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『I AM THAT 私は在る』
【25 「私は在る」をつかみ取りなさい】(つづき)

 質問者 もちろん、あなたの子どもが病気になったときは気にかけるのでは
 ありませんか?
 マハラジ
 私はあわてない。
 ただ必要なことをするだけだ。
 未来について心配したりはしない。
 あらゆる状況への適切な反応、それが私の本質だ。
 何をするべきかと立ち止まって考えたりはしない。
 ただ行動し、先に進むだけだ。
 結果は私に影響を与えない。
 それが良いか悪いかさえ私は気にもしない。
 それらが何であれ、あるがままだ。
 もしふたたびそれが起こるならば、私は新たな姿勢でそれに取りかかる、あ
 るいは新たな姿勢で取りかかるということが、私に起こる。
 私が何をしようと、そこにはいかなる目的感覚もない。
 ものごとは起こるように起こるのだ。
 私がそれらを起こらせるからではなく、私が在るゆえにそれらは起こるのだ。
 実際には、けっして何も起こらない。
 マインドに落ち着きのないとき、それはシヴァを舞い踊らせる。*
 * 訳注 シヴァを舞い踊らせる
 シバ神は南インド、タミル・ナードゥ州のチダンパラムでナータラ
 ージャ神として現れ、宇宙の創造と破壊の舞を舞ったという神話が
 ある。
 波に揺らぐ湖の水が月を踊らせるように。
 それらはすべて誤った概念による現れにすぎない。
 質問者 確かにあなたは多くのことに気づいており、それらの本質にしたが
 ってふるまっています。子どもは子どもとして、大人は大人として
 扱っています。
 マハラジ
 塩味が大海に浸透しているように、海水の一滴一滴が同じ味を含んでいる。
 同じようにあらゆる体験は、つねに新鮮な自己の存在の実現である実在の感
 触を私に与えるのだ。
 質問者 あなたが私の世界に存在するように、私もあなたの世界に存在して
 いるのでしょうか?
 マハラジ
 もちろん私は在り、あなたは在る。
 だが、意識のなかの単なる点として在るのだ。
 私たちは意識から離れては在りえない。
 このことはよく把握されなければならない。
 世界は意識に依存しているのだ。
 意識なしに世界はない。
(´・(ェ)・`)
(つづく)