「梨子先輩、曲作りも出来るんですか？凄い…」ﾏｼﾞﾏｼﾞ
梨子「楽器のがの字も知らなかったけどね♪意地で勉強したの♪」ｶﾁｬｶﾁｬ
ルビィ「すげぇ情熱だな…何でそこまで…」
梨子「色々有ってね♪」
善子「何かお手伝い出来ませんか？」
梨子「大丈夫よ♪ これから頭捻って貰うから体力取っておいて♪」
梨子「はい糖分補給にチョコ！皆のだからちょこっとだけよ？なんちゃって！」
善子「……」
曜「善子ちゃん引いてるよ」
梨子「あ…」
善子「？どうかしたんですか？」
梨子「スピーカー忘れたわ！取ってくるわね」ｽｸ
千歌「なら私が」
善子「なら私が」
善子「あ…」
千歌「…」 梨子「ごっめ〜ん♪じゃぁ二人にお願いしちゃおうかしら♪重たいし♪」
千歌「了解。空き教室ってどこ…？」
梨子「一階の物置の隣よ♪」
千歌「用具室の隣だね…解った。」
千歌「他には忘れ物、ない…？」
梨子「ええ。申し訳無いけれど、宜しくね♪」
千歌「いいよ…」
千歌「…行こう」ｽﾀｽﾀ
善子「はいっ…」ﾀﾀﾀ
ｶﾞﾗ
ﾊﾟﾀﾝ
ルビィ「…大丈夫なのか？あの二人だけって無かったろ」ﾋｿ
曜「まぁー…、大丈夫でしょ。 多分…。」ﾋｿ
梨子「〜♪」ｶﾁｶﾁ
… ―廊下―
千歌「…」ﾂｶ ﾂｶ
善子「…」ﾂｶ ﾂｶ
千歌「…」ﾂｶ ﾂｶ
善子「…」ﾂｶ ﾂｶ
千歌「…」
善子「…あ、あｎ」千歌「それから、…どう？」
善子「！」
善子「…」
善子「…よく、分かりません」
善子「…不幸だと思う事は、無くなりました」
千歌「…そう」
善子「…」
善子「…先輩は」
善子「先輩は…諦めの中で奇跡が起きる、って言ってましたよね」
千歌「うん」
善子「…何なんですか？それって」
千歌「…」
善子「私のこれも…」
善子「一体なんなんですか…？」 千歌「…対価だと思う」
善子「…対価？」
千歌「…うん」
千歌「漫画やゲームじみてるけど、そうだと思う」
千歌「思い当たる節も…ある」
善子「…普通じゃなくなった事に、ですか？」
千歌「うん…。」
千歌「…善子ちゃんも、きっとあるはず」
千歌「…きっかけが」
千歌「きっかけになった人に…会った事が」
善子「誰、なんですかそれ」
善子「分かんないです…！」
善子「人…！？」
千歌「…うん」 千歌「…善子ちゃんは、小さい頃から…だったよね」
善子「…はい」
千歌「…なら、善子ちゃん自身じゃなくて…」
千歌「…」
千歌「…善子ちゃんのお母さんって…どんな人だった…？」
善子「母、ですか？」
千歌「うん…。」
善子「…別に、普通…だったと、思います」
千歌「誰かに恨まれるような事は…？」
善子「…分かりませんけど、普通の人として…普通の程度で有ったり、無かったりしたんじゃないですか？」
千歌「…どんなお仕事してたか…分かる？」
善子「こっちでは教師をしてましたけど…それが何か…？」
千歌「…ここに引っ越してくる前は…？」
善子「えっと…幼い頃記憶なので曖昧ですけど、確か都の都市開発に関わってた…んだったと思います」
千歌「…都市開発…」
善子「場所とか詳しい事は解りません」
善子「それが私や千歌さんの事と、何か関係が？」 千歌「…解らない」
善子「…は？」
千歌「解らないけど…」
千歌「その仕事でもしかしたら…恨みを買ったのかもしれない」
善子「…！？」
善子「だ、誰に…」
千歌「…」
千歌「…善子ちゃんのあれは、呪いに似てる…」
千歌「あんな事出来るの…一人しか居ない…」
善子「だ、だからっ！誰なんですか！！」
千歌「…」
千歌「…私も名前は解らない」
千歌「顔は、はっきり覚えてるけど…」
千歌「…あと…胸」
善子「…はぁぁ！？」
「何ー？うるさいんだけど さっきから」ﾂｶ ﾂｶ
千歌「！」ｸﾙ 果南「あれ？千歌じゃん」
果南「やっほ」ﾌﾘﾌﾘ
千歌「・・・・っ」
善子「…？」
鞠莉「……」
千歌「果南…ちゃん」
果南「何してんの？こんなとこで」
千歌「…用具室に…ちょっと」
果南「用具室？何かするの？」
千歌「…大した用じゃないよ」
果南「ふ〜ん。私達も行って良いかな」
鞠莉「果南！！！！！！！」
善子「！？」ﾋﾞｸｯ
ﾋﾞｨｨｨｨﾝ…
果南「…冗談だよ」 鞠莉「フーッ…フーッ…」
千歌「…」
善子（…何なの この人達…）
果南「あ、もしかして千歌さぁ」
果南「放課後何かやってるでしょ」
千歌「！」
果南「それで？」
千歌「………」
果南「まぁ何でも良いけどさ！」ﾂｶﾂｶ
善子「…！」
千歌「…」
果南「…」ﾋﾟﾀ
千歌「…何…」
果南「やるなら、安全第一でやりなよ」ﾎﾞｿ
千歌「…！どういう…っ」
果南「じゃね〜♪」ｸﾙ
鞠莉「…」
果南「行こ 鞠莉」ｽﾀｽﾀ 鞠莉「……」
千歌「…何ですか？」
鞠莉「………」
果南「鞠〜莉。」ｸﾞｲｯ
鞠莉「触んないで！！」ﾊﾞｼｯ
鞠莉「っ…」ﾂｶﾂｶﾂｶ
果南「ふふっ…痛った〜…」ﾃｸﾃｸ
千歌「…」
善子「…」
善子（…気持ち悪い…。）
千歌「…行こ」ｸﾙ
善子「…あっ」ﾊﾟｯ 善子「す、すみません、まださっきの話…」ﾀｯ
千歌「…………」
善子「……！？」ﾋﾟﾀ
善子（…な、何…先輩、どうしたの…）
善子（…とても、話せる感じじゃない…）
千歌「…」ﾂｶﾂｶ
千歌「…？」ｸﾙ
善子「………」
千歌「どうしたの…？」
善子「…！」
善子「い、いいえ…」ﾀﾀﾀ
… ―その頃教室―
梨子「やっぱりラブソングかしらね〜♪」
花丸「いいねいいね☆」ｷｭﾙｰﾝ
花丸「絡みつく細指〜脳を溶かす様な貴女の嬌声が〜私の理性の扉を〜」ｸﾈｸﾈ
ルビィ「官能小説の読み過ぎだ変態」
曜「ってかいきなりラブソング？」
梨子「あらダメ？」
曜「デビュー曲でしょ？もっとなんかこう、未来に向かって的な可愛い歌の方が良いんじゃない？」
梨子「未来ねぇ」ﾂﾑ
曜「鼻をつまむな鼻を」
ダイヤ「ふふっ」ｸｽ
ルビィ「…つーかよ、少し良いか？」
花丸「どしたの？」
ルビィ「私等グループ名すら決まってねーよな？」
梨子「ええ。」
ルビィ「そもそもラブライブにエントリーはしたのか？」
ルビィ「エントリーしたなら大会HPに私等のページを設けられて、そこにメンバーの画像やら情報やら載せんだろ？」
ルビィ「動画や曲作りなんてのはその後じゃねーのか？」 花丸「詳し」
ルビィ「調べたからな色々…。」
曜「確かにグループ名決めてなかったね」
梨子「それ以外は済んでるわよルビィちゃん 既に登録済み♪」
ダイヤ「…」
梨子「私達のページも有るわよ♪ほら♪」ｽ
ルビィ「何…？な！？」
曜「すごっ！めっちゃちゃんとしてるじゃん！」
曜「メンバーの紹介ページも有る！」
花丸「ちょ、ちょっと貸して！」
梨子「どうぞどうぞ〜♪」
花丸「…ん！？」ｶﾁｶﾁ
曜「グループ名は未定…？項目はメンバー紹介とダイヤリーだけ…」
曜「なのにフォロワーなにこれ！いちじゅうひゃくせんまん、12万！？」
梨子「皆可愛いからね♪」
花丸「え！ちょ、ちょ待って！？」ｶﾁ
花丸「名前、学年、趣味、身長とスリーサイズまで載ってんだけど！！しかも合ってる゛！！」
ルビィ「何勝手に個人情報晒してんだ！？正気か！？」 梨子「正気も何も必須事項だし♪」
ルビィ「そ、そうだっけか？」
梨子「人気を得る為、にはね♪ファンとなる人は何に引っかかるか分からないから出し渋ってる様じゃダメなの♪」
梨子「我がグループは公開されるとあっては素直に教えてくれる気がしないし、ならやっぱ辞めたなんて言い出し兼ねない子が多いからね♪」
ルビィ「…私はそれは無ェけど…」
梨子「同じ理由で脱退は御法度♪」
梨子「メンバーが増えるなら好印象、減った時点でマイナスイメージを与えて評価が落ちるから、誰かが抜けるならその時点で解散♪」
梨子「記録にも残るから離脱数は誤魔化せないし♪」
梨子「勿論私は解散する気はないから、誰かが抜ける時は何らかの理由でグループの存続が不可能になった場合。退学とか、ネンショー送りとか。そこで初めて解散」
花丸「ネンショーて…」
梨子「だから何が有ってもまず仲間を思い出す事。グループは一つの生き物でメンバー全員が心臓。一人も欠けない事。」
梨子「皆、肝に銘じてね♪」
曜「……わ、わかった。」ｺｸ
ダイヤ「承知しましたわ」
梨子「千歌ちゃんと善子ちゃんも良いわね？」
花丸「え？」ｸﾙ
千歌「了解」ﾃｸﾃｸ
善子「解りました」ﾃｸﾃｸ 曜「びっくりしたぁー そーっと入ってこないでよー」
千歌「梨子ちゃんが珍しく真面目に話してたからね…」
梨子「もう千歌ちゃんったら…//」
善子「ここでいいですか？」ｺﾞﾄ
梨子「ええ。二人共有難う♪」
ダイヤ「またご立派なスピーカーですわね」
梨子「パソコンとソフトとキーボードとスピーカー、東京で貯めたバイト代全部注ぎ込んだわ♪」
曜「へー！バイトしてたんだ！なんか意外！」
梨子「ふふーん♪私ほどの逸材だもの♪社会貢献しなくちゃね♪」
曜「つよい」
花丸「何やってたんですか？」
梨子「ないしょー♪」ｶﾁｬｶﾁｬ
花丸「えぇーっ 教えてくださいよー！」
梨子「だめー♪みで始まってこで終わるお仕事なんてしてませーん」
千歌「言ってるよそれ」
花丸「巫女！？え、東京で！？なんか意外！」
ルビィ「あまり詮索するな 日の目見る仕事じゃなかったんだろ」
花丸「あんたみたいなのが何人も居ると思うなってば」 千歌「…セットは出来た？」
梨子「ええ。お陰様で♪」
梨子「この曲でライブして、その映像を公開するから気合い入れて作るわよ♪」
花丸「ら、ライブ！？」
曜「いっぺんに色々言い過ぎだよ！今まで走り込みとコピーしかしてなかったのに！」
千歌「…でももう６月半ば…絶対数が増えてる以上、夏休みのラブライブまでにもっと支持者を集めないと」
梨子「今回のラブライブには参加しないからそれは気にしなくて平気よ♪」
「「え…？」」
ルビィ「…夏の大会は見逃すってのか？」
梨子「ええ。眼中に無いわ」
花丸「でもさっきそろそろやらないと間に合わないって」
梨子「春までにね。」
梨子「寧ろ、夏の大会では勝ち目が無いと言うべきかしら。」
ダイヤ「…と言いますと？」
梨子「年度一度目の大会はね、人気や注目が前年度から引き継がれる傾向が有るの」
花丸「？」 梨子「同学年のみで結成されたグループが進級しただけの場合、人気はそのまま引き継がれるし、」
梨子「全学年で構成されたグループは注目される。」
梨子「その子達が進級し、三年生が卒業した中どんなパフォーマンスをするのか。その新年度の注目度はアクセス数にも表れてる」
梨子「参戦する以上、三年生が欠けた状態で続けるのか、新顔が加わったのか、または解散し再編成したのか。それぞれで抱く印象は異なるにしろ気になるものよね」
梨子「有名校、人気グループであればあるほどその注目は引き継がれ、次年度の夏の大会でのパフォーマンスに持ち越される」
曜「新しい子が入ったなら入ったで気になるし、減ったなら減ったで気になる訳かぁ」
千歌「…でもさ、サイト見れば済むよね…それ…」
千歌「…登録校からメンバー見れば変動は解る…意向も公表するだろうしダイアリーも有る…」
千歌「パフォーマンスだってライブの動画見れば良いし、次の大会まで持ち越せる程の物…？」
梨子「大前提のものがね」
千歌「…あ、そうか」
千歌「…支持…。」
梨子「結局そう言う事なの」
ダイヤ「言うなれば視聴者が顔見知りと新参のどちらを応援するか」
ダイヤ「夏の大会に於いては後者の立場では不利、と」
梨子「まぁ〜私達は天才美少女軍団だから一発で優勝出来ると思うけど、念には念でね♪」
梨子「ファンには当たり前の様に私達が出場するものだと、出場して然るグループだと楽しみにさせておきながら辞退。」
梨子「そして春に満を持して待望の大舞台にナマ登場、夏の優勝グループを追い抜き一見劇的な優勝」
梨子「それが理想ね。だから今回のエントリーは知名度を上げファンを獲得する為とシナリオの為のものであって出場する気は無いの。」
花丸「…ほぇ〜…」
曜「よく分かんないけど黒い！！」 ルビィ「…こんな会話が流れたら終わりだな」
善子「…」ｷｮﾛｷｮﾛ
千歌「………」ｶﾁｶﾁ
曜「千歌ちゃん、どうかした？」
千歌「…ダイアリー…凄い反響…」
梨子「結成に致るまでの経緯が各所画像、動画付きで綴ってあるからね〜♪」
善子「え」
曜「なっ…」
ルビィ「何ィ！？！？」
花丸「何やってんの！？梨子せんぱいバカ！？」
花丸「ルビィや善子の事なんてとても公にして良いものじゃない！！」
曜「いや存在感薄いけど私もやだって！！流石に！！」
梨子「どうして？皆良いキャラじゃない♪」
梨子「皆それを見て、心打たれてファンになってくれたのよ♪」
曜「そ、そんなの！！千歌ちゃん見せて！！」ﾊﾞｯ
千歌「うん…」
曜「有り得ない…有り得ないよ…このご時世に…」ｶﾁｶﾁ
曜「………ん？」ｶﾁｶﾁ
花丸「……んー？」
善子「…私達の事は、差し支え無いわね」 花丸「…ルビィとダイヤちゃんの事だけかなり詳しく書いてない？」ｶﾁｶﾁ
ルビィ「何だと！？私にも見せろ！！」ｷﾞｭﾑ
ルビィ「・・・・」ｶﾁ ｶﾁ
花丸「や、ヤバくない？これ」
ルビィ「…」
ルビィ「…まぁ…この活動する以上ある程度覚悟はしてたが…」
ルビィ「名前を公表する以上避けて通れないにしても、普通もう少し頭使わねーか？」
