メノ^ノ。^リ「いきなりごめんなさい、混乱しているようね。でも、時間がないので早々と説明させていただきます」

?「はあ…」

メノ^ノ。^リ「貴女は大きな過ちを犯して死んだ、罪深き魂です。本来ならここで失格となり、輪廻のサイクルから外されることになります」

メノ^ノ。^リ「つまり、もう二度と生まれ変わることが出来ないのです。が、抽選で当たった魂にだけ復帰のチャンスがあるのです」

メノ^ノ。^リ「貴女は見事にその抽選に当たったというわけです」

?「えぇ、よく分かんないんだけど…まず私、死んだんですか?」

メノ^ノ。^リ「はい、それを証拠に手も足も…身体がないでしょう?」

?「ほんとだ…」(じゃあなんで見たり喋れたりするんだろう)

メノ^ノ。^リ「因みに、魂に備わっている機能のいくつかが現世の身体に現れますから、死んだ後も人間の頃出来たことは原則できるようになっています」

?「!?なんで考えてること分かったの!?」

メノ^ノ。^リ「大抵の人はこれを2番目に聞きますから、聞かれる前に言っただけです」

メノ^ノ。^リ「魂の考えてることは天使も悪魔も分かりませんから、安心してください」

メノ^ノ。^リ「聞きたいことは多々あるだろうけど、質疑応答は移動中にしましょう」

メノ^ノ。^リ「もう時間がありません。急ぎましょう、千歌ちゃん」

?「千歌ちゃん?」

メノ^ノ。^リ「はい、貴女はこれから高海千歌になるのですよ。高海千歌の身体を借りて現世にホームステイするのです」