>>200
『I AM THAT 私は在る』
【11 気づきと意識】(つづき)

 質問者 眠りに戻りますが、あなたは夢を見ますか?
 マハラジ
 もちろん。
 質問者 あなたの夢とは何でしょうか?
 マハラジ
 目覚めの状態の反映だ。
 質問者 では、あなたの深い眠りは?
 マハラジ
 脳意識が一時停止した状態だ。
 質問者 それでは、あなたは無意識なのでしょうか?
 マハラジ
 私を取り巻く環境への無意識ということでは、そうだ。
 質問者 まったくの無意識ではないということでしょうか?
 マハラジ
 私は無意識だということに気づいている。
 質問者 あなたは「気づく」という言葉と「意識する」という言葉を使って
 いますが、それらは同じものではないのですか?
 マハラジ
 気づきは根本的なものだ。
 それは根元的状態であり、はじまりがなく、終わりもない。
 原因がなく、支えがなく、部分も、変化もない。
 意識は表層の反映と関連しており、二元的な状態だ。
 気づきなしに意識は在りえない。
 しかし深い眠りのように、意識がなくても気づきは存在しうる。
 気づきは絶対的だ。
 意識はつねに何かに属し、その内容との相関関係にある。
 意識は部分的であり、変化するもの。
 気づきは完全で、不変であり、静かで沈黙の内にある。
 そして、それはあらゆる経験の共通の母体なのだ。

(´・(ェ)・`)
(つづく)