鉄血勤皇隊(てっけつきんのうたい)は、太平洋戦争末期の沖縄県において、防衛召集により動員された日本軍史上初の14〜16歳の学徒による少年兵部隊である。
学校や配属将校が同意なく印鑑をつくり「志願」のために必要な親権者の承諾書を偽造するなど、「事実上の強制」であったような例も多々見受けられた。
鉄血勤皇隊は、木箱に10キロの黄色火薬を入れた「急造爆雷」を背負って戦車に体当たりして爆破することを命じられ、装甲の厚い戦車車体ではなく、キャタピラの切断を狙って、轢かれるようにして爆死した。
体が小さいほうが潜り込み易いため、鉄血勤皇隊の少年達が多く斬り込みを命じられたのである。