善子「あ、はい」

曜「"ドンッ"って大きい音が鳴る度に身体を"ビクッ"って震わせちゃってさ」

曜「怖いのかな?って思ったんだけど『わぁ!綺麗だねぇ』って目を輝かせながら見上げてるんだよね」

曜「花火に照らされてる横顔が、より一層綺麗見えてさ」

曜「ほんと可愛いんだよねぇ千歌って」

善子「震えてるんなら抱き締めてあげなきゃ!」

善子「千歌さんと花火大会行くときは毎回抱いて一緒に見てるわ」

善子「その方が千歌さんと一体になって花火を楽しめるわよ?」

曜「えっ…千歌ちゃん花火大会に二人で行くのは初めてって言ってたのに…」

曜「"私とは"初めてって事だったの…?」

善子「うっそー!」