梨子「失礼な！相当頭使って考えたわよ！一生分は使ったわ！！」
ルビィ「あのなぁ…」
ルビィ「お姉ちゃんは清廉潔白だが私には過去の所業が…負の遺産が有る。私一人のせいで出場が危ぶまれてもおかしくねぇ」
ルビィ「なのに何で隠そうとしねーんだ？」
梨子「隠す必要なんて無いわ 人間、直接の関わりを持てない他人の事なんてキャラとしか見ない。インパクト強くて良いわよ♪」
ルビィ「…インパクトってアンタな…ウチは」梨子「娘が楽しく頑張っている事が迷惑になる様なお家の事なんてどうでも良い」
ルビィ「！」
ダイヤ「…」
梨子「何より今はその家の子じゃないんでしょ？なら気にしなくて良いじゃない」
花丸「！？」
ルビィ「！な、何故それを知ってる！？」
ダイヤ「…わたくしが全て、梨子さんにお話しましたから」
ルビィ「！？…お姉ちゃんが…？」
ダイヤ「はい…。そして」
ダイヤ「ルビィとわたくしのダイアリーは、わたくしが梨子さんに協力して頂き、二人で書いたものですわ」 ルビまる「！？」
ルビィ「…な、な…」
ルビィ「何で…？」
梨子「ルビィちゃんのお家を潰す為♪」
「「！？」」
ダイヤ「…」ｺｸ
ルビィ「………」
花丸「…は…？何言ってんの…？」
梨子「ダイヤさんに相談されてね♪ルビィちゃんが今年で学校を辞めなきゃいけない事」
梨子「ううん、ルビィちゃんの自由と、二人で過ごせる時間が今年一杯だって事」
梨子「ダイヤさんはルビィちゃん以外、何も要らないって事。」
梨子「なら、その元凶のお家を潰しちゃえば良いって思い付いたの♪」
曜「…それがダイアリーとどう関係するの…？」
梨子「ルビィちゃんはね〜、元々魅力的な上にダイヤさんの力筆も加わって私達の中で一番人気なの♪」
梨子「家柄が家柄だから結構な騒ぎになったりもしてね♪もう有名人♪」
梨子「このままラブライブで優勝する超人気スクールアイドルの黒澤さんちがヤクザ続けられると思う？」
花丸「……それは…」
ルビィ「………」
千歌「…」 曜「……キツいだろうけどさ…その前になんか…私ら消されたりするんじゃないの…！？」
梨子「時既に遅しよ」
梨子「まだ学校名を伏せてあるから学院の皆はもちろん、黒澤さんちの人達はスクールアイドルのHPなんてチェックしないだろうから知らないでしょうけど」
梨子「もうルビィちゃんは巷で大人気。ダイヤさんもね。」
梨子「いつの間にか娘がアイ活で有名になっちゃって余所にナメられちゃ困るのでそのグループをどうにかしましたなんてマネ出来ると思う？」
曜「無いか…。」
千歌「…グループ名も決まってない その上学校名を伏せる事なんて出来るの…？」
ダイヤ「運営への提出には全てを記載していますがそれが受理、エントリーされHPが創設されれば、そこからは学生の手で作り上げる事になっています」
ダイヤ「個人のHPと何ら変わりません。どこをどう更新、記載させようと自由ですわ」
ダイヤ「まぁ…普通であればここまで駆け出しも駆け出し、発展途上のHPなど誰も目にしませんが、メンバーの事情、内容が内容」
ダイヤ「アイドル活動とは縁遠い、メンバー個々の素性だけでこれだけの数を稼いでいます」
善子「…それってかなり前代未聞よね 多分…。」
ダイヤ「ええ…。」
梨子「そうよ」
