果南ちゃんってかなり梨子ちゃんの事気に入ってるよね
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梨子ちゃんも果南さんのこと3年の中で一番頼りにして慕ってそうだし
お似合いな二人だと思うなメノ^
http://imgur.com/g6oFN6o.png 保守よろしくってこと?任せろや
全快後にまた書いてくれ とぷん、とぷんと音がする。
目の前には満点の星空。雲一つない。強く輝く月のひかりと、きらきら煌めく散らばった星々。
こんな風に見える星も、場所が変わるだけでこんなにもきれいだなんて。
私は思いもしなかった。
そう。思いもしなかったんだ。 あれは、春。君が私の前に現れた、季節。
海の音が聴きたい、そんな彼女の言葉に私は二つ返事で船を出した。
彼女はこわごわと、でもどこか楽しそうに、からだを海に投げ出した。
赤い髪が水面に広がって、その情景は今も目に焼き付いて剥がれない。
髪の一本一本が、どの方向に散らばっているか、今も鮮明に思い出せる。
どんなに高いカメラより、精密に書き上げる自信だってある。 あれは夏。君がピアノと対峙した季節。
海を右手に、私は君を自転車の荷台に乗せて力強くペダルを踏む。
少しサビた自転車のかごには、君が海の音を聞いて書き上げた楽譜。
私にはオタマジャクシと五本の線の意味は分からなかったけれど、でも君の笑った笑顔を見られただけで。
この五本の線とオタマジャクシがどれだけ素敵な音の連続になっているのか想像できた。
どんなに高いオーディオよりも、私の方が君の想いに沿って歌う自信がある。 とぷん。とぷん。少し体が重くなってきたような気がする。
手を挙げてみれば、届きそうな星。けれど、私はその星を掴むことはできない。
ちかちか瞬いた星が、一瞬君に見えて、思わず心臓の鼓動が狂った気がした。
もしかしたら、この星々をつないでいけば、君の顔になったりするんだろうか。 おはよう。
お疲れ様。
お休み。
ごちそうさま。
さようなら。
いただきます。
ありがとう。
今思い浮かぶ言葉は、私が徹夜して考えた君への誉め言葉なんかじゃなくて、ありふれた言葉。
でも、そのありふれた言葉が、私と君の関係をずっとずっときれいなものにしてくれた。
ああ、それでも。 とぷり、とぷりと音がする。
なんだか自分が夜空に無数に散らばる星になったような気がする。
でも、私はあの星々にはなれない。
たとえあの星の一つが君だとしたら、私は絶対に星にはなれない。
それでも私は星に生まれ変わりたい。
誰にも触れられない、私と君の、夜と海と星の国で。 「果南さん」
……梨子?
「果南さん、本当に海が似合いますね。海に還るもの、ってこのことでしょうか?」
そうかな。……そうかも。うん、そうだ。
「ふふ……とっても、似合ってます。海も星も、何もかも」
梨子にも似合うよ。私よりも似合う。
「……あ、ありがとうございます……あはは、なんだか照れますね」
ああ、誰にも触れられない、君と私の、二人だけの場所へ行きたい。
その満月よりも明るくて、星々よりも煌めていて、海よりも穏やかな、微笑みを。
生まれ変わったら、君に似合う、星になりたい。
誰にも触れられない、私と君の、夜と海と星の国で。
君と私の、二人きりの星で。
了 脳天気なのや怒りっぽい? のはG'sやアニメで見飽きてるから
悩ませると味が出るよ。多分 なんとなくあほっぽい感じになって、なんか違うなぁ…って
>>122
なるほど、ありがとう。
HPTのPVを思い出したよ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています