0033名無し百物語
2017/06/04(日) 22:31:01.18ID:X48o2izZ難しいのかも。
例えば、だ。
今は亡きウチのオフクロの話だが。
まだ幼い頃のある夜のこと。
夜中にトイレに起きたのだそうな。
何せ昔の田舎のこと、トイレは屋外にある。
家族についてきてほしいが、そのために起こすのも申し訳ない。
仕方がないので、隣で寝ている母を起こさずに一人でこっそり行くことにした。
寝ていた部屋を静かに出て、屋外への扉に通じる廊下を歩いていると、途中にある部屋の襖が空いている。
人がいないはずの部屋だった。
なんだろう?
不思議に思っていると何やら物音らしきものまで聞こえてくる。
どうせその部屋の前を通らなければならないし、こっそりと覗いてみることにした。
そこで彼女が見たものは