10月26日のドラフト会議で、中日の外れドラフト1位候補に最速151キロを誇る栃木・青藍泰斗高の石川翔投手(17)が28日、浮上した。1位指名は早実・清宮幸太郎内野手(18)、広陵・中村奨成捕手(18)の2人が軸になるが、複数球団の競合は必至。

当然のように抽選に外れた場合を想定し、ドラフト戦略を練っていくことになる。

運命のドラフト会議まで1カ月を切った。5年連続Bクラスに沈んだチームにとって、ドラフト戦略は今後の命運を握る最重要事項。

現在のところ1位候補として名前が挙がるのは、早実・清宮、そして広陵・中村の高校球界を代表する二大スターで揺るがない。しかし、どちらの逸材も抽選は必至の状況。戦略上、クジを外した際の想定は必然だろう。

そこで真っ先に名前が挙がるのが、栃木・青藍泰斗高の本格派右腕、石川だ。179センチ、82キロの均整の取れた体から投げ下ろす直球が最大の武器。

今夏の県大会は準決勝で作新学院高に惜しくも敗れたが、準々決勝の石橋高戦で自己最速151キロをマークした。惜しくも甲子園は逃したが、柔らかさと力強さを兼ね備えたフォームは将来性を高く買われている。