『I AM THAT 私は在る』
【7 マインド】(つづき)

 質問者 間違いなく、あなたはあなたを取り巻く現実の世界を見ています。
 あなたはごく普通にふるまっているように見えますよ!
 マハラジ
 それはあなたにとってそう見えるだけだ。
 あなたの意識界全体を占めるものは、私にとっては微小片にすぎない。
 世界は続いていく。
 だが、ほんのつかの間だ。
 記憶が、世界は継続するとあなたに考えさせるのだ。
 記憶のなかに生きていない私にとって、世界は意識のなかのつかの間の現れ
 にすぎない。
 質問者 あなたの意識のなかにですか?
 マハラジ
 「私」や「私のもの」といったすべての観念、「私は在る」という観念さえ
 意識のなかに在る。
 質問者 それでは、あなたの「絶対存在(パラマカーシュ)」は無意識のな
 かにあるのでしょうか?
 マハラジ
 無意識という概念も意識のなかに存在する。
 質問者 それでは、あなたが至高の境地にあるとどうやって知るのでしょう?
 マハラジ
 なぜなら、私はその中に在るからだ。
 それはただ自然な状態なのだ。
 質問者 それを描写できますか?
 マハラジ
 それは原因なく、依存なく、関係なく、分割せず、創造せず、揺らぐことな
 く、問うことなく、努力によっては到達できないものとして、否定において
 のみ表現することができる。
 どのような肯定的な定義も記憶によるものであり、それゆえ適切ではない。
 しかし私の境地は至高の実在であり、それゆえ可能であり、実現でき、達成
 できるものなのだ。
(´・(ェ)・`)
(つづく)