梨子「ルビィちゃんやダイヤさんだけじゃない。私達も世界中の人が関心を持つ場所に個人情報を晒してる」
梨子「そしてこれだけの人に注目され認知された」
梨子「それは一見危険な様だけど、私達からしたらこれ以上の保険は無いし、何しろ」
梨子「仲間の為だもの」
「「！！」」 梨子「ね、ダイヤさん♪」
ダイヤ「…梨子さん…」ｳﾙｳﾙ
ルビィ「……」ｳﾂﾑｷ
花丸「…ルビィ…？」
曜「…」ｺﾞｸﾘ
千歌「…」
ルビィ「…」
ルビィ「頭良いな！」ﾊﾟｰｯ
曜「ごけーっ」ｽﾞﾙ
千歌「古い…」
梨子「いいアイディアでしょ？」
ルビィ「あぁ！流石梨子さんだ！クソ親父に一矢報いた気分だよ！」
ルビィ「お姉ちゃんも！」
ダイヤ「ルビィ…。」ｳﾙｳﾙ
花丸「まぁアンタが良いなら良いわ…」
ルビィ「おう！」
ルビィ「私頑張るよ！これから本気で頑張って、有名になって、あの家見せ物にしてやる！！」
ルビィ「誰も皆に手出せないくらい、すげぇグループの一員になるからよ！！」
梨子「その意気よルビィちゃん！！さぁ一緒に走りましょう！あの夕陽に向かって！！」
ルビィ「おー！！」
花丸「いやいやまだそんな時間じゃ…ってえええ！？もう５時！？！？」
曜「曲作りの時間無いじゃん！」 梨子「そうね〜 今日はまぁミーティングって事で♪」
曜「なんだぁ〜…結構楽しみにしてたんだけどなぁ〜…」
善子「実は私も」
千歌（スピーカー運んできた意味…）
《まぁ何でも良いけどさ！》
千歌「っ…」
《やるなら、安全第一でやりなよ》
千歌「…」
千歌(…大丈夫 何もさせない 皆に手は出させない)
千歌(…善子ちゃんもいる …ううん)
千歌(何が有ろうと…私一人で、何とかする…っ)
善子「っ？」ﾋﾟｸ
千歌「…」
善子(あれ…？)
善子(…千歌先輩の、なんか…怖い感じが…)
善子(薄くなった…？) 曜「ねぇねぇー ちょっとだけでもやんない？折角準備したんだしさぁ」
花丸「てか朝までやろーよ☆ こーそくとかどうでも良いじゃん！帰んのダルいし泊まろ！」
梨子「お泊りは魅力的だけどそれは次の機会♪ 今日の所は解散にしましょう？」
梨子「そのやる気を今日は持ち帰って、形にして来て貰った方がまとまりやすいわ♪」
曜「形？」
ダイヤ「アイディアや考えを各自まとめて 宿題と言う事ですわね？」
梨子「そういう事♪」
梨子「また明日やりましょう♪皆で♪」
「「おー♪」」
千歌「…」
善子「…」
―ドアの前
果南「…」
果南(ふ〜ん…)ｸﾙ
果南(良い事考えた♪)
… ―淡島ダイビングショップ―
ｺﾞﾄ ｺﾞﾄ
果南「は〜疲れた。これで全部かな〜」
鞠莉「それ以外私が運んだんじゃない クズ」
果南「あれ、そうだっけ」
果南「アハハ」
果南「ライブかぁ〜 楽しみだなぁ」
果南「この邪魔なボンベ達も役に立ちそうだね 鞠莉」
鞠莉「…そうね」
鞠莉「…」
果南「…」ｽ
ﾊﾞｼﾝ!
鞠莉「ッ…」ｽﾞｷ
果南「何？その顔」
鞠莉「…別に」
果南「滅っ茶苦茶にしてやろうね 鞠莉♪」
果南「みーんな、殺してやろ♪」
鞠莉「・・・・・っ」
果南「ぼかーんっ ぼかーんっ」
果南「ふふっ あはははっ」
果南「あははははっ！」
鞠莉「…」
鞠莉(果南…) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
