『I AM THAT 私は在る』
【8 真我はマインドを超えて在る】(つづき)

 質問者 混乱の構造は理解できますが、出口が見いだせません。
 マハラジ
 構造を調べること自体が道を示すのだ。
 つまるところ、あなたの混乱はあなたのマインドのなかにだけ存在している。
 そのマインドはけっして混乱に抵抗せず、それを理解しようともしてこなか
 った。
 マインドが抵抗したのは苦しみに対してだけだった。
 質問者 それでは、私は混乱しつづけるしかないのですか?
 マハラジ
 油断なく在りなさい。
 問いかけ、観察し、調べ、混乱があなたや他人に何をし、どう作用するのか、
 混乱について何ができるのかをすべて学びなさい。
 混乱について明らかにすることで、あなたはそれを一掃する。
 質問者 自分の内側を見つめるとき、私のもっとも強い欲望は己の記念碑、
 自分を永続させる何かをつくり出したいのだということが見てとれ
 ます。私が家や、妻や、子どもを思うときでさえ、それは永続する
 確固たる自己の証明となるからです。
 マハラジ
 では、記念碑をつくるがいい。
 どうするつもりかね?
 質問者 それが永遠のものであるかぎり、何を建てるかは問題ではないので
 す。
 マハラジ
 あなた自身、何ひとつ永遠のものはないと知るだろう。
 すべては衰退し、朽ち果て、崩壊する。
 記念碑を建てる土台そのものが崩れ去っていくのだ。
 永続するような何を築くことができるというのだろう?
 質問者 知的に、言葉の上では、すべてがはかないものだと気づいています。
 しかしそれでも、私のハートは永遠なるものを求めています。何か
 永続するものをつくりたいのです。
 マハラジ
 それでは永続する何かをつくるがいい。。
 そのようなものを何かもっているかね?
 あなたの身体もマインドも長続きはしない。
 どこかほかを探すべきだ。

(´・(ェ)・`)
(つづく)