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『I AM THAT 私は在る』
【27 はじまりなきものは永遠にはじまる】(つづき)

 質問者 それでも二元性はあり、悲しみはあり、助けの必要はあります。そ
 れを夢として放棄することでは何も達成されません。
 マハラジ
 ただひとつ助けとなること、それは夢から目覚めることだ。
 質問者 それには目覚めた人が必要とされます。
 マハラジ
 その人もまた夢のなかにいる。
 目覚めた人が終焉(しゅうえん)のはじまりを意味している。
 永遠の夢などないのだ。
 質問者 たとえ、それにはじまりがないとしてもでしょうか?
 マハラジ
 すべてはあなたとともにはじまるのだ。
 何かほかにはじまりのないものがあるだろうか?
 質問者 私は誕生とともにはじまりました。
 マハラジ
 それはあなたが聞いた話だ。
 そうではないかね?
 あなたははじまりを見たのかね?
 質問者 私はたった今、はじまりました。それ以外はすべて記憶です。
 マハラジ
 まったくそのとおりだ。
 はじまりなきものは永遠にはじまる。
 同じように私は永遠に与え続ける。
 なぜなら私は何ももっていないからだ。
 無として在り、何ももたず、自分自身のために何も蓄えないことは、最高の
 寛容さなのだ。
 質問者 自己への関心は残っていないのでしょうか?
 マハラジ
 もちろん、私は自己への関心をもっている。
 しかし、すべてが自己なのだ。
 実際それは、尽きることのない普遍的な善意の形をとっている。
 あなたはそれをすべてに行きわたり、すべてを救済する愛と呼ぶかもしれな
 い。
 そのような愛は、行動しているという感覚をもたないにもかかわらず、最高
 に活動的なのだ。
(´・(ェ)・`)
(おわり)