海未「にこ、山に登りませんか」

にこ「また唐突ねぇ…リリホワで行けばいいじゃない」

海未「いえ…にことでないと駄目なんです」

にこ「…どういう意味?」

海未「私はあなたを尊敬しています。アイドルになるという高い志…それを確かめたいのです」

にこ「あんたが私を尊敬〜?胡散臭くけどだったら富士山でもエベレストでも登ってみせるわ」

海未「ですがアイドルになるなんて登山とは比べ物にならない道のりでしょう」

にこ「当たり前でしょ?山なんかで推し量れるはずがない…それがアイドルになるということよ」

海未「では何故登ろうとするのですか?」

にこ「登った先に何があるか分からない。もしかしたら下山…いや、登りきることすらできずそこで野垂れ死ぬかもしれない」

にこ「でもにこは世界中の人に笑顔を届けるって決めたの!それが私の道…いや、にこの女子道にこ♥」

海未「…ふふ、にこは変わってますね」

にこ「な、どういう意味よぉ!」

海未(どんな困難な道にも怯まず登ろうとする…)

海未(あぁ…だから私は惹かれたのですね)