灘校東大理III医学部卒
精神科医の和田秀樹氏はこう指摘する。

「恥をかかされたり惨(みじ)めな思いをさせられることで、感情の振れ幅が大きくなることがあります。さらに今回の事案もそうですが、
イジメられた経験のある人は、自分よりも弱そうな他者に対して高圧的な態度を取ってしまうことがあるのです。イジメにより沁みついた被害者意識で、『自分は弱い存在。その弱さがバレたら、何をされるかわからない』という恐怖心に苛(さいな)まれる。
その結果、何とか虚勢を張ろうと攻撃的な態度を取ってしまうのでしょう。」