千歌「信じて送り出した梨子ちゃんが」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
千歌「信じて送り出した梨子ちゃんが東京のピアノ大会でピースしてる写真を送ってくるなんて……」
千歌「良かったね梨子ちゃん」 信じて送り出した梨子ちゃんは池袋で壁ドン本を買い漁ってるんだよなぁ ふふっ、このころは楽しかったなぁ
どうしてこうなったんだろう・・・・グスッ 千歌「そして、梨子ちゃんは」
千歌「内浦からいなくなった」 千歌(あっという間だった。あれよあれよと言う間に海外留学が決まり)
千歌(新しい年を迎える前に、梨子ちゃんは内浦から去って行った)
千歌(応援して東京の大会に送り出した手前、梨子ちゃんを止めることはできず)
千歌(チカは笑って梨子ちゃんを見送った)
千歌(そしてAqoursは……) 曜「この校舎とも、今日でお別れだね……」
千歌「……うん、寂しいな」
曜「あとちょっと、だったのかなぁ」
曜「私は千歌ちゃんと、Aqoursのみんなと一緒にスクールアイドルができてよかった」
曜「もちろん、梨子ちゃんともね」
曜「やっぱり梨子ちゃんは内浦の……奇跡だったんだよ」
千歌(梨子ちゃんがAqoursを去ってから、他のメンバー達で作曲をした)
千歌(でも、やっぱり梨子ちゃんが居なくなった穴は大きくて)
千歌「ラブライブ、勝ちたかったな……」 鞠莉「じゃあね、チカっち!学校守れなくて、ごめんね」
千歌「鞠莉ちゃんのせいじゃないよ!私たち皆の力が足りなかったんだ……」
千歌(鞠莉ちゃんは海外の大学へ行った)
ダイヤ「さようなら、千歌さん。貴女たちとスクールアイドルができて……とても楽しかったですわ」
千歌(ダイヤさんは東京の大学へ)
果南「あ、私は内浦に居るから」
千歌「またみかん持ってくね」
千歌(果南ちゃんは家業を継ぐらしい)
千歌(そして私は……) 千歌「浦の星女学院から来ました、高海千歌です!1年間、よろしくお願いします!」
JK1「え、もしかしてAqoursの?!」
千歌「あ……はいっ!浦の星でAqoursってスクールアイドルやってました!」
JK2「すっごーい!私大ファンだよ〜!」
千歌「えへへ……ありがと!」
JK3「あの高海千歌ちゃんと同じクラスになるなんて……///」
千歌「みんな、よろしくね!」
私と曜ちゃん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん含む浦の星女学院の生徒は
統廃合により沼津の高校に通うことになったーー キーンコーンカーンコーン
千歌「ふぅー、今日も終わったぁ」
JK1「じゃ、ウチ部活行ってくるね!」
千歌「……そっか、もう引退近いもんね。頑張って!」
JK2「千歌は何かやらないの?スクールアイドルやってたなら、ウチのアイドル部でも……」
千歌「あはは……もう3年生だし、そういうのはいいかな」
JK3「なんだか、もったいないです…」
千歌(5月も終わり、クラスの皆とも仲良くなって)
千歌(でも、心のモヤモヤは消えるどころか大きくなっている) 千歌「じゃ、私は帰るね〜!また明日っ!」
千歌(今日も1人の帰り道……)トボトボ
千歌(曜ちゃんとはクラスが違うし、浦の星の同級生はほとんど部活に入って、私は1人で帰ることが多くなった)
千歌(私が追い求めた輝きは、もう手の届かないものになっちゃった)
千歌(きっと私はこれからも、普通で地味な高海千歌)
千歌「……普通怪獣、ちかちーだぞー……」
呟いたら、過去の情景がフラッシュバックした
梨子ちゃんとの出会い、初めてのライブ、そしてAqours……
千歌「輝きは、もうそこにあったんだ…….」ポロポロ
千歌「ひぐっ……。もっと皆で……やりたかったなぁ」ポロポロ
千歌「ライブを……スクールアイドルを……」ポロ
曜「まだだよっ!!まだ、終わってなんか、ない!!」
千歌「ぅ……よ、曜ちゃん?!」 曜「またやろうよ、スクールアイドル」
千歌「……だって、もう皆居ないんだよ?梨子ちゃんも……」
千歌「ダイヤさんも、鞠莉ちゃんも、果南ちゃんだって」
千歌「またチカは、普通で地味の」
曜「千歌ちゃんっ!!」ダキッ
千歌「普通怪獣には、何も……っ」ポロポロ
曜「千歌ちゃんは、凄いよ」
千歌「……そんなことないっ!梨子ちゃんが居なくなった私たちには何も……何も……」
曜「でも千歌ちゃんが居なかったら、何も始まらなかった」
曜「Aqoursを作って、皆を集めて……。あそこまで勝ち上がったの」
千歌「でもっ……でもぉっ……」ポロポロ
曜「じゃあさ、千歌ちゃんは私のこと、凄いって思う?」
千歌「ぅ…っひぐ…っ!」コクコク
曜「だったら、私を信じて」
曜「千歌ちゃんが凄いっって思ってる私が……私が
千歌ちゃんのことを誰よりも信じてるから」 千歌「ぅうう……曜ちゃん……曜ちゃぁん……っ」ポロポロ
曜「……よしよし。千歌ちゃんは泣き虫さんだね」
千歌「ぅっ……あはは、何それ、ひどくないっ…?」
曜「だってほんとのことだもんねー!」
千歌「はは、曜ちゃん……」
千歌「これから2人でまた、イチから……」 善子「冗談は」
花丸「よしこさん」
ルビィ「ですぅっ!」
千歌「ふぇ?!3人とも、どうして……」
曜「へへ……、私が呼んじゃった」
善子「もちろん、このヨハネとリトルデーモンたちを忘れてないわよね?」
花丸「マル……まだまだスクールアイドルやり足りないずら」
ルビィ「ルビィも!もっともっと、歌いたい!踊りたいですっ!!」
千歌「……皆ぁ……っ…!」ポロポロ
曜「5人で、ね!スクールアイドル!」
千歌「ぅん……うん……!やろっか!」
千歌「……私たちの輝きを求めて!」
「「「「「Aqoursーー、サンシャイン!!」」」」」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています