千歌「馬鹿には見えない衣装?」曜「うん」
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千歌「ふーん、どこにあるの?」
曜「え、どこってここにあるけど」
千歌「っ!」
曜「まさか千歌ちゃん見えないんじゃ――」
千歌「み、見えるよ! 見えてたから普通の衣装かと思っちゃった!」アセアセ
曜「よかった、千歌ちゃんがこの衣装が見えない馬鹿じゃなくて」ニコニコ 曜「じゃあ次の千歌ちゃんの衣装はこれで――」
千歌「えっ」
曜「なに?」
千歌「いやいやいや、それはダメでしょ!」
曜「なんで?」
千歌「だ、だってもし見てる人の中に見えない人がいたら千歌下着姿だよ!?」 曜「あー、でもさ。これ本当に見えない人いるのかな」
千歌「そういう衣装なんでしょ!?」
曜「でも私は普通に見えてるし、千歌ちゃんも見えてるわけでしょ?」
千歌「う、うん」
曜「馬鹿には見えない布だーなんて書いてあったから面白そうって思って買ったけど見えない人がいないんじゃ本当なのかわからないし……」
千歌「で、でも書いてあったんだから見えない人がいないと詐欺だよ!」 曜「どの程度の馬鹿には見えないのかもわからないし、もしかしたら見えない程の馬鹿がこの世に存在しないのかも」
千歌「ぎゃ、逆に見えない人がいないっていう証明もできないよ!」
千歌「悪魔の証明だよ!」
曜「うわ、難しいの知ってるね」
千歌「善子ちゃんに教えてもらったんだ」ムフゥ 千歌「つまり、見えない人がいないっていう証明はできないから見えない人は存在する!」
曜「くっ……」タジッ
善子「今悪魔がどうとか言ってなかった!?」ドタドタ
千歌「わっ、善子ちゃん!?」
曜「あ、え、えっと悪魔の証明の話になって――」
善子「ふーん、なんで?」 千歌「曜ちゃんが持ってるこの服がね」
善子「服?」
曜「こ、これ馬鹿には見えない服なの!」アセアセ
善子「馬鹿には見えない……?」
千歌「もしかして善子ちゃん見えない?」
善子「千歌は見えるの?」
千歌「み、見えるよ!」アセアセ 善子「くっくっくっ、そういうことね」
曜「そういうこと?」
善子「ヨハネは神に妬まれ堕ちた存在、そういったものも見えなくされているのよ!」
善子「あぁ、美少女って罪……!」
千歌(絶対馬鹿だから見えないだけだ)
千歌(でも、見えない仲間がいてよかった)ホッ 千歌「曜ちゃん、見えない人がいること、証明できたよ?」ドヤァ
曜「うっ……」
善子「ねえねえ、曜」
曜「なに?」
善子「これ着てもいい?」
ようちか「「!?」」 千歌「よ、よよ、善子ちゃん、ダメだよ!」
善子「なんで?」
千歌「だって見えない人がいたら下着姿に見えるんだよ!?」
善子「別に女しかいないし」
善子「それよりその見えない衣装着たい!」キラキラ
曜「で、でもこれ千歌ちゃん用に作ったから!」
善子「ヨハネと千歌、そんなに変わらないじゃない」
曜「……っ!」 千歌「とにかくだm――ってもう脱いでる!?」
善子「ね、それ見えないから着せて」キラキラ
曜「え、えっと――」
千歌「……着せてあげて、曜ちゃん」
曜「え?」
千歌「善子ちゃん、こんなに着たがってるんだよ?」
曜「……」チラッ
善子「」ワクワク 曜「じゃ、じゃあ着せるよ!」
善子「うんっ」
曜「袖通して」
善子「こう?」
曜「うん、反対も」
善子「通った?」
曜「おお、見えないのにすごい」
善子「ヨハネともなればオーラでわかるのよ」フフン 曜「これでよしと」
善子「わっ、すごい! まるで何も着てないみたいに軽い!」ピョンピョン
曜「……」
千歌「よかったね、善子ちゃん」ニコッ
梨子「……えっとこれはどういう状況」
善子「あっ、リリー!」
善子「みてみて、これ馬鹿には見えない衣装なんだって!」
梨子「は?」 曜「善子ちゃんは見えないんだけど着てみたいって」
善子「きっとヨハネは神に妬まれた美貌の堕天使だから見えないの!」
梨子「……うん、似合ってる!」
千歌「っ!」
千歌(やっぱり見えるんだ!)
梨子「善子ちゃんが見たことない衣装着てるから何してるのかと思って焦っちゃった」 梨子「善子ちゃん、よく見せて」ジッ
善子「えへへ、似合ってる?」クルクル
梨子「うん、かわいい」ジッ
千歌「うんうん、かわいいよね」
曜「……」
ダイヤ「……善子さんは何をしているんですの?」ガチャッ 曜「あ、え、えっと! 善子ちゃんが着てるのって馬鹿には見えない衣装で!」
ダイヤ「……ふーん」
千歌「ダイヤさん見えないの?」
ダイヤ「曜さん、この衣装はどうやって作りました?」
曜「ど、どうやってって、馬鹿には見えない布を買ってきて」 ダイヤ「糸は普通の糸を?」
曜「そうだけど……。あっ」
ダイヤ「はあ……。あなた方こんなのに騙されていましたのね」
千歌「え? どういうこと?」
梨子「こんなかわいい衣装があるのに」ツンッ
善子「ひゃうっ!? 今お尻触った!?」 ダイヤ「衣装なんてありませんわ」
千歌「ほえ?」
曜「……」
ダイヤ「曜さんが買ったのは見えない布のみ」
ダイヤ「なら糸は見えるはずでしょう?」
善子「あっ」
梨子「えっ、この黒い下着みたいなのが衣装じゃないの!?」
善子「それはただの下着よ!」カクシッ 千歌「曜ちゃん、なんでこんなことしたの?」
曜「下着で踊る千歌ちゃんが見たかったから……」
善子「えぇ……」キガエキガエ
梨子「曜ちゃん、最低!」
ダイヤ「いや、それに気付かない方もおかしいんですけど……」 ダイヤ「ともかく、おしおきですわね」
曜「おしおき……?」ビクッ
ダイヤ「ここに、レズには見えない制服があります」
曜「!?」
曜「う、嘘だ! 糸もなんにも見えないもん!」
ダイヤ「これは使う素材全てレズには見えませんわ」 ダイヤ「ね? 千歌さん、善子さん、梨子さん」
千歌「うん、浦の星の制服があるよ?」
善子「普通の冬服ね」
梨子「……見えないんだけど」
曜「うわ、梨子ちゃんだけ見えないってマジっぽい!」
ダイヤ「学校に来たらこれに着替え、一週間生活してもらいますわ」
曜「えぇ!?」 ダイヤ「曜さんが千歌さん大好きなレズでなければ見える話ですわ」
千歌「曜ちゃんってレズだったの……?」ヒキッ
曜「ち、ちがっ! 普通に見えるもん!」
善子「じゃあ決まりね、一週間それで」
梨子「ふふ……」ニコッ
曜「梨子ちゃんに下着見られるんだけど!」アセアセ
おわり あえて裸で着て挑発する展開は?
あの、お願いしますよ!ねぇ! 悪ノリして着ようかしら♡なんて言うけどみんなにガン見されて恥ずかしがる鞠莉ちゃんまだ? >曜「下着で踊る千歌ちゃんが見たかったから……」
正直すぎる曜ちゃんかわいい それに対して無言な千歌ちゃんがちょっとかわいい
実は内心嬉し恥ずかしなのか、最後のヒキッがネタ振りではなくガチ引きで無言だったのか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています