ミニ5が出ない理由
https://getnavi.jp/digital/297193/
タブレットのジレンマは「閲覧用のコンピュータ」と思われてしまったことだ。
文字入力をする効率ではキーボードのあるPCにかなわず、ファイル整理のしやすさやアプリ活用の自由度でもPCに劣る。

タッチやカメラを生かしたアプリも多数あり、閲覧だけの機械ではないものの、その活用方法を学ぶのは面倒で、結局「閲覧だけなら簡単で便利」という点ばかり注目された。
閲覧だけなら性能はさほど必要なく、新機種への買い替えも促されない。

皮肉なことに、iPadという製品の完成度の高さゆえに、市場は急速に成長したものの、伸びが止まるのも早かったというわけだ。
特に2012年に発売の、解像度が向上した第三世代iPad以降は完成度が高く、3年・4年と使い続ける人もいるほど。

PC市場は買い替えサイクルの長期化に悩んでいるが、PC市場が20年かけて到達したところに、iPadはたったの4年でたどり着いてしまったのである。

そうなると、各社はタブレットの戦略を見直さざるを得なくなる。
その結果、ハイエンドのAndroidタブレットはあまり出なくなり、
>>>>iPadについても、小型で利幅も小さく、
>>>>日本などアジア圏以外での人気が今ひとつである「iPad mini」には注力しなくなったのだ。