ワイの帰りをウッキウキで待ちわびてた雌猫がぎこちない手つきでワイの事を想って健気に頑張って作った慣れないけれど本人的には自信作の夕飯を気分じゃないから食わないだのバッサリ言い捨てて
何がダメだったか直すから教えてと瞳を濡らして懇願する雌猫しばいて夕飯をグッチャグチャに床にひっくり返した後ワイは雌猫の財布から札全部抜いて風俗に繰り出して
雌猫は1人溢れ出る涙を堪えながら心許ない白熱灯が頼りの狭く薄暗いアパートの一室で孤独に床に散らかった味噌汁やらさっきまで熱を持った晩飯だった物を雑巾で拭くんやで
朝5時くらいにゴキゲンなワイがウッキウキで帰宅すると夕飯の時しばいて結構強めに倒れ込んだ時と全く変わらない位置に涙も枯れ果てて目を真っ赤にした雌猫が放心状態でそこにおって
雌猫の冷え切った体のせいで酔いが覚めると思いつつも仕方ないからきつく抱きしめてごめんね愛してるとかテキトー言うて撫でてやると雌猫は安堵感で満たされて一気に力が抜けてさっきとは違う優しい感情の涙を一筋流した後疲労と共に泥のように眠るねん
ワイは雌猫をベットに寝かせて一服した後その傷だらけの肢体を一瞥して「そろそろ替え時か」とほくそ笑むんや