iPhone SE(2020)に搭載されているA13 Bionicはアンダークロックされていない、悪質なデマ情報に注意
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iPhone SE(第2世代)に搭載されているApple A13 Bionicがアンダークロックされているという悪質なデマが流れています。

これは完全なAppleへの名誉毀損となるため、気をつけましょう。

事の発端としてiPhone SE(第2世代)のAnTuTu Benchmark v8のスコアが同じくA13 Bionicを搭載しているiPhone 11/11 Pro/11 Pro Maxよりも低いため、アンダークロックを行っているのではないかと考察をした大手メディアが存在しています。
実際iPhone SE(第2世代)のAnTuTu Benchmark v8スコアは49万点でiPhone 11は52万点、iPhone 11 Proは52万点、iPhone 11 Pro Maxは54万点となっているため、たしかにスコアは低くなっています。

しかし、Geekbenchでは開発者コードを使うとベンチマーク時の周波数がわかるようになっており、これをみるとアンダークロックを行っているのは偽の情報であることが一目瞭然で、

iPhone 11 Pro Maxの平均周波数は2645.148MHz、iPhone SE(第2世代)の平均周波数は2642.704MHzとなっていますので差は全くありません。

GPUに関してもGeekbench ComputeでiPhone 11シリーズとiPhone SE(第2世代)は同じスコアが算出されており、GPUもCPUと同じくアンダークロックはされていません。

悪質なデマに惑わされないようにしましょう。
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iPhone SEとiPhone11シリーズのAnTuTu Benchmark v8のスコア差は、RAM容量3GBと4GBのメモリ容量の差がスコア算出に影響しているのか?
或いは、AnTuTu Benchmark v8測定時にSE本体が発熱する事によりOSがクロック周波数を落とす為のスコア差か?