リチウムイオン電池の劣化要因:

@過充電 A過放電 B高温

このうち@はソフトウェア制御対策されている。
生活シーンではAとBの複合要因が多い。

生活シーン別充電中の劣化要因:

・就寝時、寝ながら動画+充電
・布団を被ったまま保温放置+充電
・日当たりの良い屋外での充電
・日当たりの良い屋外でのゲーム・ナビ使用+充電
・日向で重い処理しながら充電
・充電深度10%以下の回数の多い充電サイクル
・継ぎ足ししない完全放電使用
・急速充電の回数(放熱が激しい)
・高温になる自動車内での放置+充電
・保温性の良い分厚いケースをつけたままの充電

充電容量=副反応の起こらない同じ酸化還元電位(3.7V)
(プラトーという)一定を保つレンジの広さ

劣化したときの挙動=プラトーが狭くなる

・充電するとすぐに充電完了(3.7Vを超える)
・放電するとすぐに完全放電(3.7Vを下回る)

これは電気化学反応に関与するリチウムイオン
(荷電粒子)が極端に減少している状態。

なおスマホソフトウェア制御では3.7Vを保つ
セル電位でもって充電容量の0〜100%を表しているので、
劣化セルは充電操作をするとこの値が乱高下する。

リチウムイオンが減少する理由:

急速充電ではセルの自己発熱が大きい
高温状態では副反応が進行しやすい
パッケージからの大気浸透(酸素・水蒸気)
(水素発生:妊娠と呼ばれる)
強い酸化還元雰囲気によるセパレータの劣化

など。