>>372
『I AM THAT 私は在る』
【23 識別は無執着をもたらす】(つづき)

 質問者 あなたの世界では、誰が支配しているのでしょうか?
 マハラジ
 そこには支配する者も支配される者もいない。
 そこにはどんな二元性もない。
 あなたはただ自分の考えを投影しているだけだ。
 ここではあなたの聖典や神たちは何の意味ももたない。
 質問者 それでも、あなたは名前と姿をもち、意識と行為を表しています。
 マハラジ
 あなたの世界では、私はそう映るだろう。
 私の世界では存在があるだけだ。
 ただそれだけだ。
 あなたがたは量や質といった所有の概念であふれている。
 私にはまったく何の概念もない。
 質問者 私の世界には不安、苦悩、絶望があります。私は生活のためにあく
 せく働かなければならないというのに、あなたはどうやら何か秘密
 の収益で生きているようです。
 マハラジ
 あなたの好きなようにするがいい。
 あなたの世界を去って、私の世界へ来るのはあなたの自由なのだ。
 質問者 どうすれば橋を架けられるでしょうか?
 マハラジ
 あなたの世界を、想像を通してではなく、あるがままに見なさい。
 識別することが無執着をもたらす。
 無執着は正しい行為を確実にし、正しい行為はあなたの真の存在に内なる橋
 を築くだろう。
 行為は真剣さのあかしだ。
 言われたとおりに勤めて誠実に行うなら、すべての障害は消え去るだろう。
(´・(ェ)・`)
(つづく)