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『I AM THAT 私は在る』
【14 現れと実在】(つづき)

 質問者 私の感覚では、霊的成長は私の手の内にはないと思います。自ら計
 画を立て、それを実行していくことは、どこにも導いてくれません。
 ただ自分自身のなかで輪を描いて走るまわるだけです。神は果物が
 熟したと思ったとき、それを採って食べるでしょう。まだ完熟して
 いない果物なら、その日が来るまで世界の樹に残すでしょう。
 マハラジ
 神があなたのことを知っていると思うのかね?
 世界のことさえ彼は知らないのだ。
 質問者 私の神は、あなたの神とは違う神です。私の神は慈悲深く、私たち
 とともに苦しみます。
 マハラジ
 あなたがひとりを救おうと祈る間に、何千人もが死んでいく。
 そして、もしすべての死が止められたならば、地球上に空間がなくなってし
 まうだろう。
 質問者 私は死を恐れてはいません。私の関心は悲しみと苦しみにあるので
 す。私の神はシンプルな、むしろ無力な神です。彼には私たちに賢
 くなるよう強いる力はありません。彼はただ傍らに立ち、待つだけ
 です。
 マハラジ
 もしあなたとあなたの神がともに無力ならば、そのことが、世界は偶然の産
 物だということを暗示しているのではないだろうか?
 そして、もしそうならば、唯一あなたにできることはそれを超えていくこと
 だ。
                    (´・(ェ)・`)
(おわり)